謝罪文を出さない人がいるから

 宙組の悲しい事件に関して、ご遺族に謝罪文を出したことで一応の結末がついた問題。しかしながら、特定されたパワハラ行為者10人の内、1人は提出が遅れ、3人が提出を拒否している事から、誰が謝罪をこの期に及んで拒否しているのかという事で、宝塚歌劇団側、遺族側代理人弁護士双方がパワハラ行為者の特定を避けるためなのか、パワハラ行為者の名前を明確にしない為に、様々な憶測が飛んでいます。
 
 パワハラ行為者10人の内訳は3月28日の遺族側弁護士の会見の方で明らかになっていて、その内訳は以下の通りです。
  1. 幹部上級生
  2. 幹部上級生
  3. 幹部上級生
  4. 幹部上級生
  5. 上級生(ヘアアイロン)
  6. 上級生
  7. 上級生
  8. プロデューサー
  9. プロデューサー
  10. 演出担当者
 この10人の中で、謝罪文を3月28日の会見までに提出したのは6人。後から提出するのが1人。その7人を除く3人が謝罪文を提出していなかった事になります。プロデューサー2人と演出家は提出したとされているので、10人の中でヘアアイロンで話題になってしまった天彩峰里さんだけは『宝塚GRAPH』2023年11月号の記事の件もあって、個人が特定されてしまいましたが、幹部上級生4人と残りの2人の上級生に関しては、宝塚歌劇団ファン以外の人には誰なのか分からない状況になっていて、そこに今まで名前が出てきた上級生の中で誰が提出をした人か、出していない人なのか、人それぞれ解釈が分かれてしまっています。
 
 私は3月28日に行われた宝塚歌劇団と遺族側代理人弁護士、それから宝塚歌劇団HPに掲載されている合意書等を元に、誰が謝罪文を提出したのかを推測して過去記事で書きました。でも、それも、本当かどうか分かりません。偉そうに書きましたが、所詮は私の記事もファンの憶測、願望に過ぎません。私は、現在、在団中の上級生(幹部上級生を含む)は謝罪文を出していると信じているのです。それでなければ、謝罪文も出していない劇団員が舞台に立つなんて、そんな何の処分も受けることなく、反省もすることもなく、謝罪文すら出していない劇団員がいる宙組の再開を世間が受け入れるでしょうか。
 
 いくら何でも、あの宝塚歌劇団であっても、謝罪もしていない人間を舞台に立たせるなんて思いたくないのですが……。そんなこと、世間が許さないでしょう。ただでさえ、今既に謝罪文を出していない者が3人もいるせいで世間から非難を浴びているのです。

  それなのに、その謝罪文を出していない3人が今も在団中の中にいるとしたら、その3人を含めて宙組を再開するのなら、今以上のとんでもないバッシングが宝塚歌劇団、謝罪しないで舞台に立つ生徒に降り注ぎます。その時の猛バッシングから劇団は生徒を守ってくれるのですか、生徒は耐えられるのですか。謝罪文だけで何も処分がない、責任を取らないこと事態に呆れているのに、その上で舞台に立つなんて、人の心があるとはとても思えません。私は在団中の方は、謝罪文を出したと思っている、思いたいのです。大切な仲間の命に対してお悔やみもせず、謝罪すらもしない人間がこれからも宝塚歌劇団の舞台に立ち続けていくなんて、こんなの耐えられません。

 

 パワハラ行為者10人の中で謝罪文を出していない人が3人いる。それだけしか分かっていないから、その3人がまだ在団しているかもしれないという憶測が飛ぶ。だから、こんな心配をしてしまう。誰だかわかっていないというよりも、謝罪文を出していない人達が3人もいるから、こんな気持ちになってしまうのだ。どうしてこの期に及んで謝罪文すら出してくれないんだという激しい怒りを謝罪文未提出者(謝罪する意思がない)3人に感じます。

 

SNSでのファンやOGの動き

 3月28日で一つの締結があった今回の問題に対して、今も一部ファンがSNSでパワハラは冤罪だ、無理やり謝罪させられたんだ、上級生がしたことは、あくまでも指導であってパワハラではないんだ。悪いのは被災者なんだ。被災者が亡くなったのはプライベートが理由なんだと流布している人達を多数見かけます。そして、悲しい事にそうした意見を肯定する宝塚OGの方も複数いらっしゃるのです。締結の日まで、パワハラを否定し続けてきた宝塚歌劇団がパワハラ行為を認めて、親会社阪急阪神ホールディングスの社長嶋田社長が頭を下げて謝罪したのにも関わらず。
 
 阪急阪神ホールディングスは責任はパワハラ行為がいけない事だと教えてこなかった劇団と阪急阪神ホールディングスが悪いと言いましたが、上級生がやったパワハラ行為は認めているのです。謝罪文を出した上級生はパワハラ行為を認めたから謝罪文を出したのでしょう?そうでなければ、どうして謝罪文を出したのですか。宙組再開の為に、心にもない謝罪文を出したとでもいうのですか。それこそ、ご遺族、何よりも故人を侮辱しています。そんな心のない謝罪文なんて、ただの紙切れです。
 
 今もパワハラ行為を認めていない、謝罪は無理やりだったんだ、上級生は悪くないとファンが喚ているのは、謝罪文を紙切れにしているのも同じ。そのファンの意見に賛同して、その意見を拡散している宝塚OGは、ようやくパワハラを認めて謝罪文を出した現役生の行為を無駄にして足を引っ張っているんです。私はこんな意見に賛同しているOGがいる事がとても残念でなりません。
 
 それぞれに意見はあると思いますが、宝塚歌劇団ファン以外の多くの人達が目にすることが出来るインターネット上で、こうした意見に賛同してしまうのは、宙組再開をより困難にするものだと思います。ましてや、尾上五月(五月梨世)さんと調ゆうさんは、渦中にいる芹香斗亜さんのお母さんである宝塚OG白川亜樹さんの同期の65期生です。しかも五月さんは白川さんの親友です。そのような方達が、パワハラは冤罪だったんだと主張するファンに同調されていては、芹香さんが謝罪文を出していない人だと思われてしまうかもしれません。
 

 

 

 

image

 

 

 
 
 image
image
 

 

 

 

image
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 謝罪文を出した人、出さない人がはっきり分からないようにされてしまった為に、誰が謝罪文を出していないのか、世間は知る事が出来る情報から勝手に推測して噂を流していきます。こうしたパワハラ行為を認めない意見をOGが肯定する事によって、それも謝罪をしていないと一部で思われている芹香さんの母親の同期で親友の人達がする事によって、芹香さんもパワハラ行為を認めなかった、だから謝罪文を出さないのだと思われかねないのです。だから、こんな「いいね」や「リポスト」は今からでも取り消して欲しい。芹香さんを応援しているつもりで、全然、反対の事をしています。

芹香斗亜さんは謝罪文を出している

 真相は藪の中になってしまいましたが、私は芹香斗亜さんは謝罪文を出していると思っています。理由は過去に記事に書いた通りです。これまでの価値観を否定され、信じていた正しいことがパワハラ行為だと認めるまで心の葛藤があり、その中で謝罪文を書いて出したであろう芹香さんの行為を無駄にしないでください。芹香さんを謝罪文も出さないで宝塚歌劇団の舞台に立とうとする卑劣なトップスターにしないでください。どうか、どうかお願いします。