ときは長徳元(995)年。

世の中、何が起こるかわからない。

長徳の変のはじまり。

 

一条天皇と道長

関白になりたいかと尋ねられ、陣

定でお上を補佐し、異なる道を歩

みたいたいと応える。

 

 

陣定(じんのじょう)で決議を天皇に奏上する道長

 

道長と伊周・家隆

亡き関白道隆の兄弟の伊周・家隆

は叔父・道長に政の実権をとられ

て不満をもち、民の苦しみに添い、

租税を免除するといえば、他国の

者がつきあがると陣座で何かにつ

け反対した。

 

道長と公卿3人

道長は官職を決める除目(じもく)

では友の斉信や詮子女院の推挙すら

拒否し、融通をきかせなかった。

 

 

 

 

藤原行成(渡辺大知)、藤原斉信(金田哲)、道長、藤原公任(町田啓太) 

 

明子と源俊賢

道長は蔵人頭に、妾醍醐天王の孫・

明子の兄・源俊賢(としたか)を任

じた。源俊賢は、藤原公任・斉信・

行成と並び、一条朝の四納言と称さ

れ、道長の摂関政治の一翼を担う。

 

 

源明子(瀧内公美)と兄・源俊賢(本田大輔)

 

 

亡き家隆の中関白家の恩義に報いる源俊賢

 

倫子と母・藤原穆子

母は、娘・倫子に政権の座につ

いた道長の妻として伝授する。

まず丈夫であり、家のことで不

安に感じさせないように、父上

は禿ができたという。

 

まひろと清少納言

まひろは清少納言を通じて、定

子に紹介されたそのとき「中宮

さまに」と侍従の声がかかり、

昼さなかに別室に入る。

 

 

子づくりに励む定子(高畑充希)と一条天皇(塩野 瑛久)

 

まひろと内裏

宋の国より70名が越前の国に入

ったことで、まひろは言う。

宋の国では身分の壁を越え、登用

され役人になれる。さすれば、こ

の国も活性化され民が潤い、これ

が私の夢だという。

 

 

宮廷のまひろ

伊周・家隆

女房の相手ならまだしも、身分の

無いものを参内させるのはといい、

帝は、定子と励み…と参上、帝は

もう疲れたといい、ふたりは退席。

 

 

藤原伊周(これちか・三浦翔平)、家隆:(竜星涼)

 

放たれた矢

伊周は、亡き藤原為光(藤原斉信の父)

の娘・三女(三の姫)のもとに通って

いた。

 

 

亡き為光(藤原斉信の父)屋敷での伊周と三の君

 

ところが伊周。

花山法皇(29歳)が藤原為光

の同じ屋敷にいた四の君(寵愛

した女御・忯子の妹)のもとに

通っていたとき、これを思い違

いし、弟に語る。

 

 

家隆が暗闇のなかで花山法皇に

矢を放つたという事件を起こし、

長徳の変が始まる。

 

 

伊周の弟・家隆

 

 

花山法皇(本郷奏多)と藤原斉信

 

 

まひろの父為時と道長

道長は、まひろのことを帝に訊き、

父為時が淡路守に奏上していた文

を必死に見つけだす。

一方、為時は、10年官職につかず

もう諦めていた矢先に、国司に登

用されることになった。

 

 

藤原為時(岸谷五朗)とまひろ

 

従五位下に突然任じられた為時。

父と侍女は、まひろと道長が、

ただの関係でないとあらためて

想う。

 

 

道長(柄本佑)と藤原為時(岸谷五朗)

 

 

光る君へ⑳(望みの先に)につづく

藤原為時(一家)

父・藤原為時    :岸谷五朗

母・藤原ちゃは   :国仲涼子

まひろ(のち紫式部):吉高由里子

弟・藤原惟規    :高杉真宙

藤原宣孝      :佐々木庫之助

(のち紫式部の夫)

侍女:信川清順

従者乙丸:矢部太郎

友人さわ:野村麻順

 

摂政・藤原兼家(一族)

藤原兼家   :段田安則

妻・時姫   :三石琴乃

 

