ちょんまげインプの部屋

ちょんまげインプの部屋

いらっしゃいませ、変態(いろんな意味で)の部屋へ。
これであなたも立派な変態。
今後ともどうぞよろしくっす。

(以前、ちょんまげのついたインプレッサに乗っていたのでこんなタイトルです)


[20式小銃スリングレプリカ]


サムズミリタリヤ主催の物販イベント「ビクトリーショー」に行ってきました。

年に3回ほど開催される中で、年始のこの回だけは2日開催で、当初は土曜だけ参加する予定でしたが、急遽日曜も続けて参加しました。

こっくり工房さん(の中の人)

袴のグラデーションがいいですねえ。

 

わしはコミケに引き続き、楽だし気に入ったしで、もう昨年から廃止されてしまったジャー戦に。

たまたまお会いした相互フォローさんがOD装備時代のジャー戦にしていたので、一緒に撮らせてもらいました。

旧OD時代は、ジャージのズボンにシャツインだったんですね・・・

 

初日はものノフさん、KKさん、もう覆い作らないSさんと一緒で、終わった後に飲みに。

いつもなら館内の居酒屋で飲むところですが、何度も通ってようやく「あそこはダメだ」と認定し(値段も高くなくメニューも味も悪くないのに、店員の男性が軒並みだめ。注文取りに来ない、遅い、なのに呼ぶのが申し訳なく思えるほどいつも機嫌が悪い。いつも混んでるところから立地はいいので胡坐をかいている?)、駅前のふつうの居酒屋に行きました。

こちらは店員さんは普通でしたが、呼べばすぐ来てくれるし、提供は割と早いし、そしてうまいうえに(都心なのに)高くないしで、よかった。

なので次からも、ココに限定することなく、館内の店はやめようと思った次第です。

 

2日目。

2日目は空いてました。

すてんがん工廠さんの新製品(?)、パンジャンドラム。

操縦可能で超信地旋回も可能。

動きがキモい!

これでノルマンディー上陸作戦も成功まちがいなし!

 

というわけで2日間、へろへろになって失礼しました。

2日で4千人の来場があったようですが、肌感覚だと初日3000、2日目1000くらいかな?

次は5/10、皆さんまたお会いしましょう!

 

 

 

 

 

予備自衛官補訓練、第2段階中のおっさん・丙さん(甲方面隊・乙地本採用)からの新しいレポートをお届けします。

 

 

「知りたいのは第二段階で具体的にどんな訓練をしてるのか、コツは何か、とかそういうことなんだけど・・と思われている方が多いようなので、少しは第二段階の訓練の中身に触れたいと思います。

もちろん予備自補も常備隊員と同様、訓練のあれこれをSNS等で公開してはいけないとお達しされています。

とはいえ、既に駐屯地あるいは方面隊の公式SNSで画像や動画付きで訓練内容があるていど公開されていているので、そういった既出のことは公開情報とみなして、その範囲内での話をしたいと思います。

※ちょんまげ注:

SNSで「訓練の話は公開できないので」と意識の高そうなことを書きつつ予備自補と名乗って顔まで公開している人や、「今から出頭します」とかつぶやいたりしてる人が何人もいて、「情報保全の意味、分かってる?」と問いかけたくなってしまいます。

※「このレベルまでは既に公開情報ということでセーフだよね」という参考のため、公式サイトの画像をたくさん借用しました。

 

【Eタイプ(方面隊によってはFタイプ)

*野戦築城

「築城」といってもお城を作るわけではなく、掩体壕(予備自補だと小銃手が隠れて警戒できる縦穴)をスコップで掘る作業。

「なんだ、穴掘りか」などと軽く考えるのは早計で、この大地に人力で穴を掘るというのがどれだけ大変かを思い知ることになります。

事前に座学で基本となる寸法を学習し(ここで防水メモが本当に役に立つ)、訓練場に行き、大きなスコップやツルハシで交代交代で掘っていくのですが、難しいのは穴を掘る+防護壁としての盛り土を作るということと、さらに完成した掩体壕が敵方から隠ぺいされているかが重要なので、そのための作業がまず先にあったりします(まあ、どうやって隠ぺいするかは内緒にしておきましょう。ただそこいらの草を刈って被せるのではない、なるほど!と思える工夫がされています)

交代でやるにしても、普段慣れない姿勢で慣れない物を振り回すので、おっさんにとっては本当にキツい。

(画像は久留米駐屯地様のXから。新隊員による掩体構築)

25km行軍の項目でも書きましたが、手にもマメを作って苦しんでいる人がたくさんいて、しっかりとしたグローブは必須。

真夏だときついと思いますが、秋でも雨が降った中で雨衣を着て作業したので、雨より汗でグッショリ、おまけにグッタリしました。

ちなみに完成しチェックを受けたら今度は埋め戻すのですが、ここは軍隊。

ここに壕があったと敵に悟られないために、痕跡をなくすのです。

でもこれがまた大変(まあ、この時の工夫についても内緒にしておきましょう)。

不慣れな集団なので掘るのと埋めるので1日がかりになると思いますが、本職の隊員さんは、2人とか1人でザクザク掘っていくらしいですし、それどころか車両の掩体壕なんて掘ったら死ぬんじゃないかと思えてしまいました。

隊舎に向かって帰る同機たちは、僕もですけど歩き方がちょっとぎこちなかったです(体中痛い)。

戦闘服のズボンや特に戦闘靴がドロドロになるので、しっかり洗って乾かすようにしましょう。

 

*特殊武器防護

これは防護マスク(ガスマスク)の装着要領を覚え、8秒以内に装面(ただマスクを被るだけではなく、気密チェックまでする)する練習を繰り返し行い、そこから催涙ガスが充満するテントの中に入って防護マスクの性能を体感するというもの。

実際に装面してから荒い呼吸をすると苦しくなるので、装面したまま走ったり何か作業をすると、かなり苦しくなるんじゃないかと思います。

で、テントの中で気密チェックなどをして「みんな、問題ないか?」と確認されると、「よーし、マスク取れ」ということに相成ります。

そこで歌を歌ったり、認識番号を名乗らされたりと、口をつぐんでいられないイベントが発生します。

(画像は東部方面混成団様のXから。新隊員による催涙訓練)

何事も体験なので思いっきりつらい思いをしましょう。

なるべく目を見開いて、鼻から口から深呼吸をしてみるのが大事です。

民間人だと、暴力的なデモに参加して警官隊から催涙弾を撃たれでもしなければできない体験ですから。

催涙効果は人によって違い、涙ボロボロの人もいれば鼻水だらだら、せき込む人もいました。

可憐な女子でも鼻水ダラダラになってたりします。

僕は鼻は大したことなかったものの、涙があまり出てくれず、目がシバシバで視力を奪われました。

こもで使う催涙ガスは、線香みたいになってるのに火をつけただけのものなので、ホンモノの催涙ガスに比べると全然薄いそうで、慣れてる(?)要員はノーマスクで平気な顔をしてテントに入っていました。

ある一定時間(ものの数分)でテントから出たら、すぐ洗い場で顔に水をバシャバシャかけまくります(こすらないように!)

なお、男子は当日の朝にひげは剃らないほうがいいです(剃り跡がものすごくシミる。でも僕は剃らなくてもシミた)

また、ここで着た戦闘服はすぐ洗濯なので、前夜に洗濯しないでおいた戦闘服を使いました(アイロンで織り目だけつけてごまかす)
そうやって浮いた時間を他に回したというわけです。

(各種地形の通過要領)

地形によって異なる、小部隊(班)による移動の仕方、陣形の組み方を、座学と実地で演練しました。

(画像は神奈川地本様のXから。即自隊員による小部隊行動訓練)

といっても多くの時間が割かれるわけでもなく、体験的なものでした。

拓けた道路を班で渡る時の要領などは分かりやすく参考になりましたが、その他は移動距離も短く地形もせいぜい林くらいで、あまり身につかなかった人も多かったような気もします。

ちなみに何人かいたサバゲー経験者は、必要以上にいい動きをしていました。

僕もサバゲーやってるので、この時は気分がアガりました(笑)

ただここで「うーん」と思ったのは、個人間の距離がとても近かったこと。

もっとも、班長の説明が届く範囲での散開だったので仕方なかったと思いますが、こんなに密集してたら実戦はおろかサバゲーでも殲滅されちゃうよなあと思ったりしました(笑)

*通信

あくまで体験的なもので、実際の野外通信機(有線の電話)を2台使って、やりとりのお作法を学んだリ、聞こえ方を体感したり、という感じでした。

予備自補が実際に通信をすることは実際にはなさそうですが、何かのトラブルで本職さんが全滅してしまった時などは、自分が送受信しなければならなくなるかもしれません。

ただ、ここで体験した程度では、次「さあ送信してみろ」と言われても、多分できません。

「でもスマホがあるじゃん」とお思いの方、それはアウトです。

ロシアのウクライナ侵攻でも、スマホで位置バレして砲撃を食らう…なんてこともよくあるので、戦争になったらスマホなんて使えないと思っておきましょう。

*野外衛生及び救急法

これも座学である程度学んでから、AEDの操作を人形相手に体感したり、自分で片手で自分の腕に包帯を巻いたり、止血帯を使ったり。

AEDは救急救命法で習うものと同じなので、けっこう知ってる人(消防団やってる人や、中には教える側の人もいる)がいました。

あとは包帯。

自分が片手を負傷したという想定で、片手で自分で包帯を巻くのは、やはり自衛隊でなくても体験はしておくといいと思います。

止血帯は「イテー!」となるくらい思いっきり締めないと止血効果がないそうで・・・でもその段階になるともう腕や足は諦めないといけない事態かもですね。

(画像は久留米駐屯地様のXから。予備自補による止血帯体験)

*体力テスト

正確には、計測はするものの記録には残さないものでした。

内容は第一段階でやった体力検定と同じ。

個人的には1年で握力が向上したことと、急歩のタイムが縮まったことが嬉しかったです。

第三段階の体力検定では、もう少し伸ばせる部分を伸ばしたいと思います。

(画像は東部方面混成団様のXから。予備自補の体力検定)

 

【Fタイプ(方面隊によってはEタイプ)

*戦闘訓練

伏せ方や匍匐(第1~第5)など、姿勢の基礎は第一段階で教育されているので、ここではまず座学で戦闘行動の流れを学習し、野外で基礎の復習。

野外では接敵行動を開始するところから、敵を制圧する途中までを部分部分で演練し、時間によってはそれらを通してやります。

ただ走るだけならいいのですが、走る→伏せる、匍匐、そして匍匐のまま前後左右に移動→射撃(の真似だけ)→起き上がる→また走る…という一連の動作がこれほどに体力を使うのかと、ある意味感心すらしたものです。

(画像は東部方面混成団様のXから。新隊員の戦闘訓練)

いやホント、相当に大変です。

持久力の他に筋力も必要で、さらにいろいろな決まり事も身体で覚えなければいけないことがたくさんなうえに、ヒジとヒザにはサポーターをつけて臨んだのにヒザには青タンができていました。

(画像は東部方面混成団様のXから。新隊員の戦闘訓練)

おまけに僕はうっかりして真夏の時期にこのタイプを選んでしまい、よりによって33℃越えのカンカン照りの日に、この戦闘訓練が当たってしまったのです。

いくら事前に暑熱順化をしていたとはいえ、直射日光下の強烈な暑さに激しい動きが加わるため体力と気力の消耗が激しく、とにかく塩タブと麦茶の補給は欠かさなかったものの、なぜか眠気がひどくなり(熱中症の前兆の一つ)、それもあって実に苦しかったです。

中には熱中症の手前までいき、訓練後半はずっと木陰でぐったりしてる同期もいました。

もちろん教官も頻回に休憩を入れてくれましたが、逆にそのせいで訓練がぶつ切れになってしまい、連続でどう動くのか理解できずに終わってしまったのが残念です。

例の熱中症寸前の同期は特に補習などはなかったのですが、僕個人的にもしっかり習得できなかったので、自分に対して補習をしてほしかったなあと思っています。

ちなみに敵方に向けて撃つ仕草をすることもありますが、クチで「バン!バン!」等と言うのはやはりこっぱずかしい。

コツとしては、屋外なので端と端の隊員の距離がけっこう開く(要員との距離も開く)ため、「1番ヨシ!」などと報告する時はとにかく大声かつはっきり言う(叫ぶ)こと、姿勢を低くしろと言われたたとにかく頭も体も地面にべったりつけること、でしょうか…。

ちなみに班長や区隊長が普通科出身だと、そうでない要員に比べて厳しさが5割くらいUPするような気がします。

この戦闘訓練は、同じ方面隊でも中隊やタイミングによって1日だけの場合もあれば、2日続けての時もあるようです。

別の日程だった同期は「大雨に当たってかなり大変だった」とぼやいていましたが、戦闘訓練は雨が降らなくても洗濯や靴洗いが大変。

戦闘服ズボンのポケットの中にも砂が入り込んだりするので、ポケットの中身を逆さにして落としてから洗濯しましょう。

装具にも泥や草がたくさんこびりついているので、雨が降らないことを祈りましょう。

もっとも、降ったら降ったで、「いい経験だ」と観念するしかありません。

戦闘訓練は予備自補のいろいろな訓練の中で、最も陸上自衛隊らしい訓練ですが、実際に現代の戦争では、こんな野原で敵陣に正面から突撃をするなんてまずありません。

でも一応は「歩兵戦闘の基礎」なので、もう何かのイベントだと思って頑張りましょう、皆さん。

(施設見学)

