ぴろきちの日記

ぴろきちの日記

日本料理のお店を経営しておりますが、
ほぼ料理とは無縁のひとりごとを書いております。

 

2023年も明けました。

早いものでもう1月も終わり。

今日から2月。

僕の住んでいる埼玉県川越市はお寺や神社が多く

1月はお参りに来る人がとても多いです。

 


ようやく人も少なくなってきました。

 

さて毎年、年頭には必ずこのことを考えます。

 

それは

「今年も一番大切なことを一番大切にしよう」

ということです

 

かれこれ20年前に

世界的ベストセラーの

「7つの習慣」スティーブン・Rコヴィーご著書
を読んで、とても感動して

2011年に来日した際にコヴィーさんに直接、お逢いしに行きました。

その後、2012年に残念ながらお亡くなりになられました。

 

そのコヴィー博士の深いお言葉

 

「一番大切なことは、

一番大切なことを一番大切にすること」

 

非常に深イイ言葉です。

 

ただ、自分にとって一番大切な物がわからない人も多いと思われます。

 

そういう方は是非、この問いに答えてみて下さい。

 

自分の余命があと3日だとしたら

あなたは何をしますか?

 

 

 

1日目

父のお墓参りに行きます。

もうすぐそちらに行くことを報告して

「お父さんのお陰で素晴らしい人生になったよ」

と感謝をいたします。

会社をたたまないと行けないので

色々とやり取りをして、スタッフの皆様の今後の事を一緒に考えます。

それから親友だけに電話でお別れを告げます。

 

2日目は母に感謝の言葉を言い、母の手料理を食べ、母と1日を過ごします。

「生んでくれて、育ててくれてありがとうございます。

わがままな息子だったと思いますが、とても楽しい充実した幸せな人生でした。

本当にありがとうございました。」

と伝えます。

 

3日目は妻と一緒に過ごします。

「僕の人生で一番幸運だったことは君と出会たこと。

本当にありがとうございます。」

そして最後の日を妻と味わいながら

ゆっくりと過ごします。

 

人は余命を知った時

誰しもが愛深くなるものなのでしょう。

 

しかしながら、残念なことに

人は「人生が3日しかなかったらやる最も大切なこと」を

一生をかけてやらないのです。

 

つまり、一番大切な物を一番大切にしないまま

人生が終ってしまう人がほとんどなのです。

 

 

ブロニーウェアという女性がいます。

緩和ケアの介護の仕事を通して数多くの患者の最期をみとった人です。

彼女は余命宣告を受けた人がどのような後悔を語るのか

というテーマの本を書きました。

「死ぬ瞬間5つの後悔」

 

ブロニーによると

「もっとお金を稼ぎたかった、もっと物が欲しかった」

などという人は誰もいなかったそうです。

 

「死ぬ瞬間5つの後悔」

 

①自分に正直な人生を送ればよかった。

家族や、周りの人の期待に応えて生きるのではなく

もっと自分の気持ちに正直になればよかった。

 

②働きすぎなければよかった。

仕事を優先するあまり、家族や、友人を大切にすることが出来なかった。

 

③思い切って自分の気持ちを伝えればよかった。

感謝していることを伝えればよかった。

愛していることを伝えればよかった。

申し訳ないと謝ればよかった。

 

④友人と連絡を取り続ければよかった。

忙しい人生の為に、いつの間にか友人と疎遠になり

つまらない人生になってしまった。

 

⑤幸せをあきらめなければよかった。

愚痴や文句を言ったり、否定的に生きるのではなく

もっと感謝をして幸せに生きればよかった。

どれも考え深いです。

 

 

最後に数年前にSNSでバズった日記。

神奈川県に住む宮本英司さんという方の奥様の

容子さんが、死ぬ前に書いた

「妻が願った最期の7日間」

をシェアします。

 

死について色々と考えされられます。

 

 

 

自分の余命があと3日だとしたら

あなたは何をしますか?

 

最後までお付き合いして下さりありがとうございました。

 

 

日本料理 みや

 

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先日、自分自身に起こったことをスタッフにメールレターで

つらつらと書いてみました。

もしかして、読まれているお客様もいらっしゃるかも知れませんので

内容は若干変更してブログにアップします。

 

++++++++++++

 

スタッフの皆様いつもありがとうございます。

今日は最近思ったことをつらつらと書いていきます。

今回は自分自身に起きた、お恥ずかしいことを
自戒を込めて書いております。

色々な事件があり、僕はまだまだ感謝力が足らないという事実が判明いたしました。

 

先月、日本料理みやはお陰様で20周年を迎えることができました。
本当にありがたいことです。

 

今回20周年の記念のお花が沢山届きました。

みやは本当に良いお客様ばかりなのです。

 

中には「自分のことのように嬉しい!」

「みやさんがあってくれてありがとう!」と

言って下さったお客様もいました。(∞感謝∞)

 

ただ、気がかりなことが一つ。

お花を送って下さったお客様の中で、

「この花高いんだからな!今度その分安くするんだぞ!」

とメールで言って来たお客様がいました。

 

僕は冗談だと思っておりました。

なぜならば、その方は都内に一軒家を持ち

六本木のタワマンにも住み、

全国各地に別荘があり、

まだ40代で、自分の会社をセミリタイアしている
お金持ちの方なのです。

 

お花が届いた数日後
定休日の月曜日に予約をしたいと

その方からメールでご連絡がありました。

「その日はあいにく定休日で予定があるのです」

と返信をすると

「普通はなー。花を送ったら、営業するのが筋なんだよ」

「ふざけんじゃねー、2度と行かないからな!」

と予想もしない返信。

 

僕が、丁寧に謝罪のメールを入れたら。

次の日に、その方から丁寧にお詫びがありました。

「昨日は大分言い過ぎた。又寄るからよろしくお願いいたします。」

 

 

話しは変ります。

 

先々月、スタッフの一人が退社いたしました。

最後に辞める間際に、僕にメールを送信して退社して行きました。

 

簡単に要点をまとめると

 

宮本浩樹は、

人間としても最低。

経営者としても失格

さらに、宮本浩樹は最低のクズ人間であるという事。

 

ふむふむ全くその通りです。

本当に申し訳ございませんでした。

とスタッフに返信いたしました。

 

 

「なぜ、今回このような問題が起こったのか?」

と悶々と考えました。

 

メールをくれたお客様と元スタッフ。

なぜ自分の身にこのような事が起こったんだろうか?

