しばらく更新をお休みしていましたが、再開します。


非公開にしていた記事も元に戻しました。


ご心配かけて済みませんでしたm(u_u)m

旦那にバレたとかでは全然ないです。



今回と次回は雑記と言うか、私の過去のこと…

人に話すのは恥ずかしいほど危険なことをしていた時の話です。


今現在、同じことで悩んでいる人とずっとメールのやりとりをしています。


彼女も私と同じ道を通って(元の原因は違いますが)

少しずつ元に戻ろうと努力しているところです。






眠れない………。


そんな人は多いと思います。



理由もさまざま、精神的な不安から来る眠れない夜もあれば、ゲームが楽しくてやめられない夜もあるでしょう。



私の場合は、昼夜逆転での「眠れない」でした………最初は。



これはもう6~7年前のことになると思います。



私が2軒目のお店で働いているときのことです。


今となってはきっかけも忘れてしまいましたが、ちょっとしたことで悩んで眠れなくなってしまったんです。


それが当たり前になってくると夜眠れないだけでなくて、朝になって家を出る時間になっても眠れない状態になってしまったんです。



いつ眠くなるのか?


それはその日によって違って、電車に乗っているときだったり、接客中だったり、夕飯を作っているときだったり…。



この眠れないおかしな生活がしばらく続いたあと、夜寝て朝起きる普通の生活に戻したいとただ単純に思ったんです。


私は知り合いのお医者さんに電話しました。




ユキ「最近ずっと眠れないから睡眠薬が欲しいんだけど。」



医者「寝つきが悪いの?それとも途中で起きる?」



ユキ「う~ん…とりあえず両方かな。」



医者「処方箋書くから、一度来てよ。」




そして病院に行き、処方箋をもらって薬局で薬を買いました。


最初に出された薬はレン○○ミンと、悪名高いハル○○ンが2週間分、一日2錠づつ、合計56錠!!



もし私が自殺志願者だったら(汗)


いま処方されている睡眠薬は大量に飲んでも死なないと言いますが、身体にかかる負担は相当なものです。



これは

「一日2錠づつ合計4錠飲みなさい」

ということではなくて、病院まで遠いので4週間分を一度に出すために大量に出してくれたんです。


なので処方箋には一日、計4錠になっていますが、実際に飲むのは一錠ずつの計2錠です。




そんなわけで大量の睡眠薬を手に入れることができてしまいました。



なんとなく睡眠薬って初めて飲む場合は楽しみじゃありませんか?


私は楽しみだったんです、サスペンスドラマみたいに知らないうちに眠ってしまうのだろうか?なんて考えて。



しばらくは各1錠ずつでグッスリ眠ることができました。


お酒も一緒に飲んではいけないと言われていたので、禁酒していました。




でも、何事にも慣れってあるもので………


だんだんと薬の効果が弱まってきました、寝つきが悪くなってきたり、夜中に目が覚めるようになってきたんです。



薬局で言われた言葉を思い出しました。


『お酒と一緒に飲むと、薬の効果が強く出すぎることがあるので気をつけてください。』



ビール1缶と一緒に薬を飲んでみたら、ビックリするほどよく眠れたんです。


ビールの本数は日毎に増えて、最終的には毎日3~4リットルのビールと薬を一緒に飲むようになってしまったんです。






今回はここまで(;^_^A

続きは明後日更新しますね。




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今朝から多くの人がアメンバーの申請をしてくださっていますが

たいしたことは書いていません(汗)


