【約束のネバーランド】の元は白井カイウ先生原作、出水ぽすか先生作画による日本の漫画です。略称は《約ネバ》。《週刊少年ジャンプ》にて2016年から4年間連載され、2019年にアニメ化になっています。娘からかなり勧められてHuluでアニメ版【約束のネバーランド】を視聴しました。表現は悪いかもしれないけど面白かったです。
今日、紹介したいのは実写版の方。浜辺美波ちゃん主演で映画化され2020年12月に公開されました。GFハウス脱獄編を元に構成になっていました。孤児が《出荷》される年齢が原作の12歳から16歳に引き上げられていたり(浜辺美波ちゃん主演だからかな)松坂桃李くん演じる《謎の男》(ピーター·ラートリー)が登場するとか原作とは1部設定が変更されています。
まずは映画予告編から。
登場人物の紹介です。
🌟エマ(浜辺美波)
首の認識番号は63194。抜群の運動神経と高い学習能力を持ったムードメーカー。日々行われるテストではフルスコアを記録する天才。子供達との鬼ごっこでは誰一人見捨てない愛情の持ち主。
🌟レイ(城桧吏)
首の認識番号は81194。GFハウスの子供達の中で唯一ノーマンと渡り合える知恵者。日々行われるテストではフルスコアを記録する天才。クールで冷静沈着。一人で本を読んでいることが多い。
🌟ノーマン(板垣李光人)
首の認識番号は22194。優れた分析力と冷静な判断力を備えたGFハウスイチの天才。エマ、レイ同様日々行われるテストではフルスコアを記録。常に笑顔で子供達を優しく包み込むリーダー的存在。
🌟クローネ(渡辺直美)
イザベラからの要請により本部から派遣された補佐役(シスター)。パワフルで快活なハウスの人気者。喜怒哀楽が激しくイザベラへの下克上を狙っている。
🌟イザベラ(北川景子)
子供達を愛し、子供達から愛されるGFハウスのママ。エマ・レイ・ノーマンというフルスコアの子供を3人も育て上げるなどママ界のトップオブトップ。常に慈愛に満ちた微笑みを浮かべているが……?
🌟謎の男(松坂桃李)《友情出演》
今回の映画実写版は【約束のネバーランド】の『脱獄編』になりますがその原作に「謎の男」という名前のキャラはいません。長髪の金髪ヘアの男といえば「ピーター・ラートリー」です。ピーター・ラートリーといえば約ネバの物語においてとても重要な役割を果たす人物なんだそうです。(アニメをseason1しか見てないのでいつもながらの情報薄でごめん)
🌟グランマ(三田佳子)《特別出演》
北川景子さん演じるイザベラは【約束のネバーランド】において各プラントを管轄する”ママ”のひとりです。グランマという立場はそのママ達のトップに立つ存在になります。
【約ネバ】あらすじは、
【起】
2044年10月。朝、目覚めた15歳の少女エマは積極的にハウスにいる他の子どもたちを起こして回ります。ここは、グレイス=フィールド(GF)ハウスという孤児院です。ハウスにはたくさんの子どもがいます。彼らには血の繋がりがありませんが15歳のエマを筆頭に子どもたちはみんな互いにきょうだいのように仲良く暮らし幸福にしています。みんなの母親的存在はシスター・イザベラという女性です。シスター・イザベラは子どもたちから「ママ」と呼ばれていました。
ハウスでは特殊な勉強とテストを課しており子どもたちはそんな教育を受けて育ちます。エマ以外にノーマン、レイという2人の少年がいました。エマたち3人はいつもテストでフルスコアをとる学業優秀な少年少女でした。ハウスの敷地は広く運動も遊びも敷地内で事足ります。
敷地と外の世界を区切るのは木の柵でした。柵の外には出てはならないというのはハウスの暗黙の掟です。みんな疑問も持たず柵の中で暮らしていました。6歳から16歳までの間に里親が見つかると子どもたちはハウスを出て外の世界へ出ていきます。他の子どもたちはそれを祝福して送り出しました。外に出た子どもたちがハウスに手紙を送ってくることはありませんでした。それをエマたちは「外の世界が楽しいからだ」と思っていました。エマたちは誰もハウスのことを疑っていませんでした。ある日までは…その日は仲間のひとり、少女・コニー(浅田芭路)が里親のところへ出発する日でした。エマたちはコニーとの別れを惜しみつつ送り出します。