 

毎度のこと、自分自身を内省して

「この問題から感謝することはないか?」

と考えました。

 

感謝すること。

この問題点についてありがたいこと…。

 

僕自身についての問題点や、至らない事、未熟さ、欠点などは沢山見つかりました。

僕は誰よりも失敗が多く、沢山問題を抱えている未熟な人間です。

しかし、この問題について、感謝が出来ることを探すと中々見つかりません。

 

そして・・

 

毎月のコーチングセッションの日

コーチから質問が来ました。

コーチ:「宮本さん、この問題から感謝することはありますか?」

と。

 

僕:「コーチ..そう来ると思いましたヨ。しかし、今回は感謝することは見当たらないのです」

 

コーチ:「本当にそうですか?本当に感謝することはないでしょうか?」

「お花が沢山来るって、当たり前の事なのでしょうか?

宮本さんだから、お花が沢山来たんじゃないでしょうか?

普通に生活をしていたら、そんなにお花が来ますか?」

 

あっ

 

 

 

 

 

そうだ。

無知なのは僕の方。

間違っているのは僕なんだ。

 

ようやく気が付きました。

僕はたった一つのネガティブな事にフォーカスをしていた。

 

そうじゃない。

快くお花を送って下さったお客様が沢山いらっしゃるではないか。

なんと言う事だ。

 

スタッフについてもそうだ。

もちろん、僕の事を嫌いなスタッフもいる。

 

そんな中、

未熟な職場でも気持ちよく働いて下さる
スタッフがいるのではないか。

 

そうか…。

それに気が付かなかった。

だから、そういう問題が起こったのだ。
僕は皆様に生かされているんだ。
 

それに気が付かせる為に、この問題が起こったのだ。

そうかこれは当たり前のことではない。

これはありがたいことなのだ…。

まだまだ、感謝力が足らなかったのだ…

合点、合点、合点。。

 

 

 

「全てはワンセット」

 

悲しみと喜び

不安と安心

失望と期待

当たり前と感謝

 

全てがおりなって、人生はワンセットなのだ。

喜びだけの人生は絶対にありえない。

 

不安な事があるから、些細な事でも喜べるのだ。

大変なことがあるから、ちょっとした事でも幸せに感じることが出来るのだ。

苦労をして来たからこそ、人の痛みがわかるのだ。

悲しみがわかる人は、他人に優しく出来るのだ。

 

全てはワンセット。

 

今回のことはそう教えてくれました。

 

これからは、快くお花をくれたお客様に恩返しすべく、

このような会社でも働いて下さる皆様に感謝しながら、前へ進んで行きたい。

そして、頑張るのはスタッフではなく僕の方だ。

 

固く心に誓いました。

 

今後も僕自身を整えて行きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

スタッフの皆様いつもありがとうございます。

長文をお付き合い下さりありがとうございました。

皆様にはいつも感謝いたします。

宮本浩樹

 

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お陰様で、先月10月でお店が20周年を迎えることが出来ました。

このブログの読者の方は、僕が料理人だと言うことを

知らない方もいらっしゃるみたいです。

 

「文章が料理人らしくない」

とよーく言われます(笑)

 

お客様から沢山のお花を頂きました(感謝)

 

お花ありがとうございます動画

 

 

自画自賛ですウインク
自画自賛ショートムービー

 

20年間、お店を経営して思うことは

 

何事も継続は力なり。

 

振り返れば

包丁の感覚や、味付けなど、技術面でも

5年や10年で「自分では完璧!」と料理の事をわかったつもりでも

今考えると全くわかってなかったことが沢山あります。

今でも毎日調理場に入り、野菜の下処理などをしておりますが、

20年たっても、毎日新しい事の発見で

日に日に、自分自身の技術をバージョンアップしており

料理の技術面では毎日、過去最高の自分を更新しております。

おそらく、来年も10年後も同じことを言っていることでしょう。

 

経営やリーダーシップにおいてもそう。

今でもまだまだ未熟ですが、当時は本当にどうしようもない経営者でした。

10年前の自分に合って、色々と指導をしたいくらいです。

しかしながら、過去を悔やんでも何も出ててきません。

過去からは学ぶのみ。

そして今を生きるのです。
 

今年も早いもので11月。

お陰様で、年末まではほぼ満席となっており
オンライン予約は一時止めました。

※空席はお電話でお問い合わせ下さいませ。

 


食材も冬らしく...

 

きゃに~。

 

くぇ~。

 

 

 

 

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2022年、気が付けばあっという間に8月です。

8か月を振り返り、ずーっとブログにも書いてきましたが

今年は大変な激動の年の始まりでした。

 

1月早々、パートナー会社から
ある意味、裏切りがあり

会社の存続自体が危ない状況になりました。

理不尽なことが起きた時 | ぴろきちの日記 (ameblo.jp)

 

かなり危ない状況でしたが、慣れております。

冷静になり、僕は問題解決の方法を、

パソコンに向かい文字にしました。
 

1悩みの種は何か?

2それに対して何が出来るか?

 

昔は問題解決をするとき、文字にすることはありませんでしたが、

問いと答えを文字にすると自分の考えが整理されるので、以前からこの方法を選択しています。

 

1悩みの種は何か?

会社の売り上げが急激に減ってしまった。

 

2それに対して何が出来るか?

僕はパソコンに向かい、自分が出来る行動をと

それによる結果を文字にしてみました。

 

①取引先に全ての責任を転嫁し、取引先を恨み、ののしり

裁判をして、それ相応の金額を請求する。

※妥当だけど気がのらない。

 

②それ相応の売り上げに値する仕事をすぐに見つけ、実行する。

※急にそんな美味しい話はあるわけない。

 

③経費を下げる必要がある。

役員報酬をカットしてセントラルキッチンを潰して

色々な経費をまず下げる。

※これなら、まずは実行できそうだな。

 

ということで③を実行することになりました。

そう考えた次の日には実行に移してました。

僕は深く悩むのですが、決めたら行動は早いのです。

 

さらに深く掘り下げ

今回の件は自分にとって、何を気づかせる出来事だったのか?