なんだかわざわざ申請していただいたのが申し訳ないです…。



申請していただいた方の中には

限定記事を見て新規にアメブロのID取得までしてくださった方がいますが

そこまでして読むほどのことは書いていないんです。



時期が来たら限定記事ではなく普通に書いてアップするつもりです。



それに、大変申し訳ないんですが

申請してくださった方も全員を承認しているわけではありません。


私なりの基準で承認するかどうか決めているので

承認されなかった方には本当に申し訳ないです…

ごめんなさい。

61話の山下さんとのその後です。

ほぼスッピンの顔を見られたせいか、なんとなく親近感と言うか、他人のような気がしない山下さん。



山下さんが通ってくれるようになってから、後半はほぼ月一回の来店になりました。


山下さんとはプライベートの話もする関係になるのに時間はかかりませんでした。



山下「ユキちゃんはそんなに近くに住んでたのか、じゃあそのうち会うかもね(笑)」



ユキ「ねぇ、すごい偶然!近所で会ったらまたスッピンかもしれないですよ~(笑)」



山下「もし見かけて一人だったら声かけても大丈夫?お茶くらいしようよ。」



ユキ「一人だったら大丈夫ですよ。」



山下「良かったらお店にも遊びにおいでよ、気が向いたらでいいから。サービスするよ!」



ユキ「あはは、じゃあ気が向いたらね!でもいつになるかわからないですよ。」




このときは山下さんのお店に行ってもいいかな?と思う気持ちと、近いからやめたほうがいいという気持ち、半々くらいでした。


半々くらいの気持ちということは、出不精の私ですからほぼ行かないほうに傾いていると思って間違いないです。



山下さんはとても好きなお客さんでしたが、やっぱりお店の外で会う気にはなれなかったんです。


山下さんにはお店の名刺を貰いましたが、お店に置いてあったお客さんの名刺ファイルに仕舞われて、そのままになっていました。





そして時は経ち、数ヶ月前のことです。


毎週末、旦那と飲みに出かけている私ですが、この日は旦那があるスポーツの試合に出るため一緒に飲みに行けない週末でした。




ユキ「うわぁ、重なっちゃったね…今週末はどうしようかな?」



旦那「じゃあ、田中達と飲んでくればいいじゃん、連絡してみなよ。」



ユキ「うん、じゃあそうしようかな!連絡してみる。」



旦那「飲みすぎないようにね。」




田中達というのは、旦那とも私とも飲み仲間の数名ですが、飲み屋さんで偶然一緒になる程度で、今まで約束して一緒に飲みに行ったことはありませんでした。


連絡して田中さんともう一人と一緒に飲みに行くことになり、いつもの飲み屋さんに行く前に一駅離れた田中さんの友達のお店で軽く飲むことに。




田中「ここも良いお店だよ、今日はこの後まだ飲むからそんなに食べれないけど○○が美味しいんだ。」



ユキ「へぇ~、楽しみ!あっ、私ちょっとタバコ買ってくるね、田中さん達はタバコある?」



田中「大丈夫だよ、じゃあ先に入ってる!」



ユキ「うん、すぐ行くね~。」




タバコを買って店内に入ると、田中さん達はカウンターに座り、友人であるマスターと楽しげに会話をしていました。




ユキ「お待たせ~!」



マスター「いらっしゃいませっ!!…あっ!」



ユキ「………(冷汗)………(滝汗)………たっ、田中さん、おっ、お待たせ!」





ここのマスターが山下さんだったんです(汗)



幸い山下さんは田中さんと私が一緒に来たことにすぐ気づき、初対面のフリをしてくれました。




それでも少し心配ですよね?


二人は友達なわけですし、田中さんは旦那とも知り合いです。



少ししてトイレに行き、私のメールアドレスを書いてコッソリ山下さんに渡しました。


会話の流れで私が結婚していることも、田中さん達は旦那とも知り合いなこともわかったと思いますが、不安でした。



翌日、山下さんからメールが来て、『何も言わないから大丈夫だよ』と書いてあり、それでようやく安心できたんです。



いまではこの山下さんのお店は、私が一人で飲みに行ける飲み屋さん2軒のうちの1軒です(笑)



田中さんを交えて3人で一緒に飲みに行くこともありますが、昔のことは一切話さず、新しくできた飲み友達としてのお付き合いです。



山下さんとは友人として、とても相性が良いんだと気づきました。



もしかしたら、私がソープで出会った居心地の良いお客さんは、外で別の形で出会っていたら良い友人関係になれたのかもしれませんね。




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私の友達アンナちゃんは、お客さんに物を買ってもらうのがとても上手な嬢でした。


一緒に食事に行ってはバッグを買ってもらったり、洋服を買ってもらったり。


お客さんは彼女が旅行に行くと言えば旅行代金を全額出しますし、しばらくお店を休むと言えば生活に困らないようにと生活費を渡します。



こうやって書くとアンナちゃんはとても人気がある嬢のように思えますが、指名本数はそれほどでもなく、人気嬢とはとても呼べない嬢でした。




なぜアンナちゃんが他の嬢よりもお客さんからのプレゼントや現金の差し入れが多かったのか?