コニーの出発のあと、エマはコニーがリトルバーニーと呼んで大事にしていたうさぎのぬいぐるみを置き忘れていることに気づきます。いまならまだ間に合うかもしれないと考えたエマはノーマンと一緒に門へ向かいます。門は外との世界を繋ぐ唯一の出口でふだんエマたちがそこに近寄ることはありません。広くて大きな場所にはジープが止まっていました。門へ入りジープの荷台をふとのぞき込んだエマはそこにコニーの遺体があるのを見てしまいショックを受けます。
ひとの気配を感じて車の下に隠れたエマとノーマンはさらにショックなものを目撃しました。
門にやってきたのは鬼と呼ばれる大きなモンスターでした。コニーは鬼の食用となるために殺されこれから出荷されるのだということをエマとノーマンは鬼たちの会話で知ります。
さらに鬼との橋渡し役をしていたのはエマたちがママと慕うシスター・イザベラでした。鬼の手先であるママの真の姿を知りエマは愕然とします。里親に引き取られたのだと嘘をいってハウスを明るく出ていった6歳から16歳までの子はみんな金持ちの鬼の食用肉になっていたのです。ハウスは鬼に肉を献上するための「農園」でした。エマたちは鬼の食用肉として育てられていたのです。
【承】
それを知ってしまったエマとノーマンは気付かれない様にこっそりハウスに逃げ帰ります。ハウスに戻った2人は子どもたち全員を連れて脱走しようという計画を練り始めました。殺されたコニーのうさぎのぬいぐるみが車の下に置き忘れていたことからママは誰かに秘密の会話を盗み聞きされたと感づきました。一体誰が秘密の話を聞いていたのか徹底的に探ろうと考えます。
当初、ノーマンは少人数で逃げ出そうと提案しますがエマが反対しました。コニーの遺体を見てしまったエマは、もうこれ以上ハウスの仲間達の犠牲者を出したくないと言い、逃げるなら全員の脱走をと主張します。もうひとりの同年代の仲間・レイにこの事を打ち明けるかという問題もしばらく様子をみようということになりました。エマとノーマンは翌日から脱走計画を練り始めます。柵を越えると何があるか調べると、大きな壁がありました。
壁は高くて、ロープを渡さないとのぼれません。小さな子どもにはもちろん不可能で年長者の手助けも必要になって来ます。夕方、ハウスに戻る時間になったときにナイラという少女の姿が見えませんでした。ママは懐中時計を見ていたかと思うと瞬時に森へ行きすぐナイラを連れて帰ってきました。
それを見たエマは自分たちの体内には発信器がつけられていて、ママが見ていたのは懐中時計ではなく追跡装置なのだと気づきました。今まで気に留めていなかった左耳のしこりが発信器なのだと理解します。
レイへこの危機を打ち明けるべきかをエマと相談しているとレイがいち早く見抜きました。
レイはエマたちの不審な動きに気づいており尾行していました。エマはレイも脱走計画の仲間に入って貰う事にしました。レイは図書館でたくさんの情報を仕入れてきました。ハウスの子どもたちにたくさん勉強をさせる意味は脳が発達した人間のほうが美味であり、鬼の理性を保つ為に有用だというとんでもない理由からでした。レイは発信器についても詳しく調べると言います。発信器をすぐに壊すとママに警戒されるからしばらく待てとエマたちに言います。
外部から寄贈された図書館の書籍にはふくろうのマークのスタンプが押されています。寄贈者であるミネルバのスタンプの周囲はモールス符号になっており、外の世界にはミネルバという味方がいるとエマたちは読み解きました。
エマたちが不審な動きをしていることにママも気付いてしまいました。ハウスの子どもたちの世話で忙しいママは監視の目を増やすために補佐を募りました。本部の指示でシスター・クローネという女性が派遣されます。エマは幼い子どもたちに鬼ごっこという遊びを通じて脱出に備えて体力をつけさせます。エマたちが遊んでいるとシスター・クローネもやってきました。
