アンニョンハセヨ~ニコ

 

「雲が描いた月明り」を2周したせいか、世子様沼からなかなか脱出できず、脳ミソが次の作品へ移行しないので、今週は「応答せよ1988」を再び見ています(早送りしながら、テクのシーン中心にw)

 

(※画像はNexflix公式より)

 

ドラマ後半の1994年、23歳になったテクの可愛さと男らしさのパーフェクトバランスにトキメキすぎる件キラキラキラキラキラキラ

※アラフィフの分際ですみませんデレデレ

 

 

世子様沼に勝るとも劣らず、テク沼も深いな……。

 

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あちこちに沼を仕掛けやがって……、

 

ボゴミったら恐ろしい子ラブラブラブ

 

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さて、今日も「雲が描いた月明り」(以下、雲月)に関する話です。

 

ドラマの感想は下矢印

 

 

 

 

 

わたしは視聴開始時、朝鮮王国(というより異文化全般)についてあまりにも無知すぎるため、ミーハーの付け焼き刃でお恥ずかしいのですが、少しでもドラマを理解できるように下矢印を購入しました。

 

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韓国時代劇歴史大全2021

発行:扶桑社

価格:1,760円(税込)

 

ネットにわんさかと情報があふれている時代ですが、これは買ってよかった!!!!!!

 

Kドラ時代劇をより楽しむために、最低限知っておくべき情報に特化されているので、アラフィフの脳ミソでも理解しやすいムックでした。

 

人物や年代、政治、経済、文化などのいろいろなテーマが、これでもかってくらい作品や登場人物に絡めて解説されていて、わたしのような無知なKドラ初心者にはぴったり。

 

ということで、すぐに忘れてしまうアラフィフの脳トレのためにも、気になったことを備忘録しておきます。

 

 

<気になったこと1>

世子様のモデルは実在する

 

恥ずかしながら、わたしは雲月を見るまで李氏朝鮮の王の名前を全く知りませんでした。

 

世界史で出てきたかもしれない有名どころも覚えていないため、世子様のモデルとされる孝明世子など知るよしもなく。

 

真っ先に開いた孝明世子の解説ページで、目に飛び込んできたのは

 

「早世」の2文字

 

え……真顔ネタバレですかね……真顔真顔真顔 (※わたしはネタバレ苦手)

 

 

 

ドラマで占い師が「世子様に短命の相が出ています」と言っていたのは、早世の史実に掛けているのかな(ドラマの真意は別のギミックだったけど)。

 

ご存じのように世子様は死ななかったけど、史実との違いが気になって、視聴後にいろいろと調べてしまいました。

 

というわけで、にわかファンによるにわか仕込みの情報ですが、せっかく調べたので書き留めておきます。

 

注意以下は、同書のほか、Wikipediaや各種ネット情報の拾い集めです。誤った内容がある場合は教えていただけると助かりますおねがい

 

 

●史実に近いこと

・イ・ヨンは頭脳明晰で将来を期待された世子(読書シーンが多かったのは、名君である祖父譲りの読書好きを表現か?)

・父は第23代朝鮮王純祖

・父に代わり、10代で代理聴政

・王宮の宴で披露される踊りを自ら創作(芸術面でも優れていた)

・金氏が勢道政治をしていた(史実では安東金氏で、領議政のモデルも実在)

・金氏の対抗勢力である趙氏の娘と結婚

・父は側室の淑儀を寵愛し、その間に王女がいる

・ホン・ギョンネの乱があった(政治腐敗で庶民が苦しんだ時代)

・キリスト教が激しく弾圧されていた(ドラマ内では、世子実母暗殺要因の1つ)

 

●史実と大きく異なること

・孝明世子は王には即位していない(20歳で逝去したため)

・実母は金氏の娘で、早世していない(ゆえに純祖の正室は1人)

・実母は実家の勢力拡大のために躍進した(ドラマ内の後室のポジション)

・孝明世子と正室との間に、後の第24代朝鮮王憲宗が誕生

・ホン・ギョンネの乱で、ギョンネ本人は死亡

 

 

ラオンやビョンヨンなどのフィクション要素以外で大きく異なるのは、

 