これは方面隊や時期によって異なるのですが、僕の時は戦闘訓練の翌日に駐屯地外の施設見学がありました。

朝から車両で移動して午後に帰ってくるということで、戦闘訓練でヘットヘトになった我々をいたわろうという親切心かもしれませんが、別の方面隊では「そんなのない」という人もいました。

僕の時には方面隊の本拠地のある駐屯地に行き、見学したり施設の歴史的な説明を受けたり、その後に食堂で喫食したりという内容でした。

ちなみに気になる移動手段は、僕の時はマイクロバスでホッとしたのですが、数年前の先輩に聞いたら「3トン半だったよ」とのことで…人数によって違うのかもしれません。

3トン半というのは、荷台に幌がついたいかにも自衛隊っぽい人員輸送車。

(陸上自衛隊公式HPから。3と1/2トンで3.5トン=3トン半のトラック)

椅子というより板の上に並んで座り、シートベルトもなく、排ガスが容赦なく吹き込んでくる、空調も何もないトラックです。

駐屯地内の移動で乗ることはありますが、高速道路も含めて片道2時間も横向きで…というのはできれば遠慮したいものです(本職の皆さんお疲れ様です)。

(画像は久留米駐屯地様のXから。一般市民の体験搭乗)

ちなみに高速道路のPAではトイレ休憩がありましたが、民間人からすれば予備自補だろうが常備隊員だろうが関係なく、どれも同じ「自衛官だ」と思われます。

なのでまだ修行中の予備自補であっても「自衛官である」という自覚を持って行動すること求められましたが、それは駐屯地内ではできない経験で、とてもいい経験になりました。

 

【Gタイプ】

*野外勤務

(25km行進訓練)

野外勤務の代表例は25km行軍ですが、これはすでに記事にしたので省略します。

(画像は久留米駐屯地様のXから。予備自補による行進訓練)

(戦闘糧食の喫食)

25km行軍の際の昼食は「戦闘糧食」でした。

これはレトルト食品で、前日まとめて湯煎されたものを配られて背嚢の中に入れ、それを大休止の時にあぐらをかいて食べるのですが、青空の下、同期たちと屋外で食べる戦闘糧食は「意外」にうまく感じられました。

(ちょんまげ注:↑戦闘糧食の画像)

ご飯系とおかず系が2つずつ入っていて、小食の人には多いかもしれません。

コツとしてはご飯をパタンと折り、空いたスペースにおかずを入れると食べやすい。

ただ当然ながら好き嫌いがあり、かなり残す人や食べずに後で捨てる人もいて、それもどうなんだろうと思いました。

戦闘糧食は、カレー系は間違いなく普通にうまいと思いますが、その他はメニューとその人の嗜好によります。

陸自でも無駄にならないように、そして隊員のカロリーを支えるためにメニューを考案・工夫してくれていて、昔の「缶メシ」からすればかなりの進化だそうなのですが、食堂での温食や普通の弁当のほうがおいしいのは当然。

それでも有事となったら、戦闘糧食を食べられるだけでもまだマシという状況になることも十分ありえます。

これが毎食、何日も続くというなら別ですが、たまの機会だと思ってしっかり食べてみてほしいと思います。

それにその後の行軍ではスタミナ持たないでしょうし…。

(野営)

事前に座学で学習したのちに班員で協力して天幕(大きなテント)を立てたり片付けたり、あとは飯盒炊爨。

(画像は久留米駐屯地様のXから。予備自補による天幕設営)

天幕にもいろんな種類がありますが、隊員が6人くらい横になれる天幕を立てて撤収しました。

1人ではとても無理で、班員で協力して、決められた手順で作業します。

時代もしくは方面隊によっては、実際に火を起こして飯盒でご飯を炊いたり、夜に天幕の中で寝たりというリアルな体験をすることもあるようですが、僕の時は天幕を立てた以外は座学だけでした。

みんなと天幕の中で飯盒のご飯を食べたかったなあ。

(歩哨)

予備自補として大事な任務が歩哨。

(画像は東部方面混成団様のXから。予備自補による歩哨訓練)

これは第一段階でも軽くやっていますが、第二段階では座学の後に戦訓場に行って、ただ警戒するだけを交代で演練したり、班ごとに状況が付与されて不審者に誰何(すいか)して味方だった場合/敵だった場合の対処法を学習したり。

また同時に夜間の歩哨もあり、日中とは異なる見え方・聞こえ方を体感したりしました。

異常があった際の報告では、いかにも軍隊っぽい言い回しにしようとして逆にトチりまくる人もちらほらいて、「意味がちゃんと伝わればいいんだから、”あーすいません、〇〇のような□□が向かってきます”でもいい」と指導されました。

大事なのは、もし敵の急襲等で通信が途絶するにしても、「どの歩哨からの通報か」「何を発見したのか」さえ前哨長に伝われば対処のしようがあるので、本当に緊急の時はどうせ戦死するにしても「こちら第3歩哨!敵戦車!」とだけでも通報してからにしましょう。

というわけでGタイプでは、行軍は朝早いし、歩哨は夜までかかるしで課業外の時間が少なくなっていたところに雨も降ったりしたので、とにかく洗濯と乾燥の時間が足りずバタバタしました。

おまけに物干場も壊れるし・・・。

 

【Hタイプ】

*武器訓練

Hタイプは陸上自衛隊も「なるべく第二段階の最後に受けてほしい」と言うように、第三段階での実弾射撃の前のとても大事なタイプです。

そのために、徹底して小銃の分解、結合の教育がされます。

(画像は大村駐屯地様のXから。新隊員による分解結合)

中隊もしくはタイミングによっても第一段階からちょくちょく小銃の分解結合~動作点検を経験することもありますが、当然ながら経験のない人もいて、技量はまちまち。

それでもHタイプでは絶対に徹底して分解結合とその後の作動点検があるので、しっかりと覚えておく必要があります。

これは第二段階の最後にもってきて正解…というよりは、もとからHタイプだけ順不同にして最後にしてくれればいいのにな、と思います。

※89式小銃の図解が載ってたりするので面白いです。

ちなみに東京マルイのエアガン(ガスブローバック式)89式小銃は実にリアルで、途中までは実銃とほぼ同じ構造みなので、自宅での分解結合の予習には最適です。

ある一定以上の分解はできませんが、そこまでの過程はほぼ同じということは、そこまでは身体で覚えられるので、余力を内部の細かい機構を覚える方向に向けることができます。

ぜひ出頭の手当で1挺買っておきましょう。

予備自補の射撃訓練ではドットサイトなんてものはないので、このエアガンで照星・照門を使っての狙い方に慣れておくのも重要です。

 
 

分解結合はこのHタイプで練度判定があり、新隊員の場合は「分解○分、結合〇分(以内)」と決まっていますが、予備自補ではそこまで求められません(いちおう参考でタイムは測ることもある)。

ただ、あまりに遅かったりミスばかりしていると第三段階にいけないかもしれず焦るのですが、中隊によっては班長たちが夜まで補講をしてくれるので、なんとかなると思います(その代わり洗濯の時間が減りますが)。

(射撃予習)

実弾射撃に備えた射撃姿勢、狙い方も教育されます。

なお、予備自補での射撃は、「伏せ撃ち」と「膝撃ち」で行われます。

普段サバゲをしている僕は、射撃姿勢なんて簡単でしょと思っていたら、ぜんぜん違いました。

サバゲだと時間が短く展開が早いので、基本的には立って撃つことが多く、敵弾が来る時にせいぜい片膝をつく程度(撃たれまくったら伏せることもありますが)。

でも自衛隊では、ちゃんと狙って当てるために安定した姿勢をとることと敵に自らを暴露しないことが優先されます。

でもその姿勢が、けっこうキツいのです。

まず基本の伏せ撃ちは、とにかく両肘が痛くなります。

(画像は久留米駐屯地様のXから。予備自補による伏せ撃ちの姿勢)

そして地味に弾帯の位置が肝心で、弾帯がお腹の悪い位置に来ると苦しい、というか痛くてたまりません。

下げすぎると腰骨に当たり、上げすぎるとあばら骨の下に当たるので、事前にサスペンダーの位置を調節しておきましょう。

(↑この画像はちょんまげの後輩)

弾帯の位置は実際に伏せてみないと分からないので、課業外にでも居室や廊下で腹ばいになって確認することをお勧めします。

実際にその時になってから弾帯の位置がまずいと気づき、じゃあサスペンダーの調整を…としようにも、官品のサスペンダーは長さ調節がかなり手間で時間を食うため、現地でゆっくり調節している暇はまずありません。

ちなみに実際に自宅でもやってみると、最も安定する伏せ撃ちであっても、ちゃんと狙ってみようとすると、呼吸するだけで銃がブレることが分かると思います。

引き金を絞る際に一瞬呼吸を止めても、次は心臓の鼓動で銃がブレます。

射撃ってのは難しいものだなあと実感すると思います。

いっぽうの膝撃ちは、左ひざを立てて右ひざを地面につき、右足首にお尻を乗せるのですが、これは慣れていないと右足首がとても痛くて、とても長時間そのままの姿勢を保てません。

(画像は山口駐屯地様のXから。新隊員による膝射ち)

特に身体が固くなっているおっさんで、さらに僕は膝を守るために何年も正座をしてこなかったせいで、足首が相当に硬くなり、痛みで数分と持ちませんでした、

聞くところによると、あんまり身体が固くて右足首をお尻の下に敷けない人は、右足のつま先を地面につける形にしてもいいそうです。

でも基本の形ではあるので、僕は第三段階に備えていちおう毎日短時間でも正座をしたり足首をよく回したりしています。

*戦闘訓練

室内で銃だけいじっていればいいのか…と思っているとそうではなく、Hタイプでも戦闘訓練があります。

F(方面によってはE)タイプの戦闘訓練は最後までやらず、Hタイプで途中から最後の突撃の部分までやります(方面隊や時期によって異なる)。

(画像は東部方面混成団様のXから。新隊員の戦闘訓練)

戦闘訓練は第三段階のIタイプで練度判定があるので、そのためにもやはりHタイプは最後に持ってくるべきですね。

Hタイプは体力的に最も楽かと思っていたのに戦闘訓練があるなんて、裏切られました(笑)」

 

 

丙さん、ありがとうございました。

引き続き頑張ってください。

 

 

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うちのヨメはなかなかの手ごわい奴で、ワシより先に秘宝館いったことあるし、ワシが行ったことないコミケにも行っています。

しかし秘宝館はヨメと行ったし、ここでワシがコミケに行けば対等だ!ということで、コミケに行ってきました。

というのは冗談で、Twitterで知り合ったタニシさんがコミケに当選して新刊をひっさげて参戦するというので、そのお手伝いとしてお呼ばれした…という経緯。

今回の冬コミケは2日間開催で、日によってジャンルが変わるそう。

で、タニシさんは2日めだったので、1日目は前夜祭として飲みに行きました。

こういう時は奮発してグリーン車です。

行き先は船橋のミリバー。

ビールがハートランドなんですよねえ。

なぜかバーで湯豆腐(笑)

こちらはカクテルもうまいです。

ミリバーは今日も賑やかで、何組もの方が満席で入れませんでした。

でも1組帰ったらしばらく誰もこなくて勿体ない…とかいうことも。

なんか、酔って出口が分からなくなってるおねいさんがいたりしました(笑)

で、明日も早いからと早めに切り上げるはずが、なぜか夜も遅くなり…おっかしいなあ。

 

そしてコミケ当日。

Vショーと同じくらいの時間で家を出て、KQから京浜東北線に乗り換えようとすると、どこかで旅客転落のため運転見合わせと…!

誰だおっこちたのー!

よりによってー!

でも人身事故じゃないので早めに運転再開し、ようやくりんかい線に乗り換え…と思ったら、まあ当然ながら朝の通勤ラッシュよりひどい混雑。

1本見送り、2本目で乗れたと思ったら非常ベル発報。

ドア付近に立ってる人が「あ・・・倒れた人がいる」と。

そして車内は、夏に聞くような異臭騒ぎはなかったものの、独りごとダダ漏れオジサンや、頭中フケだらけおじさんが近くにいて、ああコミケだなあと。

 

そんなこんなで電車は遅れ、予定よりかなり遅れて国際展示場駅へ着き、タニシさんと合流。

しかしすごい人混みで、これがコミケかあ。

(ここは出展者しか歩いてないのでそれほど混雑ではなかった)

8時すぎで一般入場の待機列がものすごいことになっていました。

サークル出店だと受付等は実にスムーズで、そりゃあまあこんなに多くのサークルの受付をチンタラやってたら大変なことになってしまうでしょう。

同じく歴史がありコミケに比べると規模が小さいVショーでも、これくらいスムーズにしてくれるといいなあと思ったり。

 

しかし建物も広ければ会場も広く、距離感覚がバグります。

タニシさんは海保本と陸自本で、乗り物・軍事のブースにまとめられていました。

なので周辺を見ると興味をそそるブースばかり。

タニシさん。

こんなイカつい人が、あんなかわいらしいイラストを描くなんておかしくないすか?