ということを考えてみました。

 

いっけん、自分にとって都合が悪く見える出来事って

実は、本当は自分にとって都合の良い出来事かも知れません。

 

なぜならば、自分にとって悪いと思えることが起きているということは

実は、自分の心の中の何かしら悪い原因が、消えていっているのです。

 

雨雲の例に例えばわかるのですが、

雨が降りやめば、雨雲は必ず消えます。

それと同じく、心の中の悪い原因も現実化すれば消えるのです。

 

このように、自分にとって都合が悪いことが起こると

自分の心の中の悪い原因が消えていっているんだな。

ありがたいなー。

と思うことにしております。

 

「問題に感謝すると問題は消える」

 

なぜそのように思えるようになったかというと

 

京セラの創業者

稲盛和夫さんの「生き方」という本に書いてあったのですが、

 

稲盛さんが大失敗をして、マスコミから大バッシングを受けました。

稲盛さんは師匠に相談したそうです。

師匠が言った言葉は

「稲盛さん、これはお祝いをしなきゃいけないですよ。

今まさに悪い業が消えて行ってるのですよ」

と。

素直な稲盛さんは、大失敗をして、大バッシングを受けたことに感謝したそうです。

 

つまり今回、僕に起きた「いっけん悪いこと」に見えることは

実は好転反応が起きているということです。
 

自分の心の中の膿が出ている状態。

とてもチャンスな状態なのです。

 

でも。中々そうは思えないのが現実だと思います。

悪い出来事が起こると、どうしても人は誰かに責任転嫁をしたり

誰かを恨んだりしてしまいます。

人を恨んだり、責めたりすると、誰が一番損をするかというと
もちろん、自分自身です。

そうすると、せっかく好転することが、好転できないのです。

自分自身の為に、人を許し、そして

問題が起こると、まずそれに感謝する。

さらに、その問題が起きた意味を考えてみるのです。

 

そして、僕なりの今回の学びは

●自分の心の中の悪い原因が消えたことへの感謝。

●手を広げすぎていた事業を縮小する機会。

●より良く、より少なくをまさに実践すべき出来事。

●商品のクオリティをあげるきっかけ。

 

このような学びになりました。

 

人生で起こることは、全てベストなタイミング。

 

そして

人生はのべつ幕無し

 

全てぶっつけ本番なのです。

 

 

からーの。

おふざけ写真。

お客様から頂いた日本酒で一献ラブ

どさくさに紛れて酒飲んでる。

 

 

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セントラルキッチンの引っ越しも終わり

ひと段落です。

 

ほっと一息ついて

以前購入した本達を読んでおります。

しばし読書タイム。

 

今は老荘思想の荘子の本を読んでおります。

中々固そうな本なので、躊躇しておりましたが、

これが又深い言葉の連続なのです。

 

荘子は、人間の価値判断が、相対的でしかないと言っております。

 

例えば

人間が富士山を見たら

大きい山だな-と思いますが、

 

富士山から見たら

エベレストはもっと大きな山です。

 

では、エベレストは大きな山かというと

地球から見たら、おそらく吹き出物レベルです。

 

じゃー地球は大きいかというと

太陽から見れば、ビー玉レベル。

 

じゃー太陽は大きいかというと

宇宙からみたら鼻クソレベルです。

※例えが悪いな

 

人間は何かを見て相対的に

「大きい」とか「小さい」とかの判断をしているわけです。

 

結局は僕たちの判断基準は、相対的なものでしかないのです。
 

アインシュタインの相対性理論のたとえ話ですが

「熱いストーブの上に手を置いたら、1分を1時間に感じるけど

大好き恋人とデートしたら1時間を1分しかにか感じない」

と。

つまり、時間というのは、感じる側の主観で長くも短くもなるのです。
 

このように例えば僕たちが

「自分の方がゼッてーに正しいんだぜ!」と思いこんでいても、

相手から見ると全く違うのです。

 

なのに僕たちは

自分が信じる正しさに執着するために

他人に対して

「この人は間違っている」と心で裁いたり、

その人と戦ったりしてしまうのです。

僕も本当によくあります (反省汗

 

今起きている戦争もそうですね。

お互いの正義の戦いです。

 

荘子は次のようなことを言っています。

 

+++++++++

すべての物は、

「あれ」とも呼べるし、

「これ」とも呼べる。

 

自分に近い方を「これ」と呼び、

自分から遠い方を「あれ」と呼んで、差別しているにすぎない。

 

自分からみれば、

他人は「あれ」であるが、

他人から見れば自分が「あれ」である

 

「これ」というのは

「あれ」があるから

「これ」なのであり、

 

「あれ」というのは

「これ」があるから

「あれ」なのである。

 

ということは、

「これ」と「あれ」とは

同時に生まれるものである。

 

+++++++++++

とても深~い言葉です。

 

荘子は

「これとあれ」や「良いと悪い」の

区別はなく、それぞれ両者は同じだ

と言っているのです。

 

又、僕たちは

今起きている出来事に、

腹を立てたり、嘆いたり、落胆したりします。

 

今起きている出来事に対して、自分自身の目先だけの視点で、

「マジ最悪~!」 とか、

「超~ヤバイ!」とか

自分勝手に判断を下しています。

 

例えば

僕の例で言うと、高校生の時に
大学受験で全ての大学に落ちました。

塾にも通い、個人的に家庭教師もつけたのに

僕は頭が悪かったので、見事に全ての大学を落ちました(笑)

 

その時は、「最悪だ!大学生活をエンジョイするはずだったのにー!」

と嘆き、悲しみました。

それから、頭を丸めて厳しい世界に入りました。

 

友達は大学生活を楽しんでいるのを横目で見ながら、

「羨ましいな、なんで俺だけこんな厳しい仕事をしているんだ-」

と落胆をし将来に希望を見い出せませんでした。

 

しかしながら

僕の場合、結果的には大学受験を失敗した為に

今の仕事に導かれ、ワクワクする仕事をしているわけです。

 

今では

「大学に落ちて本当に良かったー」

と心の底から思っております(^^)

 

よくよく考えると

今まで、他人様から最終学歴を

一回も聞かれたこともありませんしね。

 

このように結局は20代の頃の僕は

目先の事だけしか見てなくて

自分の小さな物差しで

勝手に「良い悪い」の判断をしていたわけです。

 

又、僕の身の回りで起きた最近の出来事においても、同じ事が言えます。

以前にも書きましたが、今年の1月早々に僕が信頼をしているビジネスパートナー会社様から

一方的に理不尽な裏切りがありました。

なんの説明もなく、社長はいまだに沈黙と雲隠れをしています。
理不尽なことが起きた時 | ぴろきちの日記 (ameblo.jp)

 

ただ、この問題は、こちらから見たらそう見えますが

あちらから見たら又、全く違った角度で見えるはずです。

 

あちらからの視点で見た場合

 

