手間をかけなければ良いものは生まれないこと。・・・・日々実感します。
築20数年になるハウスメーカーで建てた家をリフォームの為、既存内装を撤去すると、「えっ!」と感じることが多いことに残念になります。
構造はまだしっかりしていても(メーカーの技術力)内装に関しては、感心することはいまだ無いことに。・・・
職人の技術・職人の誇りを感じられないこと。・・・・
利益第一主義の証に感じるのは私だけでしょうか。?
しかし古民家(築50年以上の民家)には、先人の知恵・職人の技術・誇りがあり、近代建築の原点でもあることを感じることが出来ます。
良いものをつくるという、心が優先していたのでしょう。
我々はその心を忘れてはいけないことを。・・・・
そして、職人の技術が繋がる環境をつくりあげなければいけないことを。・・・・
設計そして施工管理する立場の者にとって、職人の技術・誇りを守ること、とても大切になります。
不条理の価格競争は日本の建築をダメにするとも感じ、一番大切な労務費・人件費を削減するコストダウンを推進していくのは技術でないとも思います。
生産現場の適正賃金で消費者の購買コストが決まることが当然でなければ良いものは生まれてこないと感じます。
価格とは価値!そう思います。
家は家族生活の基盤。・・・・子育て・・将来を考え、きちんと投資して耐用年数をより長くすること。
効率を優先するだけでなく、手間をかけオンリーワンの家づくりをしてくれる専門家と出会うことが重要だと思います。
古材(コザイ)等伝統資財の活用やグリーン建築(持続可能な循環型建築)が当たり前なそんな市場をつくりだすことが消費者にとっても必ずプラスになると信じて行動していきます。