ずっと気になっていました。


そこでいろいろと聞いてみたことがあります。




ユキ「アンナちゃんのお客さんって気前のいい人ばっかりだよね。」



アンナ「だって選んでるもん、私お金持ってる人には態度変わるから(笑)」



ユキ「だってお金を持ってるか持ってないかなんてわからないでしょ?」



アンナ「なんとなくわかるんだよね、この人はお金を使ってくれるっていうのが。臭いがする感じ?」



ユキ「服装とか持ってる物で見分けるのかな?」



アンナ「それはアテにならないよ。全身高級ブランドで揃えてても奥さんがお金握ってたら自分は持ってないじゃん。ただの見栄っ張りとかケチの可能性もあるしね。」



ユキ「じゃあ見た目じゃわからないよね?」



アンナ「見た目で騙されちゃダメ!この前バッグ買ってくれた人なんて全身ボロボロだけど持ってるよ~。」




アンナちゃんは本当にお金の臭いを嗅ぎ分けているようでした(汗)


そうやってお客さんの中から、お金を持っていて、尚且つ自分に惜しみなく使ってくれそうな人だけを選んでいたわけですね。


そうやって自分の選んだお客さん以外には興味がなく、接客もいい加減にしていたので指名が少なかったんです。


自分の選んだお客さんには精一杯の接客をして、毎日メールをして、色恋営業に店外デートまでしていたんです。




その努力を少しでも他のお客さんにしていたら、もっと自分でも稼げたと思うんですけど………。




そんなアンナちゃんには誕生日が年に数回ありました。


誕生日を過ぎてから指名してくれるようになったお客さんには、また新しく別の誕生日を教えていたんです。



要するにお客さんによって自分の誕生日を変えていたわけですから、それも努力ですよね(笑)



私がお客さんの情報をノートに書き溜めていたように、アンナちゃんもノートをつけていました。

彼女のノートは貰ったプレゼントと、伝えた誕生日が書き込まれていました。



お客さんが来る前にこのノートを見ておけば、前回買ってもらったプレゼントのお礼を相手を間違えずに伝えられるってことですね。




アンナ「ユキちゃ~ん、昨日お客さんから300万引っ張っちゃった~♪」



ユキ「えっ300万?また今回は金額が大きいね、どうしたの?」



アンナ「だってもう来れないって言うんだもん。ずっと私に通ってくれるって言ってたのに、嘘つきでしょ?」



ユキ「来れないって言って300万くれたの?」



アンナ「ううん違うの。『今まで私が上がるときにはまとまったお金をくれるって言ってたのに嘘つき!』って言って責めたの。」



ユキ「………それで300万くれたの?」



アンナ「そう!最後はブツブツ言ってたけど、そんなの無視無視(笑)」





可哀想なお客さんです…。




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最近困ったことが起きています。




先日、あるブロガーさんからメッセージを頂きました。






『はじめまして、ユキさん。


私はアメブロで○○○○○というブログをやっている○○と申します。


昨日ユキさんのお名前でコメントがついたので、こちらを初めて訪問しました。


ブログを読ませていただいて、うちについたコメントはユキさんではないと思いましたので


メッセージを送らせてください。


ユキさんの名前を騙って、荒らしコメントをしている輩がいるようです。


私のところについたコメントはこちらを拝見してすぐに消しましたが、


他のブログにも同じことが起こっている可能性があります。


おかしな人間はどこにでもいますから気をつけてくださいね。』






といった内容で………




こんな内容のメッセージが、それぞれ別のブロガーさんから4件もきました。






黙ってコメントを削除しているブロガーさんや、荒らしコメントも気にせず放置のブロガーさんも含めたら


どれだけの人に被害を与えているのか(汗)