一男・藤原道隆:井浦新

道隆妻・高階貴子:板谷由夏

娘・定子(のち一条天皇の中宮)

長男・伊周:三浦翔平

次男・家隆:竜星涼

 

二男・藤原道兼:玉置玲央

妻・兼家の妹藤原繁子:山田ミヌヲ

 

五男藤原道長:柄本佑

道長の正妻

源倫子:黒木華

長女・藤原彰子:見上愛(一条天皇妃)

 

道長の妾

藤原明子:瀧内公美

醍醐天皇の嫡男・源高明と姪・愛宮の子

兄:源俊賢(本田大輔)

源高明三男、明子の異母兄

 

三女・藤原詮子:吉田羊

円融天皇・女御

一条天皇(諱:懐仁・やすひと7歳

即位)の母

 

超子:冷泉天皇妃(三男一女産む)、

三条天皇の母、982年没

 

兼家妾・藤原寧子(財前直美)

(「蜻蛉日記」作者)

藤原道綱:上地雄輔

(道長異母兄)

 

左大臣源雅信(一族)

源(藤原)雅信   :増岡徹

妻・藤原穆子    :石野真子

源倫子       :黒木華(のち道長の妻)

道長との娘・彰子→ :見上愛

赤染衛門:風稀かなめ(倫子に仕える女房)

 

天皇家

円融天皇(64代)

円融天皇    :坂東巳之助

女御・藤原詮子 :吉田羊

嫡男・懐仁親王(のち一条天皇)

7歳で即位(66代)

 

一条天皇               :塩野 瑛久

一条天皇中宮・定子:高畑充希

一条天皇・妃(彰子・道長の娘)

 

花山天皇(65代)

花山天皇    :本郷奏多

藤原忯子    :井上咲楽

叔父・藤原義懐 :高橋光臣

乳母子藤原惟成 :吉田亮

 

太政大臣・藤原頼忠(一族)

太政大臣・藤原頼忠 :橋爪淳

息子・藤原公任 :町田啓太

娘・藤原遵子  :中村静香

 

公家・側近

藤原実資 :秋山竜次 日記「小右記」

藤原公任 :町田啓太

藤原行成 :渡辺大知

 

藤原為光:阪田マサノブ

(藤原兼家の異母弟)

  長男:藤原斉信

  長女→藤原義懐の妻

  次女→花山天皇の妃

藤原斎信 :金田哲  

花山天皇の妃・藤原忯子の兄

 

 

安倍晴明 :ユースケ・サンタマリア

清原元輔 :大森博史

ききょう :ファーストサマーウイカ

(清少納言:一条天皇妻・定子に仕える) 

 

作:大石 静

 

紫式部と道長(年譜)

永祚2(990)年

1月一条天皇元服。定子入内する。

(2月定子、女御となる。)

5月兼家、関白となり、道隆、

摂政となる。

6月清原元輔、任国肥後で死去。

7月兼家死去。

10月定子、中宮となる。

権中納言道長、中宮大夫を兼ねる。

正暦2(991)年

1月伊周、参議となる。

2月円融法皇崩御。

7月伊周従三位に、高階成忠従二位

に序せられる

正暦4(993)年

4月摂政道隆関白となる。

11月清少納言(27歳)宮に初出仕

正暦5(993)年

5月関白道兼、死去。道長に内乱の

宣旨。

7月この頃から伊周と道長の論争。

隆家従者と道長従者の闘争相つぐ。

長徳2(996)年

伊周・隆家、従者に花山法皇を射

させる。同藤原為時が越前守に任

ぜられ、紫式部ともに下向する。

4月伊周を太宰権現に、隆家を出雲

守に左遷。

5月中宮定子、二条邸において出家。

同、伊周を播磨に、隆家を但馬にと

どめる。

10月高階貴子重病により伊周入京。

露見し筑波に追われる。同月貴子死

去。

12月中宮定子、脩子内親王を出産。

長徳4(998)年

7月詮子、天皇、病のため大赦。

紫式部(25歳)、父の任国より帰

京し、宣孝と結婚。

長保3(1001)年

4月紫式部(28歳)、宣孝と死別。

『源氏物語』の執筆始まる。

 

 

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