群馬に生まれ育って○○年。
人生で初めて榛名神社 に行ってきました。
いわゆる「上毛三山」と呼ばれる
赤城山、榛名山、妙義山にある神社で、
榛名神社だけ行ったことがありませんでした。
ずーっと行きたかったのだけれど、
榛名湖、榛名富士だけで満足。
(湖畔散歩して~白鳥丸に乗って~)
いやいや、3つの神社の1つくらいは
あえて行かない場所をとっておきたかったから。
(なんじゃ?そのストイックな考えは?)
いやいや、行ったこともない山奥のくねくね道を
運転するのがちょっぴり不安だったから。
たぶんこれが本音でしょう(;^_^A。
でも5月の爽やかな陽気が
背中を押してくれました
昨年11月に買ったプリウス初の
山道運転でもあります
↓伊香保から榛名山へ登る途中の展望台で
緑の濃淡が美しいです
山桜の花びらが太陽の光を浴びて
キラキラと流れていました
そっか~、桜の花びらって光るようにできてるんだ
う~ん、両腕を広げて深呼吸
↓榛名神社ニノ鳥居をくぐってまもなく見える鞍掛岩。
渓流を挟んだ岸の向こう側にみえます。
元々は洞窟だったところが奥の岩が落ちて
上の部分が丸く半円を描くアーチ橋のようになっています。
写真だとスケールの大きさが分かりにくいですが、
眺めていると、くらくらするほどの迫力です
自分の遠近感がおかしくなっちゃったのかな
と思うくらい。
普段近いところばかり見ているから余計ですね。
たまには眼力を鍛えに見に来なければ
↓神橋から仰ぎ見る行者渓
これも写真だとコンパクトになってしまいますが、
高さがあってとてもワイルドな奇岩です。
安藤広重の版画六十余州名所の中、
「上野国榛名山雪中」に選ばれたところだそうです。
修験道の創始者・役小角も修行を行ったとか。
“この岩々の間にちょうど太陽が入って
光が射し込んだとしたら・・・。
昔の人はやっぱり神を感じただろうなあ・・・。“
って想像にふけっていたら、
「きゃー怖い、落ちてきたら大変だよね」
と別グループの声。
人って同じものを見ても解釈は異なるものだと
しみじみ
滝の両脇の瓶子岩の間を流れることから
この名前がついています。
瓶子は神に供える神酒をいれる器のこと。
「みすず」、よいひびきです
この水筋が作られるまで
どれだけの時間を要したのでしょうか。
滝壺の水に手を伸ばしているカップルがいました。
榛名湖に通じる遊歩道から
降りて行けるそうです。
次回はもっと歩ける靴の準備をしてぜひ
↓矢立杉
矢を立てて戦勝祈願をしたといわれる巨木です。
推定樹齢1,000年、周囲9m以上、高さ30m以上。
1933年に国指定の天然記念物になりました。
天にそびえるようにスクッと立っています
ちょうど太陽が入る時刻だったみたいで、
強い光が射し込みました。
ありがたや・・
今が花期のシャクナゲです
境内のあちこちで見られます。
この写真だと分かりにくいと思いますが・・・
龍、かっこいいです
↓本殿
文化三年(1806年)の建立で、
祭神は火産霊神-鎮火開運火の神、
埴山毘賣神-五穀豊穣土の神です。
ご祈祷を申し込まれた方がいたようで、
中から太鼓と笛の音が響いてきました
神が降り立つor
神そのものと崇められている巨岩です。
本殿はこの岩にくっつくように建てられています。
岩の上部はくびれていて
人間の頭と胴体のような姿です。
(このくびれ、どうやってできたの?)
くびれ部分には御幣が飾られています。
(どうやって飾ったの?)
色々と頭が働きます
↓本殿から見た景色
杉と杉の間に見えた景色を撮りました。
神社内はどこを撮っても1枚の絵のよう。
刻々と時間が流れ、陽の射し方ひとつで、
見えなかった景色が見えたり。
本殿に続く道のあちこちに見所いっぱいでした。
歩いていて何度子どもみたいな
感動の声をあげたか憶えていません
神域独特のひんやりと清んだ空気もいい。
古杉の凛としたたたずまいもいい。
心身から洗われ、引き締められた思いです。
お気に入りの上州スポットが
またひとつ増えました