スペースはかなり狭く、荷物の置き場も狭いので並んで立つことができません。

どのブースもかなりキッチキチになってました。

人気のある個人クリエイターだとスペースに苦労するというのは、これまでのSNSで見聞きスタ情報と同じだなと思いました。

 

ちなみに朝・・・トイレに入るとなんか臭いなあと。

一般入場開始直前にウンコをしに行ったら原因が分かったのですが、わしが入った個室の和式便器で、的を外した人がいて(後端の壁面にウンコがついていた)それが当然流れず、異臭を放っていたのでした。

まあ見るからに…な人もちらほらいたので、和式トイレは難易度高いのかもしれませんね。

会場は寒くもなく暑くもなく…と思ったら、途中で外に通じる扉が開き、外気が入ってくると急に寒くなりました。

タニシさんは海保みたいな作業服(囚人服ではない)

(画像はあっくんさんから)

ワシは初めてジャー戦(のコスプレ)をしたのですが、いやあコレは実に楽ですね。

外観としては陸自だなとすぐ分かりますし、下はジャージでストレスないし、スニーカーだから足も疲れにくい。

荷物もほとんどかさばりません。

問題は、ジャー戦を知らない人が「なんすかそのクソダサーデは」と思われてしまうことでしょうか。

名札はどこかで作ってもらったもの、肩の部隊章は郡山のショップ「楯桜」さんで購入した、楯桜の社長さんの娘さんがデザインした「ぷんぷん」ワッペンです。

うん、次もVでジャー戦しよう。

 

 

さて・・・

1030にオープンしたものの、しばらくはぜんぜん人通りが増えません。

数万人が殺到するコミケでこれって随分と空いてるなあ・・・と思いつつ、暇なのであちこちぶらぶら。

いつもTwitterやサバゲでお世話になっているすてんがん工廠さん、辛子明太子伍長やさぶろぅさん、御厨工房さんのブースが近いのでなんだか心強い。

なんか途中、いかにもアラブのお金持ちが来ました的な人が買いに来て、タニシさんと「そういうコスプレかな」と話していたのですが、それにしてはイヤホン付けたSPみたいな通訳さんがいたし、それも含めてのコスプレだったのでしょうか・・?

 

しかし、そうこうするうちにどんどん人が増え、そしてタニシさんの本がどんどん売れていく。

やはり聞いていた通り、皆さんまずは先にえっちなエリアに突撃して買いまくり、その後にそれ以外のブースに流れる・・・ということのようです。

まずは既刊が昼過ぎに完売し、さすがに数の多い新刊は無理っしょ~と思っていたのですが・・・

タニシさんがあいさつ回りでしばらく不在にしているうちに、ドドドッと新刊がはけまくり、とうとう店主不在のうちに新刊が売り切れてしまいました。

もうなんというか不安で不安で。

でもおかげで早いうちから撤収作業をすることができました。

 

 

そして帰りは朝より激しい人混みで、駅にいくまでに一苦労。

そしてりんかい線の国際展示場駅についたら、朝の通勤時間帯で人身事故でもあったかのような混雑ぶり。

うわあ、これじゃあいつに電車に乗れるかわかんないよ・・・シクシクと泣いていたところ、列が動きだします。

あーこれで数m歩いたら止まるんだよなあ・・・と思ったら、列はそのまま止まらず、なんとホームまで行けてしまいました。

ははあ、ホームへの入場を制限していたのかあ。

そして電車にも無事に乗れ、次の駅でなぜかものすごく混んだのがアレでしたが、無事にタニシさんを品川までお送りすることができました。

 

初めてのコミケ、朝の電車では支援を引き受けたことを後悔しないでもなかったのですが、なかなかに稀有な体験をすることができました。

一般参加する前にサークル参加なんてどうなの?とも思ったものの、あんな待機列で待つなんて芸当はできそうにもないので、むしろサークル参加で良かったのかもしれません。

 

というわけで、タニシさん、そしてタニシさんブースにお越しの皆さん、ありがとうございました。

さーて次はわしも自分の写真集でも作ってコミケに出店しようかなあ!

 

・・・あっ!

えっちなコスプレ祭りを見に行くの忘れてた!

予備自衛官補訓練、第2段階中のおっさん・丙さん(甲方面隊・乙地本採用)からの新しいレポートをお届けします。

 

 

「第2段階もそろそろ終わりが見え、今回はそんな中で思ったことをつらつらと書いていきたいと思います。

 

【冬の寒さに気をつけろ】

近年の真夏の異常なまでの暑さは人類の命に関わる問題になってきていますが、予備自補出頭中のおっさんにとって真に恐るべき敵は、真冬だと思います。

その理由は、ヒートショック。

例えば自宅で真冬に風呂に入る際、温かい部屋から冷えた脱衣場に入った瞬間、血管が収縮して血圧が急上昇(危険!)

その寒い脱衣場から、次は浴室で熱い湯舟に入った瞬間、血管が拡張して血圧が急低下(危険!)

そういう血圧の乱高下で心筋梗塞や脳梗塞を起こしたり、あるいは失神して溺水したり・・・というのがヒートショックです。

特に血圧が高めになる中年以降のおっさんは、そのリスクがかなり高まります。

家庭なら脱衣所に温風ヒーターを置くなどして対策できるのですが、真冬の駐屯地だとどうでしょう。

(いくらか)温かい隊舎を出て寒風吹きすさぶ屋外に出て食堂に向かい、温食を喫食、その直後に寒風吹きすさぶ屋外に出て浴場に向かい、入浴(食事と入浴を別にするとしたら、隊舎を出て極寒の屋外に出て浴場で入浴)。

風呂から上がって支度を整えたら、またも寒風吹きすさぶ屋外に出て隊舎に戻る・・・という具合です。

おまけに時間に追いまくられながらなので、どのタイミングでも身体を慣らすような暇がありません。

入浴でなくとも、例えば朝の点呼では、それまで体温で暖かくなっていた布団にくるまっていたところでラッパで叩き起こされ、血圧爆上がりのなか服装を整えて駆け足でクッソ寒い早朝の屋外に整列し…というだけでもう大変。

というわけでおっさん皆さん、もちろんおっさんだけでなく若い人もですが、冬の出頭では十分に気を付けてくださいね。

気を付けるといっても、浴場に向かう時には少しでも厚着をするくらいのことしかできないのですが…

熱中症なら自覚できる予兆があり対処もできますが、ヒートショックはいきなりです。

出頭中の唯一の利点は団体行動であることで、倒れてもすぐに誰かが気づいてくれるということくらいでしょうか。

 

 

※ちょんまげ注、売店で売ってるコレが戦闘服の中に着れて目立たずお勧めだそうです。要員もけっこう着てるとか。

 

【起床と点呼】

僕たちは予備自補はどんなに民間で偉い立場にいようがイケメンだろうが、新隊員と同様、上官の指示命令通りに動ける「兵隊」として育成される立場。

実際にも「なんでそんな…?」と理不尽に思えることにも出くわしますが、それは「まあ仕方ない、ここではそういう決まりだ」と割り切りましょう。

そうでないと、軍隊組織が成り立ちません。

・・・というのが前提です。

 

さて、自衛隊では口を酸っぱくして「時間厳守」と言われます。

そのためには素早い行動、時間を逆算した行動が求められ、いつもは優しい教官や班長たちからも、銃を扱う時と時間に遅れた時はけっこう厳しい指導が入ります。

それはいいのです。

僕が首を傾げるのは、朝の起床と点呼のことです。

点呼とは、隊の員数が揃っているかを確認する大事な場。

朝は日朝(にっちょう)点呼といい起床させた隊員を集めて行うもので、夜は日夕(にっせき)点呼といい就寝前の隊員を集めて行うもの。

朝、起床ラッパが鳴ったら飛び起きて支度をし、駆け足で指定された場所(舎前・舎後・舎側など。雨天時は隊舎内のホールとか)に整列して当直陸曹の点呼を受けます。

そこでもし遅れるとみんなの前で厳しめな注意を頂戴することになりますが、問題は「起床」。

何が問題なのでしょう。

そもそも、「就寝時間中は用便以外では起きていたり歩き回ってはならない」と決められています。

なのに中隊によっては、「とにかく早く整列を!」という空気があるのです。

そのためには、起床ラッパのなる前から起きて着替えをしていなければ確実に出遅れます。

そんな空気の中隊だと、0545辺りから自分の部屋や隣の部屋からロッカーをバタンバタンする音がし出し、ゴソゴソ着替えをする気配がし、そして起床ラッパが鳴ったらほぼ同時に一斉に部屋を飛び出す…ということになるのです。

では皆さんに問います。

日朝点呼に遅れないことと起床ラッパまで起きないことと、どちらが優先されるべきなのでしょうか。

・・・。

 

軍隊は当然時間厳守ですが、軍隊の日朝点呼で急がせるのは、「素早い行動ができるようになる」という別の目的があります。

極端な話、行動の遅い人が点呼に間に合わせるために朝4時に起きて6時までノソノソ準備する・・・というようなことを許してしまうと、朝の点呼の集合時間は守れても、その人は行動が遅いままになってしまいます。

短時間で支度を整えられる術を身に着けさせるためには、起床ラッパが鳴ってから起きて大慌てで身支度を整えるべきなのです。

旧日本軍の内務班でも、新兵が起床ラッパの前に隠れて布団の中で靴下を履いているところを班長に発見され、「ズルをするな」と制裁(ビンタなどの暴力)された…という話はたくさん残っています。

なのでラッパ前に支度を済ませいるというのは、「就寝中は用便以外に動き回ってはならない」という決まりに反しているだけでなく、軍隊の新隊員教育の目的に反しているとも言えます。

確か僕の第1段階では最初の教育で「起床ラッパが鳴ってから…」と教育され記憶があり、第2段階の最初の出頭の時に部屋の同期たちと「起床ラッパが鳴ってから起きて準備するのが正しいんだよね?」と確認して最初の朝にそれを実行したことがあったのですが、僕の部屋だけ綺麗に集合に遅れ、「遅い!しっかりしろ!…!…!」と当直陸曹に注意されたことがありました。

もちろん僕も衆目監視の中でお叱りを受けたくはないので、それ以降は起床ラッパの前に起きてせめてベッドの中でごそごそと靴下を履くくらいのことはするようになりましたが…。

皆さん、起床時刻前は行動してはいけない決まりになっているはずです。

こっそり靴下を履くくらいはいいと思いますが、やはりベッドから出て身支度を整えるのは起床ラッパの後にしませんか?

※これは中隊によって対応が異なるのが最大の問題であり、予備自補の僕たちでなく大隊で方針を統一してもらわないと解決はしないと思います。

※余談ですが女子は全体的に男子に比して人数が少ない関係で、点呼の指定場所が男子より居室が遠かったり、部屋だけでなく隊舎の入口に鍵がかかっているようなこともあります。

なので、朝の点呼で女子が男子より遅れるのは、ある程度は許容してあげてほしいです。

 

 

【バディで育む真の同期愛】

※すみません、変な意味ではないです。

*2段ベッドの問題

志願者が減少した現代でも、よほど人口が少ない方面隊は別にして、夏休み期間など人数が多い時期の居室では、まだまだ2段ベッドの上段まで使うことがあります。

年寄りは下段になるように配慮してくれるかどうかは中隊によりで、僕のようなおっさんでも上段に当たることもありました。

しかしいざ自分が上段に当たってみると、下段の住人には分からない相当な不便さに気づきます。

当然ながらいちいち上り下りしなければならないという点と、ベッドメイクに手間がかかる点。

ベッドメイクに関しては班長からも「仲間と協力してやるように」とも教えられるのでまあいいのですが、本当につらいのは、課業外の自由時間です。

下段の人は空いてる時間には好きな時に好きなようにベッドに腰掛けることができますが、上段の人はそれができないのです。

もちろん下段の人に了解を得ればいいだけの話ですし、それで断るような料簡の狭い下段さんもいないとは思いますが、それでも下段の人がベッドに荷物を広げっぱなしにしているとか、ベッドに寝転がってるとか、そういう時にはどうしても遠慮してしまいます。

下段にしか当たっていない時には上段の人の本当の不便さは分かりませんでしたが、自分が上段になってみて初めて「気軽に座れる場所がない!」と思い知りました。

朝や昼休みはまだしも、夕方の課業外はけっこう居室にいる時間が多く、そんな時に気軽に座る場所がないのは地味に堪えます。

というわけで皆さん。

ベッドで上段の人がいる時に下段になったら、上段の人に積極的に「ここ座ってね!」と声をかけてください。

貴方の気遣いが必要です。

*奇数だとあぶれがち

陸自では何かとバディ、バディ行動などと言われます。

これは2人で1組を作って行動するということで、例えば体力錬成も体容検査前の身だしなみチェックも、ベッドメイクもバディを組みます。

僕はコミュ障ではない方ですが、それでも奇数であぶれると、けっこう不便な思いをしました。

例えば戦訓場に移動する前後はお互いで服装や装備をチェックし合いますが、そういう時に同じ班のメンバーで気配りできる人がいないと、僕が奇数であぶれていることに全く気づいてもらえません。

行きの時に「あ、僕はどうでしょうか」とチェックをお願いしたのだから、到着した後も「あ、私が見ましょう」となるものかと思っていると、全くそういう気配がなく、仕方なくまたこちらから声をかけてチェックしてもらう…という。

ひどい時は手近な別の班の人に見てもらったり。

班員が奇数であぶれている人がいるということは班員も分かっているはずでも、お互いバディを組んでそのバディ同士での会話に集中してしまうと、どうしても他への注意がおろそかになってしまいます。

みなさん、ベッドの上下もそうですが、バディを組めている人は、奇数であぶれた人への気配りもお願いしますね…。」

 

丙さんありがとうございました。

 

 

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その8「25kmハイキング」

その9「ハプニング」

その10「いろんな思い」

その11「第二段階の訓練内容」

 

思えば家族3人でのドライブ旅行は半年ぶり。

ちょうど今は関東では天気の安定する冬の入口、おまけにここ一か月は各地で山火事が頻発するほど雨が降らずにカラッカラ。

そんな状況でも、ワシが出かける土日に限って雨予報。

雨男でもないのに何故?