クローネはエマたちに鬼ごっこの勝負を挑むと見事に勝利します。
そのうえでクローネはエマにそれぞれ情報を持ち寄って協力し逢いましょうと提案しました。
クローネの反応をみたノーマンは身近に内通者がいると感づきます。ノーマンの言う通りでした。何とレイがママに通じる内通者でした。牧羊犬の役割をしていたとレイもあっさり認めます。レイがママと手を組んだのはかれこれ9年前からでした。レイは胎児のころからの記憶があり幼少期にはもはやハウスの存在意義を理解していました。ママにそれを告げ子どもたちの様子を報告する代償としてレイは自分の欲しいものをママから手に入れていたのです。
【転】
エマはレイと話し合いますがレイがママのスパイをしていたのはハウスからの脱獄のためだと知りました。レイはそれ以後、ダブルスパイとして動きます。エマ、ノーマン、レイはその後自分たちと年齢の近い少年ドン(山時聡真)、少女ギルダ(安藤美優)に計画を打ち明けます。
ドンとギルダも話を知って以後、エマたちの手足となって動き始めました。協力し合おうというクローネの提案をエマたちは半信半疑ながら呑むことにします。クローネの部屋を訪ねたエマたちはこのハウスはあくまで食肉農園の一部であってほかにもプラントがあると知ります。
クローネは発信器のことも言及しました。耳に発信器があることはエマたちも気づいていましたがクローネの発言で裏付けが取れました。
11月。レイはママに欲しい道具を取り寄せてもらいポラロイドカメラを手に入れました。カメラでハウスの子たちと記念撮影をしますがレイの真の目的はカメラの中のある部品でした。
レイは「発信器を無効化する道具」を作っておりカメラの部品を得たことでそれが完成します。その矢先、クローネがハウスの子どもたちの私物を調べ始めました。あわや発信器無効化の器具が見つかりそうになりますがエマたちは難を逃れます。クローネはハウスのママになりたがりました。クローネの行き過ぎた行動がイザベラの目に否が応でも留まります。
イザベラに睨まれたクローネは他部署へ異動という本部の通達を受けて「門」へ行きます。
そこに待っていたのはグランマと呼ばれる上層部の女性でした。グランマはイザベラを育てて今の地位まで築かせてくれたた立て役者です。
権力争いに敗れたクローネは鬼に殺されます。
レイは継続してダブルスパイとしてママのもとで働きます。子どもたちが薬剤のすりかえをしてママの命を狙っている!と報告したレイは、ママと一緒に薬剤を元に戻すという作業をしました。その間にノーマンとエマは壁を調査しに行きます。しかしそこへママがやってきました。エマ達が脱走を計画していることがとうとうママに知られてしまいます。エマはママに捕まり脱走できない様に足の骨を折られました。
さらにママはエマたちにノーマンの出荷の日にちが決まったと言います。足を骨折したエマが回復するまでには時間が必要でした。エマとレイはノーマンの発信器を無効化し、出荷させない様に脱走の決行日までノーマンを潜伏させる計画を考えます。ところがノーマンはそれを断りました。自分が脱走に成功するとママの監視の目が厳しくなり他の子どもたちの脱走計画に支障をきたしてしまう…とノーマンは考えていたんです。ノーマンはわざと発信器をつけたまま、壁の外を見に行きました。壁をのぼって反対側を「下見」に行き得た情報をエマたちに詳しく教えます。
【結】
壁の反対側は絶壁でとても飛び降りられる高さではありません。ただ、壁の上を歩くことはできる幅があります。壁を隔てて他のプラントや本部と繋がっており本部の区域にのみ壁沿いに橋がありました。それをエマたちに教えます。
ノーマンは出荷されることを覚悟していました。エマたちはそれを阻止できず黙って見送るしかすべがありませんでした。ノーマンがいなくなってしまったことでエマもレイも絶望します。それを見たイザベラはほくそ笑んで喜びました。エマたちがもう脱走をあきらめたと思って油断していました。
【2か月後】