・世子は王に即位していない

・世子の実母は生きている(むしろ長寿だった)

・ホン・ギョンネは反乱で亡くなっている

 

という3点でしょうか。

 

 

<気になったこと2>

名君を期待された正真正銘の王子


孝明世子は、王の正室が148年ぶりに生んだ長男(嫡男)なので、その存在自体が傑出しています。

 

そして幼いころから頭脳明晰で、たった3年の代理聴政で、人事改革や宮中行事の改善など次々と手腕を発揮したため、もし早世せずに王として即位できていたら、名君になっていた可能性が高いと評価されているようです。

 

その背景には、彼は気の弱い父(23代純祖)よりも、名君の誉れ高い祖父(22代正祖)の素質を継いでいると言われていたから。

 

正祖は27名いる朝鮮国王の中で、4代国王の世宗と並ぶ、名君のツートップ。

 

以上を踏まえて、世子様が赤い衣装(王の衣装)を着ていたラストシーンを思い出すと、なんだかジーンとします。

 

孝明世子が実際には着ることができなかった赤い衣装を、ドラマの世子様に着せたことで、彼に期待されていた未来が描かれていたのですね(史実では、このあと王朝の終焉に向かう)。

 

さらにいうと、実際には反乱で命を落としたホン・ギョンネがドラマでは生きていた設定となり、ラストシーンで民と触れ合う王様を見つめていたのも、王様が民とともに理想の国家を作るという希望が表現されていたのだと思うと、胸が熱くなりました。

 

ドラマの感想でも書いたように、ボゴム氏が演じた世子様に圧倒的なオーラを感じたのは、彼本人のスター性に加え、歴史を変えたかもしれない孝明世子のカリスマ性を、ちゃんと表現していたからかもしれません。

 

改めて、ボゴミったらすごい俳優ラブラブラブ

 

 

※画像は番組公式より

 

それともう1つ。孝明世子は聡明で容姿端麗だったという記録が残っているそうですが、肖像画は火災で半焼したため、実際の顔はまったく不明(wikiに画像あります下矢印)。

 

 

 

そこがまたファンタジーというかミステリアスというか、想像力を掻き立てる人物なのですね。

 

だからこそボゴム氏のキャスティングには制作側のセンスを感じますラブラブ

 

 

<気になったこと3>

世子様の祖父のことも知りたい

 
上記の流れから、世子様のおじいちゃん(22代王の正祖)のことも知りたくなったわたし。

 

そんなときにも役立つのが『韓国時代劇歴史大全2021』でありますチョキ

 

時代別や王別など、さまざまな角度から確認可能なので、22代王をモチーフにしたドラマがどれに該当するのか一目瞭然。

 

彼が主人公の「イ・サン」や、優秀すぎる孝明世子がわずか8歳から通った教育機関を舞台にした「トキメキ☆成均館スキャンダル」を早速ブックマークしましたグッ

 

 

<気になったこと4>

時代劇の解説本に意外な作品を発見

 

韓国時代劇歴史大全2021』を読みながら、あるページで指が止まりました。

 

なぜならそこで紹介されていた作品が

 

「星から来たあなた」だったからゲッソリ

 

(※画像は番組公式より)

 

 

たしかに、ト・ミンジュン氏(キム・スヒョン氏の役)は404年前から地球に住んでいる設定だったわwwwwwww

 

と、半ば笑いながら本文を読んでみると、驚くべき情報がゲッソリ

 

「朝鮮王朝実録光海君日記」に、1609年に未確認飛行物体が目撃されたという記載があるそうです(※wiki情報も含めています)。

 

ドラマを見ているとき、なぜ400年前ではなく「404年」前なのか疑問でしたが、ドラマ放映の2013年から404年前がちょうど1609年にあたるからなのですね。

 

さすがパク・ジウン先生、着想の得方がすごいわ……。

 

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今回いろいろ調べて思ったこと。

 

Kドラのおかげで、

・以前よりも脳を使っている気がする→、脳トレになっている

・トキメキが増えてホルモンの分泌増→更年期障害の予防になる

 

いいこと尽くめですね(※個人の意見です)ねーねーねー

 

ではまたバイバイ