 

・・・と、天気が良くないことが分かってたので、どこも観光せずにお宿に行くことだけを念頭に、土曜は昼過ぎに出発。

朝から渋滞情報を見てると、も~あちこち事故とそれに伴う渋滞ばかり。

とかくサンデードライバーばかりが批判と嘲笑のネタにされがちですが、そうでないドライバーも反省してほしい。

とにかく車間詰めすぎ、車間あけようねホント。

 

で、いつも混んでる東名高速の下りは、さすがに13時を過ぎてからだと渋滞もなく、すいすい。

途中、自販機で買ったカップのアイスコーヒーを落としてしまい、シートとジーンズが湿り、フロアマットにコーヒーが流れてしまいましたが、GR86オプションのゴムマットだったので問題なし。

シートは、青ZD8で真夏のジムカーナ遊びで汗を吸いまくってるので(走行後にシートを押すと水分がじんわり浮き出てくるほど汗を吸ったことも)、いまさらという感じです。

ジーンズも湿ってしまいましたが、ワシはいつもおしっこ漏らしてるから問題なし(うそ)

 

そのあと小田原に向かい一般道の渋滞に遭うも我慢できる範囲、そして15時すぎに湯河原のお宿に到着。

雨は降りませんでしたが、基本的に曇りなので、本当にお宿に行くだけの行程です。

川の音がいいですね。

湯河原はそれほど風光明媚なわけでもなく(湯河原のみなさんすみませんいい所です)、この千歳川に沿って温泉旅館が建ち並んでる感じですが、ワシにとっては同じ県内だし、首都圏からすぐだし、箱根ほどあほみたいに込まないので、ちょくちょく来ています。

お部屋はこんな。

さっそくおやつを食べ、浴場へ。

あいにく景色が見れない露天でしたが、どのみちドンヨリ曇ってるし問題なし。

部屋の鍵が2つあったので、上がった後で待ち合わせする必要もなく、久々に時間を気にせずだた湯舟につかって空を見ながらぼーっと過ごしました。

こういうのもいいですね。

いったん上がって、暗くなってからまた浴場へ。

複数の浴場があるホテルもいいですが、1つでも気持ちいいのは気持ちいい。

しかしここの温泉は不思議で、上がるとめっちゃ身体が疲れる気がする。

なんだろこれ。

 

そして夕食。

別にクチコミだけを信用して宿選びをするわけではないですが、ここはクチコミ評価がとてもよく、料理が特に高評価。

で、噂に違わず量も多く、けっこううまくて良かった。

キリンを置いてあるお宿はいいお宿。

量としてはワシの1人分であれば十分に返り討ちにできる感じですが、娘はすでに大人と同じ料理が出てくるので、さすがにヨメと娘のお残しまでは掃討できず・・・。

日本酒も。

珍しく一家で写真。

ちなみに食事は広間が2つで、時間差がなく一斉に集まるスタイルだったので、お客さんがとても多くて驚きました。

なぜかというと、大浴場ではいつ入っても数人しかいなかったから。

あとは意外に若い人もいて、へ~という感じ。

 

メシの後しばらくゴロゴロして、また風呂に入ります。

そしたら雨が降ってきました。

予報通りなので仕方ない。

夜は、別の部屋に夜這いをかける気力もなく、おとなしく就寝。

 

朝。

ふつうにシトシト雨。

朝食は、ここで酒があればなあと思えるようなメニュー。

ご飯が進んで食べ過ぎてしまいます。

その後またお風呂に。

そしてあがるとやはり疲労感。

娘も「なんか疲れた」と言っていました。

なんの効能なんだろ。

 

チェックアウト時には大雨になり、先に駐車場に車を取りに行っただけでずぶ濡れ。

それから車をホテル玄関につけて妻子を乗せ、出発して十数分したら雨が小降りに・・・雨男でもないのに何故?

 

それから車で元来た道を戻ります。

いつもなら○○に寄って、××で昼食にして・・・と時間を気にしながらの帰路ですが、今回はテキトーに「チェックアウトして何も気にせず自宅に・・・というだけなので、実に気楽。

 

天気がよければドライブとしても楽しいものになったと思いますが、まあ仕方ない。

関東圏の皆さん、湯河原はいい温泉がたくさんありますよ!

 

【刮目せよ!】

もともと負い紐レプをせっせと作っていたはずが、いつの間にか顎紐にも手を出し、それどころか部品単体の特注が多くなった近年のワシ(特注自体は10以上前の最初のレプ製作時からやってましたが)

ただその部品の特注も怖いもので、うまくいくと感動モノですが、数が膨大なために部屋中が段ボールで埋め尽くされていく問題、モノによっては大きなバイクが買えるくらいの資金が吹っ飛んでいく恐怖、失敗したらそれが全てゴミになるという相当なリスク、それらと常に隣り合わせです(ゴミパターンも何度か有り)

そんなわけで、いくつも案のまま温め続け冷ましてしまう特注パーツ候補があるのですが、そのうちの1つで、ついに足を踏み外してしまったのでした。

さすがのワシも

「こればっかりは無理かな」

と後回しにしていた、禁断中の禁断のレプリカです。

それは、88式鉄帽のネジ

それでは吐血しつつ顛末を綴っていきます!

 

 

【長年に渡る雌伏】

*何度も断念

誰しも88式鉄帽レプを集め出してぶつかるのが、ネジの問題。

ワシも2012年から88式鉄帽を集め出したのですが、いいネジなどあるはずもなく、結局は「どうせ覆い被せるし」と自分を納得させ、市販のネジを使っていました。

そんな中、5年前に88式鉄帽(当初型)顎紐レプの計画を立てたのですが、そこで改めてネジの問題に行き当たります。

ご存じの通り、官品の鉄帽ネジは、マイナスだから。

そう、今は市販の規格品のネジはプラスばかり。

そのプラスネジを塗装してハイ終わりでは、マニアは満足しません。

官品ネジはただマイナスなだけでなく、コイン(ぶ厚い500円までいける)で回せるように、溝の幅が太くなっているのです。

それだけでなく、ネジの頭の円の直径や高さも独特なもので、一部に市販品のマイナスネジはあっても、レプとして使えるサイズや形状のものはありません。

ここでいろいろ考えあぐねたのですが、各種金具の特注で一杯いっぱいだったこと、その特注じたいうまくいくかどうか分からない…ということで余裕がなく、結局は「どうせみんなも覆いを被せるだろうし」ということで、市販のネジを付属することで完了としたのでした。

それでも納得していたわけではなく、ずっとアタマの中でネジの特注が浮かんでは消え…としていたのです。

さて、その翌年に2型顎紐レプを計画し実行、さらにその翌年の2022年に2型顎紐「改」のレプを計画。

その際、2型用の丸ナットのレプリカ計画も進めました。

(うちの丸ナットのレプ。ワッシャは官同サイズの市販品)

この時も、同時にネジも特注することを検討していたのです。

でもネジは一筋縄ではいかず、後述のように諸々の問題点がクリアできなかったため、この時はナットのみの特注となったのでした。

 

*長さの悩み

仮に官品ネジをフル特注するとしても、課題はいくつもあります。

まずはネジの長さで、2型のネジは首下13mm。

(このようにハンモックと顎紐をネジとナット・ワッシャで止める)

しかし薄いレプ帽体に首下13mmのネジを使うと、ネジの先が頭部に向かって突き出す形になり、強い衝撃が加わった時にネジが頭に刺さる可能性もあって危険。

かといってネジを短くしてしまうと、厚い帽体にハマりません。

皆さんご存じの通り、レプ帽体はいろんなところからリリースされていますが、まさかそれらの帽体の厚みに合わせて長さの違うネジを何種類も特注するわけにはいきません。

でもワシは2024年に、これまで帽体によって厚みが違うから…と悩んで2年も封印していたハンモックのレプを、「それなら官品準拠にすればいいじゃん」と割り切ってリリースさせていました。

この時「じゃあネジも官品準拠でいいんじゃね?」と思い至り、それに俗にいうヤフッパチやPXジョーシマ製など「帽体の厚いレプリカ」なら、官品サイズのネジでも合います。

よし、となればサイズは官品だ。

・・・と、1年前にここまで結論を出せてはいたのでした。

 

*色の悩み

でもまだ、最大の難関が立ちはだかっていたのです。

それは、ネジの頭の色。

どこが問題かというと、製品によって帽体の色が違うから。

仮に、実際に販売されている帽体Aの色に合わせたネジを作っても、帽体BやCには全く合いません。

さらに帽体とセットでネジをリリースするならまだしも、ワシは帽体レプなんて作る予定はありません。

おまけに変態のマニア諸兄は、覆いを取った状態でも鉄帽を愛でるのです。

そんな時に帽体とネジの色が違っていたらどうでしょう。

きっと発狂し、奇声を発しながら重く固い帽体を投げつけてくるに決まっています。

首下の長さなんて外からは見えませんが、色味は見えるものなのです。

ここで

「どうせ覆いを被せるし見えないんだから気にしないでいいじゃん」

と思ったアナタ、それは確かにおっしゃる通り。

でもそれだったらマイナスネジじゃなくていいじゃないですか!

そこらへんのプラスネジでもぶちこんでおけばいいってことになっちゃいます!

あーもー全部の話が台無し!

…というわけで、話が永久ループにはまってしまいます。

おまけにここで、マイナス思考にも陥ってしまいました。

どんなに苦労してどんなにレアで渇望されていたレプ製品や部品を作り上げたとしても、一度レプを量産して出回らせてしまえば、その瞬間にそのレプは貴重でもなんでもなく「あって当然」となってしまい、場合によっては渇望していた人さえ「いつでも入手できるなら別にいいや」とトーンダウンしてしまうのです。

自衛隊装備パーツのレプなんて、結局はそんなもの。

そんなこんなでウダウダしてしまい、、そして別の特注に意識を振り向けたりして、官品ネジレプ計画は半年間ストップしたのでした。

 

 

【足を踏み出す】

*見切り発車

そんなこんなで計画中断したままになっている間にも、ちょくちょく

「ネジのレプはありませんか?」

という質問をいただいていました。

そんな時には、前述のような作れない理由をお伝えするしかなかったのですが、それにしてもネジを欲する人は意外にいるものです(※でもそれほど多くはないのが実態です)

そして今年の梅雨時期、ひょんなことから2型鉄帽の色について検証する機会がありました。

そこで閃いたのです。

再現しようとしているのは2型ネジのレプなのだから、官品2型と同じ色で塗装してもらえばいいじゃん、と。

88式鉄帽の当初型はODというか濃いグレーっぽい色なのですが、2型はそれがやや明るめのグレー(とはいえ海自用鉄帽のグレーよりは濃い)になったのでした。

しかし2型の帽体なんて直に触ることなどできず、それがナニ色なのかなど説明できません、

でもまあ、とりあえずは2型っぽい色にしてしまえば、官品2型の帽体の色味のレプなんて現状は存在しませんが、レプネジがあればあったで何かしら活用方法があるでしょう。

じゃあ、やってやみるか・・・という自分としては珍しく随分な見切り発車で、冒険行に足を踏み出すことにしたのでした。

 

*穴埋めネジも

官品レプを特注するのにあるとないとでは大違いな「仕様書」ですが、これについてはすでに2型改あごひもレプを製作していたので問題なし。

ネジの首下の長さは、メインの6本は仕様通り13mmに。

「ん?メインの6本?」

と首を傾げる人もいるかもしれませんが、実は当初型ではうなじ当ての取り付けに使われていた2か所が、2型では穴はあるけど使わないということで、「穴埋めネジ」というもので塞がれているのです。

(PXジョーシマ製の帽体をお借りして説明)

これは、マイナスっぽいプラスネジで、首下は9mmと少し短い。

(官品2型用の穴埋めネジ。マイナスとプラスのあいのこ)

しかしなぜこの2個がマイナスっぽいプラスなのかというと、ハンモック用のネジと異なる首下9mmだから、混用を防ぐため…?

