シェフ 三ツ星フードトラック始めました
鑑賞日: 2015年2月28日(土)
映画館: TOHOシネマズ日本橋
原題: Chef
製作年/国: 2014年/アメリカ
上映時間: 115分
監督: ジョン・ファブロー
製作: ジョン・ファブロー、セルゲイ・ベスパロフ
脚本: ジョン・ファブロー
撮影: クレイマー・モーゲンソー
出演: ジョン・ファブロー、ソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモ、スカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマン、オリバー・プラット、ボビー・カナベイル、ロバート・ダウニー・Jr.、エイミー・セダリス、エムジェイ・アンソニー
あらすじ: すべてを失ったシェフが屋台をはじめます。
-----------------------------------
好き度: ★★★★☆ 4.5/5.0点
スカヨハ姐さんとペペロンチーノ
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』、ジョン・ファブロー新作ということと、町山さんが年間ベストに入れていたので、けっこう楽しみにしてたんで、初日に行ってきましたよ~。客席は満席でした。お客さんの反応もものすごく良かったです!
てなわけで『シェフ』、素晴らしい映画でした!(´∀`) ジョン・ファブロー自身の映画でもあり、父と子の話でもあり、非常に優れたロードムービーでもあり、負け犬ワンスアゲインムービーであり、しかもそれらが素晴らしいバランスで混ざり合ってて、スキがない映画で、やっぱジョン・ファブローすげぇなと思いましたよ!!
特に、父と息子描写にやられました・・・
使いたてのツイッターほど危ないものはない。というわけで、序盤のツイッター初心者のやらかし描写は最高だったし、近年の映画内におけるSNS描写のなかではかなりリアリティがあってとてもよかったです。そこからいちから出直しでフードトラックという初心にもどるわけだけど、きっかけとなるロバート・ダウニーJr.もすげぇキュートでよかったです!あと、すごいよかったのが、ボロボロのトラックをキレイにする描写。そこでの父と息子のやり取り、最高でしたし、ボロボロのトラックをキレイにしていくということが心情にもマッチしててよかったし、男気でやってくるジョン・レグイザモも最高すぎました。
素敵すぎるフードトラック
息子の成長と、そして父親の成長の描き方がすごい好きでした。仕事を一緒にやることで、今までやってこなかった親としての教育を上司と部下として補っていく感じがよかったし、ジョン・ファブローとジョン・レグイザモというザ・男子に囲まれて男として成長していく過程がほんと微笑ましいし、それがロードムービーにバッチリハマってる感じが、もう見事としか言えない…。
幸福感しかない!
全体的にアメリカ男子感が最高というか、部活感が最高。ジョン・ファブローとジョン・レグイザモとボビー・カナベイルがいるレストランなんて楽しいに決まってるだろ… そして何より飯がうまそうだった。ここがちゃんとしてるのが5億点なところですよね。全部食いたい。
そして、スカヨハ姐さんとペペロンチーノ、それを食った後のエロいため息は5億点。ここ数年で最高のスカヨハだったなあそこは。
最高!!!
この映画が素晴らしいのは、料理が人それぞれなにごとにも置き換え可能なものになってるという、普遍性だと思います。個人的にも重なるところが多くてグッときました。自分のやりたいことと、周りから求められること、自分のやらなきゃならないことこのバランスってほんと難しいですよね。このシェフは才能がある前提だからいいけど、ま、僕はまずそこからですな┐(´д`)┌ 最近『マイレージマイライフ』を観なおしまして、ほんと『仕事』ってなんなのか、すげぇ考えるんですよね。最近、まぁ僕は大学4年になる年でして、『仕事』についていろいろ考えることも多かったですが、やっぱとりあえずやりたいことを見切り発車でやってみようと思いましたね。するかしないかなら、する人生を選びたいですな(荻先生オマージュ)。
これを最近なんども聴いてる。
あと最後言いたいのは編集と音楽が最高だったという件。今年の編集賞はいまのところこの映画かなってくらい良かった。ラストシーンはちょっと、うっとなったのは正直なところ。フードトラックは踏み台でしかなかったの…?とちょっと悲しくなったりもしましたが…、でもまぁあれだよね?週末はみんなでフードトラックでわいわいやってるんだよね?そうなはずだ!と脳内で補完しました。
てなわけで、『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』最高の映画だったので、気になってる方はぜひ。いい映画だったな~(´∀`)
おわり
映画評論・レビュー ブログランキングへ
にほんブログ村