退職後の社会保険関係がどうなるのか市役所に行って聞いてきた。
本当はその場で切り替えができると思っていたのだが…。

健康保険
国民健康保険に切り替えるか、そのまま会社の健康保険を継続するか?
国民健康保険に加入するときは「社会保険資格喪失証明書」を会社からもらわなければならない。気になる金額は一昨年の年収から算出するのでおおよそ一ヶ月37,000円くらいになるとのこと。
”おいおい、そんなにするのかい!”
会社の保険を継続すると在職中の2~3倍らしいのでそっちのほうが安くなりそうだ。一度会社にいくらなのか問い合わせてみなくちゃ。


国民年金
最近何かと話題の国民年金
会社で入っていたのは厚生年金
他の会社に再就職しないと第1号被保険者となり国民年金に切り替えなくてはならない。手続きには離職票などの退職日が分かるものが必要とのこと。
金額は毎月14,100円
こちらも一度社会保険事務所に確認に行ってこなくちゃ。

朝礼で退職の挨拶。


15年余りのサラリーマン生活が今日で終わる



実際は2月29日までの在籍だが、年休が20日以上あるため。
明日からは開店準備のために奔走しなくちゃならない。

もうほとんど引継ぎが終わってしまったのであんまりすることがない。
備品類も昨日出社してダンボールに詰め込んで持ち帰った。
昼食はローソンでのり弁当を買って所内で食べた。
通勤定期を払い戻して営業費に差し戻し、最後の仕事が終わった
支店長に社員証・バッチ・名札を返却して事務所を後にする。

もっと感慨深いものかとも思ったが意外にあっさりしていた。
これからすることが決まっているから思いに浸っている暇なんかないのかも。



明日からは早起きしなくても良い生活になる。
まあ、昼まで寝ていることもないと思うけど時間管理をしっかりしなくちゃ。

ようやく場所が決まりました。

次に聞かれることといったら

「どんな店なの?」

「銘酒バーかくべえって何すんの?」

「店の方向性(コンセプト)」。
「店の哲学(テーマ)」
「他店には無い当店の売りはこれです!(セールスポイント)」


って自信を持っていえるものが必要ですね。


そこで今考えていること(コンセプト)を箇条書きにしてみました。

・基本的に日本酒、焼酎を提供する和風バー
・でも、生ビール、梅酒、チューハイ、スピリッツ、リキュールもある。
・日本酒は毎月4、5本に絞って提供していく。
・焼酎はグラスのほかにボトル売りもする。
・食べ物はお酒の味を引き立てる役目として軽い酒のあて
・毎日日替わりで大皿料理や鍋を作ってオススメ料理にする。
・季節や行事にあわせた旬の食材を提供していく。
カラオケは置かずBGMはジャズを流し、静かに好きなお酒を楽しめるように。
ネットに接続したパソコンを2、3台置き自由にアクセスできるようにする。
・告知はメールやブログを使って案内する。
・登録してもらったお客様には来店ごとにマイレージポイントをつける。
・マイレージがたまっていくと値引きじゃなくて様々なお店独自の特典がつく。
早割り、バースデー割、家族割り、一人でも割りなどの割引をつくる。
40代の女性が気軽に飲みに来れる店。
一人でも気軽に飲みに来れる店。
見知らぬ同士でも同じ趣味で語り明かせるお店。



テーマは「大切な人と夢を語りながら、ゆっくりと美味しいお酒を楽しめるお店」
自分だったらこんな店に行ってみたいなぁと思えること。
お店の中で自分が楽しんでいること。





店の売りは「かくべえ」自身です。
確かに他の店には置いていません(笑)。

ようやくお店の場所が決まったので、知り合いのお店にあいさつ回りです。


「居酒屋ねこまる」3条通6丁目 3・4仲通り角


産地直送の新鮮な魚介類が食べられるお店。

サイドメニューも凝っていて美味しいものばかり。

話し上手で聞き上手。ノリが良くてまだ若い店長さんですが、

いつも料理の研究をかかさない真面目な一面も持っています。


「生ビール」にお通しの「ほうれん草おかか和え」で一杯。

「タコぶつ」には「国稀」のお燗が合います。


食べ物の仕入れはどうしているのか聞いたところ。

食材の仕入れは1万円以上の発注がないと届けてくれなくなってるそうです。

たぶんわたしの店はそんなに大量の発注はしないでしょう。




「スナックよろしく」3条通6丁目珍平ビル5階


絵里子ママの口利きでお店が決まったことのお礼にうかがいました。

が、残念ながらママはお休みです。

あけみさんとあきなさんと先日入れたばかりの鏡月を飲みながら相談しました。

「バーのチャージはいくらぐらいが良いんだろう」


すると、「あんまり安いチャームだと安っぽい店だと思われて若い子のたまり場にされちゃうよ」「ある程度のものを出して安く見られないほうが良いお客さんが来るようになるよ」っていう貴重な意見をいただきました。

