※ごめんなさい、今回の記事はかなり面倒くさいことになっているので、そーす太郎さんとかナイトウミノワさんとかはちごろうさんとかのブログがマジでオススメ!m9`Д´) ビシッ
※今回の感想は、「そして父になる」
や「レスラー」
、「マチェーテ・キルズ」
のネタバレに触れているので、気を付けて!このブログを書いている人間は面倒くさいーー。定期的に当ブログを訪れているような方は十分承知だと思いますが、
とにかくウザい。なんて言うんですかね、しっかりとした映画評を書くことはなく、個人的な体験とか状況を当てはめてはグダグダグダグダと自分語り…。もうね、僕自身、そういうのにウンザリというか、いつ死んだっていいぐらいに思いながらも、3歳の娘を抱える今となっては、それすらも叶わない…って、
ほら、面倒くさいでしょ?(・∀・) ニヤニヤ もうね、こんな自分がイヤで仕方がないのです…。
僕の心を代弁する阿久津典子さんの画像を貼っておきますね(
「いつかティファニーで朝食を」
より)。

というか、この映画、尊敬する映画評論家の
町山智浩さんが
「たまむすび」で紹介されていた&
「映画秘宝 2015年03月号」
で
ベスト10の第3位に挙げていたからさ、一応は
「観たい映画の覚え書き」で「○」を付けていたけれども、
正直、観る気はナッシング。今週の
ムービーウォッチメンの課題映画が今作に決まった瞬間、
亀梨和也さんライクに手振りを入れながら舌打ちをしたほどだったんですよ(少しウソ)。それは、
絶対面倒くさい文章を書くことになるから…。だがしかし!
課題映画は何があっても観に行く主義なので、仕方なし。今週の月曜日、仕事で大宮に行ったんですが、その帰り道に
ユナイテッド・シネマ浦和に立ち寄って、観てまいりました。今回は“昨年の僕のベストなんだけど
破壊屋さんが集計した「ツイッターの2014年映画ベスト100」にも入らなかった作品”
「ぼくを探しに」の感想文の時のように(どことなく恨みがましい文章)、
「僕と父親」についての駄文がダラダラと垂れ流されているのでね(苦笑)、どうしても読むという方は、
抱きしめて、銀河の果てまで!ヽ川`Д´)ノ ナンダコリャ浦和駅東口にそびえ立つ
浦和パルコ。
UC浦和は6階にあって、なんとIMAXもある様子。

残念ながらパンフは売り切れ。後日、
TOHOシネマズ シャンテで購入しましたよ。
映写室ミュージアムなんてのもあったけど、時間がなくて行けなかったり。
スクリーン3、そこそこ入ってました。人気なのね~。
シェフ 三ツ星フードトラック始めました
原題:Chef
2014/アメリカ 上映時間115分
監督・製作・脚本:ジョン・ファブロー
製作:セルゲイ・ベスパロフ
撮影:クレイマー・モーゲンソー
美術:デニス・ピッツィーニ
衣装:ローラ・ジーン・シャノン
編集:ロバート・レイトン
音楽監修:マシュー・スクレイヤー
出演:ジョン・ファブロー、ソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモ、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマン、オリバー・プラット、ボビー・カナベイル、ロバート・ダウニー・Jr.、エイミー・セダリス、エムジェイ・アンソニー
パンフレット:★★★☆(720円/劇中に出てきた料理についての記事が充実していて、好きさ!)
(あらすじ)
ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカール(ジョン・ファブロー)は、口うるさいオーナー(ダスティン・ホフマン)や自分の料理を酷評する評論家(オリバー・プラット)とケンカして店を辞めてしまう。心配する元妻イネス(ソフィア・ベルガラ)の提案で、息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)を連れて故郷のマイアミを訪れたカールは、そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、フードトラックでサンドイッチの移動販売をすることを思いつく。カールはイネスやパーシー、仲間たちの協力を得て、マイアミからニューオリンズ、ロサンゼルスへと旅を続けていく。(以上、
映画.comより)
予告編はこんな感じ↓
70点良い映画体験でしたヨ ( ´_ゝ`) この作品、流れる音楽も非常に気が利いているんですけれども、僕が一番愛している料理アニメ
「ミスター味っ子」
のOPテーマ
「ルネッサンス情熱」を聴きながら読んでいただけると幸いです。
まぁ、貼っておきますよ↓ そういえば
「祝宴!シェフ」の時も貼ったっけ…。
ミスター味っ子 OP ED 投稿者 anitokuopedお話は予告編の通り。雑にあらすじを書くと、腕に自信のある雇われシェフが、ブロガーに叩かれた&オーナーと対立→店をクビになった挙げ句、ネットに“自分がブロガーに激怒しまくっている動画”が流されちゃいまして。再就職もままならず、どうしようかとションボリしていたら、元奥さんからヒントをもらったので、
トニー・スターク
(パイプカット済み)からボロボロのフードトラックを譲り受けて、せっせと修理していくのです。
ボロボロのトラックがキレイになっていくシーンは、テンションが上がりましたよ。

