子供と2人で3泊で出かけてました。


相方が不倫を告白する前は、

子供とのお出かけや私の実家滞在中は相方の外泊に振り回されないので精神的に休憩できた気もする。

出先で相方の外泊を知っても、家で悩んでるよりは気楽だったのだ。

あくまでも比較の問題であって、気にしてなかったわけじゃないけど、

妻子が留守なんだから、飲んだくれて外泊しようが仕方ないっていうか、あきらめがつくっていうか。


ただ昨年後半の連泊外泊が始まってからは、あきらめもつかなくなって、出先でも気にしてた。

私がいなくて、気兼ねなく外泊してるかと思うと苦しかった。

妻子を送った駅へ誰かを迎えに行ってるかと思うと苦しかった。


さて、今回。

不倫告白後初めて、相方を置いて出かけたわけで。


もう新幹線に乗っただけで憂鬱。

新幹線で最低でも月に3回も彼女は往復してたんだから。

月に1回、中3週間とかで乗ってTDRに遊びに行ってた私だってけっこう飽きるっていうか、

面倒っていうか、かったるいっていうか。

なのに彼女は毎週のように乗って相方に会いに来てた。

1人なら子供と乗るより楽だけど、その分時間も長く感じるだろう。

3時間弱1人で彼女はどんな風に過ごしてた?

帰るときどんな気持ちだった?


12月に相方が1人で出かけた時、新幹線で相方は私の事を思い出しただろうか?

少しは悪いと感じたのだろうか?


答えが見つかるわけでもないのに、いろいろ考えて。

ぐるぐる同じ所を回ってるような気持ち。



新幹線を降りたら降りたで、彼女の事を思う。

今、彼女は近くにいる。

憶測なので本当にまだそこで働いてるかはわからないけど、

でもそこにいた時期はあったのだから、今もいる可能性は高い。

在来線で移動しながら“このあたりがたぶん彼女まで最短だな”と考える。

私が働いてた街から2km位しか離れてない場所だ。

隣町みたいなもんだ、知らない場所じゃない。

行ってみたいという誘惑に駆られる。

彼女の姿を見ることが出来なくても、悪友が見られるかもしれないし、

彼女と彼らが働いてる空間にいるだけでも、

私の知らない相方に近付けるような気がする。


でも、電車は彼女がいるであろう場所から遠ざかっていく。


でも、上京する度に同じ誘惑に駆られるような気がする。


でも、私はあんまりにもみすぼらしい貧相な女で、

彼女の前にも悪友の前にも顔を出せたもんじゃない。

実際、昔、相方の会社の先輩とかが「奥さんも」って誘ってくれても行かなかったし。

相方の妻だと名乗るつもりなんてないけど、彼女や悪友の前に出るだけでもためらわれる。

片瀬那奈みたいにキレイで背が高かったら、そりゃ夫の不倫相手に会いに行けるよなぁ。

夫に嫉妬をぶつけても絵になるし、職場へ押しかけても恥ずかしくないかもなぁ。


私みたいな貧相な奴が嫉妬丸出しだとね、滑稽よ。

私みたいな性格のゆがんだ奴が泣いてみてもね、お笑いよ。

だから私を知ってる人がこのブログを読むとね、けっこう不愉快みたい(苦笑)。

あんなに性格悪かった奴が何泣き言、言っちゃってんの、って感じ?