わざわざご丁寧にウチのブログのリンクまで貼ってコメントしているようです。






もともと他のブログにペタもコメントも残さないほうですが、しばらくコメントはしないことにします。






ご迷惑をおかけしたブロガーさんには本当に申し訳ないことをしました、ここでお詫びさせていただきます。




もし私の名前でおかしなコメントがついた場合は、削除をお願いします。

前回に引き続き、私がソープをあがると決めてからの話です。



店長と話してから数日の間に、メールで連絡が取れるお客さん達に、来月いっぱいであがることを知らせました。


ほとんどのお客さんが即座に返信してくださり、近いうちに遊びに来ることを約束してくれました。



私がアドレスを教えていたお客さんは、指名のお客さんの中でも特に親しい人や頻繁に遊びに来てくれる人ばかりです。


ある程度通ってくれて、信用しているからこそ教えたアドレスなわけです。




連絡を取ったお客さんの中に、何回か貸切で食事に行った葉山さんというお客さんがいます。


この葉山さんという人は遠方からのお客さんですが、定期的に通ってくれるようになって数年経っていました。


出勤確認や姫予約の他にもメールを送ってくる人でしたが、それほど頻繁でもなかったので、特に迷惑と感じるほどではありませんでした。



連絡してすぐ数日後に葉山さんがお店に来てくれました。


私が連絡したお客さんの中では一番乗りです。




葉山「あがるって、もうソープでは働かないってこと?普通の仕事をするの?」



ユキ「そうなんです、これからは普通の仕事をしていきますよ。」



葉山「でもそれじゃあお金が足りないでしょ?今までの稼ぎの何分の1しか稼げないんだよ?」



ユキ「大丈夫です、なんとかなりますよ(笑)」



葉山「俺が援助してあげるよ!月に2~3回、今までと同じ金額だったら少しは生活も楽だと思うよ。」




こういうお申し出はけっこう多かったです。


生活が大変だろうから、逢えないのは寂しいから、俺は特別だから、なんて理由で援助交際を申し込んでくるわけですね。



この葉山さんは私にとって、とても気持ちの楽なお客さんだったんです。


仕事が楽だとかではなく、一緒に居て気を使わない人、使わせない人でした。



そして葉山さんは私に『ソープ嬢としてではなく、女性として好きだから付き合って欲しい。』と何度も言っていた人だったんです。



だからこそ、この時の葉山さんの言葉がちょっとショックでした。



『結局好きなのはソープ嬢の私なんでしょ』


『お金で身体を売るのを辞めると言っている人間に対して、まだ続けろって言うんだなぁ』



って感じてしまったんです。




このことを余計に強く感じたのは、私の最後のお客さんになる庄司さんが来店したときでした。



庄司「とうとうユキがあがるときが来たね。」



ユキ「今までありがとう!最後の日は予約しておくけど、大丈夫かな?」



庄司「大丈夫だよ、何年も前から約束してたんだから、もし仕事でも休んでここに来るよ。」



ユキ「ありがとう、ラストに予約入れるからね!」



庄司「こんな日がいつか来るのはわかっていたんだけどな…、いつまでも来なければ良いとも思ったし、早く来てほしいとも思ったよ。」



ユキ「うん………ありがとう。」



庄司「卒業したら携帯を変えたほうがいいよ。俺だっていつ衝動的に連絡したくなるかわかんないし、他にもそんなお客はいっぱいいるだろ。」



ユキ「そうだね、でも庄司さんと連絡取れなくなるのは寂しいな…」



庄司「この世界から足を洗うなら客ともきっぱり決別したほうがいい。じゃないと『金払うから』なんて連絡が来るぞ。」



ユキ「そうだね…」



庄司「もうソープ嬢じゃなくなるんだから、そういう話はお前に対して失礼だ。」




とても嬉しい庄司さんからの言葉でした。


『やっぱりこの人が最後のお客さんで良かった!』と思わせてくれる言葉ですよね。


そしてこの言葉を聞いてさらに、葉山さんやその他一部のお客さんの援助交際の話が嫌になったんです。



