川田龍平参議院議員は連日の質問に臨みました。

 

本日は、「地方創生及び消費者問題に関する特別委員会」。

 

委員会後のヘロヘロ状態での感想はこちら↓

 

秘書Oです。

本日の質問、「川田龍平君」と呼ばれる前に、

対応する各省庁の役人がたくさんの数、わらわらと委員会室に入ってきました。

 

 

川田議員の質問が各省庁横断的に関わる質問があるためでしょう。

 

今回の質問の分野ですが、

 

・ゲノム食品問題 

・政府備蓄米を子ども食堂・子ども宅食に

・地産地消で地方創生

・有機農産物の学校給食

 

 

など、質問を行っています。

 

その模様追ってみましょう。

 

 

ゲノム編集食品は遺伝子操作によるものにも関わらず表示が義務化されていません。
血圧降下作用などのあるGABAを数倍含むよう開発されたトマトが、

昨年厚生労働省に受理され、2022年には市場に出回る見通しとなりました。
また、少ない飼料で短期間に育つ魚(ゲノム編集された魚)なども開発されています。

そこで質問しました。

 

川田

「収穫後どのように消費され市場に広まり、自然界で交配が繰り返されていくのか、

管理されないことを危惧します。規制を考えるべきではないでしょうか。」

 

井上大臣(内閣府)、政府参考人(消費者庁、厚生労働省)

「厚生労働省が安全生を担保しているが、諸外国で表示ルールがないことや

科学的判別が困難なことから限界を生じている。

事業主の自主性に委ねたいというのが現段階での方針である。」

 

川田

「表示を任意とするのでは消費者の不安は拭えません。

どういう食品なのか知ることは消費者の権利であり、

表示を義務づけることを再検討すべきである。」

と主張しました。

川田

「農業に活力があり、地域の特産物が生産され、

六次産業化により雇用機会の確保や農業所得が向上することは、

地方創生、地域活性化の原点だと思う。大臣の見解をうかがいたい。」

 

坂本大臣(内閣府)

まったく同意する。農業を中心とした地方創生に今後もしっかり取り組んでいく。」

 

 

川田

「今年はコロナ禍による需要減少でコメの在庫が積み上がっています。

一方で三度の食事を満足に摂ることのできない人たちが急増し、

コメを届けてあげられないという摩訶不思議な状況が、

同じ日本の中で起こっています。

国費でコメを買って困っている人に届けるというシンプルなことが何故できないのでしょうか。

 

厚生労働省

「地域で子どもを見守る体制を強化する事業の予算を増やした。

この交付金を利用し、居宅訪問の際にコメを届けることもできるようにした。」

 

農林水産省

「食育の観点から、政府備蓄米を学校給食に無償配布してきたが、

これを子ども食堂や子ども宅食にも補助対象を拡大した。」

 

消費者庁

「食品ロス削減の観点から、余剰食品をフードバンクにより

子ども食堂や子ども宅食へ届ける活動を推進している。

しかしまだ認知度が低いため、普及活動に努めている。」

 

川田

「省庁の縦割りでは、この状況を打破するのは難しいようである。

食の確保は命に関わり、一刻を争う事態だ。

ここは、地方創生と孤独・孤立の両方を担当する大臣の力で、

各省を調整し克服できる仕組みをつくっていただけないでしょうか。」

 

坂本大臣(内閣府)

「ご指摘のとおり、地方創生と孤独・孤立を兼任する立場である

私が司令塔になって、各省でバラバラになっている制度を調整し、

生活困窮者に寄り添うような政策に努めていきたい。」

 

 

川田

「フランスでは、学校給食等の公共調達における有機や地元産の調達率引き上げが義務化された。

日本でも、特に学校給食で有機農産物や地元産農産物を使用することは、

子どもたちの健康増進の面でも、また食農教育の観点からも非常に有効で、

将来の担い手の育成にもつながります。

そこで大臣の見解と補助金制度などの有無をうかがいます。

 

文部科学省

「地場産農産物を使用した給食について、令和3年度は、

学校側と生産者側のコーディネーターの育成や、しくみづくりへの補助金を計上した。」

 

農林水産省

「学校給食に有機農産物を十分に供給するには、

生産者を増やさなければならない。栽培技術研修や産地づくり、

納品企画などを進める予算を計上した。」

 

川田

「まだまだ、一部の自治体の英断と地元農家の努力により、

取り組まれている段階である。

なかでも南房総市の三芳村、今治市、いすみ市などの好事例がある。

いすみ市はわずか4年で全国初の学校給食100%有機米を達成した。

これらに学びたいと思う。有機農業を使った地方創生、

そして学校給食の推進のために、是非大臣の力を貸して頂きたい。」

 

大臣

「自治体への交付金など準備しており、今後も自治体と連携を取りながらしっかり推進していきたい。」

 

以上のやり取りがありました。

 

川田議員の提案については、

方向性としては大臣も賛成と答える答弁が幾つかあります。

あとは本当に実行したのか、と言うところを

これからも注目して行きたいと考えています。

 

本日の委員会での実際の模様、

YouTubeに上げておりますので、

ご参考にして頂ければと思っています。

 

なんとか2日間連続の質問が終わりました。

皆様のご感想などもお聞かせ頂けると、ありがたく思っております。

川田龍平参議院議員は、生活を守り、いのちを守る政治を行って参ります。

 

 

 

龍いのちを守る 参議院議員 川田龍平龍