ギャンブル依存症・僕はアルコール | 宮本の日記

宮本の日記

日本料理のお店を経営しておりますが、
料理とは無縁のひとりごとを書いております。

来週でもう4月。

今年は、寒い日が続いているので

桜が咲きそうで咲きませんね。

都内の目黒川に花見に行こうかと予定しておりましたが、

来週に持ち越しました。

 

さて、世間を騒がせている水原さんのギャンブル騒動ですが、
本人が「ギャンブル依存症だ」と言っているそうですね。
 

今日は僕の尊敬する方から教わったことを書いて行きます。
 

「依存症と幸せホルモンについて」

 

実は日本は世界一のギャンブル依存症大国です。

理由としては、身近にパチンコなどのギャンブルがあるからです。

アメリカなどはわざわざ、ラスベガスまで行かないとギャンブルが出来ませんが

日本ではその辺で手軽にギャンブルが出来ます。

 

ギャンブル依存症は誰でも起こりうる脳の病気です。

依存症は、本人の意志の力では中々辞められないそうです。

モラルがないからとか、人格がないからとは全く関係ないそうです。

真面目で頭の良い人でもギャンブル依存症になってしまうそうです。

 

パチンコ屋に行った人ならわかると思いますが、
パチンコ屋は日常とかけ離れていて

とてもきらびやかで

勝ったときは、音響や電飾もキラキラしていて、

沢山のドーパミンが出て依存症になりやすいと言われております。

 

 

 

「ギャンブラーの心理」

 

行動心理学の有名なバラス・スキナーという人の実験があります。

その実験とは

AとBとネズミを用意して

 

Aのネズミの部屋にはレバーを押せば

常に餌が出るように仕掛けます。

 

Bのネズミの部屋にはレバーに押すと

餌が出たり、出なかったりする仕掛けをします。

 

しばらくすると、どちらのネズミも学習をします。

 

その後、どちらのネズミの部屋もレバーを押すと餌が全く出ないようにします。

するとどうなるでしょう。

 

レバーを押すと常に餌が出ていたAのネズミは

レバーを押しても、餌が出て来ないことを学習して

レバーを押すのをやめます。
 

これに対して

レバーを押すと、餌が出たり出なかったりしたBのネズミは

餌が出ないのに、ずーっとレバーを押し続けるのです。
 

これって何かと似てますよね。

ギャンブルと同じです。

 

「認知のゆがみ」

 

もう一つ、依存症の人は認知のゆがみがあります。

 

例えば、僕みたいにアルコール依存症の人は

アルコールの良い面ばかり見て

アルコールのデメリットを理解しようとはしません。

(反省ぐすん

 

ギャンブル依存症の認知のゆがみの例は

ギャンブルで負けたお金は

ギャンブルで取り戻そうとします。

自分に損害をもらした、ギャンブルなのに、

なぜかギャンブルで取り戻そうとしてしまい、

多額の借金をしてしまうのです。

 

ギャンブル依存症によくあるもう一つの認知のゆがみは

3回続けて負けが続いたら、次は勝つはずだ!

という、全く根拠のない考えを起こしてしまうのです。

 

3回連続で負けたら、

4回目も当然負けるだろうと思うのが、ギャンブルをしない人の考えなのですが

ギャンブル依存症の人は違うのです。

 

 

例えば、ルーレットで、赤と黒の出る確率は50%です。

仮に3回連続で赤が出たとします。

すると、次は黒が出る!!

と思ってしまうのが、ギャンブラーの心理です。

実は、3回連続で赤が出ようが、10回連続で赤が出ようが

次に赤と黒が出る確率は50%なのです。

 

 

依存症を大きく2つに分けると

物質への依存と、行為への依存とあります。

 

物質への依存は

 

たばこ依存

アルコール依存(←オイラ)

ドラッグ依存

などです。

 

 

行為への依存は

 

ギャンブル依存

ゲーム依存

買い物依存

恋愛依存

万引き依存

などです。

 

依存症で共通するのは

自分の意志の力では辞められないレベルになっていることです。

ただし、本人は依存症だと自覚がないのです。

本人は辞めようと思ったら、いつでも辞められると思っているのですが、

実は辞めようとは思っていないのです。

これこそがまさしく依存症です。

 

依存症は脳の病気。

なぜこのようなことが起こるのか?

それは

依存症の人の脳内では、ドーパミンの分泌量が

正常ではなくなっているのです。
 

ドーパミンとは幸せホルモンの一つ。

例えば、ギャンブルに勝ったとき、ドーパミンがドバーッと分泌されます。

買い物依存の人がブランド品を買った時に
ドーパミンが分泌されます。

万引き依存症の人はスリルと高揚感を味わうとき
ドーパミンが分泌されます。

 

ちなみにカブトムシ・クワガタ依存症でもある僕は、

あの黒光りを見た瞬間、ドーパミンが分泌されます。

超~興奮状態です!

鼻血ブーです目がハート

マジでヤバイです(笑)

 

ドーパミンが決して悪い存在ではないのですが

依存性があり、中毒性があり注意が必要なのです。

 

その行為をやることにより

脳に快楽(ドーパミン)の回路が形成されて

やればやるほど、脳が強化されます。

 

話は変わりますが、芸能人やスポーツ選手が覚醒剤などで

捕まるケースがあります。

 

芸能人やスポーツ選手は、周りから脚光を浴びることで

大量のドーパミンが分泌されます。

さらにドラッグで大量のドーパミンが分泌される。
 

そして芸能人がドラッグで捕まったとき、

皆、同じ事を言うそうですね。

「本当に捕まって良かった、実は早くドラッグを辞めたかったんだ」

・・・・

 

依存症は自分の意志では辞められない

誰にでもなりえる病気です。

ドーパミンは悪者ではないのですが、

偏ったドーパミン分泌型の幸せを目指すと

メンタルが弱くなりますし

依存症になるリスクが高まるのです。

 

 

幸せホルモンには3つのホルモンがあると言われております。
 

ドーパミン

セロトニン

オキシトシン

です。

 

ドーパミンが興奮型に対して

セロトニンとオキシトシンは

平常心で静かな幸せホルモンです。

本当の幸せを実現するのであれば、ドーパミンのように興奮型ではなく

セレトニン型と、オキシトシン型の幸せを土台になると良いと言われております。

セレトニン型とオキシトシン型の幸せとは平常心で味わう幸せです。

 

 

セロトニンが分泌されるときは、

朝起きて、朝日を浴びるとき

運動をするとき

何かに感動をするとき

瞑想や深呼吸をするとき

自然を愛でるとき

 

 

オキシトシン型の幸せとは

誰かを愛する気持ちや

相手を思いやる気持ち

子供と遊んでいるときや

人に感謝をしているとき

ペットや、動物と触れあうとき

に出ると言われております。

 

セロトニンやオキシトシン型の幸せは、

いずれも平常心で静かに味わえる幸せです。

だからずーっと長続きするのです。

長続きするので、ドーパミン型の依存症みたいに駆り立てることはありませんし

かみしめれば、かみしめるほど、

幸せホルモンが出ると言われております。

 

これからもセロトニンやオキシトシンを

増やして、幸せな人生にしたいものです。

 

 

さて私事で恐縮ですが、
最近の休日は

6月に子供が生まれるのでショッピングモールで

赤ちゃんグッズを見ております。

妻のお陰でセロトニンとオキシトシンが出まくって

とても穏やかで幸せな気持ちです。

お酒を飲まない日が多くなっております(^^)

 

今日はアルコール依存症の宮本が

自戒を込めて書いてみました。

宮本浩樹

 

日本料理 みや

 

 

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