アンニョンハセヨ~
「雲が描いた月明り」を完走しました(結局全話2周した)
まず一言。
わたしが生きている間の地球に、パク・ボゴム氏を存在させていただきありがとうございます\(^o^)/
やはりイケメンは世界の宝
「世界のボゴミ、ここにあり」を存分に堪能させていただきました
(※特に記載のない画像はすべて番組公式サイト および公式無料動画をスクショ)
ボゴム氏の魅力がこれでもかってくらい発揮され、そしてドラマ自体もすごく良くて、視聴中のハマリ方は「愛の不時着」に次ぐくらいでした(不時着の感想は)
よいうことで、このドラマのレビューは長くなりそうなので、まずは良かった点を中心に感想を書きます
■視聴時期
2021年4月
■スコア
4.1
■視聴手段
U-NEXT
■放送開始年
2016年
■放送局
KBS
※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。
※以下よりネタバレあり。
■良かった点
1.対立図式の面白さは時代劇ならでは
わたしは、大河ドラマを含め、時代劇をほとんど見たことがありません
理由は食わず嫌いに加え、時代劇に欠かせない暗殺や処刑、拷問(およびそれを連想させる展開)など、人が死んだり苦しんだりするシーンがとにかく苦手
この作品を見ようと思ったのは「ツンデレ王子とヒロインのロマンスコメディ」が前面に出されていたので、光源氏的な平和な時代劇をイメージしたからです。
しかし、ロマコメが主軸ではあれど、もう1つの主軸は時代劇お約束の権力争い。
案の定、ところどころ苦手なシーンがあって、最初のころは見るのをやめようかと何度も思ったけど(「愛の不時着」でもそうだった)、ストーリー展開の面白さが勝って完走できました(というか、ハマり始めたら止まらなかった)。
その面白さの要因は、敵が敵である理由がちゃんとあり、対立図式に必然性があること。
現代劇だと、敵の設定に無理矢理感や矛盾が生じたり、例えば悪役の財閥がコテコテすぎるとチープな感じになったりしますが、時代劇はその点に無理がない。
領議政は最初から最後まで憎たらしくて怖かったけど、あの時代にあの立場ならそうなってしまう背景は理解できた(「愛の不時着」のチョルガンにも同じように思った)。
世子様とユンソンが子供の頃、占い師に将来を見てもらったシーンで、頭巾の交換トリックはなんとなく予想がついたけど、交換していたことを領議政自身はわかっていた種明かしにはヤラレたって感じ
ユンソンに短命の相が出ていると言われながらも、孫や一族のため(もちろん自分自身の権力のため)に突き進んできたことを考えると、人間らしさが垣間見れて少し切ない気持ちにもなる。
最期はその孫が手に入れた拳銃で幕を閉じました(1発分の玉が残された伏線が、ここで回収されたのは見事)
この2人(特に右の吏曹判書)の腰巾着具合は、シリアスな権力争いの中でも時折り笑えるパートになっていましたw
やたら高音で「王様、お聞き入れください~~」
とかわざとらしく懇願するセリフには、何度も笑ったわwww(香川照之さんの演技に似ていた)。
2.ロミジュリ設定にハズレなし
身分制度が厳格な朝鮮王国で、世子と下層民(その中でもラオンは賤民)は、絶対にあり得ない組み合わせ。
だから、この2人がハッピーエンドになれるのは無理ゲー設定なので、特にラオンの正体が世子にバレた後半は、胸が苦しくて苦しくて、見続けるのがつらかった
あまりにも世界観に入り込んでしまい、自分の夢の中でもドラマを見ていたほど(おかげで、夢の中で世子様に会えた ←ラオン風にw)
この苦しい気持、どこかで味わったことがあるなーと思ったら、「愛の不時着」「星から来たあなた」と同じ設定ですよね(まだ見てないけど「青い海の伝説」もそうらしい。このドラマの中でも人魚姫の話が出てきました)。
まあ「星から来たあなた」はファンタジーなのでそこまでじゃなかったけど、不時着と雲月は、どちらも自分が生きている延長線上(隣国や過去)にある世界の話だから、リアリティがあって感情移入がひどかった……。
身分や環境のせいで、主人公2人のロマンスが許されず、ハッピーエンドが予想できないラブストーリーは、ロミオとジュリエット時代からの王道テンプレだけど、やはりのめり込んでしまうパワーがあった。
3.パク・ボゴムの世子様がハマリ役
「ツンデレ王子とヒロインのラブコメディ」というキャッチコピーから、今回もボゴム氏の甘々ラブコメという前提で視聴開始しましたが、良い意味で期待を裏切られました\(^o^)/
ボゴム氏の出演作を視聴するのは「応答せよ1988」「ボーイフレンド」に次いで3作め。
視聴済の2作は、ボゴム氏の圧倒的なビジュアルや可愛さ、甘々な雰囲気のほうへ意識が集中していましたが、今回は「俳優パク・ボゴム」としての素晴らしさを存分に見せつけられたって感じ。
甘々ツンデレよりも、世子ならではの孤独感や冷徹さ、傲慢さ、さらに選ばれし者のカリスマ性の表現のほうが勝っていて、ボゴム氏が演じたキャラクターの中で最もお気に入りとなりました\(^o^)/
その辺の門番兵士より武術に長けていて、科挙を通過した高級官僚たちに匹敵するくらい賢くて、瞬時にピンチを乗り越えられるほど機転がきいて、母譲りの優しさを兼ね備える、完全無欠の正統派スターキャラがここまでハマる俳優は、ほかにいないのでは?(第1話のダメな子エピソードは必要なかった気がする)
ボゴム氏は「応答せよ1988」で人気が急上昇し、この作品でトップスターの地位を不動のものにしたといわれる理由がよくわかる
ボゴム氏の構成要素は「スター」が9割、「子犬」が1割なのではないだろうか
さらに、顔が天才なのはもちろんのこと、小顔で高身長の圧倒的なスタイルに韓服が似合いすぎて、もう本当にどうしようかと思いましたw(←何を?
