自粛が明けた。

知らぬ間に春が過ぎ去っていた。


そう言えば、くしゃみが出ないし目を擦ることも減ったや。


桜並木もすっかり緑色の傘を片手に微笑んでいる。


年明けから半年経った。


半年だって。早いね。いろんなことあったや。



想像よりも早い段階で新しい台本がやってきた。


声に出して読んでみる。


予想通り。眉間にシワがよる。


それも通常運転。




本を読んだ時と同じで自粛期間中も同じ感覚だった。


耳を澄ませば曇った声もちらほら聞こえて来たが、なんとかなるし自分でなんとかするしかないんだよ。っていう薄情であり気強い自分に寂しくなった。






今日も、雨が降っていたし。



あの日も、雨が降っていたし。



でも、必ず太陽が顔を出すと信じている。



そしてどんな時も


"私は、ただそこに居る"



そんな私を見つけてくれた人には、ありがとう。



そんな私の隣にいてくれた人には…?




なんて伝えたらいいのだろう。



ありがとうとごめんなさいが重なった感情とは
どんな言葉なのだろう。




だから、今日も心に従って。




いつか芝居を通して伝えられたらいいな。


そんなこんなの帰り道。



ほら、晴れた。





それでは



かすみ