久々のブログになります。
早いもので、子供も1歳10か月になりました。
只今、子育て真っ最中
宝のような時間。
●リーダーを育てるリーダー
さて、
今日は
「なぜカリスマの元では、人は育たないのか?」
「リーダーを育てるリーダー」
というお話をして行きます。
ここからは僕の尊敬する野口嘉則さんから教わったお話を抜粋して進めていきます。
「リーダーを育てるリーダー」
などと言うと、
“カリスマ的な雰囲気のある人”などを
イメージする人もおられるかもしれませんね。
実は
“カリスマ的な雰囲気の強い人”ほど、
人材や後継者の育成に悩んでおられるケースが多いのです。
●空海と最澄
これについて考える上で、歴史上の二人の人物を例にして行きます。
平安時代に、日本仏教の流れを変える二人の人物が登場しました。
最澄と空海です。
ここで
「最澄と空海のどっちがすごい人でしょうか?」
という質問をすると、
その多くが「空~海‼」と
答えるのではないでしょうか。
「空海」は、
「弘法大師(こうぼうだいし)」とも呼ばれ、
数々の伝説を残しております。
空海は遣唐使として唐に渡って、密教の恵果和尚をたずね、
わずか3ヵ月という驚異的な短期間で、密教の最高位を譲渡されています。
当時、千人を超える弟子たちがいた中で、
恵果和尚は空海を選んで奥義を伝授し、最高位である阿闍梨位を譲渡したのです。
このことだけでも空海の天才っぷりがうかがえます。
この人マジやべーっす![]()
また、空海は書家としても有名です。
日本の書道史上、最も優れていたと言われる三人を
「三筆」と呼びますが、
空海(弘法大師)はその一人です。
「弘法も筆の誤り」とか、
「弘法、筆を選ばず」など、
ことわざになっているくらい、書家としても有名です。
日本各地には、空海が発見したとされる温泉が沢山ありますし、
「空海が杖をつくと、そこに泉が湧いた」
といった伝承も、日本全国で千件以上もあります。
そのような伝説が語りつがれたのは、
それだけ空海が多くの人から尊敬されていたからこそです。
他にもさまざまな伝説が残っていることからも、
空海が超人的に “すごい人” だったことがうかがえます。
まさに空海はカリスマだったのです。
ところが・・・
リーダーの育成という観点で歴史を振り返りますと、
空海の真言宗(高野山)からは、
日本の仏教界に大きな影響を与える人物が、出ていないのです。
一方、
最澄はどうかと言いますと・・・
最澄の興した天台宗(比叡山)からは、
浄土宗を興した法然
浄土真宗を興した親鸞
臨済宗を興した栄西
曹洞宗を興した道元
日蓮宗を興した日蓮など
日本の仏教界に大きな影響を与えた人物が、沢山巣立っています。
さらに、
慈恵大師と呼ばれた良源
融通念仏宗を興した良忍
『往生要集』を書いた源信
『愚管抄』を書いた慈円
彼らも皆、天台宗(比叡山)で修行した人たちです。
最澄の比叡山からは、沢山の傑出した人物が出ているのに、
なぜ、空海の高野山からは、そのような人物が出てこなかったのでしょうか?
当時の人たちから見て、空海は、
超人的な天才であり、「なんでもできるカリスマの人」に見えたのではないかと思うのです。
そして、その結果、
「空海さんは万能の人だ!空海さんについて修行すれば、自分も万能の人になれる!」
と考える依存的な弟子が集まったのではないかと思うのです。
ここで断っておきますが、
最澄も空海も歴史上、素晴らしい人物です。
空海にも優れた弟子はいました。
ただ、ここで考えたいのは
「個として優秀な弟子がいたか」ではなく、
「次の時代を動かすリーダーが“どれだけ生まれたか”という視点で話を進めています。
話は戻しますが、カリスマ的なリーダーのもとで、人材や後継者が育ちにくいとしたら、
それは、なぜなのでしょうか?