「いやいや、今回の件は俺達が悪いわけではなく

あんた達が悪いっしょ。俺は裏切りなんてしてねーよ。

雲隠れなんてしてねっし。ただ単に忙しいだけっしょ。」

とまぁ。こんな感じになるかも知れません。

 

荘子から言わせると

僕も、相手も

区別はなく、それぞれ両者は同じレベルなのです。

 

短期的に見るとネガティブな事件に見えますが、

10年、20年と長い目で見ると

おそらく、この出来事も

「あーあんなことがあって良かったなー」

と思えるようになるのでしょう。

 

ま、結局は

この先、自分の人生がどのような展開になるかわかりませんが

全ての出来事はベストなタイミングで起きているわけです。

 

そう考えると

それぞれの他の人に起きている出来事の価値は

自分と同じだけ尊いのですね。

 

 

5月に入り、初夏の香りがしてきました。

新緑や、草木の青臭い香り。

うーんいい香り(^^)
写真は先日行った軽井沢です。

 

まさかの森の中でコウモリ発見!

生きてるんですよ。大興奮(笑)

 

 

先日、幼虫から飼っていたノコギリクワガタ君が

孵化しました!

 

うひょーカッコイイラブ

なんて君はこんなにカッコえーのだ!!!

 

うっとりドキドキドキドキドキドキドキドキ

 

これからが楽しみな季節です。

 

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今年の1月早々に、色々なことが起こりました。

理不尽なことが起きたとき

 

このような事は生まれて初めてであり

ちょっとは凹みましたが、今は完全に立ち直ってます。

 

嘘をついたり、騙したり、裏切ったりする人は

世の中には一定数いると思われます。

 

しかしながら、人を平気で裏切るような人は必ず自滅をするものです。

もし、その人が仮に幸せそうにしていたとしても

心の中では罪悪感と不安で、押し潰されそうになっているはずです。

 

どこかで改心をしない限り、必ず破滅をします。

なので自分が手を下す必要は無いので

自分は、自分の幸せの事だけを考えて行けばいいのです。

 

逆を言うと、裏切られたら、それは自由になれたということ。

人を裏切るような人の為に、これまで費やして来た時間を取り戻せたのです。

 

前に進んで行こう。

 

と…

いうことで

只今、東村山のセントラルキッチンを取り壊している最中です。

 

今まで沢山の労力とお金と時間を費やして

セントラルキッチンを作りましたが、

このような急な展開が起こり、色々と計算をして

「セントラルキッチンを潰した方がよりメリットがある」

という事実に気づいてしまいました。

 

ここできっぱり心の切り替えができればいいのですが

中々そうは行きません。

人は新しい事を始めるのは簡単ですが、

辞めるとなると、以外に難しいのです。

 

今まで費やして来たものに引っ張られております(^^:

人間誰しもが、今まで自分が費やして来たことに、執着する癖を持っております。

 

「大金を費やしたのだから」

とか

「ここまで来るのに何年もかかったんだから」

とか

「めっちゃ!苦労したんだよー!マジ」

とか

そういった言葉が今でも僕の心の中に湧いてきます。

これは過去に費やしてきた労力やお金、時間に執着している状態。

その執着を手放せば、新しいスペースが出来て

新たなことが入って来る.....。

のは頭ではわかっているのですがショボーン

 

ところで、

「サンクコスト」という言葉があります。

これまで投入してきた時間、労力、お金など

取り戻すことができないもの

のこと。

 

今回の場合で言えば

セントラルキッチンを作った、お金や時間や労力は、

今さら取り戻すことができません。

これが僕にとってのサンクコスト。

 

このままセントラルキッチンを潰すと

今までセントラルキッチンを作って来たお金や時間や労力は

回収されないままになってしまいます。

 

すると、心の中に先ほど書いたように

「ここまで来るのにかけた時間と労力がもったいない!」

「やべっ。このままだと損をする!」

という気持ちが生まれてくるのです。

今まさにそのような心境です。

 

本質を考えるのなら

セントラルキッチンを続けた方が、家賃や固定費が

大幅にかかり、大損であり、

潰した方が、はるかに大きな恩恵や利益を得ることができるのに

心の中では目に見えるサンクコストと戦っております。

 

これは僕に限らず誰にでもあることです。

 

投資とかギャンブルとかでも

この「サンクコストへの執着」が、

悲惨な結果をもたらすことがあります。

 

パチンコをして負けて、

それを取り返すために

又パチンコをする。

など。

※おいおい、辞めといた方がいいって

 

「今辞めてしまったら、今まで投資したお金が台無しだ!」

との思いから、

さらにお金をつぎ込み続け、

大損をしてしまうといった話はよ-く耳にします。

 

会社経営においても、

「ここまで頑張ってきたのだから、

今さらやめるなんてもったいない!」

という気持ちから、

利益率が低いと思われる事業から撤退できず、

赤字や負債を増やして倒産をする会社もあります。

 

つまり、重要なことを優先するには

今までに労力を使ったお金と時間を

損をしてもいいから、切り捨てる勇気が必要なのです。

 

これが「損切り」

 

人の心はこれまで手に入れて来たものに

執着をする傾向があるので

よほどの覚悟を持って「損切り」を断行する必要がございます。

自分に言い聞かせてこの文章を書いております。

 

と書きつつ、

「あーあ。もったいない」

といまだにつぶやいております(笑)

まぁ仕方がないよね。

 

 

 

 

 

東村山のセントラルキッチンを片付け中。

 

 

 

余裕ぶっこいてますが、

実は期限が迫ってます。

 

解体業者様やら店舗買い取り業者様やら

不動産業者様やら、他社様を巻き込んでの締切り。

 

こらこら、

ピースしている場合じゃない。

 

大丈夫か?おい!

果たして間に合うのか?

本当に間に合うのかー!?

マジで間に合うんかいー---!?

 

びっくり

続く

 

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「人は欠けているところに目が行く」

「光と影の法則」

 

以前、ちょっと前に

ご著書を書かれたり、

TVや雑誌や新聞にも掲載され、華々しくご活躍されている

社長様とビジネスをご一緒にさせて頂いたことがあります。

理不尽なことが起きた時 | ぴろきちの日記 (ameblo.jp)

 

会社を何社も持っている大社長様と

ビジネスパートナーを組ませて頂きました。

 

当初は

あースゲーな-。

僕なんて足元にも及ばない。

俺はこんなこともできていないし、

あんなこともまだまだだし、

売り上げ規模も大したことないし

など、自分の欠けている部分にフォーカスをしておりました。

 

しかし

 

蓋をあけてみれば、その会社様は

資金繰りがカツカツで、借金地獄。

HPやサイトなども全てハリボテで

※本当にごめんなさいぐすん

アップアップの会社だったのです。

 

その後、どうなったかって?