で、
キューバサンドイッチを売り出してみたら、息子のネット戦略もハマッて、
大当たり!ヘ(゚∀゚*)ノ ヒャッハー! 旅の最中に息子との関係は良くなるわ、元奥さんとの距離も回復するわ、ブロガーも謝りにくるわとウハウハであり、最後はブロガーが出資してくれた店(たぶん)で元奥さんとの再婚パーティの様子が映って終了。エンドクレジットでは、料理指導の
ロイ・チョイが「ここをしくじったら、世界が終わる… (`Δ´;)」なんて言いながら
クロックムッシュを伝授する場面が流れてましたよ。
なんか絵に描いたようなハッピーエンドでしたな…(しみじみ)。

いや、
実によく出来ている映画じゃないですか。まず、「1人の仕事中毒な男が『父になる』物語」としてストレートに素晴らしいし、出てくる料理は凄まじく美味しそうだし、それを作る過程も面白く見せているしと、褒めるところまみれ。ラスト、息子が作った「毎日1秒を繋げた映像」を観る場面なんてモロに
「そして父になる」
っぽくてさ、スゲー泣いちゃいました。あの動画、もし自分の娘に作ってもらったら、うれしすぎて発狂するかもしれませんな…(不要な心配)。
料理が超旨そうなのはもちろんのこと、手でパンを焼いたりとか、調理描写もユニークかつ心地よく見せているのが素晴らしい。

町山さんが紹介されていたように、「ジョン・ファヴローが自分の状況をメタ的に映画化した」ってのも面白いし、
実際に料理の腕を磨いた姿勢も素晴らしいし、映画のテンポはいいし、流れる音楽だってよく考えられているし…。ツイートがスクリーンに現れては消えていく演出は
「フライト・ゲーム」
を思い出しました。役者さんたちだって、かなりの有名どころが出演しながらも上手く使っていて(スカーレット・ヨハンソンだけは投げっぱなしな気がするけど)、「センスいいなぁ」と。僕的に大好きだったのがジョン・レグイザモで、
安定の“子分”感をビシビシ発揮。あの「就職したら2番手になる」という約束を守る男気にはグッときたし、旨いモノを食べた時のリアクションも実に愉快でしたな…(しみじみ)。
ジョン・レグイザモ、100点! スゲー見直しました。

特に料理を食べた時のリアクションが…って、こんな具体的じゃなかったよ!? Σ(゚д゚;) チガウ!

