他のことを考えながら仕事をすることってありますよね?
私の場合は接客中に次のお客さんのことを考えてしまって、何回か失敗しています。
『次のお客さんはマットをやらない人だったよなぁ』
なんて考えていて、今ついているお客さんはマット好きなのにマットをやらなかったり。
頭に入っているはずのドリンクの好みを間違えてしまったり。
でもこれはまだ良いほうの失敗です、ウッカリで済みますから。
気まずいのは差し入れのお礼を別の人に言ってしまったとき。
まるで『他の人からはこんな物を頂いてるんですよ~』って、その人にも要求しているようで恥ずかしくなります…。
お客さんのほうも、何か持っていくべきなのか?と考えてしまうようです。
こんな失敗をしないためにも接客したお客さんの情報を書いたノートを用意していたわけですが、このノートが裏目に出ることもあったんです。
朝、出勤するとフロントでその日の予約状況を教えてもらいます。
私の場合は時間的に、目一杯予約を入れても5本が限界でした。
でも普段は4本まで、この頃の私はお昼ご飯をしっかり食べないと働けないので、お昼休みを取っていたんです。
ユキ「おはようございます!今日の予定は?」
ボーイ「おはようございます。朝イチで田中さん、次が鈴木さん、お昼1時間挟んで山本さん、上田さんです。」
ユキ「は~い、今日もよろしくお願いします!」
と挨拶を済ませて個室に入るわけですが、個室に入ってシャワーを浴びて身支度を整えると、ノートを開きます。
このノートは、フリーも指名も一緒になっている日記のようなノートとは別で、自分の指名客のことしか書いていません。
そのノートでまず最初に予約の入っている田中さんと、次の予約の鈴木さんを調べるわけです。
前回話したこと、好みのプレイ内容、メールの内容等が書かれています。
これをしっかり頭に入れて接客することで、お客さんは覚えられていると喜んでくれます。
けっこうギリギリに出勤する私はあまり時間に余裕がないので、とりあえず2人分だけ読んで接客。
田中さん「前回はありがとうね!」
ユキ「なに言ってるんですか~、私こそすごく楽しかったです、鈴木さん!」
田中「………」
ユキ「あれ?どうしたんですか、鈴木さん?」
田中「エッ…ああ、いや。」
早い時点で気づくべきなんですよね、せめて1回目に名前を間違えたときに。
私の頭の中では完全に田中さんと鈴木さんが入れ替わっています。
定期的に来店してくださるお客さんならこんなことはなかったんでしょうが、田中さんも鈴木さんも年に数回のお客さんだったので記憶を混同してしまったんです。
結局私は田中さんがお帰りになるまでに、何度か鈴木さんと呼び間違えてしまいました。
ところがこれは失敗だけでは終わらなかったんです。
ユキ「今日は楽しかったです、鈴木さんまた来てくださいね!」
田中「………あのさ俺、田中で予約してるよね?」
ユキ「は?………(やっちゃったーーー!!!!!!)」
田中「俺の本名は鈴木だって、この前話したんだっけ?」
(ん、本名?この人は本当に鈴木さんなんだぁ!助かった♪)
ユキ「やだぁ、忘れちゃったんですか?前に聞きましたよ(笑)」
田中「前回だっけ?」
ユキ「う~ん、いつだか覚えてないけど前に聞きましたよ。」
田中「そっかぁ…覚えてなかったからビックリしたよ(笑)」
ユキ「鈴木さんって呼んじゃダメですか?」
田中「いや、部屋の中ならいいよ!」
このときは本当に偶然でしたが、お客さんの本名を当ててしまったんです。
もちろん失敗だけで終わったことのほうが圧倒的に多いんですけどね…。
でもこの失敗のせいで、田中さんについてはノートを見なくても完璧に記憶に残るようになりました(汗)
今週から再開させていただきます!
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