皆様のご想像にお任せいたします。

 

今日は

「人は欠けているところに目が行く」

「光と影の法則」

というテーマで書いて行きます。

 

 

人は欠けているところに目が行きがちです。

例えば、自分の生活がほぼほぼ90%位幸せなのに

残りの10%に不満があるとします。

誰しも今の生活に少なからず不満はあるでしょう。

しかし、ほぼ90%が幸せなら、それでいいはず..
 

なのですが、僕達人間はそうは行きません。

どうしても欠けている方に目が行ってしまうのです。

 

先ほどの例で言うなら、わかりやすくメディアで成功されている社長様を見て

自分自身が悲観的になっていました。

つまり、自分の欠けているところに目が行っておりました。

 

自分は

あれも出来ていない。

これもない。

あれも少ない....

…。
 

 

 

 

ところで
視力検査のマークの事を「ランドルト環」と呼ぶそうですが

 

人間の脳は、欠けている方にフォーカスが行くようです。

 

人は自分がフォーカスをした物が拡大していくという法則があるので、

せっかく90%は幸せなのに、

残りの10%の不幸ばかりにフォーカスしてしまうと

不幸が拡大して行きます。

ついでにその10%の不幸を、嘆いたり愚痴ったりすると

さらに不幸が拡大してしまいます。

 

人の短所もそうです。

一旦気になり始めると、とても気になるものです。

 

人は無意識にそうしてしまうので、

意識的に、今ある幸せ、感謝にフォーカスしていく必要があります。

他人に対しても短所より、出来るだけ長所を意識的に見る必要があります。

 

あと、先ほどの例のように

傍から見たら、うまく行っているように見える人も

光が強くなれば影も又、強くなる法則があります。

これは自然の摂理。

※ここからは光と影の法則の話。

 

ビジネスで成功しているあの人も

SNSでメッチャセレブな生活をしているあの人も。

それなりの影があるので

問題や、不安を抱えているはずです。

 

なので、成功者と言われる人達の中には

僕達が思うほど、

そんなに幸せではない人達が

実は存在をしているということ。

 

例えばマリリンモンローは、

美貌とお金と名声と

全ての物を得ながら、

36歳という若さで精神を病んで薬漬けで、亡くなりました。

 

例えばビートルズのジョンレノンはこう言っております。

「ビートルズはほしいだけの金を儲け、好きなだけの名声を得て何もないことを知った」

と。

 

逆に僕は幸せに成功されている人を沢山知ってます。

そういう人は、必ずと言っていいほど

利他の精神で仕事をされております。

 

なので僕の感覚だと自分の願望、欲望などがあるのは

人として当然。

この世は煩悩の世界ですから。

 

しかし

それが他者への貢献に繋がらず、

己の利己的な目的だけで何かビジネスを始めるならば、

今ある自分の小さな幸せに目を向けて

質素な生活をしていた方が

断然!幸せである、ということ。

 

なぜならば、利己的にビジネスをした人で

歴史的に長期で成功を収めている人はいません。

今回の件でさらに確信いたしました。

理不尽なことが起きた時 | ぴろきちの日記 (ameblo.jp)

 

例えば、自分がお金儲けをしたいから、パン屋さんをやるより、

地域の人に喜んでもらいたいから、パン屋さんをやった方が

より良く、より楽しく、商売が出来るということ。

 

もちろん、採算度外視で商売は出来ませんし

商売のスキルもあると思いますが、

ここではビジネスのやり方の問題ではなく

自分の心の在り方の問題を言っております。

 

中には利己的な理由でビジネスをし

短期的に成功を収めている人は沢山いますが、

そういう方は、必ず僕たちの知らない黒い影や

人に言えないダークな部分。

不安や問題を必ず持っているのです。

そして、

先ほどの例でもそうですが、華々しくご活躍されていた

社長様がいつの間にか、いなくなっていた

なんてことはザラにあります。

これは、「光と影の法則」なので避けては通れません。

 

では、「おいおいぴろきちさん、あなたは偉そうなことを言って

成功しているんですか?」

と聞かれると。

とんでもない、成功とはほど遠い生き方をしております。

 

しかしながら僕の特性としては、欠けているところに目をやるのではなく

先ほども書いたように。

些細なことで、小さな幸せを見つけるのが得意です。

 

つぼみだった花が咲いても、感動しますし

アリの行列を見ても、行列の後を追いかけてしまう面倒くさい性質もあります。

あと、カブト虫を300匹飼っております!

YES!!

※↑どうでもいい(笑)

 

はっ?えー

それって、何かの役に立つのですか?

と聞かれれば、なんの役にも立ちません。

 

しかしながら、先ほども言ったように

利己的に、せっせと理性で頭でっかちで生きるより

 

今、目の前にある

ささやかな幸せや

たわいのない出来事に感動ができ

当たり前のことに感謝が出来る

そんな普通の人になって行きたいと思っております。

 

僕は凡人なので意識的に言い聞かせ、そう仕向けております。

 

 

 

 

 

今雪が降っていますね。

 

不謹慎かも知れませんが

個人的には雪が積もんないかなー。

 

降れ、降れ雪-!!!!

 

 

真っ白な雪の中を、ザックザックしたいのだ-。

 

 

みんな!!

この先は危ない!

 

ここは俺にまかせろ!

俺が先頭を行く!

みんなは俺の後ろからついて来てくれ!

いいか!