いくら口では心配してくれても、真の意味での心配ではなかったなぁと…




本当に私のことを考えてくれる人は『この世界からきっぱりあがりなさい』と言ってくれる人なんだと思いました。





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私がソープをあがると決めたときの話です。




決めたは良いけれど、なんせ初めての経験なので(笑)


どうしていいかわからなかったわけです。



あがった嬢は何人も知っていますが、そのほとんどがある日突然あがると決めてお店に来なくなってしまった嬢ばかりなんです。


何月何日にあがると決めてあがって行った嬢のほうが、私の周りでは少ないんです。




帰りに店長に話してみることにしました。


58話に出てきた店長です


あがると決めてから実際にあがる日までには2ヶ月ありました。




ユキ「店長、ちょっとお話したいんですけど、今いいですか?」



店長「なんだ、なにかあったのか?」



ユキ「私、来月いっぱいであがろうと思っているんです。」



店長「………中途半端であがると戻って来ることになるぞ、大丈夫なのか?」



ユキ「大丈夫です。もう私も○年やってるし、それなりに貯金できてますよ(笑)」



店長「今晩、ちょっと飲みに行くか?」




というわけで、初めて店長と二人で飲みに行きました。


とは言っても、店長はお酒は飲まないので、二人で軽く食事したくらいですけど。




店長「あがるって言っても1本や2本貯めたくらいじゃダメなんだぞ、最低でも3本は貯めてないとな。」



ユキ「金銭感覚が狂ってるからですか?」



店長「感覚が戻るのが先か、金を使い切るのが先か…適当に働いてあがった奴は簡単に使い切って戻ってくる。」



ユキ「………」



店長「自分の身を削って稼いだ金だろ、簡単に使い切って戻るようなみっともない真似だけはするなよ。」



ユキ「はい、気をつけます。」



店長「俺のよく知ってる女で、金銭感覚が戻るのに3年かかった奴がいるよ。今は普通にスーパーであれ安い、これ安いなんてやってるけどな(笑)」




私にとってこの店長は、本当に親身になって相談に乗ってくれた大好きな店長です。


口の悪い店長ですが、言葉の端々に心から心配してくれていることがにじみ出ていました。




そしてあがった嬢たちがお金を使い切って戻ってくるという話に思い当たることが多すぎて怖くなりました。



『私は金銭感覚がおかしくないだろうか?』


『もしかしたらまた戻ってしまうんじゃないだろうか?』


『普通の仕事が勤まるだろうか?』


『そういえば何人も戻ってきた嬢を知ってる』




戻ってきてしまった嬢というのは片身の狭い思いをしていることが多いようです。



私が一番最初に働いたお店の人気嬢は、彼氏と結婚して少ししてからあがっていきました。


幸せそうに結婚式の写真を見せてくれましたが、数年後またソープ街で彼女とバッタリ出会ってしまったんです。




私は何も考えず普通に挨拶をしたんですが、彼女のほうは気まずそうに挨拶もそこそこに去っていきました。


きっととても気まずい思いをさせてしまったんだと思います。




店長「お世話になったお客さんにしっかり連絡しておけよ、お礼を言ってきちんと辞めるのが良いソープ嬢だぞ。」



ユキ「はい、連絡のつくお客さんには連絡しておきます。」



店長「黙って辞めるとお客さんは心配するんだよ。身体壊したんじゃないか、とかな。」



ユキ「そうですよね、お世話になったお客さんにはしっかりお礼を言いたいです。」



店長「そうだな、お前のことを気に入って通ってくれてたんだから、『きちんとあがって幸せになります』って安心させてやれよ。」



ユキ「はい!」



店長「…お前がいなくなると静かになるなぁ…、もし戻ってきたら怒るぞ、せっかく静かになるんだからな!」




この日から私がお店を辞めるまでの間、店長からは呪文のように『戻ってくるなよ~』と言われ続けました(笑)





