バリー・シール アメリカをはめた男(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

バリー・シール アメリカをはめた男(ネタバレ)

バリー・シール アメリカをはめた男

バリー・シール アメリカをはめた男

原題:American Made
2017/アメリカ 上映時間115分
監督:ダグ・リーマン
製作:ブライアン・グレイザー、タイラー・トンプソン、ダグ・デイビソン、キム・ロス、ブライアン・オリバー、レイ・アンジェリク
製作総指揮:パリス・ラトシス、テリー・ダガス、ブラント・アンダーセン、エリック・グリーンフェルド、マイケル・フィンリー、マイケル・ベイシック、レイ・チェン
脚本:ゲイリー・スピネッリ
撮影:セザール・シャローン
美術:ダン・ベイル
衣装:ジェニー・ゲーリング
編集:アンドリュー・モンドシェイン
音楽:クリストフ・ベック
出演:トム・クルーズ、ドーナル・グリーソン、サラ・ライト、E・ロジャー・ミッチェル、ジェシー・プレモンス、ローラ・カーク、アレハンドロ・エッダ、ベニート・マルティネス
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジェイマ・メイズ、マウリシオ・メヒア
パンフレット:★★★★(720円/コラムやトリビア企画、マップ付きあらすじ紹介と、かなり良い出来)
(あらすじ)
敏腕パイロットとして民間航空会社に勤務するバリー・シール(トム・クルーズ)のもとに、ある日CIAのエージェントがやってくる。CIAのスカウトを受けたバリーは、偵察機のパイロットとしてCIAの極秘作戦に参加。作戦の過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバル(マウリシオ・メヒア)らと接触し、バリーは麻薬の運び屋としても天才的な才能を開花させる。エージェントとしてホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをする破天荒な動きをするバリー。そんな彼にとんでもない危険が迫っていた……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作については、町山智浩さんの「たまむすび」での紹介とか宇多丸師匠と真魚八重子さんの対談を読んでみて!


トム・クルーズ主演作はすべて観る主義…というほどのファンではないものの、彼が実録映画に出る&しかもクズの役っぽいということで、一応、観るつもりではありまして。公開から約1ヵ月が経過した11月半ば、TOHOシネマズ新宿に足を運んできました。スゲー楽しかったザンス (・∀・) ヨカッタ! 本当ならダラダラと長文を書きたいところなんですけど、映画の感想がかなり溜まっているので、サラッと短めの記事をアップしておきますね。


12番スクリーン、公開から日が経っている割には、かなり入っていたような。
12番スクリーン


成り行きでCIAの手伝いをすることになった天才パイロットが、成り行きでコロンビアマフィアの仕事を手伝うことになり、札束をしまう場所に困るほどの大金を稼ぐも、成り行きでマフィアを裏切ることになり、最終的にはマフィアの手先に殺害されてしまう…というお話なんですけれども。“実話”という触れ込みがなければ、「こんな話があるか!( ゚д゚) カエレ!」と怒りそうになるほどバカバカしい展開が連続するんですよ(よく引き合いに出されている「ウルフ・オブ・ウォールストリート」に近い感じ)。しかも、トム・クルーズ演じるバリー・シールが“陽気で家族想いのバカ”って感じだから、スゲー笑いながら観られました。現実の結末を知らなかったので、最後に殺されてしまった時はしんみりしましたけど、実に“良い映画を観たオトク感”があったというか。その他、「サラ・ライト演じる奥さんの真っ直ぐな感じ」とか「ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ演じるJBのクズっぷり」とか「ドーナル・グリーソン演じるCIAのシェイファーの心がない感じ」とか、好きなところは多かったです。ちなみに、飛行機の操縦シーンはすべてトム・クルーズ本人がやったそうで、そういう姿勢は相変わらずスゴイなぁと。


トム・クルーズの“バカっぽい人”役にハズレなし、ですな(知った風な口調で)。
バカっぽいトム・クルーズ

実際のバリー・シール。「裏切りの代償」ではデニス・ホッパーが演じているそうな。
実際のバリー・シール


なんかね、変な説教臭さが一切ないあたりも好感が持てるし、まったく不満はないというか。いろんな人にオススメできる作品だと思うんですが、しかし。つい70点にしてしまったのは、近ごろの僕は金欠気味ということで、大金が羨ましかったからーー。あの札束、1つぐらいくれたっていいじゃない (・ε・) チェッ そんな映画と現実の区別がつかなくなった状態を人は「疲れている」と言うのでしょう。馬痩せて毛長し。そんなことわざを唐突に残して、この感想を終えたいと思います。




デジタル盤のサントラ。国内盤輸入盤もあります。



ダグ・リーマン監督×トム・クルーズ主演作。僕の感想はこんな感じ