Airdog X3s使って4か月後。
・不具合が発生した
・サポートセンターに問い合わせした
・原因が(なんとなく)分かった
その結果、Airdogの弱点が分かった。
当初の設置場所を変更することに。
■Airdog日記 全10話
1. X3s発注→到着の話
2. 外装と内部構造を調べた話
3. 製造会社と「米国特許」を調べた話
4. 性能試験結果を調べた話
5. TPAフィルターを掃除してみた話
6. 買った理由:部屋換気の限界
7. 買った理由:HEPA式空気清浄機の限界
8. 故障?弱点判明・置き場所変更の話 ←今回
9. AirdogX3s使用レビューまとめ
10. HEPA式空気清浄機との違い
使用4か月までの状況
■不具合発生までの利用環境
前も書いたとおり、
我が家のAirdog設置場所は廊下にしていた。
運転時間:24時間(つけっぱなし)
運転モード:L3
(強い順でL4→L3→L2→L1→スリープ)
設置場所を図示。
下図緑色の位置にAirdogを置いた。
↓
■廊下では、他にもコロナ対策実施
これも前書いたが、家族が外出から帰宅するたびに、廊下にスチームクリーナーをかけている。
4か月後に不具合発生
■運転が突然止まった
使用開始4か月後のとある日。
いつの間にか「スリープモード」になっていた。
電源ボタンを押して、L3モードに戻す。
↓
数時間後、また「スリープモード」になる。
↓
電源ボタンを押して、L3モードに戻す。
↓
今度は10分後に、電源が落ちた。
この症状が出てからは、一晩も持たない。
深夜にL3モードにしても、朝にはスリープモードもしくは電源が落ちている。
1年も経たずに故障か?
さすが中国製。
■代理店に問い合わせた
日本代理店HP問い合わせフォームに、使用環境と不具合事象を書き込んだ。
すると次の日。
代理店からお返事メールが来た。
丁寧な文章だ。
なるへそ。
何となく、分かった気がするぞ。
「フィルターをいったん掃除することにした」と代理店に報告。
すると次の日また代理店からお返事が来た。
「湿度が高い」のも運転抑制の原因になるってことだな。
このコメントを踏まえて。
パパオは原因を以下のように想像した。
■不具合原因(想定)1
スチームクリーナーに使う水は、水道水。
中国その他と違い、日本の水道水は塩素が多く含まれる。
↓
水を沸騰させたらカルキ(残留塩素・塩化石灰・次亜塩素酸カルシウム)が床に残る。
残ったカルキをAirdogが吸い込む。
↓
フィルターが汚れる。
↓
電気機器の負担を下げるため運転を抑制する。
そのためスリープモードもしくは停止。
■不具合原因(想定)2
TPAフィルターは静電気でウィルスをフィルターに吸着させるシステム。
空気は乾燥していた方が、より静電気を起こせる。
↓
スチームクリーナーをかけて廊下や部屋の湿度を高めると、静電気が起こしにくくなる。
↓
静電気を起こすため、より高い負荷(電圧)をかける。
↓
電気機器の負担を下げるため運転を抑制する。
そのためスリープモードもしくは停止。
たぶん、2の方だと思う。
いずれにしても、中国やアメリカは日本よりも低湿度なので、高湿度下での運転を想定していない。
これがAirdogの日本国内使用時での弱点だ。
マニュアルには「超音波加湿器のそばでは使用するな」と注意書きがあるが、湿気そのものに対する注意書きは無いです。
使用方法を見直した
■配置場所変更
Airdogを置いた廊下にスチームクリーナーをかける限り、また運転を停止するだろう。
そのため廊下へのAirdog配置を断念した。
納戸部屋にあったHEPA空気清浄機と入れ替えることにした。
【Airdog再配置図】
【Airdog再配置図(動線付き)】
■補足
納戸やWICにある服(と服についた有害物質)と、納戸部屋自体の浄化を、Airdogに任せる。
■運転モードをL3→L2に変更
やっぱりL3では負荷が高いのだろう。
1つ下げて、L2モードにした。
■変更の結果
不具合事象再発せず。
スリープモードになったり運転を停止することが無くなった。
つまり、湿気さえ気を付ければ、問題無し。
万能ではないんだね。
日本製ではないグローバル商品だから、極東日本の環境条件なんて、ハナから度外視だろう。
いずれAirdogの特許期限が切れて、日本メーカーが特許を使って類似製品を製造するようになったら、きっと日本の環境に適した素晴らしい製品ができるだろうと願います。
そう。
ルンバやダイソンサイクロン掃除機のように。
さて次回は、他にもある、使ってみて気になったこと。