春先は、気候の性もあるのでしょうが、ボーっとしたり、神経が集中できなかったりする場面が多くあります。
そのため、怪我や病気が多い季節でもあります。また、心にも病巣ができやすい時期です。油断(ゆだん)は、災いや失敗のもと。自分自身にとっての一番の敵。充分、心して過ごしましょう。
さて、油断(ゆだん)の意味するところですが、先ず、油(ゆ)の字です。いわゆる”あぶら”のほかに、雲が盛んに起こるありさまを指すこともあります。雲が油然(ゆうぜん)と湧くとか、興味が油然(ゆうぜん)として起こる、等と使います。また、断(だん)は、切り離す、決定する、断るなど、場面場面でいろいろな用法があります。油断とは、一言でいえば、不注意ということになります。
新年度が始まるこの時期には、社会的立場に変化のある方々も多い事でしょう。
昇進や昇格をしたり、転勤をしたり、色々な変化に直面する人達も大勢いると思います。
取り分け、社会的立場が上がる方々にとっては、責任の重さとストレスに戸惑う場面が予想される一方、うぬぼれや増長という油断の種が芽をだして、結果として、思わぬ落とし穴にはまることも心配です。充分気をつけましょうね。
★次はnoteに整理し直したモノです。ご覧頂ければ幸いです。