せっかくなのでこれも同時に特注することにしました。

悩んだのがこの穴埋めネジ用のナットで、官品ではわざわざこのネジ用にちょっと短い高さ6.5mmの丸ナットを用意しているのですが、ここは新たに特注せず、当初型顎紐で特注した高さ5mmの丸ナットで代用。

(メインの長いナットは既にレプを作ったので今回は動きなし)

 

*材質も官品準拠

構想段階では全く気にしなかったものの、特注を決定したら避けて通れない「材質の選定」。

ここで失敗すると、後々までの後悔の種になってしまいます。

官品ネジの素材は真鍮+αですが、鉄帽はもろに水(雨や汗)に晒されるので、当初は錆びに強いステンレスを考えていました。

しかし官品が真鍮+αなのには何か理由があるのだろうし、どうせ別の素材で作ってもワシの性格ならいずれやり直すだろうと考えて、官品と同じ素材にしました。

なお色は、仕様書には色の記号が記載されているのですが、それが工場様には伝えられず(パントーンで要求され、しばらくにらめっこしたものの視神経が麻痺したので断念)、やむを得ずそれらしい色味のサンプルを用意して工場様に送りました。

・・・と、個人の特注でも受けてくれる工場との付き合いさえあれば、覚悟を決め資金さえ用意すれば特注なんてできてしまうのです。

逆に言うと、特注なんて企業サマがちょいと本気を出せば造作もないことで、だからこそ個人クリエイターにとっては計画途中で先を越されるのが恐怖でもあります。

幸い、企業様としても課題は同じと見え、幸いこれまで官品ネジのレプリカが市販されることはありませんでした。

もっとも陸自装備勢は狭い世界なので、企業様が大量に量産して単価を下げたとしても売れる量には限度があり、これから真似しても売れませんよ…(笑)

 

*ミスそしてやり直し

さて。

工場様に依頼して2か月後、ようやく完成したとのことで、現物を送ってもらう前に完成品の画像を送ってもらいました。

どれどれ・・・あれ?

メッキは?

まさかメッキしないで頭だけ塗装したの?

これじゃダメじゃね・・・?

・・・と焦りながら工場さんに確認してみると、

「メッキという指示がなかったですし、見積もりにもメッキ代は入れてませんでしたよ」

という、至極まっとうなお返事。

国内の工場さんだったら、こういう時は事前に

「メッキしないでも大丈夫ですか?」

とか確認してくれるので、今回はウッカリしていました。

当初ステンレスにしようかと悩んだ時のように、鉄帽ネジはモロに雨と汗を被るので、メッキもせずにいればサビサビになり(緑青(ろくしょう)と呼ばれるやつ)、ナットと固着してしまいます。

なのでメッキは必須ですし、官品ネジもメッキされています。

でもこれはワシの確認不足で完全にワシのせい。

後悔しても仕方ない。

なので工場様にはいったん塗装を剥がしてもらって改めて黒ニッケルメッキをかけ、再度アタマに塗装してもらうという、完全に無駄な作業を依頼することに。

これでさらに余計な工賃がかかってしまったのでした。

あーアホだ。

それでもようやく、5年の長きにわたって構想段階から進めなかった鉄帽ネジのレプリカが、ようやく形になるのです。

あとはブツが届くのを待つだけ、あ~楽しみ!

 

*納品そして放置

それから1か月、ようやくネジが届きました。

そして興奮しながら見てみると・・・

え?

色、違くね?

実は最初の塗装の完了後に画像を送ってもらっていたのですが、その時も色が濃くなってる気がするなとは思ったものの、撮影時の明るさやホワイトバランスによって見え具合が変わることはよくあるので、気のせいかと甘く考えていたのでした。

特注の世界では色味というのはとても難しく、ポリエステルやナイロンテープと同じで、どんなに完璧なサンプルを用意したとしても結果は未知数。

とりあえずやってみなければ分かりません。

もちろん、例えば赤を間違えて青にしてしまったのなら完全なミスでやり直しですが、同系統の色が濃い/薄いは感性の違いになってしまうので、やり直しはしてもらえないのです。

しかし2型の寸法で2型と色が違うとなると、これは一体何のレプなのか・・・ワシは一体何のためにこんなものを造ったのか・・・。

自分でもかなりショックで、一瞬ヤケになってもう捨てようかとも思ったりして見るのも嫌になり、ネジが納品されてから2か月も放置していたのでした。

そしてこのレプは、そのまま闇に葬られる予定でした……

 

 

【天は我を見捨てなかった】

*怪我の功名

放置といってもネジなんて大して嵩張るものでもなく、なんとなく部屋の隅に箱を置いたまま忘れかけていたのですが、ある時フと

「そういえば官品と並べてみたらどうだろ?」

と思いつきました。

そう、色が違うというショックのあまり、納品後は本当に全く触れていなかったのです。

そこで、なぜかポケットの中に入っていた当初型のネジと、耳の上に挟まっていた2型のネジを、放置したままのレプと並べてみたのがこちら。

(左からレプ、当初型、2型)

ねえねえ!

なんか当初型と似てない?

ねえ、似てるよね?

そこで、とあるレプ帽体につけてみました。

(左から2型、レプ、当初型)

うっそマジ!?

意外に合ってない!?

このレプ帽体は、ワシが愛してやまないヤフッパチ。

最も馴染んでいるのは右下の当初型用ネジで、ということは色々存在するレプ帽体の中で、ヤフッパチの色味はひとつの正解と言えるということかもしれません。

※但し、同じ陸自用の88式鉄帽・当初型といっても、登場時期で色味が何種類かあるかもしれず、絶対ではないです。

真ん中の今回のレプは、じっくり見ると「ん?」と思える程度の差異でしょうか。

左の2型のグレーは、やはりヤフッパチに比べると明るくて違和感がありますね。

というわけで、たまたま業者さんの色味合わせの失敗で、目指していた2型ネジの色とはけっこう違ってしまいましたが、これはまだラッキーといえるものでした。

これがもし色味が薄くなる方向に失敗してたら、マジで捨てていたでしょう。

サイズとしては2型なのに当初型の色に近くなってしまったのですが、そもそも2型を色まで再現した帽体はリリースされてないので、もうコレでヨシ!

ふう!(額の汗をぬぐう)

 

*当初型風にもできる

と、なれば話は早い。

手持ちのヤフッパチのネジを今回のレプに入れ替えます。

うん、まあまあよいではないか!

しかしこの帽体は2型を模したものではないので、色味が当初型なうえに余計な穴も空いていて、いまいちしっくりきません。

ということで、当初型に見えるよう、穴埋めネジを使わないで全部のネジをマイナスにしてみます。

おお!

近くでよく見ると違う色だと気づくのですが、屋外で見たらまず分からないレベル。

これはなかなかいいのでは!?

官品以外で、こんなにリアルなマイナスネジがついた88式鉄帽を見たことはありません。

いやあ、ニヤけてしまうなあ。

ただし当初型風にするには少し注意が必要です。

そもそも当初型の三角かん(Aナットとも言う?)のレプがないというのは置いといて、当初型ネジはハンモック用の6つは首下12mm、うなじ当て用の3つは首下11mm、顎紐用の2つは首下17mmと細かく分けられているから。

もっとも、今回の2型サイズのレプは首下13mmなので、ハンモック用もうなじ当て用も代用は効きます。

ただし顎紐用は長さがかなり違うので、代用は厳しいでしょう。

それでも、外観だけならいいのではないでしょうか。

余談ですが、88式鉄帽の「当初型のさらに初期版」は、ネジ(当然ナットも)のピッチが後期と異なっていて、後期(あるいは市販の一般的な)のネジやナットにはめることができません。

見ただけではそのネジやナットがどうなのか分からないため、官品の放出品を入手した時は、事前に確認しておく必要があります。

そうでないと、せっかく官品ネジやナットをGETしたのにはまらない!という悲劇も起こりえます。

ちなみに、新たに長さが違うネジを再度特注するとしたら、当然工場様としてもデータは保存しているはずなものの、微妙に色味が違うものが出てきそうな予感しかありません。

やはり素材の特注では、色味は最大の難敵です。

もちろん、ゴミを大量に抱えるのは嫌なので、当初型用のネジの特注なんてしませんが・・・

 

*塗り直しは注意

というわけで、このレプの色がヤフッパチにはまあまあ合うことが分かりましたが、他のレプ帽体の色には合わないと思います。

でも必要なら、ネジのアタマを帽体と同じ色に塗ればOK。

ただ、このレプはウレタン塗装で、そのまま上からラッカースプレーで塗装してしまうとシンナー成分でウレタンが溶け、ぼろぼろになってしまいます。

なので塗り直しをする場合は、まず溶剤でアタマの塗装を完全に落とすという手順が必要になります。

そこに気を付ければ、コイツを塗り直して好みの帽体の色に合わせることができるでしょう。

もちろん、色を合わせるのは苦労すると思いますが・・・

 

 

・・・というわけで、とりあえず特注はしたしこのようにお披露目もしたはいいものの、どうせみんな覆い被せちゃうし帽体の色とも合わないことも多いしで、ホントなんのためにこんなの作ったのー!?

 

 

【レプ自作量産・特注記事】

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・旧式無線機負い紐

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・9mm機関けん銃負い紐

・64負い紐

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・グリースガン負い紐

・89式3点スリング最終ver.

・88式鉄帽ハンモック

・V8覆い用オモリ

・禁断のネジ

【その他の装備自作記事】

・89用ストックアタッチメント

・89用2→1ポイントスリング

 

 

 

 

 

 

予備自衛官補、第2段階中のおっさん・丙さん(甲方面隊・乙地本採用)からの新しいレポートをお届けします。

 

「年限ギリギリで一般公募の予備自補に採用された僕ですが、気づいたらあれから2歳も年を取ってしまいました。

でもまだまだ頑張れます、やらせてください(笑)

 

【いろんなハプニング】

僕たち民間人にとって、訓練出頭というのは非日常で特別な機会。

といっても自衛隊にとってはごく普通で日常の連続であり、予備自補として出頭してると時としてハプニングに遭遇することもありますが、そんな中でも自衛隊は平常運行しています。

*悪天候

四季がある日本にいる限り、台風直撃や大雪に遭う可能性はそこそこあります。

そういった悪天候にぶつかると、予定されていた屋外訓練が中止になったり、そこまでならなくても、例えば行進訓練が駐屯地外でなく駐屯地内に変更されたりすることもあります。

ちなみに天気予報でそういった悪天候が離隊の日に当たりそうになると、場合によっては遠方の人は交通機関が止まる前にみんなより先に帰されたりと、意外に自衛隊も融通を利かせてくれることもあるんだなと感心したことも(絶対ではないと思いますが)。

ただし、悪天候と言っても「大雨」はハプニングでも何でもありません。

野外で雨でずぶ濡れになるのも、ドロドロになった被服や装具をいかにして早く洗うか工夫し苦労するのも必要な経験ですし、戦闘雨衣の性能を知るいい機会にもなります(雨が沁み込むボロ雨衣に当たると悲惨ですが)

ただ、被服装具を返納するコンテナに格納する前に乾いてないと、次の出頭の時にはコンテナがカビでお花畑になっているでしょうから、くれぐれもどうにかして乾燥させることを忘れずに。

*設備が使えない事もある

たいていの駐屯地は建物も設備も古いため、急な工事による停電とか、ボイラーの故障とかもたまにあります。

もちろん普通は「工事の間だけ使えない」という具合なので、食堂や売店が閉まるとしてもまるまる何日ということもなく、例えば売店は夕方から使える…とかいう具合。

でも食堂は仕込みもあるので、昼が使えなければ夜も使えないということになり、そうなると弁当配食になったりして、食堂での食事がそこそこ楽しみな僕たちとしては少しがっかりします。

ボイラーも、浴場が使えないと夏季は大変なことになりますが、どのみち夏季は入浴してからまた大汗かくので仕方ないとも思いますが、それよりも物干場が使えないほうが洗濯物が乾かないのでダメージが大きいかもしれません(物干場はもともと大して機能してない…なんて言ってはいけません)。

でもそういった緊急事態をどうクリアするかというのも、広い意味では自衛隊の訓練の一環で、貴重な体験だと思うしかないでしょう。

愚痴っても状況は変わらないのですから。

たいていの物は売店で買えるにしても、売店だけを頼みにしているとこういう時に困るので、やはり訓練で使うものは予め買って持っていったほうがいいと言えますね。

(中隊によってハンガーを用意してくれてるところもあれば無いところもあるので、丙さんは一応ハンガーを自前で持っていってるそうです)

*災害

日本は地震列島です。

大地震など滅多に発生してもらっては困りますが、出頭中にそういったことに当たる確率は、低いながら皆無ではありません。

ただ、出頭中にそういった激甚災害が発生しても、まだ予備自にすら任官していない予備自補には災害招集に応じる義務が課されていないので、災害が発生しても仕事はありません。