なるほど、そう言われてみればそういうものなのかなぁって思います。


「Noa」4条通7丁目クロスビル3階


10年来の知り合いになる可織ママのお店。

この不況下にあってもお客さんの心を離さずいつも大盛況の秘密を探りに来ました。

開業に必要な許可などを忘れないようにメモしておこう




保健所・・・営業許可申請&食品衛生責任者資格取得

申請書の入手

営業用建築物の平面図 設備器具の調書及びその配置図 食品衛生責任者の資格を証明する書類

書類審査(図面が各業種毎に定められた施設基準に合致しない等,書類上不備がある場合は申請を受理できません。)

申請手数料納付(各業種により異なります。下表「営業許可・登録の種類」を参照して下さい。)

施設の現地確認日の約束

施設が申請書類のとおりであるか,食品衛生監視員が現地確認を行います。

現地調査日は月~金(祝日を除く)

飲食店営業申請手数料17,600 円


警察署・・・深夜営業の許可申請

■届出先

所轄の警察署を窓口にして、公安委員会宛提出します。営業を開始しようとする日の10日前までに提出

■提出書類

1.「深夜における酒類提供飲食店営業営業開始届出書」

   記載内容は、次の通りです。

   (1)氏名または名称及び住所。

      法人にあってはその代表者の氏名

   (2)営業所の名称及び所在地

   (3)営業所の構造及び設備の概要

2.営業の方法を記載した書類

3.営業所の平面図

4.個人の場合には、住民票の写し

  (外国人にあっては、外国人登録証明書の写し)

5.法人の場合には、定款、登記簿の謄本及び役員に係る住民票等




とりあえず忘れちゃいけない事


ビール・メーカーとの交渉、酒屋さんとの交渉、音響機材の設置&テスト、ショップ・カード(名刺)の作成、宣伝用チラシの作成、従業員の募集、メニュー作成、案内状の作成


他に必要な事があればまた・・・

おおよそどこにするか心の中で決めた。
でも最後にもう一度確認しておこう。

物件5 36センタービル2階

厨房
厨房 大型冷蔵庫コンロ付きガスレンジ
冷蔵庫の上には電子レンジも完備。
立ち仕事をするのに十分な広さの厨房。






カウンター裏
カウンター裏 3連シンク製氷機
カウンター用の冷蔵庫消火器
おしぼりウォーマーも備え付けられている。







お手洗い
お手洗い 洋式の暖房便座付きお手洗い。
壁紙も綺麗。
洗面所も広めで使いやすい。






パネルスイッチ
パネル 冷暖房と照明の操作がすべてまとまったコンソールパネル。
照度も可変調節が可能。
店内の至る所にコンセントがあってタコ足配電にならなくてすみそう。






カウンター
カウンター なんと言ってもこのカウンターが良い。
綺麗な一枚板

すわり心地の良い椅子

面には一升瓶を並べられる高さのボトル棚
奥のカラオケセットがある棚にはそのままパソコンが置けそう。





やっぱり新しいビルは良いなぁ。
内装はほとんどいじらなくても良さそうだし。
コンセントが多いのとデスクトップパソコンを置くスペースもある。
厨房が広めでカウンター内も広く設備も揃っている。
サンロクのど真ん中のビルの2階という立地も良い。


ちょっと予算をオーバーするけども。
後になって「あぁ。やっぱりあそこにしておけば
っていう思いだけは決っしてしたくない。

決めた!!ドンッ

前回からずぅっ~と悩んでいた。

右矢印物件4は一人で営業するには使いづらそうなので除外するとして。

右矢印物件1は内装をいじればバー向きになりそう。
右矢印物件2はボトル棚やカウンターの感じが良い。
右矢印物件3はこじんまりとしていて使い易そう。
右矢印物件5は他に比べると格段に綺麗で広い。


物件1、2の入っている珍平ビルは3条通りに面した複合飲食店ビル。

居酒屋、カラオケボックスからニュークラブまで入っている。

30年以上経っているので施設の老朽化は免れない。最近空き店舗が目立つようになってきた。

物件3、4の入っているアークシティビルは3・4仲通り側に位置している。

改装が行き届いていて古くもないけど、新しくもないといった感じ。

10~20坪程度のスナックやバーが多く入居している。

フリーのお客さんが入るというよりは常連さんが行きつけのお店に立ち寄るケースが多い。

物件5の36センタービルは竣工からまだ6年余りのサンロク街では最も新しいビル。

1階に焼き鳥屋さん、最上階には洋風居酒屋さんが入り、その間のフロアーにスナック、ニュークラブが入居している。

私自身も洋風居酒屋と焼き鳥屋くらいにしか行ったことが無いため、他のビルに比べてよくわからないところが多い。

気になる家賃は物件1、2を基準とすると物件3、4はプラス4万円。
物件5はプラス7万円となってしまい当初の予算をオーバーしてしまう。

ものの本によると「家賃は売り上げの10%程度が望ましい」なんて書いてあったけど、どう考えても1ヶ月100万円も売り上げられるわけが無い。

まして、アルバイトなんか雇っていたら毎月赤字になってしまう。

家で悩んでいても仕方ないので、36センタービル2階。物件5の隣りにある「にゅーよーく」っていうお店に行ってみた。

店内は親父さん方でにぎわっていて、カラオケがひっきりなしにかかっている。

カウンター5席とボックス席が6卓くらい。女の子は4~5人働いていて、ママは50代後半くらいかな。

鏡月をボトルキープして女の子一人とママがついて90分ぐらい飲んで10,400円だった。

ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ高いかな~って感じ。でも週末の11時から12時半にこれだけお客さんが入るのは繁盛店なんだろうなぁ~。
ちなみにママは中央小学校、北都中学校出身で3条16丁目に住んでいたことがあるらしい。私の先輩じゃないですか。