くれぐれも俺の前を歩くのではないぞ。

 

 

ワクワクドキドキ

 

 

 

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1年に1回の更新でしたが、

文章を書き始めると結構楽しくて

ちょいちょい更新しております。

 

前々回はコントロール主義の事を書きました。

 

アホは神の望み | ぴろきちの日記 (ameblo.jp)

 

監視カメラをつけて、部下を自分たちの思うとおりに

コントロールしようとする上司。

「お前らは、俺たちの言うことだけきちんと聴いておけばいいんだ」

と言わんばかりの圧。

風通しの悪い会社。

etc…。

 

現代はコントロール主義全盛の時代と言われております。

 

「子供のやる気スイッチを押す方法」

「部下を動かす方法」

 

などなど、ネットで検索をすると沢山出てきます。

 

そもそも自分以外の他人を、自分の思う通りに

コントロールすることなど、出来っこありません。

 

相手の立場になってアサーティブに

「働きかけ」をしてみたり

親身になって話しかけたり

努力して対話をしたり

することは可能ですが

他人を自分の思い通りにコントロールするのは不可能です。

 

又、

人は他人をコントロールしようとしたとき

相手への尊敬の気持ちや、敬う気持ちを失ってしまいます。

 

パートナーが自分と真逆の事をするとき。

子供が言うことを聞かないとき。

部下が思うように動かないとき。

 

よく考えてみたらわかるのですが、

相手を自分の思うようにコントロールしようと

考えているときって、相手に対して畏敬の念を失っています。

 

なので、とても強力なコントロール主義的の人とは、

どんなことがあってもお互い

心の通った対話をすることが出来ません。

 

最近

痛ー-----い

ほど経験しました!!!!!!!!プンプン

※太字&赤字にしてみた(笑)

 

そういう人とはお互い本音では話せないですし。

人として血の通った話ができません。

※↑ちょっと憎しみがこもっている

&結構、根に持っているのであーります。

 

まっ、と言いつつ

僕もたまに、相手をコントロールしたくなるときがあります。

そのときは

まず、それに気づき

「あっ。相手をコントロールしようとしているね。

そうだよね。あんなことがあったんだもん。無理もないよね。

大丈夫、大丈夫、コントロールしなくてもきっとうまくいくよ。」

と自分にささやきかけております。

 

人は何かをコントロールすればするほど

コントロールに対してますます強い執着心が沸いてきますので

思い通りにならないことが耐えられなくなります。
つまり思い通りにならないこと耐性が弱くなるのです。

結果、不安や悩みが増えるのです。

 

仏教や老荘思想では

思い通りにならないことを、

思い通りにしようとする執着心こそが

人生の不安や苦悩になると言っております。
 

不安や苦悩に関しては

今から2500年前にインド菩提樹の前でブッタが悟りを開きました。

その悟りとは

 

「生老病死」

 

人は生まれること、老いること、病むこと、死ぬこと

全ては思い通りにならないだということ。

この真理を悟ることによって、

苦しみから脱することが出来ます。

 

逆を言うと、自分の思い通りにならないことを

思い通りにしようとしたときに

人間の苦しみが生まれると

ブッタは言っているのです。

 

こんな話があります。

 

インドのある村の女性はが赤ちゃんを亡くし

それを受け容れられず、死んだ赤子を抱いたまま

「この子を生き返らせてください。」とブッダに助けを求めました。

 ブッダは、女性にこのように言いました。

 「この村の家々をまわって、けしの実をもらってきなさい。

ただし、これまで一度も死人を出したことのない家のけしの実でなくてはいけない。

そうすれば、赤子は息を吹き返すだろう」

 

我が子が生き返ると聞いた女性は必死に家々を回りました。

しかし、死人を出したことのない家は一軒もありませんでした。

 

その時、女性は気づいたのです。

愛するものを喪った悲しみは私一人だけの物ではない。

これまで、誰もが味わって来た悲しみ。

人は生まれたからには死を免れることはできない。

私はこの子を、生きているこの子は大切で

死んだら必要ないと思っていたのだ。

我が子が死んでしまったことは悲しい、

けれども死んでもこの子はかわいいわが子のままじゃないか。

死んだこの子に『必要ない』と言いこの子を殺していたのは、母親である私だったのだ。」 

それからこの母親はお釈迦様の元へ行き、

 「あなたは我が子を生き返らせてくださいました。

この子はこのままでかわいいわが子でございました。

ありがとうございます。」 と、深々頭を下げ、女性はブッダの弟子になりました。

 

 

ブッタの言うように「生老病死」はコントロール出来ない
話として僕の好きな良寛和尚の有名なお話をご紹介いたします。

 

良寛和尚が住んでいた新潟の三条に1500人以上の死者が出る大地震が起こりました。

その際に子供を亡くしたお友達の山田さんに送った有名な見舞いの一文です。


災難に逢う時節には災難に逢うがよく候
死ぬ時節には死ぬがよく候
これはこれ災難をのがるる妙法にて候

 

災難に逢うときは災難に遭い、死ぬときには死ぬしかない。

人間がどんなに手を尽くしてもそれは変えられません。

災難を災難として受け取るから苦悩が生まれるのです。

だとしたら、それらを受け入れて生きるしかないのです。

 

お友達がお子さんを亡くしたことには一切触れない

良寛さんの優しさがあふれる言葉。

 

ブッタの悟りと酷似しております。

 

今はコントロール主義全盛の時代。

なんでもかんでも自分の思い通りにコントロールしようとすると

心が脆弱になり思い通りにならないことへの耐性が弱まり

不安や悩みが増え、安らぎに満ちて生活することが困難になります。

 

ひと昔前はエアコンもありませんでした。

夏は暑い、冬は寒いのが当然なこと。

そんなことで悩むなんてことはなかったことでしょう。

 

ネットでポチっと押せば、

なんでも自分の好きな物が届く時代です。

 

しかしながら、クレーマーやモンスターペアレント

も増えております。

 

なぜならば、先ほど言ったように

コントロール主義になればなるほど

自分の思い通りにならないことへの耐性が弱まり

我慢が出来なくなるのです。

 

冬は寒い、夏は暑いと嫌がっていたら、

目の前の変化を楽しめません。

 

 

春は美しい花を愛でて

 

 

 

夏は鳥のさえずりと涼風を感じ

 

 

 

秋は美しい月を眺め

 

 

 

冬は真っ白な雪に心を洗い

 

 

あるがままに地球の美しさを感じられたら

幸せですね。

 

今日はコントロール主義にからブッタの教えまで

かなり、すっとんだ話になってしまいました。

 

 

 

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前回の続きを書きます。

 

前回はこちら

アホは神の望み | ぴろきちの日記 (ameblo.jp)

 

今日は、部下は上司の期待に応えるという&

ピグマリオン効果という観点から

話を進めて行きたいと思います。

 

前回は、ある飲食業の職場で、調理場に監視カメラを

つけて部下を見張っている職場の話から

展開していきました。

 

部下の監視カメラで見張っている上司は

部下を信頼をしていないから、監視カメラをつけて

部下を見張っているわけです。

 

見張られている部下の立場で考えると

監視カメラで見張られているのですから

当然、上司に対して不信感が湧きます。

この職場には信頼関係が全く無い状態です。

 

