アニメ映画【火垂るの墓】 | ∠かなめまよの胸はって行け〜!自信持って行け〜!

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こんにちは。
今日は今の狂った世の中だから改めて戦争の事をもっと知らなきゃいけない気がして【火垂るの墓】にしました。
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火垂るの墓】は、野坂昭如さんの短編小説です。野坂さん自身の戦争原体験を題材した作品でもありました。
兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に、戦火の下、親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとするが、その思いも叶わずに栄養失調で悲劇的な死を迎えていく姿を描いた壮絶な物語です。
愛情と無情が交錯する中、蛍のように儚く消えた二つの命の悲しみと鎮魂を、独特の文体と世界観で表現しています。
アニメ映画自体は30年前に作られたものだけど何回もテレビで放送されたから今の若い子達も知っている人は多いよね。
DVD版の予告編です。

映画のあらすじです。

1945年(昭和20年)9月21日、清太は省線(現在のJR東海道本線)三ノ宮駅構内で衰弱死した。清太の所持品は錆びたドロップ缶。その中には妹・節子の小さな骨片が入っていた。駅員がドロップ缶を見つけ、無造作に草むらへ放り投げる。地面に落ちた缶からこぼれ落ちた遺骨のまわりに蛍がひとしきり飛び交い、やがて静まる。

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太平洋戦争末期、兵庫県に住んでいた4歳の節子とその兄である14歳の清太は神戸大空襲で母も家も失い、父の従兄弟の嫁で今は未亡人である兵庫県西宮市の親戚の家に身を寄せることになる。

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最初のうちは順調だった共同生活も戦争が進むにつれて、二人を邪魔扱いする説教くさい叔母との諍いが絶えなくなっていった。

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居心地が悪くなった清太は節子を連れて家を出ることを決心し、近くの満池谷町の貯水池のほとりにある防空壕の中で暮らし始めるが、配給は途切れがちになり、情報や近所付き合いもないために思うように食料が得られず、節子は徐々に栄養失調で弱っていった。清太は畑から野菜を盗んだり、空襲で無人となった人家から火事場泥棒し、時には見つかり殴られながらも飢えをしのいだ。

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ある日、川辺で倒れている節子を発見した清太は、病院に連れていくも医者に「滋養を付けるしかない」と言われたため、銀行から貯金を下ろして食料の調達に走る最中に日本が降伏して戦争は終わったことを知った。

清太は日本が敗戦し、父の所属する連合艦隊も壊滅したと聞かされショックを受ける。節子に食べ物を食べさせるものの既に手遅れで、節子は終戦から7日後の8月22日に短い生涯を閉じた。節子を荼毘に付した後、清太は防空壕を去る。その清太もまた栄養失調に侵されており、身寄りも無いため三ノ宮駅に寝起きする戦災孤児の一人として野垂れ死んだ。清太は他の2、30体の死体と共に荼毘に付され、無縁仏として納骨堂へ収められた。

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アニメ映画は原作同様に清太の死が冒頭で描かれ、幽霊になった清太の「僕は死んだ」というナレーションから始まってカットバックしていき、神戸大空襲から清太が死地となる駅構内へ赴くまで原作の構成をほぼ忠実になぞっているが、後半部分の演出、特に節子の死のシーンの描写(原作では清太が池で泳いでいる間に死んでいる)や、ラストで清太が去って行った後の山から見える景色が現代の神戸の街のシルエットに繋がる構成などはアニメオリジナルである。

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作中で画面が赤くなる時は、清太と節子の幽霊が登場し近くで見ており、記憶を何度も繰り返し見つめていることを意味し、阿修羅のように赤く演出されている。

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住ませて貰っている叔母さんの家庭も戦争のご時世だから当然食べていくのも必死、その上に居候になる清太と節子の食いぶちも増え、とうとう二人の母親の形見の着物を売ってお米に替えたいと提案します。

形見だからね。小さな節子は泣いて拒否をするんだけど、最終的にはお米が食べたかったんだろうな、自分を納得させます。(すぐにほとんど具の無い雑炊になるんだけどね)

