要諦(ようてい) | 二文字熟語

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漢字の中には、その文字を超越した深い意味思いが込められていることが多くあります。日頃何気なく読んでいる数々の言葉の中に、脈々と流れている日本精神を読みとろうと努めてみませんか。とても、興味深い事実に気がつくはずです。

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ポイント。ポイント

 今日は、要諦(ようてい)という言葉です。

 

 余り聞かない言葉だと感じた方も、多いかもしれませんね。何か物事をする時の、何と言ったらよいか肝心かなめのポイントとでもいったらよいのか。私は、以前、人事関係の仕事とりわけ採用業務に関わっていた時に、採用の要諦(ようてい)は、スピード感を持って判断することであると感じた事があります。その人の能力、才能、人格等を見抜く力は経験である程度養われてきますが、この人を採用したいと感じたら、間髪を入れず、迅速に手続きを進める。優秀な人材程、多くの企業や団体が欲している訳で、もたもたしていると、他の企業などに先手を打たれてしまいます。形式的な事務手続きに捕らわれないよう内部の根回しをするのが、優秀な人材を採用する重要なポイントになります。

 

 さて、要諦(ようてい)ですが、要(よう)とは、かなめ、物事の締めくくりとなる大切な部分、求める、待ち受けるetc.の意味です。また、諦(てい)には、物の真実を良く見る、見極められた道理、真理、真実etc.の意味があります。即ち、要諦(ようてい)とは、究極の真実という意味か?辞書を紐解くと、物事の肝心要の事、大事な点。本来は、仏教の“肝要な悟り(=諦)”を意味するそうです。

 

レインボーブリッジ停止灯

 石橋を渡る・・という言葉があります。慎重に、慎重に事を運ぶことを意味しますが、それは、状況如何です。拙速を尊ぶ・・という言葉もあります。仕事は粗くとも何はともあれスピード感が優先される、という意味です。これも、状況如何です。何かに取組む時の要諦は、まさに、この2つの対応の使い分けになると考えます。

 

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