仕事においての信頼関係ってすごく大切です。

信頼関係が無い状態で仕事をすると

何かあると責任の擦り付け合いになります。

 

信頼関係はとても大切です。

 

僕が考える信頼関係とは

一緒にいる時間が長いからとかは関係なく

相手がこちらを信頼してくれるとかも関係ない。

 

「こちらが相手を信頼する覚悟」

 

だと常に自分に言い聞かせております。

 

ここで

ピグマリオン効果というお話をします。

 

====================

 

ある小学校で、学習能力予測テストと名付けた

一般的な知能テストが行われました。

テストの際、学級担任に

「これからの間、成績が向上する生徒を割り出すためテスト」

と説明をし、テスト後に結果とは関係なく

ランダムに抽出した生徒の名簿を見せ、

「この生徒たちが成績が向上する生徒である」と伝達したのです。

すると、学級担任に「成績が向上する生徒」と見せた生徒の成績は向上していきました

 

====================

 

この話の論点は

学級担任が期待のこもった目で一部の生徒を見たことで

一部の生徒も自分が期待されていることを意識し

結果、生徒の成績が向上したと言えます。

 

生徒は先生の期待に応えたのですね。

 

この話からわかるように

部下は上司の期待に応えます。

 

上司が部下を「ダメな部下」と見たら、

部下は「ダメな部下」を演じ

「出来る部下」と見たら

部下は「出来る部下」を演じます。

これはピグマリオン効果です。

 

続いて、デール・カーネギー(著) 人を動かす

から引用いたします。

 

アメリカにアンドリュー・カーネギーという
鉄鋼王と呼ばれる実業家がいました。
 
カーネギーは幼少の頃
「俺は鉄鋼王になる!」
とルフィーみたいに言ったがどうかは不明ですが(笑)
 
カーネギーは凄腕の部下達を沢山かかえておりました。
その部下にチャールズ・シュワップという男がいました。
 

 

 

週給五十ドルが、かなりの高給とされていた時代に、

年俸百万ドル以上の給料を取った数少ないひとりに、チャールズ・シュワップがいる。
シュワッブはまだ三十八歳の若さだった。

アンドルー・カーネギーが、このシュワッブという男に、

どういうわけで、百万ドル、すなわち一日に三千ドル以上もの給料を支払ったか?

シュワップが天才だからだろうか?
ちがう。

製鉄の最高権威者だからだろうか?
とんでもない。

シュワッブにいわせると、彼の使っている大勢の部下のほうが

鉄のことなら、彼よりもはるかによく知っているそうだ。

シュワッブがこれだけの給料をもらうおもな理由は、

彼が人をあつかう名人だからだと自分でいっている。

どうあつかうのかとたずねてみると、つぎのような秘訣を教えてくれた。

これは、まさに金言である。銅板にきざんで、各家庭、学校、商店、事務所などの壁にかけておくとよい。

子供たちもラテン語の動詞変化や、ブラジルの年間雨量などを覚える前に、このことばを暗記すべきだ。

このことばを活用すれば、われわれの人生は、大きく変貌するだろう。

 「わたしには、人の熱意を呼びおこす能力がある。

これが、わたしにとっては何ものにもかえがたい宝だと思う。

他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。

上役から叱られることほど、向上心を害するものはない。

わたしは決して人を非難しない。

人を働かせるには奨励が必要だと信じている。

だから、人をほめることは大好きだが、けなすことは大きらいだ。

気に入ったことがあれば、心から賛成し、惜しみなく讃辞を与える」。

これが、シュワップのやり方である。

ところが、一般の人はどうか?
まるで反対だ。

 

気に入らなければめちゃくちゃにやっつけるが、

気に入れば何もいわない

 「わたしは、これまでに、世界各国の大勢の立派な人々とつき合ってきたが

どんなに地位の高い人でも、小言をいわれて働くときよりも、

ほめられて働くときのほうが、仕事に熱がこもり、出来ぐあいもよくなる。

この例外には、まだ一度も出あったことがない」

と、シュワッブは断言する。

実は、これが、アンドルー・カーネギーの大成功の鍵なのだと、シュフッブはいっている。
力ーネギー自身も、他人を、公私いずれの場合にも、ほめたたえたのである。
カーネギーは、他人のことを、自分の墓石にまできざんで賞讃しようとした。


彼がみずから書いた墓碑銘は、こうである。

 「自分よりも賢明なる人物を身辺に集める法を心得しもの、ここに眠る」


人を動かす・デール・カーネギー(著) 



 

親子の関係でもピグマリオン効果は絶大です。

 

次は僕の愛読書

7つの習慣

スティーブン・Rコヴィー博士著書

から引用いたします。

 

 

コヴィー博士の息子の一人が、

学校にうまく適応できず、

成績もかなり落ち込んでしまいました。

その息子は、

人と接することにおいても未熟で、

また、スポーツも苦手な子どもでした。

野球をやっていても、ボールが通り過ぎてらバットを振る始末。

 

コヴィー博士は、何とか息子を助けたいと、必死になりました。

息子が前向きになるようにと、

「頑張るんだ!絶対にできる!」

と励まし、

息子が少しでもうまくできた時には、

彼が自信をもてるように

「いいぞ、その調子だ!」

と励ましました。

他人が笑おうものなら、

「からかうんじゃない。息子は頑張っているんだから。」

と怒りました。

コヴィー博士は、息子を支え、サポートしようと努力しました。

しかし、息子は完全に自信を失ったままでした。

コヴィー博士の努力は、まったく報われませんでした。

そして、コヴィー博士は、あることに気づいたのです。

「息子に対する、自分の見方に問題があるのではないか?」 と。

コヴィー博士は、自分が心の奥底で、

「息子は基本的に劣っている。あるいは、何かが足りない。」という意識で、

息子を見ていたことに気づきました。

「自分が助けてやらないと、息子は自立できない」という見方で、息子を見ていたのです。

「だから、自分の努力が報われなかったのだ。」とコヴィー博士は気づきました。

表面的な行動や言葉をどう変えてみても、

息子に実際に伝わっていたメッセージは、

「おまえにはできない。だから、おまえを守る必要がある。」

というものだったのです。

そこで、まず

「息子に対する見方」を変える必要がある」

と気づいたコヴィー博士は、

息子の独自性と可能性を信じるよう決意し、

彼の邪魔をしないようにしました。

親として、息子を信頼し、尊びました。

こうして、息子に対する見方を変えた結果、

息子には次のような無言のメッセージが伝わりました。

「おまえを守る必要はない。おまえは、十分にやっていける。」

その結果、息子は徐々に自信に満ち始め、

勉強においても、

友人関係においても、

スポーツにおいても、

目を見張るほどの成長を見せたのです。

何年か経って、

彼はスポーツでは州のベストプレイヤーに選ばれ、

学校ではクラス委員に選出されたのです。

 