36センタービルはなかなかあなどれない。

2階ということで比較的お客さんも入りやすいのかな。

他の物件より高いけどそれだけの価値はありそうだな。音譜

前回からの続きです。

物件を見ながら書いてきたメモと写真を見ながら記憶をたどっていこう。
いづれのお店も10坪前後で、冷蔵庫、ガスレンジ、製氷機等の備品がついているので、すぐにも営業ができそうな感じである。



物件その1 珍平ビル6階
物件その3


カウンターがちょっと高めになっている。

据え置きのソファーが無いので、椅子・テーブル席を置くことができそう。今回の物件の中では一番バーに向いていそう。

ただ厨房が狭く、若干汚れが目立つ。





物件その2 珍平ビル5階
物件その4


「スナックよろしく」さんの隣り。

12月末まで営業していただけあって掃除が行き届いている。

やっぱり細長い造りのお店でカウンターが8席ある。ボトル棚が綺麗だった。





物件その3 アークシティビル5階
物件その1


吾郎ちゃんのお店「BAR RUDY」のお隣。

カウンターが8席に横並びのソファー席がある細長いお店。

据え置きのビールサーバがカウンターについている。

イス、じゅうたん共にこげ茶色の重みのある雰囲気。





物件その4 アークシティビル3階
物件その2


カウンター席6席と平行に対面型のボックス席が3つ並ぶ。

カウンターとボックスで雰囲気がまるで変わってしまう不思議な造り

カウンター内からボックスまでの移動距離が長すぎるのが難点か。

見てきた中で厨房が一番狭い。





物件その5 36センタービル2階
物件その5 「ここは厨房が広いけど、家賃はちょっと高いよっ」ていうことで最後にもう1件だけ見てきた物件。

ビル自体が新築からまだ5、6年位しか経っていないので何もかもが新しい。

厨房もスナックにしては十分な広さがある。

パソコンやモニターを置くスペースもあるし、内装もほとんどいじらなくて良い位綺麗だった。



さあ、どうしたものかなぁはてなマーク

前回からの続きです。

ビルのオーナーは聞いていた通りのやさしい感じの人で、なんでも相談に乗ってくれそうでした。ママたちが口を揃えて「面倒見の良い人だよ」というのが分かります。

出したいお店の希望はカウンター主体のバーで10坪くらい
対面型ではなくて横にズラーっと並んだソファーのボックス席
揚げ物、煮物や鍋ができるように厨房が広めのほうが良くて、できれば綺麗なお店
というワガママなものですが、真剣に話を聞いてくれます。

ただし、「スナックよろしく」さんの隣りの空き物件は、ローカウンターでお店の人も座って接客するため私の希望するバーには向かないとのことでした。

代わりにバーに向いていそうな物件がいくつかあるから見に行こうということで、早速それぞれのビルを回って空き店舗を見せてもらい、簡単に説明を受けながら、写真を撮って来ました。

5軒まわって思ったのですが、厨房にお客さんを入れたがらない理由が分かります。良くこんなに狭いところで料理しているなぁと感心しました。

見て回った5軒のお店はどこも同じようなスナックのつくりをしているので見てきたばかりですぐには判断がつきそうにありません。
撮ったカメラ写真とメモメモを見ながら検討して週明けに返事をするということで事務所を後にしました。

前回からの続きです。


美香さんに相談に乗ってもらいにユニバーサルビル6階
「LEARN」さんにやってきました。ラーンと書いてレーンと読みますあせる

美香さんが言うには
「前に勤めていた店の隣りが空いてるみたいだったよ」との事。

それではと珍平ビル5階「スナックよろしく」さんにはしご酒です。


隣りのお店はどんなお店か絵里子ママに尋ねると、
ビルのオーナーがローカウンターの落ち着いた感じのお店に改装したんだけど、なかなか借り手が見つからないようで困っているとの事でした。
しかも、オーナーに紹介してくれるという事なのでお願いしました。

翌日朝一番に電話をしてアークシティビルの7階にある事務所を訪ねました。
どうやらアークシティビル、ウィンダムビル、珍平ビル、36センタービルの4軒のビルを管理しているようです。

アークシティビルには吾郎ちゃんの「Rudy」、亜美ちゃんの「銀華」、移転しちゃったけど優子さんの「雛」
ウィンダムビルには沙耶香さんの「シーズクラブ」、扇屋さんの「阿夢留」


どこのビルもよく飲みに伺うことが多いので、知り合いのママさんのお店がいっぱいです。困ったときには相談にのってもらえそうで心強い限りですチョキ