ちなみに韓服は、最終回の王様バージョンの赤より、世子の紺色が好みでした
しつこく言いますがw、今この世で、こんなイケメンほかにいるか??
あと、お気に入りなのが乗馬シーン。
清の使臣からラオンを救って馬に乗せ、「お前が見えないと怒りでどうにかなりそうだ」と言った後、馬へ鞭打つときの「ハッ」のかけ声が最高でしたぁーーーーー\(^o^)/
4.殺陣シーンがかっこいい
メイン俳優3人の殺陣シーンが、どれもかっこよかった
そして3人とも強すぎ
ビョンヨンは本業なので強いのはわかるけど、世子様もユンソンも、その辺の門番より圧倒的に強かったwww
あるシーンで敵に囲まれたとき、ビョンヨンが世子様に「ここは自分にお任せください」と言ったら、世子様がニヤリと笑って「刀を抜く前に申せ」と言って、2人で戦うシーンは最高かよ
余談ですが、東宮殿が襲われたシーンのメイキング映像で、予定より相手役に当たりすぎてしまったのか、ボゴム氏が「カット」の後にすかさず相手役の方に謝りながら手を差し伸べていて(しかも本当に申し訳なさそうな顔で)、性格良すぎやろと、ますます好きになりました
38秒くらいのところです。
5.男同士の友情が泣ける
現代劇でも男同士や仲間との友情は描かれますが、時代劇は抗えない運命や生死に直結することがあるため、シリアスで泣ける場面が多かった。
ユンソンとの友情や恋敵の関係も良かったけど、やっぱりビョンヨンとの絆が最高
ビョンヨンが世子様の腕の中で息絶える(絶えてなかったけど)シーンは泣いたなー(その後の展開はさておき)。
風燈祭りで、ビョンヨンもひそかに願いを書いて飛ばしていたなんて
Kドラって、この後出しジャンケン的な泣かせる演出が素晴らしいですよね
世子様が幾度となく言った「この世で一人だけ信用できる人間を選ぶならお前だ」というセリフも、説得力があって好きでした
ちなみにビョンヨン役のクァク・ドンヨン氏は「サイコだけど大丈夫」で、特別出演していました(ついでに言うと、官僚になったドッコの友だち(カン・ギドゥン氏)も、サイコでガンテ兄弟の友達役で出ていましたね)。
6.OSTが超最高
OSTの「素直になれなくて」については、先日の中間報告でも書きましたが、
婚礼のシーンで流れた曲がめちゃくちゃ気に入って、世子様が悲しい表情で廊下を歩くシーンを何度もリピートしてしまった
これに関しては、にわかファンですみませんと謝らなくてはならないことがあります。
視聴後にOSTの詳細を調べるまで、この「愛しい人」をボゴム氏自身が歌っていることに気づきませんでしたぁーーー
それほど曲も声もドラマの世界観に溶け込んでいたということで
ますますファンミでボゴム氏の生歌を聞きたくなった
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以上、視聴直後の感想で良かった点を中心に書きました。
最後に、個人的な胸熱シーンをご紹介します。
「応答せよ1988」で韓国棋院の部長役だったソン・ヨンジェ氏が、今回は清の監察御史役で、ボゴム氏と再共演していました
「応答せよ1988」ではテクと中国遠征のときに中国語を話すシーンがあって、今回は中国(清)人役なのでセリフが全部中国語で、なんか笑ったwww
テクとイ部長の再共演に胸熱
※画像は視聴中のテレビ画面を撮影しました
良かった点以外の感想はまた別に投稿しますね。
ではまた
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