そんな場合、予備自補にはとりあえず待機の指令が下されると思います。

こういう時の待機は「いつまで」という確約ができないのが常なので、我々兵隊は「待て」ができるようになっておくべきでしょう。

日頃から暇つぶしをスマホだけに頼っていると、あちこち停電して電波が届かなくなったり、あるいはスマホの充電ができなくなったりで、途方に暮れてしまうかもしれません。

で、駐屯地近隣の安全が確認され、訓練が再開できるようならまた訓練が続くでしょうし、もし駐屯地近隣は被害がなくとも、近県に大きな被害が出るような状況だったら、教育隊も予備自補の世話をするどころでもないでしょうから、予備自補は帰宅が優先になると思います。

但し、駐屯地自体が被災し県内の交通網すら壊滅しているほどの事態になったとしたら、物資の運搬などで現職さんたちの手伝いをするくらいはあるでしょう。

特に技能公募の医師や看護師の人は、予備自補としてではなく、あくまでそういう資格持ちの人の善意という形で、近隣住民に対する医療的支援くらいはする可能性はあるかもしれませんね。

ちなみに今年の夏にカムチャツカで大地震が発生し、当初はたいしたこともないだろうと思っていたのが、急に津波警報になって焦った人も多いと思います。

この時ちょうどとある駐屯地に出頭中だった予備自補の人によると、沿岸部にあった駐屯地自体が避難地域に指定され、厚生センター、食堂、浴場が業務停止し、現職の隊員さんたちも経常業務を中止して隊舎の高層階に避難したり…ということになったそうです。

その後に現職の隊員さんたちは上部組織との連絡や被害調査と忙しくなっていたそうですが、予備自補は状況判明するまで待機となり、交通機関も止まっていたため、実家を空けて来ている人はとにかく不安だった・・・ということでした。

*実弾射撃の中断

自衛隊での銃に関わる事故・事件が発生すると、しばらく実弾射撃の訓練がストップすることがあります。

実際に今年も、某駐屯地外の射撃場で実弾(それがフレッシュな弾なのか撃ち終えた薬莢かも分からないそうで)が紛失した事案が発生し、それが一向に見つからないことから、数か月に渡って実弾射撃の訓練が止まってると聞きました。

それで一般公募の第3段階、技能公募のタイプⅡの人はどうするのかと思ったら、なんと最後まで空包射撃しかしないまま修了したのだそうです。

予備自に任官すれば年に1度は撃てるとは言っても、実弾射撃を経験しないでいきなり勝手の違う予備自でさあ撃てと言われても…と、かわいそうになります。

もちろん実弾の紛失はえらいことですし、悪意のある人が一旦射場のどこかに埋めて次に来た時に掘り起こし、訓練で支給されたタマを撃ち終えた後に掘り起こしたタマを装填して仲間に向けてバァン!という事件も起こりかねないことから射撃訓練の中止は仕方ないとも言えるのですが・・

もちろん現職の隊員さんたちも同様に実弾射撃の訓練がストップするので、予備自補もここはぐっとこらえ、早く解禁されるのを待つしかなさそうです。

*自分自身のハプニング

これはハプニングと言えるかどうか微妙ですが、近年の異常な猛暑のせいもあってか、訓練中に倒れる人がちらほらいました。

これはとにかく日頃の生活で暑熱順化をしておき、訓練中は塩分・水分の補給と休憩を怠らないようにしよう・・としか言いようがありません。

夏になると日頃からTVで「冷房を活用しましょう」とか言われ続けますが、ずっと冷房の効いた部屋にいたのでは身体が追いつきませんからね。

あと、日頃から自分自身の体調の変化には気を遣っておきましょう。

で、「これはヤバいかも」となる前に班長に申告するなどして、そうなると医務室に連れていかれて休ませられるか、場合によっては途中で離隊となるかもしれませんが、それは仕方ありません。

自分がどうこうというだけでなく、感染症だったら仲間にうつしてしまうこともあるのですから。

また外科的な故障も、痛みをこらえて無理して悪化してから離隊して、それで仕事や学業に支障が出てしまったら本末転倒なので、無理だと思ったらしっかり班長に申告しましょう。

 

【人生が変わった】

民間人であり、さらに人生の3/5は修了してしまったおっさんの身として、本来はなれなかったはずの予備自補になれただけで十分に人生の転機ですが、訓練に出るようになって「なんか自分、少し変わったな」と思えることが結構あります。

*快食快便

45歳を過ぎた頃から、仕事のストレスで次第にすぐお腹を壊すようになり、特に50歳を過ぎてからはメンタルもかなりやられ、そのせいかどうか不明ですが、まる1年以上ほぼ毎日お腹を下すという日々が続いていました。

またその頃、ダイエットというほどではないにしろ、代謝も落ちていて年々次第に太ってきていたことから、食事の量を減らしたり、あるいはご飯(米)を食べずにおかずとビールだけというような食生活もしていました。

それが訓練に行ってみると、何日も酒は飲めないしくたびれてご飯はうまいしで、朝も昼も夕もしっかり食事をとる生活をしていると、急にドカ便になり、そしてそのうち快便が増えたのです。

そうか、しっかりご飯を食べて運動をすると自分の身体は快便になるのか・・と思い知りました。

それからは日常でもしっかり米を食べ(もともと米は好きでしたが)、お酒の量も減らしてちゃんと食事を摂ることに努めていたら、数か月で日常でもすっかり快便くんになりました。

予備自補はじめて2年目ですが、今では飲みすぎた翌日とか、体調が悪い時以外は基本的に快便。

トイレットペーパーでお尻を拭いた時、ほとんど何も付かないというのはいいものです。

(※ちょんまげ注:今までコシヒカリでしたが、今はこっちにスイッチしました)

*ウォシュレット断ち

鶏が先か卵が先か分からないのですが、先に書いたようにお腹を壊してばかりいたため、会社ではウォシュレットを常用していましたが(自宅はウォシュレットではない)、隊舎の個室トイレにはウォシュレットがないかとても少ないため、それに慣れるためにもウォシュレットを使わないようにしたのです。

ウォシュレットは肛門周辺の便は綺麗に洗い流せますが、常在菌も必要以上に洗い流してしまうための弊害も多いと聞きます。

それに震災で避難生活をした人によると、ウォシュレットや綺麗なトイレに慣れていると、不慣れなトイレが心理的に使えなくなったり、あるいは便秘になってしまうということもよくあるそうで、これから屋外の戦訓場とかの汚いトイレにも慣れないといけないといけません。

そういうわけで日常でも意識してウォシュレットを使わない、使うとしてもどうしてもという時だけに限定してみましたが、もともと快便体質になっていったこともあって全く問題はありませんでした。

*快眠

第一段階の頃は、緊張と暑さによる不快指数の高騰で毎晩2時間くらいしか寝られないこともけっこうありましたが、身体を使う訓練の後はさすがに起床ラッパまで起きないようにはなりましたし、第二段階では早くに目が覚めてはしまうものの、眠れないということはなくなりました。

日常生活でも、予備自補になる前は不眠の傾向があったのですが、ある程度の運動をして身体を疲れさせれば眠くはなると分かったので、これも快眠のための方法を実感できたという意味でいえば、快眠も獲得したと言えるかもしれません。

(イビキや扇風機の音が気になる時には耳栓が有効)

*身体に気を遣うように

それまで10年くらい全く運動をしなくなり、代謝も落ちてるのにビールばかり飲んでぶくぶくと太ってきていたのですが、予備自補の受験を決めてからジョギングや腕立て伏せをするようになりました。

健康には良い方向だと思いますが、そこでぶち当たったのが、膝と肩の痛み。

膝は、「まさか老化?(変形性膝関節症?)」とか、肩は「これが五十肩?」と個人的にもけっこうショックだったのですが、整形外科に行っても湿布で様子見と言われるだけでまるで改善しません。

いろんな整体やマッサージ屋でも、理論としてはあちこちで

「膝(肩)が痛いのは原因は他にあり、日々の生活で身体全体が歪んでいるからで、その歪みを治せば痛みも改善する」

と謳っていて、それは理解できるし確かにそうだなと思えるのですが、実際にどうやってその歪みを治すのかは、そのお店によってマチマチ。

僕も過去に2件のマッサージ屋と整体に行ったもののイマイチだったのですが、とあるマッサージ屋でとあるマッサージ師に施術をしてもらったところこれが当たり。

おかげで月1で通うことになり、あまり慣れない運動をしすぎるとヒザも肩も痛みが出てきますが、それまでの「膝が痛くてジョギングできない」「肩が痛くて腕立て伏せできない」という悩みが改善され、とても助かりました。

もし自分が予備自補になってなかったらこのマッサージ師とも出会わなかったわけで、このままあちこち老化で退化していくんだなと思って過ごしていた毎日でしたが、身体の良くない部分を治していけばまだまだ人生楽しめるじゃん!と思えるようになったのも、予備自補のおかげだと思います。」

 

 

丙さん、今回もありがとうございました。

早く第3段階に進めるといいですね。

 

 

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その2「試験準備」

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―ヨビジホ訓練(第一段階)編―

その1「衣食住」

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その3「第一段階の訓練内容」

その4「冬の話」

その5「情報収集」

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その6「熾烈な闘い」

その7「酷暑の話」

その8「25kmハイキング」

その9「ハプニング」

その10「いろんな思い」

その11「第二段階の訓練内容」

 

思えば前回サバゲをしたのは酷暑の時期。

その後公私ともに忙しく全然サバゲに行けず、ようやく3か月ぶりにいくことができました。

しかし今年は(も)10月まで真夏のような気候で、それがようやく秋になったと思ったら、なんだかもうすぐ冬が来そうな感じ。

わしが一番好きな季節の秋はどこへ・・・

 

で、今日はこっくり工房さん主催の「ヤセンノススメ」。

ヤセン~はもともとはワシが主催していた野戦フィールドでの貸し切りサバゲでしたが、広大なジェロニモを端から端まで使い倒すためにこっくり工房さんがブラッシュアップし、耐久ゲームとして生まれ変わりました。

(画像はジェロニモさんから)

今日のワシはというと、いつも一緒に参戦してくれていた最愛のK君は体調不良が続いて×、いつももう1台クルマを出してくれてる後輩N君も昨年から体調不良、女子たちはみな結婚したり彼氏とラブラブになったりと落ち着いてサバゲどころではなく、というわけで単身参加。

単身参加だと出発時間も帰宅時間も道順も自分で勝手に決められるから気楽なんですけどね。。。

(画像はジェロニモさんから。ファスガン貸出受付のわし)

 

今日の弾サス装備。

PXジョーシマ製の数々や、Vショーで買い集めたりして、迷彩テープで統一できました。

ファスガンゲームの前に重要な、ゼロイン(BB弾サバゲでも重要ですけど、ファスガンは物理弾が飛ばないので)

(画像はジェロニモさんから)

ファスガンには「ゼロインモード」があって、引き金を引かなくても発射機構から毎秒1回擬似発射がされるので、それでマトに向かってゼロインができます(なのでガスブロでもマガジン挿してない)

ガスブロ89だと、照星・照門では照星の根本辺りを狙わないと当てられないのが難点ですが、なんとかなりました。

あとはやナギさんが作ってくださった、ファスガンの制御BOX入れ。

こりゃあいい!

 

今日は、わしは写真も撮らずにゲーム支援しつつがっつりゲームに加わりました。

射程の長い(200mとか余裕)ファスガンでも、広大なジェロニモだとやはり広く、、50人というのはここ数年のサバゲの定例会では多めな人数だといってもすっぽり飲み込んでしまい、戦線が固定せずにフラッグを獲ったり獲られたり。

25対25でも、時に敵と遭遇せずに敵陣付近に到達してしまうこともあるくらい(で、当然そこでやられる)

ちなみにフィールド各所に、いくつか攻略対象であるターゲットが設置されていて、それを撃ち込んで攻略(加点)することもできます。

しかしそれを敵方が上書きすることもできる、ドミネーション戦でもあります。

(ドミネーションのターゲット)

もっともドミネーションのターゲットを獲得するために撃ち込んでいると、その射撃の音で敵が寄ってくるため、まずその敵を蹴散らしてから・・・となったまま敵とがっぷり四つに組んでしまい、ドミネーションのターゲットが忘れられる…という傾向があったような気もします。

(画像はジェロニモさんから)

わしは、緒戦はデバイスに不具合が出てしばらく外れて、それから戻ってみると、戦況がどうなってるのかサッパリ。

そんな関係で、森を進んで顔を出したらスパンとやられ・・・の繰り返し。

イカンイカンと思って思いっきり大回りをしてみたら、今度は会敵しなかったり。

(画像はジェロニモさんから)

そのうち頭痛がしてきたので、午前ゲームは早めに上がり。

頭痛の原因は、ヘルメットの内装がきつかったせいでした・・・。

 

2時間の耐久戦の後は昼食休憩。

いつものカレー・・・ですが、今回はちょっと消費しなければならない自前の食料を喫食。

 

午後は頭痛もおさまりデバイスの不具合もなく、そして戦況も掴めて

そこそこ動けました。

(画像はジェロニモさんから)

とはいえ特に連携するような友人もおらずに単独で進んで戦ってやられて復活…進んで戦わずに一方的にやられて復活…という繰り返し。

それでも何度か会心の戦いもありました。

本来は野戦のサバゲでは一騎打ちというのは意味がないのですが、たまたま単身接近してくる敵と藪の中で渡り合い、何度かHITを取ることができました。

植生豊かなフィールドでは、お互いが存在を察知した場合、先に動いたほうが不利。

かといってじっとしたままだと事態は打開できないし、そのうえ相手が手練れの猛者だと、音も出さずに敵が回り込んで来ることもあります。

なので、普通は一騎打ちの状態になったら「いったん退く」ほうが得策。

でも、「よしやるか」となったら退けません。

3回くらい一騎打ちの体勢があったのですが、いずれも敵の動きをできるだけ監視できるようにしつつ、自分も敵の裏をかくように一旦後ろに下がり、そしてこっそり横に移動します。

すると敵は案の定、さっきまでワシがいた所を狙える位置にソソソと藪の中を移動。

こちらも藪に阻まれてそう簡単に狙えませんが、そのうち藪の切れ目で敵の頭が見えた・・・スパパン!スパパン!GET・・・!