カリスマ的なリーダーというのは、
「明確な答えを与えてくれるリーダー」である場合が多いです。
「このようにすればいい」という明確な指示を、自信をもって与えてくれるリーダーです。
このようなリーダーのもとにいると、部下は真剣に考えたり、悩んだりしなくてすみます。
葛藤や矛盾を抱えなくてすむのです。
しかし、
葛藤や矛盾と向き合うことをやめてしまうと、人は、成長する機会を失ってしまいます。
自分で答えを探していく過程で、様々な葛藤や矛盾に直面する。
これこそが、人間が成長する上で大切なことなのです。
本来、仏教の教えというのは、
「これではない。あれでもない」 と
否定していく形をとっています。
般若心経なども、否定語の連続です。
決して「これだ」とは言わないのです。
●愚者の演出
僕は真のリーダーシップを学びたくて
2015年から天外伺朗さんが主宰する天外塾という経営者だけの塾を長年受講しております。
ここで、僕は衝撃を受けパラダイム転換を受けました。
実際にカリスマ的な存在になってしまっている経営者やリーダーに対して、
天外さんは「愚者の演出」 ということを提案しておられます。
天外さんによると経営者やリーダーが、
自分を賢く見せようとするのをやめ、自分を愚者として演出したほうが良いと言うのです。
ズバリと答えを提供するのをやめ、
「この問題に対して、
どうしたらいいだろうね?私にはわからないから、知恵を貸してほしい」
と愚者を演出するのです。
すると周囲の人間は、
「われわれがしっかりしなければ」
「自分たちが考えなければ」と思うようになり、組織がしっかりしてくるのです。
●老子の「和光同塵」
また、カリスマリーダーが、自らの自己顕示欲に気づいて、謙虚さを取り戻したとき、
他人を圧倒するようなオーラが弱まる、というケースもよくあります。
自分をすごく見せたいという欲求が、他人を圧倒するような雰囲気になっている場合がよくあるのですが、謙虚になると、そのような雰囲気が弱まるのです。
『老子』の有名な言葉に、
「和光同塵(わこうどうじん)」というのがあります。
「才能をギラギラ輝かせるのではなく、むしろそれを和らげ、周囲の人々に同化する」
という意味です。
つまり、
「私は君たちとは違うんだぞ」
と能力を見せびらかすのではなく、
「私もあなたもみんなも同じだよ-」
というスタンスに立つということです。
実際、
本当に素晴らしいリーダーというのは、
人を圧倒するような雰囲気やオーラがほとんどなく、
逆に、
「この人は普通の人だな」という
親近感・安心感を感じさせてくれる雰囲気を持っています![]()
●ビジョナリー・カンパニーにおいてのリーダーシップ
という本があります。
経営者必読の良本![]()
![]()
ジェームズ・C・コリンズが、
長期的に素晴らしい業績を維持している企業の中から、
経営状態が極めて優れている会社を11社選び出し、その共通点を調査して、結果をまとめた本です。
その共通点がどの経営者も、カリスマ性とは程遠い、地味で謙虚な人柄だったのです。
このリーダーシップを発揮する経営者は、
まさに「和光同塵」 型のリーダーだったのです![]()
![]()
さらに、
リーダー育成において成果を出している経営者の共通点として次のような特長です。
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●すぐに答えを与えるということはせず、
社員の感じ方・考え方を尊重する余裕を持っている。
●自分の能力を誇示したりせず、むしろ
「自分の能力の足りない部分を補ってもらいたい」
という謙虚さを持っている。
●必要に応じて、
自分の考え方を変える柔軟さを持ち、
自分のこだわりを手放すだけの器も持っている。
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こういった経営者の方たちからは、人間としての器の大きさを感じます。
高い自己信頼感を持っておられるからこそ
自分と違う意見に耳を傾ける余裕があるのです。
●子育てについて
これはそのまま、子育てにも通じることだと思います。
よくやりがちなのが、親が、子供の勉強のことや進路などに対して、
「あれをしなさい」
「それを選ぶ方がよい」
などと、
まるで正解を知っているかのようにあれこれ指示するとしたら、
子供の
「考える力」
「葛藤に耐えて意志決定する力」
「決める力」
が育ちません。
僕達、親は
「将来のために、自分は今、何をすべきか?」
という、自分自身の問いに対しても、
これが100%正解だと言える答えを出すことはできません。
それなのに
ましてや、自分の子どもに対して、
「このようにするのが正解」
という答えを提供することなど、本来ならできるはずもありません![]()
そのことを自覚できたとき、
子共にあれこれと指示を出すのではなく、
子どもが悩み葛藤するのを温かく見守ることができるようになるのだと思います。
又、親は先生役をやめて、
子供に先生役をやらせるのが良いとも言われております。
例えば
「今日、学校で何を習って来た?お母さんに教えてくれる?」
すると、子供は喜んでお話を聞かせてくれるはずです。
子供にとっては最大の学びです![]()
なかなか難しいことではあると思いますし、
これは自戒を込めて書いております![]()
今日は僕の大尊敬する
野口嘉則さんの教えをシェアしました。
参考になれば幸いです![]()
最後までお読みいただきありがとうございました。
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AIに
「この画像をちょい悪にしてと言ったら」
こうなった…
・・・・
・・・・
ちょい悪どころか
極悪だ![]()




