登場人物達の紹介です。
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キラキラ清太
本作の主人公。14歳。劇中で、通っていた神戸市立中は空襲で全焼したことが清太により言及。家も焼け出され、母も死去し、幼い妹・節子と共に西宮の親戚の家に行くが、叔母と折り合いが悪くなり自由を求めて節子と共にその家を出る。衰弱する節子に食べ物を与えるため必死になるが、栄養失調で節子を失い、清太自身も三宮駅構内で衰弱死した。同時に節子の遺骨が入ったドロップの缶は駅員に放り投げ出されていった。アニメ映画では死の直前、意識が朦朧としても節子のことを考えていた。
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キラキラ節子
本作のヒロイン。4歳。清太の妹。母の言葉や着物のことを覚えている。清太から母が亡くなったことは聞かされず、病院に入院していると誤魔化されていたが、中盤で、実は叔母から母が既に亡くなったことを聞き、知っていたことが判明する。栄養失調のため体にあせもができ、髪にはシラミがついていた。その影響で徐々に目も虚ろになり焦点もあっておらず、死の直前は清太の言葉もほとんど通じていなかった。この際、おはじきをドロップと思って舐めたり、石を御飯だと勘違いするほど思考力が落ちていた。スイカを食べた後、目を覚ます事はなく遺体は清太によって大事にしていた人形、財布等と共に荼毘にふされ、遺骨はドロップの缶に納められた。
死因については、栄養失調や衰弱による死亡説のほか、冒頭の空襲で軍需工場の出火により有毒物質を含む黒煙の雨粒を体内に取り込んだためとする説がある。
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劇中で何度か「左眼が痛い」と発言しているのもそれに起因している。幼く免疫力が低かったことや栄養失調が重なったため、清太よりも早く死に至ったとする説である。ただしこの説は清太と節子の栄養状態が同一水準だった場合を前提としており、劇中には盗みに入った家で清太だけが盗み食いをする描写があるため、仮説の一つにとどまっています。
ドロップが好きで全てなめ終わり、衰弱し何を食べたいかを聞かれ最後に「またドロップ舐めたい」と語っていたが叶うことはなかった。節子のモデルは、戦時中に栄養失調で亡くなった原作者の妹だそうです。
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キラキラ清太・節子の母
兄妹の母親。心臓が悪い(原作においては節子を出産した後に心臓病を患ったと説明されている)。気立ての良い、上品な美人。二人より先に防空壕に行こうとしていた際に空襲に被災、全身に大火傷を負い重篤となる。包帯も取れない状態で、腕の一部が焼けウジ虫がついており、清太が駆けつける直前に昏睡状態に陥り、そのまま死亡。清太は節子に真実を話すことができず、「西宮の回生病院に入院している」ことにしている。アニメ映画では、清太は母の遺骨を納めた箱を叔母の家についた直後に庭に隠した。原作では棚の上の戸袋に隠し、中盤で母の死が節子に知れてからは、母の遺骨は近くの春日野墓地に埋葬されていると節子に告げ、まだ防空壕の中にあるにもかかわらず清太はそういう希望を語っている。清太が持っていた7,000円の貯金(現在のレートで約1328万円)は「母がもしもの時のために銀行に預けてくれていたものである」と劇中では言及。
なお、清太が泥棒で捕まり、殴られた際に節子が清太にかけた言葉は、原作では「母の口調」とありました。
母親の登場シーンは事実上、冒頭のみで後は回想シーンなどで登場する。清太が回想した母と節子と海に行った場面は劇中では特に説明がないが、原作の記述によると1年前の出来事とされている。
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キラキラ親戚の叔母さん
西宮在住。清太と節子を一時的に引き取る。当初はうまくいっていたが、次第に諍いが絶えなくなる。原作では「未亡人」「小母さん」と表記され、清太の父親の従弟が夫だった。清太と節子を預かることは清太の言及によると約束になっていたようであり、叔母の言動から母も叔母の家に疎開する予定だった模様。原作ではお互い空襲で家が焼けたら身を寄せ合う約束だったと記され、状況によっては叔母が清太達の家に疎開する可能性も示唆されている。勝手に出て行ったのは清太達で叔母は直接的に追い出す言動は取っていないが、引き止めもせずにせいせいし、原作では、二人を疫病神と呼び、「横穴へ住んどったらええ」と言っている。
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キラキラ叔母さんの娘
女学生。三つ編みの清楚な風貌の少女。節子に下駄をプレゼントする、母が自分達の食器にだけ米を盛り清太と節子には雑炊しか与えなかった際は居心地の悪そうな素振りを見せる描写がある。
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どこかで読んだ都市伝説的なものなんだけど、
節子は亡くなる前に、 
「あせも」が出来て、「おなかびちびち」になっていたよね。
下痢症はおそらく栄養失調によって引き起こされ、 皮膚症も免疫力が落ちた事で複合的に発症したのかも知れません。
実は叔母さんの家に居る頃に既に発症してるいたみたいです。 
清太はお風呂で節子の背中に「あせも」を見つけ、 子供なりに療養と言って、海に行き患部を塩水に浸けさせている(これが良いのか悪いのかわからないけど)。 

こう考えると節子は、清太と2人で叔母さんの家を出る前から 身体に何らかの異常を発症していて、 清太の行動によらずとも、節子は遅かれ早かれ病気の症状で亡くなっていた可能性大な哀しい話なんです。

空襲の後の雨降りと目に何らかの異物が入ったシーンがありました。
しかも痛がってる事を2回も繰り返して書いていましたよね。

アニメでは財布からおはじきを取り出し地面に並べた時に上から雨が降ってきて、それを見上げた節子の左目に雨粒が入っていました。

それからしばらくしてから「目が痛い」と清太に訴えた時もゴシゴシしていたのは左目の方でした。
節子の死の真因は兵庫県の軍需工場の出火から生まれた有害物質を含む黒煙の雨粒を左目に受け、体内に取り込んだ事によるものだと考えられるって。
(実話とフィクションが混ざったアニメなので都市伝説感覚で読んでね)
最近はJアラートが鳴り響く恐怖やいつ戦争になるか分からないぎりぎりの線の上で生活してます。
特に北海道の方は恐怖だったんじゃないかと思います。
結局、ピラミッド型で犠牲になるのは下々の私たち庶民。
上の方の方達はしっかりシェルターとやらに守られるんだろうし、私たちにはJアラートが鳴ったら地下鉄や建物の陰に逃げろ!なんて、
【え?】
ってな回答を繰り返しているばかり。
もう日本もぬるま湯に浸かっている場合じゃないよなと。
その辺の理不尽な現在の事を考えながらもう一度、【火垂るの墓】を観て貰いたいです。
今日はちょっと重いテーマでゴメンね。いつもありがとうございます!また見に来てくださいね(*´▽`)ノノ