名古屋ボストン美術館
『ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション』(2018年)
さて。
名古屋ボストン美術館での展覧会も、
残すところ2回となりました。。。
(開館から閉館にいたるまでの経緯は、
美術館のWikipediaをご覧ください)
今回は、
米国ボストン美術館の東西の名品が勢ぞろい!
ということで、展示構成は以下のようになってます。
・1 古代エジプト美術
・2 中国美術
・3 日本美術
・4 フランス絵画
・5 アメリカ絵画
・6 版画・写真
・7 現代美術
(展示総数80点)
では、
ワタシのお気に入り作品を紹介しまーす
◆ 1 古代エジプト美術
《ハトシェプスト女王小像断片》
石英閃緑岩
新王国時代、第18王朝、ハトシェプスト女王の治世、
前1550-前1458年 20.3×10.2×7.6
ボストン美術館
この章の目玉は
《ツタンカーメン王頭部》(前1336-前1327年)かな?
ですが、ハトシェプスト女王
(この像は、王妃時代の若い肖像らしい)の
少年のようなきりりとした面差しにも惹かれました
◆ 2 中国美術
ここでのイチ押しは、なんといってもこちら
陳容
《九龍図巻》(部分)
1巻、紙本墨画淡彩
南宋、淳祐4年(1244年) 46.2×958.4
ボストン美術館
龍と雲、波の躍動感が素晴らしい。。。
9体の龍の愛らしい表情にも注目ですよ
◆ 3 日本美術
この章の目玉は、
曾我簫白《風仙図屏風》(1764年頃)と、
昨年修理を終えたばかりの英一蝶《涅槃図》(1713年)
ですな。
でも、ワタシの好みは洋画調の掛軸
司馬江漢
《秋景芦雁図》
1幅、絹本着色
江戸時代、18世紀後期-19世紀初期 121.6×53
ボストン美術館
◆ 4 フランス絵画
ここでの目玉は、
南仏アルルでゴッホの "ご近所さん" だった夫妻の肖像画、《郵便配達人ジョゼフ・ルーラン》(1888年)と
《子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人》(1889年)
でしょう。
でも、ワタシのお気に入りは、
モネとファンタン=ラトゥール
クロード・モネ
《くぼ地のヒナゲシ畑、ジヴェルニー近郊》
キャンバスに油彩 1885年 65.1×81.3
ボストン美術館
のどかな風景に心安らぎます
アンリ・ファンタン=ラトゥール
《卓上の花と果物》
キャンバスに油彩 1865年 60×73.3
ボストン美術館
こちらは
17世紀のオランダの静物画のような緻密さ!
あと、コローの《ボーヴェ近郊の朝》(1855-65年頃)も
美しかった。。。
できれば、モネの《ポプラ並木のある草原》(1875年頃)も
もう一度見たかったなぁ〜
◆ 5 アメリカ絵画
この章には、ワタシの大好きなモチーフが〜〜〜!!
ってことで、"帆船のある風景" 3連発


ワシントン・オールストン
《月光》
キャンバスに油彩 1819年 63.8×90.8
ボストン美術館
馬に乗る人物とその家族(?)の部分は、
ちと演出過剰気味にも見えるけれど、、、
詩情あふれる素敵な一枚
トマス・エイキンズ
《クイナ猟への出発》
メゾナイトに貼ったキャンバスに油彩 1874年 61.6×50.5
ボストン美術館
帆と船の傾き加減がGood!

フィッツ・ヘンリー・レーン
《ニューヨーク港》
キャンバスに油彩 1855年頃 91.4×153
ボストン美術館
帆船からフェリーまで、
これはもう構図的にたまらん!
ただ、間近で見ると、
船体の塗り方がべたっとしていて立体感に欠けるの…
作品から少し離れて鑑賞することをオススメします。
ジョン・シンガー・サージェント
《フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル》
キャンバスに油彩 1903年 152.4×102.6
ボストン美術館
美しい母娘の肖像。
大人っぽい娘さん、11歳だそうでびっくりしたわ

◆ 6 版画・写真
ウィンスロー・ホーマー
G. W. H. リッチーによる刷り、
C. クラックナー印刷所(ニューヨーク)による出版
《八点鐘》
パーチメント・ペーパーにエッチング 1887年 57.5×69.7
ボストン美術館
ウィンスロー・ホーマー
《八点鐘》(参考作品)
キャンバスに油彩 1886年 64.1×76.5
アディソン・ギャラリー・オブ・アメリカン・アート
同名の油彩画(下)をもとに制作した版画(上)です。
六分儀で太陽の高度を測り、
船の位置を測定する船員を描いたものですが、
モノクロのほうが味わいがある〜