…という具合。

BB弾だと距離が近くて痛いので退くばかりですが、痛くないファスガンだと藪の中の一騎打ちも怖くありません。

もちろん、逆に藪の中でいきなり撃たれて戦死、という回数のほうが多かったですけどね。

 

で、わしは夕方にヨメと買い物に行かなければならないので、午後のゲームの途中で失礼しました。

耐久ゲームは動きっぱなしでさすがに足腰がくたびれましたが、やっぱり野戦サバゲは面白いですね。

 

こっくり工房さん、ファーストスナイパーさん、ジェロニモさん、そして参加された皆さんお世話になりました!

 

【黒く固く光らせよう】

やはり多感なお年頃の男子としては、自分の大事なアレが気になるもの。

好きなあのコには、立派に硬くて黒々と光っているところを見せたいと思うものでしょう。

そんな日を夢見て毎夜シコシコする人も多いのではないでしょうか?

・・・あ、半長靴の話ですヨ。

 

さて。

陸上自衛隊には、半長靴であれ短靴であれ、靴のつま先をピカピカに光らせる文化があります。

今ではそこまで厳しくはないようですが、靴のつま先が光っていないと、昔なら罵声が飛んできたり、殴られたりしたこともあったとか、なかったとか。

今もイベント等での現職隊員さんを見ると、みな一様に靴のつま先がピカピカに磨かれていることが分かります。

もっとも、これからスウェードの半長靴が普及してくると、さすがにその文化も過去のものとなってしまうと思いますが…。

さて、翻ってワシの話。

かれこれ15年近く陸自装備でサバゲをし、おまけに10年以上も陸自装備品の官品レプリカなんて作っているくせに、半長靴磨きには全く関心ありませんでした。

だって、昔の茶色の半長靴(茶半)の時代ならまだしも、今の黒い戦闘靴は2型も3型も、革の表面にシボシボ加工がされて、本来はツルツルにする必要がないからです。

(現代の黒い戦闘靴の革のシボ)

それにサバゲだと、ゲーム開始どころかセイフティで歩き回るだけで砂ぼこりがつきまくるし、ゲームすればすぐに汚れたり傷がついたりするし。

なので、靴磨きなんてやりすぎはダメなのです!

とりあえず汚れが落ちてさえいればいいのです!

 

・・・。

 

・・・いや。

 

正確には、そう思うことで自分を納得させていたのでした。

半長靴のつま先をヌルテカにすることに対して、ワシは関心がなかったわけではなかったのです。

内心、自分もあんなふうにつま先を光らせてみたいなと思うことは思ってはいたものの、実際にはいくら磨いても諸先輩の皆さんのようには光らせることができず、そんなわけで無関心を装っていたというのが正確なところ。

でも陸自装備レプ自作量産勢の端くれなのに、自分の半長靴のつま先が光っていないのはどうなのか?

そういうことから、現職さん元自さんにも認めてもらえるように磨いてみよう!と思うようになり、そんなわけで今さらつま先を光らせる練習を始めたのでした。

 

*自分流を見つけよう

陸自の半長靴磨きの方法ですが、ネットでは非常に多くの現職さん・元自さんが、いろいろな手法を紹介しています。

じかに手法を聞いてもきました。

・・・が、色々と話を聞けば聞くほど奥が深い…というより、靴磨きというのは突き詰めればその人のやり方でしかなく、いわば流派が無限に存在する世界だということが分かってきました。

おまけにその各種流派はそれぞれがそれぞれの手法を主張しているので、ひどい時には流派同士で言い争いになったりすることも。

そんないくつもある流派が、そのままスッポリと自分に当てはまるとは限りません。

ということは、それらを取捨選択したうえで試しまくり、自分の方法を見つけなければいけないのです。

ちなみに、ネタのように語られている「コツ」の中には、うかつに試さないほうがいいものもあるようです。

その最たるものが「ライターで炙る」やり方。

靴墨を厚めに塗ってそれを炙って溶かし、シボを埋めて光りやすくするというものです。

理論としてはそうなのですが、失敗すると革を焦がしてしまったりと、取り返しのつかないことにもなり得ます。

でも実際にその方法で光らせていた人も数多く存在するので、手練れな人には有効な方法だと言えるのですが、不慣れな人が真似してはいけません。

もちろん試せる靴をたくさん持ってる人なら、いくらでも試せばいいのですが…。

というわけで、自分でいろいろと試してみて、有効だと思える手法を採用していくしかないですね。

 

*鏡面磨きに必須のアイテム

半長靴を光らせるためのアイテムとして、わしもいろいろ試すうちに必須なものがあると分かりました。

それらを紹介します。

(固形の靴墨)

靴墨なんて塗れればどれも同じだと思っていましたし、そもそも陸自の官品はチューブ状の半練りのもの。

なのでわしは半練りの靴墨を長年使ってきて、そして今回改めて光らせる練習を始めた当初も半練り靴墨でやっていたのですが、一向に光りません。

そこでフと思い立ち、昔買った固形のものを引っ張り出してきたところ、急にうまくいくようになったのです。

なので光らせるためには、固形が必須ということですね。

もちろん、あんまり古くなって固いやつだと伸ばすのも大変で、手間がかかってしまいます。

なるべく新しいのを使う方が、作業効率がいいと思います。

以前は自衛隊の靴磨きと言えば定番だったKIWIが今はもう普通に買えなくなってしまいました。

別にKIWIでなくてもそれほどの違いはないと思いますが、それでもなんだかKIWIだと安心なんですよね…なんで販売修了してしまったのでしょうか。

ちなみにこのサフィールというやつの高いやつ(ホントに高い)ですが、

鏡面磨きの最終兵器的な評判もあれば、高いのにそれほどでもないという評価もあります。

個人的には、効果があるとしてもここまで高いものを買ってまで…とは思います。

ちなみに、わしは昔からビジネスシューズでこんなのを使ってました。

これを使っても、わしのような素人にはKIWIとの違いが分からないので、まあ同じようなもんだと思います。

(水)

いくら固形の靴墨を塗ってからいくらストッキングで磨いても、そこそこ綺麗になるくらいで、ヌルテカには全くなりません。

ヌルテカにするには、水が必要だったのです。

知識として「水をやりながら磨く」という手法は知っていたのですが、半練りクリームで一向に光らせることができず、都市伝説の一種かとも思っていたくらいでした。

それを固形の靴墨に替えて水で光らせることができるようになった…というわけです。

自衛官経験者の変わったテクニックとして、磨いてる時に「ツバを垂らす」という変な技を聞くことがあるのですが、それもつまるところ「水」ということでしょう。

というわけで水を使うためには、小皿に水を入れたり、霧吹きで水を吹いたりが必要。

(↑こんなのは要りません。100均ので十分)

(↑こんなのは要りません。100均の小さいので十分)

それらがなければ、ツバでも垂らしながらでいいでしょう。

 

【わし的光らせ法】

長年半長靴のつま先を光らせることを日課とし、文字通り腕を磨いていた先輩諸兄の皆さんを差し置いて、光らせ歴2か月未満のワシがこんなことを書くと叱られそうですが、今まで全く光らせることができなかったワシでもつま先を光らせることができるようになった…ということをお伝えするのは、ブロガー(←死語?)としての使命。

というわけで、ワシが(今のところ&最も費用対効果の高いと思える)たどり着いた半長靴のつま先ヌルテカ作戦を紹介します。

もちろん我流ですので、「いいや、こうすべきだ!」という先輩諸兄のご意見は仰る通りです!

みんな正解!

 

*下準備

今回の実験台はこいつ。

それほど古くないものの、割とガンガン使われていたようで、全体的に薄汚れていた他、つま先はご覧のように細かい傷だらけ、他の部分の革もあちこち擦れがありました(↓)。

特につま先の傷は手ごわそう。

というわけで作業開始。

日常の手入れ程度なら靴紐はつけたままでいいと思いますが、この半長靴は入手して以来まったくいじっていなかったので、靴紐も外しました。

 

さて、どんな使い方をしたかでも違ってきますが、泥汚れなどがひどい場合は水とブラシ、環境によってはエアツールなどを使って汚れを落とし、乾かしておきましょう。

そこまでいかなくても、軽い埃程度の汚れなら水で洗うまでしなくて大丈夫で、そんな時は靴ブラシでゴシゴシ。

 

ワシはたまにしか使いませんが、しばらく手入れをしていなかったり、水洗いして乾かした後は、クリーナーを塗りこんだりしています。

あとは布でクリーナーを拭きあげますが、これだけでもそこそこ綺麗にはなります。

ただ、クリーナーを拭きあげると、表面の古い靴墨が落ちるので、それまでの靴墨で隠されていた傷や、荒れた表面が顔を出すこともあります。

特につま先は日頃の訓練で傷がつきやすく、そうなると少し難易度が上がると思っていいでしょう。

さらに過去に使っていた隊員さんが「光らせた跡」が残っていることもあります。

光らせた部分が硬化してひび割れして剥がれ、一部だけ残っている…という状態なのですが、そのまま磨いても段付きができてしまうし、そこだけ明確に違う光り方をしたりしてしまいます。

なのでそんな時は、思い切ってラッカー薄め液をボロ布につけてゴシゴシして取り除いてあげるという手もあります(もちろん推奨できる技ではない)

 

さて。

熱意がある人はここから固形の靴墨でいくところでしょうけど、ワシは半練りの靴墨を取り出し…

汚れ落とし用のものとは別の、靴クリーム用のブラシゴシゴシして半練り靴墨を塗り込んでいきます。

「半練りだと光らないって言ってたのに!」

と言われるかもしれませんが、光らせたいのはつま先だけですし、その他の部分は面積も多く、半練りのほうが楽だからです。

半練りクリームを塗り終わったら、他の作業をするなどして軽く乾かしてから(無理に時間を置かなくてもよい)、

ストッキング等を使ってゴシゴシと拭きます。

すると、そこそこ黒々としてきます。

上が半練りの靴墨を塗って乾かしたもの、

下がそれをストッキングで磨いたもの。

それなりに綺麗になってます。

後ろの部分の擦れた部分も分からなくなり、少し光沢感も出てきました。

従来のワシは、ここで作業修了!としていたのでした。

でも、これはまだ下地なのです。

 

*光らせる!

ここからが本番です。

固形の靴墨を、つま先の部分に薄く塗ります。

従来も、靴磨きを趣味にしている皆さんは指で靴墨を塗り込んでいるのを知ってはいましたが、個人的には指が汚れるのに抵抗があり、ずっと布を使って塗っていました。

が、実際にやってみて、固形の靴墨を薄く塗り伸ばすには指が最適だとようやく実感できました。

つま先全体的に塗り伸ばします。

実はここでも失敗を繰り返していて、当初は適当に物置から出した古い靴墨を使っていたのですが、硬化しきっていてぜんぜん伸びず、そこでつまずいていたのでした…

ちなみに、固形の靴墨を塗った段階で、ある程度乾かしてからストッキングで拭くだけで、半練り靴墨を塗った場合よりは光ります。

面倒ならそこでやめても誰にも怒られませんが、本当に光らせたいならまだまだ先があります。

 

というわけで、再びちゃんとした(伸びる)固形の靴墨を指で薄く塗ります。

ここで霧吹きの登場。

もちろん、どうせこのように濡らすので、靴墨を乾かす必要はありません。

そして、脱脂綿でつま先部分を磨いていきます。

別に霧吹きでなくてもよく、小皿に水を入れて、脱脂綿をその水につけながら磨くのでも同じ。

でも僕は小皿をひっくり返して水をこぼす可能性があるので、霧吹きにしたというわけです。

ちなみにストッキングに水をつけながら磨いたら?とも思って試してみたのですが、ストッキングだと保水力がないので効果が薄く、脱脂綿のほうがいい。

最初はぜんぜん光らず「騙された!」と思ってしまうのですが、何度か水を浸かって脱脂綿で軽く擦ってみると、「おお?」と思えるようになると思います。

 

左が固形の靴墨を塗って水+脱脂綿で2回磨いたもの。

右が半練り靴墨をストッキングで磨いたもの。

これまで越えられなかった壁をあっさり超えてしまいました!

水ありがとう!