上の
「美味しんぼ」第31巻の栗田さんを使ったコラを作るのに2時間かかったのは置いとくとして。基本的には素晴らしい映画だと思ったのですが、
非常に考えさせられたことが2つあったのです。とりあえず個条書きで書いておくと、こんな感じ↓
① ブロガーとして今作は、料理ブログの批評家が「クソ野郎」と罵られる場面はあるものの、最終的には
「同じ“良いモノ”を求める仲間」という着地をしてまして。ごめんなさい、どうしても
「映画なんか1秒も撮ったことがないくせに~」なんて台詞を劇中の登場人物に言わせた作品
を連想してしまって、逆に「ジョン・ファヴロー監督は大人だなぁ」なんて思ったんですが、しかし。僕もブロガーとして映画の感想を書くことでこんな風に人を傷つけているのかなぁと思うと、非常に悪い気がしたりしてね。
昨年は
「アシッドたんぱ大放送」に出演したり、
「BRUTUS」
で取り上げられたりしましたけど、所詮は
声が大きくて目立っているだけで、映画ブロガー界全体ではまだまだの存在。影響力なんてゼロに等しいというか、必死に
「サバイバル・ソルジャー」
を宣伝しても、観に行ってくれたのは
はちごろうさんと数名の読者の方だけだし、僕が映画を観に行くからって、
「よし、今日の『レスラー』
はハッピーエンドで行くぞ!(`Δ´)」なんて劇場の人たちがバタバタすることもないんですけど…。例えば現在、「レンタネコ」でググると、恐ろしいことに
僕のブログが2番目にヒットするんですよ。
公式サイトの次に表示されるというね。
これはスゲー気まずい ('A`) 僕としては心底嫌いな映画だし、荻上直子監督自身が読むんだったら仕方ないと思うけど、「レンタネコ」が好きな人が読んで傷ついたらと思うと…。というか、なんでこんなことに気付いたかというと、先日、BSプレミアムで放送されたそうで、
「3月11日に読まれた記事」のベスト5位に入っていたからなんですね。
一応、貼っておきますね。amebaのアクセス解析によると、1022人が読んだことになります。

でね、そのアクセス数の割に
「誰も『いいね!』を押していない」というのは(現在確認できる3つの「いいね!」はずいぶん前に押されたもの)、
「相当な数の人がイヤな気持ちになったんだろう」と。そりゃあ、テレビで最後まで映画を観て感想を読もうと思うぐらいの人→作品には間違いなく好感を持っているだけに、そんな人がもしあんな攻撃的な文章を読んだら…。なんかね、非常に申し訳ない気持ちになってきたというか。今さら記事を消す気はありませんが、今後は映画を観ていくら腹が立ったとしても、
もう少し言葉を選んで書こうと思った次第。
② 息子としてさて、ここから非常に面倒くさい文章を書きます。前に「僕の父親が勝手に借金をしてラーメン屋を始めた」ということは書いたと思うんですが、
実はフードトラックだったんですよ、スタートは。いかにもなラーメン屋台ではなく、劇中に出て来たようなトラック。これ、当時は結構斬新だったんじゃないかしらん。ただ、「いろいろな町に移動して~」というのではなく、土地を借りて常駐していて。最終的には、その場所(法律的には建物を建てちゃいけない土地)に店を建てて…という着地。まぁ、そんな事情があったため、フードトラックが出てくる親子の映画なんて
忘れていたことをいろいろと思い出しそうで、観たくなかったんです。
で、
案の定、スゲー思い出した。朝早く市場に連れて行かれたし、学校が終わった後、手伝いに行ったりしてた。でも、全然良い思い出じゃなくて、罵倒されたり殴られたりと散々で。それでも当時はまだ父親を好きだったし、好きになろうとしていた健気な自分を思い出したりして、そっと自分を抱きしめたりする有り様(
「サニー 永遠の仲間たち」のこの場面をイメージ)。
僕も父親とこんな風に市場によく行ったものです。

