タイトルの変更のお知らせ

記事内容を誤解されてしまったので、一部タイトルを変更しました。

 

変更前「謝罪文を出した幹部上級生・誤解を招く記事を書かないで!」

 

変更後「謝罪文を出していない幹部上級生・誤解を招く記事を書かないで!」

誤解を招く記事

 

 上記リンク先記事を読んだ方達が、パワハラ行為者10人の内、謝罪文を出していない、出す意思のない幹部上級生を現宙組組長松風輝さんと現宙組トップスター芹香斗亜さんだと推定されています。しかしながら、昨日もブログ記事で書きましたが、松風さんと芹香さんは3月28日の会見での村上理事長と川人弁護士の言葉から、謝罪文を出したと考えられます。また、会見での村上理事長と川人弁護士の言葉から推測するだけではなく、以下の文春オンライン記事からも二人は謝罪文を提出したと見るべきです。

 

 

 文春オンライン記事の方にはこのように書かれています。

 

6名の上級生らによる謝罪文を遺族に提出 

 

一転してパワハラを認めた背景は何か。劇団関係者が内情を明かす。

「パワハラ主犯格である松風輝組長、トップスターの芹香斗亜が頑なにパワハラを否定してきた。劇団が年度内の解決を目指す中、劇団と2人が何度も話し合いを重ね、2人は3月上旬頃に一転してパワハラを認める意志を固めた。謝罪するのがあまりに遅すぎました」

 

 会見での村上理事長と川人弁護士の言葉と文春オンライン記事を合わせて考えれば、松風さんと芹香さんは謝罪文を出した幹部上級生になります。しかし、NEWポストセブンの記事を読むと、これまで週刊文春が報道してきた内容と合わせて、松風さんと芹香さんが謝罪文を出していない幹部上級生に変わってしまうのです。以下は誤解を招くと感じたNEWポストセブンの記事のからの引用です。

 

「謝罪を拒否した3人の内訳は、幹部上級生2人と上級生1人というところまでは会見で明かされました。

 3人の中には生前の有愛さんを『マインドが足りない』『下級生の失敗は、すべてあんたのせいや』と激しく叱責していた幹部らが含まれるというのが、もっぱらの評判です」(前出・別の社会部記者)

 

 NEWポストセブンはこれまでの週刊文春の記事から推測した噂であり、断定をせずに「もっぱらの評判です」と書くことで逃げている記事だと思いました。記事の最後の締めくくりの一文には同意しますが、他社のこれまで報じてきた内容を使って、誤解を招く(既に誤解を招いている)記事を書いた事は許せません。NEWポストセブンの記事に書かれている『マインドが足りない』『下級生の失敗は、すべてあんたのせいや』と激しく叱責した幹部らの名前と発言が書かれているのは、2023年10月19日号の週刊文春です。

 

 

真実を見極める力

 NEWポストセブンの記事を読むと、これまで週刊文春が取材して報道してきたことから謝罪文を出していない上級生を推測し、その上級生が誰なのかを匂わせている印象を受けました。一方、週刊文春の方はしっかりと取材をしていて、これまで頑なにパワハラを否定していた松風輝さんと芹香斗亜さんが考えを変えた事を報じており、それは3月28日の会見での村上理事長と川人弁護士との言葉とも一致しています。
 
 週刊文春の記事の書き方に関しては、真実を書いていても悪意ある書き方をしていると思うところもありますが、記事が書かれた後でそれが真実であったと確認出来る内容が多く、信憑性があります。私は最初に文春で宙組のパワハラいじめが報じられた時に信じられませんでした。しかしながら、川人弁護士が遺族側代理人弁護士として、会見して証拠を出されて話された事は、週刊文春に書かれてきた事と一致していたのを見て、週刊文春に書かれていた事は本当だったんだと分かって、目の前が真っ暗になって、悲しくて悲しくてそれまで信じてきたものが一気に崩れ去っていって、どうしようもない気持ちに駆られてしまいました。
 
 そこで、週刊文春は本当の事を教えてくれていた。それとパワハラ行為者を追及するだけではなく、パワハラ行為を認めて謝罪文を出した松風輝さんと芹香斗亜さんの事もちゃんと書いてくれている。適当な他社の記事からの推測で書くことなく、悔い改めた人間に対して「遅すぎた」と苦言を呈しながらも、事実を伝えてくれたという事から、私は宝塚歌劇団宙組の問題に関しては、どこの週刊誌よりも週刊文春を強く信頼するようになりました。
 
 謝罪は本当に遅すぎましたが、出さないよりはずっとマシです。昨日の記事にも書きましたが、これからも宝塚歌劇団は茨の道を進んでいくことになります。けれども、負けないで歩んでいってください。