と感じました。
◆ 7 現代美術
デイヴィッド・ホックニー
《ギャロービー・ヒル》
キャンバスに油彩 1998年 152.4×193
ボストン美術館
この坂道を
歓声を上げながら自転車で駆け下りたーい
……というわけで、なかなかの傑作が並んでます。
(ただ、"残すところ2回" なのに米国側が出し惜しみしてるようにも感じられるのです。姉妹館のよしみで、名古屋展だけの特別出品があってもいいんでないかい?と思ってしまって
)
それでも、おなじみの作品、初めての作品、
どちらも楽しめる内容になってますよ〜
どうぞ実物をナマでご覧くださいませ。
『ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション』
◆2018年2月18日(日)-7月1日(日)
名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)
★ ボストン美術館 →
【ボストン美術館の至宝展@東京都美術館】
・テーマ「海外の美術館・所蔵品」の記事一覧 →
『ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション』(2018年)
さて。
名古屋ボストン美術館での展覧会も、
残すところ2回となりました。。。
(開館から閉館にいたるまでの経緯は、
美術館のWikipediaをご覧ください)
今回は、
米国ボストン美術館の東西の名品が勢ぞろい!
ということで、展示構成は以下のようになってます。
・1 古代エジプト美術
・2 中国美術
・3 日本美術
・4 フランス絵画
・5 アメリカ絵画
・6 版画・写真
・7 現代美術
(展示総数80点)
では、
ワタシのお気に入り作品を紹介しまーす
◆ 1 古代エジプト美術
《ハトシェプスト女王小像断片》
石英閃緑岩
新王国時代、第18王朝、ハトシェプスト女王の治世、
前1550-前1458年 20.3×10.2×7.6
ボストン美術館
この章の目玉は
《ツタンカーメン王頭部》(前1336-前1327年)かな?
ですが、ハトシェプスト女王
(この像は、王妃時代の若い肖像らしい)の
少年のようなきりりとした面差しにも惹かれました
◆ 2 中国美術
ここでのイチ押しは、なんといってもこちら
陳容
《九龍図巻》(部分)
1巻、紙本墨画淡彩
南宋、淳祐4年(1244年) 46.2×958.4
ボストン美術館
龍と雲、波の躍動感が素晴らしい。。。
9体の龍の愛らしい表情にも注目ですよ
◆ 3 日本美術
この章の目玉は、
曾我簫白《風仙図屏風》(1764年頃)と、
昨年修理を終えたばかりの英一蝶《涅槃図》(1713年)
ですな。
でも、ワタシの好みは洋画調の掛軸
司馬江漢
《秋景芦雁図》
1幅、絹本着色
江戸時代、18世紀後期-19世紀初期 121.6×53
ボストン美術館
◆ 4 フランス絵画
ここでの目玉は、
南仏アルルでゴッホの "ご近所さん" だった夫妻の肖像画、《郵便配達人ジョゼフ・ルーラン》(1888年)と
《子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人》(1889年)
でしょう。
でも、ワタシのお気に入りは、
モネとファンタン=ラトゥール
クロード・モネ
《くぼ地のヒナゲシ畑、ジヴェルニー近郊》
キャンバスに油彩 1885年 65.1×81.3
ボストン美術館
のどかな風景に心安らぎます
アンリ・ファンタン=ラトゥール
《卓上の花と果物》
キャンバスに油彩 1865年 60×73.3
ボストン美術館
こちらは
17世紀のオランダの静物画のような緻密さ!
あと、コローの《ボーヴェ近郊の朝》(1855-65年頃)も
美しかった。。。
できれば、モネの《ポプラ並木のある草原》(1875年頃)も
もう一度見たかったなぁ〜
◆ 5 アメリカ絵画
この章には、ワタシの大好きなモチーフが〜〜〜!!
ってことで、"帆船のある風景" 3連発
ワシントン・オールストン
《月光》
キャンバスに油彩 1819年 63.8×90.8
ボストン美術館
馬に乗る人物とその家族(?)の部分は、
ちと演出過剰気味にも見えるけれど、、、
詩情あふれる素敵な一枚
トマス・エイキンズ
《クイナ猟への出発》
メゾナイトに貼ったキャンバスに油彩 1874年 61.6×50.5
ボストン美術館
帆と船の傾き加減がGood!
フィッツ・ヘンリー・レーン
《ニューヨーク港》
キャンバスに油彩 1855年頃 91.4×153
ボストン美術館
帆船からフェリーまで、
これはもう構図的にたまらん!
ただ、間近で見ると、
船体の塗り方がべたっとしていて立体感に欠けるの…
作品から少し離れて鑑賞することをオススメします。
ジョン・シンガー・サージェント
《フィスク・ウォレン夫人(グレッチェン・オズグッド)と娘レイチェル》
キャンバスに油彩 1903年 152.4×102.6
ボストン美術館
美しい母娘の肖像。
大人っぽい娘さん、11歳だそうでびっくりしたわ
◆ 6 版画・写真
ウィンスロー・ホーマー
G. W. H. リッチーによる刷り、
C. クラックナー印刷所(ニューヨーク)による出版
《八点鐘》
パーチメント・ペーパーにエッチング 1887年 57.5×69.7
ボストン美術館
ウィンスロー・ホーマー
《八点鐘》(参考作品)
キャンバスに油彩 1886年 64.1×76.5
アディソン・ギャラリー・オブ・アメリカン・アート
同名の油彩画(下)をもとに制作した版画(上)です。
六分儀で太陽の高度を測り、
船の位置を測定する船員を描いたものですが、
モノクロのほうが味わいがある〜
と感じました。
◆ 7 現代美術
デイヴィッド・ホックニー
《ギャロービー・ヒル》
キャンバスに油彩 1998年 152.4×193
ボストン美術館
この坂道を
歓声を上げながら自転車で駆け下りたーい
……というわけで、なかなかの傑作が並んでます。
(ただ、"残すところ2回" なのに米国側が出し惜しみしてるようにも感じられるのです。姉妹館のよしみで、名古屋展だけの特別出品があってもいいんでないかい?と思ってしまって
それでも、おなじみの作品、初めての作品、
どちらも楽しめる内容になってますよ〜
どうぞ実物をナマでご覧くださいませ。
『ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション』
◆2018年2月18日(日)-7月1日(日)
名古屋ボストン美術館
(2018年10月8日にて閉館しました)
★ ボストン美術館 →
【ボストン美術館の至宝展@東京都美術館】
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