エマもレイも無為な日々を送っていました。イザベラはそれを監視しつつも満足です。
2045年、1月。レイは16歳の誕生日にとうとう出荷が決まりました。誕生日前夜、食堂でレイとエマは顔を合わせます。実は2人とも脱走計画をあきらめてなんかいませんでした。
エマもレイも互いに連絡は取り合いませんでしたがそれぞれ脱走計画を練っていたのです。
レイは食堂に油をまきハウスに火を放つつもりでした。出荷前の自分を燃やして自死することで、レイはイザベラに復讐しようと計画していたんです。
しかしエマはそれを止めました。先に亡くなったノーマンはレイに宛てて手紙を残していました。ノーマンの計画をエマはレイに教えます。
ハウスには火が放たれました。駆けつけたイザベラは泣き崩れるエマの姿と発信器の場所から炎の中にレイがいると思い込んでいます。
子どもたちをハウスの外へ避難させるよう命じイザベラは消火器で消火活動をしようとしますが火の勢いが強すぎてダメでした。ふと我に返った瞬間、イザベラはエマたちが【靴を履いて】避難していたことに気付き真っ青になります。それは一時避難したのではなく明らかに脱走の意思がある事を意味していたからです。
イザベラは本部に連絡をした後、橋を封鎖させました。
エマたちは壁まで到達していました。レイは発信器を耳から切り取って取り出して火のところに置いていたのです。自分が炎の中に取り残されたとイザベラに思わせる罠でした。
壁の反対側は絶壁でしたがノーマンの事前の壁の調査で対岸に近い場所がある事が分かっていました。エマたちはそこに向けてロープを投げ渡すとハンガーを使って向こう岸に渡ろうと企てました。
橋を封鎖したにも関わらず子どもたちの捕獲の報告が全くないことでイザベラも事態の重大さに気づきました。慌てて壁をのぼって追って来ます。
子どもたちはみんな向こう岸に渡り切りエマが最後でした。イザベラはエマに「あなたが渡り始めたらナイフでロープを切るわ」と脅します。しかしエマは動じませんでした。イザベラへの今までの感謝の意を告げこんなふうに愛情をもって育ててくれたことへのお礼を言いました。エマが渡るのをイザベラは止めることができませんでした。イザベラはエマたちを見送りながら「いってらっしゃい。願わくばその先に光がありますように」と幸福を願います。
子どもたちを逃がしたイザベラは、グランマの判断により鬼に供出されます。
イザベラは昔、ハウスの仲間のレスリーと愛し合った過去がありました。お腹の中に宿ったその子はレイだったと子守唄で気付いていたのですが本人には最期まで言わずにいました。
外の世界に出たエマたちは朝日を見ながら新たな世界への希望に胸を膨らませます。
エンディングの後、【ハンガーを使ってロープを渡る行為は危険です。絶対に真似しないで下さい】のテロップが。
【実写版·約束のネバーランド】の主題歌を担当したのはずっと真夜中でいいのに。さんが歌う、
『正しくなれない』ってタイトル曲です。
PVバージョンと、
【約ネバ】映画映像バージョンです。
私は全12話のアニメを視聴した後、地上波放映された【実写版·約束のネバーランド】を観たんですが良かった、惹き込まれましたよ。
ネットではレイ役の城桧吏くんの演技がダメだとか色んな意見を目にしたけどそんなに悪くなかったよ。まだ15歳だからね、これから伸びてくるんよ。【約束のネバーランド】のキャラクター的には板垣李光人くん演じるノーマン推しなんですがアニメからそのまま出て来たかと思わせる再現度💖美形ですよね。
彼を堪能したい方は、ドラマ【カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜】や【シジュウカラ】をオススメします。いま、金曜ドラマの【インビジブル】にもレギュラー出演してるので良かったら🥰
今日も最後まで長文にお付き合い下さって貰えて感謝です。次回はドラマの予定です。また是非ともお越しくださいm(*_ _)m✨
暑くなって来たので水分補給しっかりね🚰またね〜( ^_^)/~~~