 

以上、今日は部下は上司の期待に応えるというお話と

ピグマリオン効果について書いてみました。

 

ご参考になれば幸いです。

 

 

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またまた蟹とピースなおバカ写真ウインク

 

 

このごろ改めて自分はアホで良かったな-。

と思うことがありました。

 

おいおい、アホで良いわけはないだろ。

と突っ込む人も多いと思いますが

本当にアホです(笑)

年を重ね、学べば学ぶほど

自分の無知を知るようになり

自分のアホっぷりを痛感しております。

 

僕の場合は

頭の良い、なんでもかんでも理性的に考える人を見ると

全く波長が合いませんので

正直、何を言っているかわからないし、

あまり仲良くしたくありません。

僕はアホなので(笑)

 

 

ちょっと前の話ですが、
ある調理場での出来事。

 

そこの幹部はアルバイトをこき使おうと思ったのか

おしゃべり禁止、まさかの休憩なしで
調理場に監視カメラを付けて

監視をしている現場を見ました。

 

「マジかー…。やっちゃってるな―」

と思いましたが、そこの幹部は自分達を信じてガチでやっている。

まぁー幹部達は皆、頭が良いのでしょうね。

 

昔から頭の良い人たちって、

立場の弱い人をコントロールしたがる傾向があるようです。


頭の良い人は

理性的に

論理的に

合理的に

ロジカルに

物事を考える習慣があるので

自らの価値観、正しさを手放せないようです。
 

調理場でさぼっているのでは?

つまみぐいをしているのでは?

食材を盗んでいるのでは?

などなど相手に対して色々な疑いが湧いてきて

監視カメラをつけてしまうのです。

 

せっせと大脳新皮質を働かせて

そしてわざわざ自ら不安に陥っているのです。
 

つまり頭で考えれば、考えるほど相手に対して疑いが湧いてきて

安らげないのです。
頭で考えれば考えるほどに。

 

人はもともと、合理的には出来ておらず、非合理的な生き物。

おしゃべりもするわ、お腹もすくわ、休憩をするのは当たり前です。
 

ですが、

「どうやって、相手をコントロールしようか?」と

頭で考えれば、考えるほど

相手に対して疑いが湧いてくるので

自らが安らげなくなってきます。
 

そして結局は操作主義になるのです。

 

しかしながら相手を

監視したり

責めたり

非難したり

説教をしたり

なんとか相手を自分の思う通りに

コントロールしようとしても

そういった操作主義的なやり方は

当たり前ですが、長い目で見て逆効果です。

 

逆効果になるわけですから

ますます安らげない。

安らげないので、ますますコントロールする。

さらに安らげない。

安らげないので、さらに相手を強引にコントロールする…。

悪循環の無限ループの出来上がりです。

 

=======================

 

ますます安らげない    →   ますますコントロールする

     ↑                  ↓

さらに強引にコントロールする ←  さらに安らげない


=======================

 

 

じゃーどうすんの?ぴろきちてんてー!

ってことですが…。

 

頭の良い人は少しだけ

アホになったほうが良いのです(笑)

 

アホになるということは…。

 

なんでも合理的にとらえようとするのではなく

合理的でないものをそのまま引き受ける鈍さです。

 

清濁併せ吞む器量。

つまり鈍感力。

 

なんでもかんでも自分でコントロールするのではなく

適度にお任せができる。

 

損得勘定を重視して、かしこく、効率良く、近道をするとか

そういった、スマートに生きるのではなく

誠実に愚直にコツコツと積み重ねて行くことができる生き方が

アホになるということです。

 

 

村上和雄さん著書の

「アホは神の望み」

Amazon.co.jp: アホは神の望み eBook : 村上 和雄: 本

という本があります。

 

村上先生は世界で初めて「レニン」という遺伝子の

解読に成功をした凄い人なのですが

 

このようなことが書いてあります。

 

「ウサギと亀の話で、最後には亀が勝つように

バカは利口を超えてしまう。バカやアホというのは

利口な人の限界をあっさり超えてしまうことがしばしばある。」

と、アホに生きる生き方を推奨しております。

 

又、京セラの創業者の稲盛和夫さんと

ノーベル賞受賞の山中伸弥さんとの対談本

「賢く生きるより 辛抱強いバカになれ」

Amazon.co.jp: 賢く生きるより 辛抱強いバカになれ (朝日文庫) eBook : 稲盛 和夫, 山中 伸弥: 本

 

本の中に

「有能な人間である前に、高い人間性を備えることが大切である。

そしてその為には辛抱強いバカになる必要がある」

と書いてあります。

 

又、アップルコンピュータ創業者のスティーブジョブスは

スタンフォード大学の卒業式での有名なスピーチで

「Stay hungry, stay foolish」を3回繰り返して

スピーチの最後にもこの言葉で締めくくっております。

ハングリーであれ、アホであれ。

ということですね。

 

ジョブス自身も常にこの言葉を自分に言い聞かせていたようです。

 

村上和雄さんも稲盛和夫さんもスティーブジョブスも

みんなアホで生きる生き方を推奨しております。

 

では、改めて「アホな生き方」とはどのような生き方なのでしょう。

 

野口嘉則さんに教わったことなのですが

 

アホな生き方とは、適当に生きることではなく

ベストを尽くしたら、あとは天におまかせをする

ような生き方です。

 

先ほどのように、頭で疑い始めたらキリがない。

すると我々はコントロール主義になり

ますます安らげなくなります。

 

そうではなく、まず自分の出来る最大限のことはベストを尽くします。

そしてベストを尽くしきったら、天におまかせをするのです。

 

よく、「天におまかせをする心境になれないんだよね」

という人がいますが、

そういった人はベストを尽くしてない人です。

ベストを尽くしたことのある人ならわかると思いますが、

たいてい、結果を手放せる心境になりやすいのです。

 

といいつつ、僕も天におまかせが出来てないときが多々あります。

そういったときはベストを尽くしてないときです。

なので、今回のブログも自戒を込めて書いております。

 

「アホは神の望み」

 

今日はこの辺で。

 

 

 

最後に伝説のスピーチ

必見です。