時間がないなら、これでも十分に「光らせた」で通用すると思います。

でもまだまだいけます。

同じこと、つまり固形の靴墨を指で塗り、すぐ水と脱脂綿で磨く…というのを何度も繰り返します。

ちなみに磨く際は力を入れる必要はないのと、脱脂綿がそのうち濡れて縮んできても脱脂綿を替えずにそのまま使って大丈夫。

また、円を描くように磨くという手法も聞いたことがあるのですが、円を描くようにするのと直線で磨くのも、結果違いは分かりませんでした。

しかし…何度繰り返しても、もともと傷だらけだったつま先はそう簡単にはいきません。

特に、革の地が出てざらざらになった部分は、一向につるつるになってくれません。

 

ここで、一旦固形の靴墨をまた薄く塗ってみます。

それを一晩置いて乾かしました(そこまで置かなくても大丈夫)。

そこで今度は水や脱脂綿を使わず、ストッキングで磨きます。

するとどうでしょう。

例のざらざらだった箇所も光ってきました。

それでもまだザラザラが残っているようなら、また靴墨を薄く塗って乾かし、布で拭く・・・を繰り返すと、ザラザラの上に靴墨が乗り、それを磨くことで光沢が出るようになってきます。

あとはダメ押しでもう一度靴墨を塗って、霧吹きで水を吹いて脱脂綿でコシコシ…という工程を繰り返します。

さすがに傷の凹みを埋めることはできませんでしたが、傷の角が丸くなり、傷の凹みも少し埋まって、傷があまり目立たなくなりました。

そして、最後はやはり、ストッキングで拭き上げ。

それで、こうなりました。

見比べてください、最初の状態と。

同じ靴の1日後の姿とはとても思えませんね!

 

*コツさえ掴めばあとは同じ

まぐれでないことを証明するため、また別の靴で同じ手順で試してみました。

この傷キズの個体が…

こう!

↑これはまだまだ途中ですが、それでも見違えるように。

今回紹介した2例は敢えて傷の多い個体を使ったので少してこずりましたが、そうでないものなら一晩置かずに完成します。

 

もう15年近く前の古い個体なものの、傷が少なかった半長靴たち。

 

5年くらいの、比較的新しい個体。

やはり傷が少なければ、固形の靴墨+水+脱脂綿で、何回かの磨きでヌルテカになると思います。

ただ、新品の半長靴だと前述のようにシボがあるのでそのシボが埋まるまではけっこう手間がかかると思います。

 

そこで自信をつけ、古い茶色の半長靴のつま先も磨いてみました。

最初は硬化しきった靴墨を使ってうまくいきませんでしたが、靴墨を替えたらこの通り。

これはもうヌルテカでしょう!

 

というわけで、自分にはできないと思っていても、いろいろ試せばできないこともないんだなと分かりました。

これでようやく、わしも自衛隊装備を偉そうに語れる資格を得られたような気がしてきました。

よぅし、これからいろんな人の陸自装備を指摘しまくって嫌われよう!

(ヤメレ)

 

-おわり-

 

 

 

 

 

 

 

 

予備自衛官補、第2段階中のおっさん・丙さん(甲方面隊・乙地本採用)からの新しいレポートをお届けします。

 

 

「第2段階をどうにかこなしつつある丙です、皆さんこんにちは。

決して第2段階での最大の目標というわけではないものの、それでも難関として立ちはだかるのが「25km行進訓練」。

僕としても特に印象に残ったので、今回はその話をします。

 

*25km行軍とは

25km行軍は、予備自補としてのフル装備(弾帯サスペンダーに各種装具や銃剣までつけて鉄帽も被り、水筒は満水、そして防護マスクのケースも肩掛けし、さらに背嚢に荷物をそこそこ詰めて背負い、小銃も首から下げる)、重さにすると20kg以上はプラスしたうえで、戦闘靴で歩くという訓練です。

これが有事での現職なら、本来は目標地点に到達した後に戦闘行動が始まるわけで、25kmを完歩することだけを目指すのはナンセンスなのですが、不慣れな我々予備自補としては、とりあえずは完歩するのが目的でもいいと思います。

ちなみに第1段階の最後に、予行という意味も含めた10km行軍がありましたが、やはり25kmはぜんぜん違う「身体各部への負担」がありました。

さて、行軍は〇〇分歩いて○○分小休止、それを何度か繰り返したら○○分程度の大休止(+食事)、そしてまた〇〇分歩いて…という流れが多いようです。

25kmはトータルで7~8時間かかるため、装具は前日から整えておき、当日は朝早く準備をして武器出しをし、普通の課業開始時刻あたりで出発…となるのが普通。

そのため、前夜から当日朝までけっこう時間に追われてバタバタで、洗濯やアイロンがけなどは手早く済ませる必要がありました。

ちなみに10kmの時は駐屯地内でしたが、25kmは駐屯地の外を歩くことが多く、部隊や時代によって異なりますが、車両で運ばれてから駐屯地に帰るスタイルや、駐屯地から出て戻ってくるスタイルもあるようです。

速度は意外にゆっくりで、道中で気を付けることといったら前の人との距離を保つこと、列を乱さないこと、でしょうか。

 

*マメとの闘い

僕としては過去に怪我をしたことのある足首と、最近たまに痛みだすヒザが心配だったのですが、幸いそのどちらも大丈夫でした。

ただ、後述のように足の裏がジンジン痛くなったのがかなりきつかったです。

ところで体力ですが、山岳地帯を踏破するわけではなく、ペースも意外にゆっくりなので、心肺機能はそれほど求められません。

筋力も、荷物を背負う力と足を交互に前に出す力、少なくともそれくらいがあれば大丈夫。

体力筋力を最も使うのは、完歩した後に疲労した身体で隊舎の階段を上る時かもしれません(笑)

大部分は精神力がモノを言うのが長距離行進です。

ですが、精神力ではどうにもならない強敵がいました。

そう、それはマメ

僕は大丈夫だったのですが、周囲ではマメで苦しんでいる人がたくさんいたのです。

マメは、足の裏の皮膚が靴下や靴と擦れることによって熱を帯びたり、蒸れによって柔らかくなったりして、外側の皮が分離して内側の皮との間に水が溜まって膨らむことでできます。

火傷の時の「水膨れ」のようなものです。

マメができただけでも痛いし、破れたらもっと痛いし、さらにマメの破れから雑菌が入ると後で大変(続行する衛生隊員に申告して小休止の時にでも消毒してもらいましょう)。

しかも履きなれず固い戦闘靴(半長靴)なので、マメリスクは急激に高まります。

ではなぜ僕にマメができなかったのか。

それは過去の経験から色々と気を遣ったから。

僕は若い頃に仕事で、土足禁止の会場でスリッパを履いて真夏に歩き回り、そのせいで足の指と指の間が擦れてマメになり、それが破れて夜には歩けなくなってしまったことがありました。

さらにサバゲを始めてからは一日中半長靴を履きっぱなしのことも多く、その経験でいろいろ学んだからです。

では具体的に対策を挙げていきましょう。

さて、まず最初に重要なのは靴のサイズ。

これは過去の記事にも書きましたが、もし靴のサイズが足に合ってなかったら、事前に適性サイズに交換すべきです。

靴は小さければ常に足が擦れることになってマメができやすくなるし、大きくても靴の中で足が動いてしまって擦れてマメができやすくなります。

なので本当の意味での「適性サイズ」の靴にする必要があるのです。

あとは靴下。

(ちょんまげ注、こういうの)

以前にも書いたように五本指の「軍足」にするのは指と指が擦れてマメができるのを防ぐのに必須ですし、あとは靴下を履くときに「シワやたるみが無いように履く」ことが重要。

靴下にシワやたるみがあると、そこが擦れてマメができやすくなるから。

それを防ぐためには、靴下のサイズも足に合っていないといけないし、薄くてヤワヤワな生地だとすぐヨレてしまうので、しっかりした厚みの靴下にするべきです。

そして行軍の最中に大事なのは、必ず設けられる「小休止」や「大休止」。

小休止の時には、面倒でも地べたに座って半長靴を脱いで足を少しでも乾かしましょう(ただし状況によっては脱げないこともある。脱ぐ時には片足ずつ←すぐに行動に移れるように)。

いくら靴や靴下が良くても、靴をずっと脱がずにいると汗で蒸れて皮膚がふやけてマメができやすくなるから。

半長靴を履きなれてない人だと、脱ぎ履きだけで体力と時間を遣ってしまうので面倒かもしれませんが、靴を脱ぐと脱がないとでは雲泥の差があります。

これらの対策で、僕はマメの発生を防ぎました。

 

*その他の対策

あと気を付けたいのが股ずれ。

股がズレるのではなく、股が擦れるという意味です。

歩行によって股間に近い内股が擦れ、そこがヒリヒリ痛んで、そのうちただれたようになってくることもあります。

さらに言うと戦闘服のズボンは生地が固く、股の内部の出っ張りが内腿に擦れ続けると結構痛い。

ベビーパウダーやワセリン、オロナインH軟膏などを股間の内股に塗っておくという対処法がありますが、僕は長めのトランクスを履いて対処しました。

(ちょんまげ注、こういうの)

あとはマメとは違いますが、同じ場所をずっと圧迫することで変な痛みが出ることも。

ズボンのすそを半長靴に入れる時も、なるべく生地の厚みが出ないように綺麗に畳むようにして、あとは靴ヒモの端を半長靴の口から中に入れる時もヒモが丸まってダマにならないようにしましょう。

その他の対策としては、なるべくいいインソールを入れること(官品の中敷きは帯電防止効果があるので、現職さんだとダメだと思いますが)ですが、10km行軍の時に問題なかったインソールが今回イマイチだったので、次は別のを買おうと思います。

(ちょんまげ注、こういうのだそうです)

小休止の際には水分や糖分・塩分を摂取すること、あとは短時間でも鉄帽や装具を外して休むこと、などが有効です。

足以外では、やはりふだん背負い慣れない背嚢を背負うので、僕は肩そして背中が痛くてそれも苦労しました。

ただ、最初の小休止の時に背嚢の中身の位置を変えたり、背負い直したら改善しました。

「ザック症」という、重いリュックサックをずっと背負うことで生じる症状もあるようですが、さすがにそこまではないと思います。

 

*脳内麻薬は存在した

マメはできなかったにしろ、もちろん僕としてもキツかったです。

特に予想してなかった足の裏の痛みがひどく、途中からジンジンしてこらえきれないほどの苦痛となって襲ってきました。

出発して次第に痛みがひどくなり、もうダメだ…!という時にようやく小休止して回復し、また出発して痛くなるという繰り返しだったのですが、おおよそ全体の半分の行程を越えてあと2kmくらいで大休止かという時。

それまで足の裏の痛みがキツくなって歯を食いしばっていたのですが、なぜか急に痛みが消えて身体が軽くなるのを感じました。

えっ?えっ?と思いつつなんだか楽しくなって、それまで口をきかなかった隣の人に話しかけるなども。

ああこんな楽しい訓練なら永遠にしていられるなあ、フンフンフーン・・・と思っていたら数分後、急にズーンと身体が重くなり、そして足の裏の痛みは倍増。

僕の脳から放出されるエンドルフィンはその程度だったようですが、それでも脳内麻薬の存在を知ることができたのはいい経験でした。

 

*リタイヤしてもお咎めはない

個人的に不満なのが、この25km行進に限らず10kmもですが、途中で体調を崩したりキツくてリタイヤして(車両で運んでくれる)完歩できなくても、だからといって修了できないわけではないこと。

それじゃあ頑張っても頑張らなくても同じではないか・・

もっともこれは、おっさんのほうが多くのリタイヤリスクを抱えているので、むしろ有難いと思うべきかもしれません。

ただ、前に「精神力が大事」と書きましたが、その証拠というか体力で不利なはずのおじさんたちは疲れた~とは言いつつそれほどでもなさそうで、苦しんでいるのは若い人に多かったです。

 

*手にもマメはできる

行軍の話ではありませんが、第二段階の「野外勤務」には、野戦築城という項目で、掩体掘りもあります。

この時にスコップやツルハシで地面に穴を掘るのですが、この時に軍手や薄い手袋を使って掌にマメを作って苦しんでいる人がちらほらいました。

これは、なるべく掌の部分の革の厚い作業グローブを使うしかないと思います。

(ちょんまげ注。PXに売ってるものの中から選べばいいと思います)

今はスマホでなんでも情報が得られる時代ですが、こういう地味な情報は自分から積極的に取りに行かないと得られません。

それにそれらの演練の前には、たいてい教官や助教(班長)からアドバイスがあるはず。

ただ、少し気になったのが、教官や班長でないものの知識のある同期にアドバイスをされても「大丈夫、なんとかなります」と根拠のない自信というか想像力の不足からできた対策をせず、結果として余計な苦しい思いをするような人も一定数いたこと。

まあ、僕の記事を参考にしようとしてくれるような皆さんであればそんなことはないと思いますが、そういう有用なアドバイスを軽視するような人は、有事の場で自らだけでなく仲間も危険に曝す可能性もあると言えるので、ちょっと心配と言えば心配です」

 

 

丙さん、お疲れ様でした。

次のレポートもお願いいたします。

 

 

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