なんて言うんですか、
ちょっと父親が自慢だった瞬間もあったんですよ。小学生のころ、友だちにクレープを作ってくれた時は鼻が高かった。あまり客は入らなかったけど、ラーメンは本当に美味しかった。だから、“善良な僕”は「自分と父親がこんな関係だったら…」と、
憧れながら観ました。小学校低学年のころ、ミキサーでイチゴミルクやバナナミルクを作るのが大好きで。ある日、家族に振る舞うことになったんですが、なぜかその時に限って、塩と砂糖を間違えるというベタなミス。恐ろしく不機嫌になった父親に罵られて、僕はスゲー泣いたんですけど、そんな時でもジョン・ファブローなら優しく叱ってくれたろう…
なんてね(
薬師丸ひろ子さん風に)。
そして、当然ながら“心の狭い僕”もいまして。僕の父親はいろいろと才能がなかったようで、商売は上手くいかず、借金は増えて、家庭は荒んで、離婚して。やっと死んでくれたのは約13年前ですが、最後まで借金まみれでして。そういう“そこそこハードな状況”を体感してきた身からすると、この映画に対して
「なにこの絵空事 ( ゚д゚)、ペッ」なんて敵意を覚えてしまう部分もあった…って、
ほら、面倒くさいでしょ?(・∀・) ニヤニヤ大体、あの元嫁はちょっと人間が出来すぎだし、愛人がスカーレット・ヨハンソンってなんだよって話だし、最後も「フードトラックは通過点かよ!」って思っちゃうしさぁ…。一応、「負け犬の再起モノ」ではあるものの、
「※ただし、才能があって、金持ちの元嫁がいて、ボロだけどフードトラックを用意してもらえる人間に限る (o^-')b」って思っちゃう…なんて駄文を垂れ流してしまう僕はクズ野郎。
「最強のふたり」
なんて超良い映画ですら、
「本当に良かったね…金持ちで ( ゚д゚) ケッ 」なんて最悪な感想文をアップするダメ人間ですよ。今作が好きな人はあまり気にしないでいただけると幸いです。
元嫁役のソフィア・ベルガラのマシンガンブラ&チンコ銃には驚きましたな…って、
別の映画
でした (ノ∀`) イヤン

ううむ、我ながら超読みにくい感想になっちゃった気がするけど、ブログなんて
どうせタダだからいいですよね?(志の低い文章) 何はともあれ、なんか泣きながら面倒くさいことを考えさせられて、精神的に
スゲー疲れました… ('A`) ただ、基本的には面白かったし、観終わった後、劇場の隣りにあった
「wired kitchen 浦和パルコ店」でキューバサンドイッチを食べたのをキッカケに、
いろんなお店に行ったり、料理をしたりと、
トータルすると実に良い映画体験が出来たので、結局のところは観て良かったですよ。よく出来ている作品なのは間違いないということで、気になる人は劇場へどうぞ~。
良さげなサントラ。
デジタル版
もあります。買おうかなぁ、どうしようかなぁ… (´・ω・`)


ジョン・ファヴロー監督作で一番好きなのって、評判があまり良くないコレかも。


ジョン・ファヴロー監督が参考にしたというデビッド・ゲルブ監督の寿司ドキュメンタリー。僕の感想は
こんな感じ。


ここからは「シェフ」という邦題が付いた映画を貼りますね。昨年観た台湾映画。僕の感想は
こんな感じ。


ダニエル・コーエン監督×ジャン・レノ主演作。「三つ星」も被ってますな。


ダニエル・トンプソン監督×ジャン・レノ主演作。上と比べるとジャン・レノが細いなぁ。

テッド・コッチェフ監督作。「料理長」と書いて「シェフ」と読め!m9`Д´) ビシッ


“世界最高のシェフ”の称号を目指して戦う料理人たちのドキュメンタリーだとか。ちょっと観たい。

ナナ・ジョルジャーゼ監督作。シェフだって恋に落ちるのです(知った風な口調で)。

グレッグ・サイモン監督作。偏差値の低さがビンビン伝わってくるジャケットです。

ゾーイ・クラーク・ウィリアムズ監督×ショーン・ヤング主演作。相当エロいシェフっぽいですな。
DVD版
もあります。