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ソープ嬢として出勤するときは、かなりしっかりメイクで家を出ていた私。


一度だけ、ほぼスッピンの状態で出勤したことがあります。




私はお酒を飲むと翌日起きれないので、仕事の前の日はお酒を飲まないんですが、この前日はどうしても参加しなければならない飲み会があったんです。



それでも控えめに飲んで、早めに自宅に帰ったんですが、翌日なぜか起きれませんでした。



心配した旦那から電話がかかってきたときはすでに、自宅を出る予定の時間まであと30分!!



急いでシャワーを浴びて、支度をしますが間に合うわけがありません。


私はいつも1時間半かけて出勤準備をしていたんです。


ええ、のんびりTVを観ながらダラダラと食事をして、やっと支度が終わるんです、ハッキリ言ってグズです。



そんな私が30分前に起きていつも通りの顔で出勤なんてできるわけがない。


慌ててシャワーを浴びて出てきたときには、もう15分経っています。




お店に電話して予約状況を確認すると、朝から3本の予約が入っていました。



幸い最初のお客さんは連絡の取れる人だったので、メールして時間をラストに変更。




それをお店にまた連絡して、少し安心『お店に着いてからお化粧すればいいよね』と、自宅を出ました。



スッピン(眉毛だけ描きました)で出勤したおかげで遅刻にはならず、いつも通りの時間にお店に着きました。




ユキ「おはようございますぅ……すみません、予約変更しちゃって(汗)」



ボーイ「ユキさん、スッピン!?今日はそれで仕事するんですか?(笑)」



ユキ「これからお化粧します…、すみません。」



ボーイ「寝坊しました?お客さんには連絡できたんですし、大丈夫ですよ。」




前回も書きましたが、私は時間に余裕を持って出勤していないので、いつも通りと言っても10分~15分前。


いつも、また軽くシャワーを浴びて、お部屋のセットをして着替えたらもう時間です。




個室に入って準備をしているとコールが鳴りました。




ユキ「はい?」



ボーイ「ユキさん、フリーのお客さん付けないですか?誰もいないんですよ…。」



ユキ「えっ、だってスッピンですよ!?いま化粧できないとラストまでスッピンなんですけど。」



ボーイ「なんとかお願いできないですかねぇ…。」



ユキ「うう~………、わかりました。でも少し時間ください!」




5分程度で簡単にファンデーションを塗って眉毛を描き、10分後にはフロントに下りてお客さんをお迎えしていました。




ユキ「はじめまして、ユキです!」



客「今日はよろしく!普通の感じの子だね。」



ユキ「すみません…寝坊しちゃって、あんまりお化粧できなかったんですぅ……(恥)」



客「いや、そのほうがいいよ(笑)」



ユキ「あはは…ごめんなさいね(汗)」



客「いや、次回来たらバッチリメイクなの?それも楽しみだな。」




この日はお客さんとお客さんの間に少しお化粧して、お昼休憩にやっとフルメイクの顔になりました。



そしてこのフリーのお客さん、この日はたまたま仕事が休みでの来店だったんですが、普段は私の出勤の日には来れない人なんです。


なので再会したのは数ヶ月後のことでした。




ユキ「お久しぶりです!前回はごめんなさいね(笑)」



客「久しぶりだね!あのときはやたら恐縮してたね(笑)」



ユキ「だってお化粧しないなんて恥ずかしいじゃないですかぁ。」



客「大丈夫だよ、まだ若いんだしそんなに化粧しないでも。」




このお客さんは私のいない曜日しか来店できない人だったので、数ヶ月の間が空いてしまったわけですが…。



ほぼスッピンの私を見た、ただ一人のお客さんですから、しっかり記憶がありました。




そしてこのお客さん、山下さんと言いますが、この後もちょっとした偶然でいろいろとお世話になることになりました。



その話はまた別の機会に書きます。





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