自分のコンプレックスの強さが男との付き合いの中で、

時にわけのわからん状況を引き起こしてたんだけど、それはまた別のお話。


TDRへ着いても、そこはまだ彼女まで10kmちょっと。

誘惑といろんな思いがぐるぐる回る。

10年以上前の相方の過去の浮気のお話。


携帯電話が一般人に普及してなかった頃で、

1人暮らしの相方の家の留守番電話で連絡を取り合っていた。

だから留守電を再生する暗証番号を私も知っていた。


ある時期、急にある女子からのメッセージが増えた。

サークルの後輩であるA子さんは明らかに相方に好意を持っていた。


ところがA子さんの友人Nさんも相方を好きになったらしかった。

スケートの時に上着を貸してくれた優しい先輩の事が。

A子さんは自分はあきらめ、Nさんと相方をくっつけようとしてあれやこれやと世話を焼いて、

相方の留守電にもNさんの事をいろいろ入れていた。


その頃具体的に何が起こったのかは忘れたけど、

すでにNさんが相方に告白するXデーが近いという状況になっていて、

相方は毎日悩んでいた。

その悩みっぷりに私は不安を感じた。Nさんに好意があるから悩んでるのだろうと。

でも相方は大丈夫だと言っていた。

Nさんに断るにはどうしたらいいのだろうと聞かれ、

「私は直接言われるより電話の方がいいかも」と言った。


11月上旬、大学の学園祭最終日にはサークルの打ち上げがある。

Xデーはそこだと私は思っていた。いてもたってもいられなかった。

でも部外者の私に何が出来るでもない。大学へ行って遠くから相方を眺めてただけだった。

その夜打ち上げのコンパでNさんは相方に告白した。

相方はすぐに返事が出来なかった。

Nさんはその場で泣いた。





数日後、相方は電話した。


私に。


Nちゃんに付き合うと言ったから、別れて下さい、

と言うために。



目の前で泣いているNさんを見て、付き合うと言ったらしい。



なんでそういうこと電話なんかで言うの、と言った私に

「だって電話の方がいいって自分で言ってた」と相方は言った。

こんな時に人のセリフの揚げ足を取るような活用の仕方をされて私はかなり傷ついた。


でも私があんまり電話で泣きじゃくるものだから、

相方はNさんに付き合うと言ったことを後悔したらしい。


さらに数日後、


“やっぱり君とは別れない。

でもNちゃんに1度は断ったみたいなのを、付き合うって言って喜ばせて、

また断るなんてできない、そのうちNちゃんと別れるから”

という趣旨のことを相方は言った。

私はそれを受け入れた。


学校帰りにNさんとお茶したりする日と私に会う日と、

相方の二股生活が始まった。


12月、Nさんの誕生日が近かった。

世話焼きのA子さんは「Nの指輪のサイズは○号ですから」と相方の前で言ったらしい。

Nちゃんが指輪を欲しがってると解釈した相方はプレゼントに指輪をあげることにした。


私はそれまで相方に指輪なんてプレゼントされたことがなかったので、ショックを受けた。

確かに指輪やアクセサリー類を欲しがらなかったのは私だ。

でも他の女にプレゼントするのを黙って見てろっていうの?

やめてと頼んだけども、

「他に何あげたらいいかわからないし、A子があんなに指輪のこと言ってるんだから指輪にする」

と言って指輪をプレゼントした。


働いていた私の公休は24日のクリスマスイブになっていた。

希望したわけではなく、偶然シフトがそうなっていたのだ。

そして25日は残業当番になっていた。

だから24日は私と会って、Nさんとは25日に会ってくれと言った。


Nさんが25日のデートで納得したので

24日のクリスマスイブは私と会った。

私がまだ指輪にこだわってたのでクリスマスプレゼントは指輪になった。

で、25日はNさんとどこへ行こうかという話になった。

表参道の街路樹のライトアップでも見ればと言っておいた。

しかし待ち合わせに現れたNさんは行きたい美術館があると言い、

デパートの中にある美術館へ行ったらしい。


美術館に行きたがるなんていい子だなぁと思った。

相方が二股かけてるのに。

本当は私が引くべきだなんだろうなと微妙な気持ちになった。


1月、大学の試験を理由に相方はNさんと会う回数を大幅に減らした。

2月3月、春休みになっても相方からは連絡せず、結局自然消滅みたいになったらしかった。

翌年度、相方はサークルにほとんど顔を出さなくなった。


相方がサークルや大学にあまり行かなくなったのは私のせいだと思った。

やっぱり私が別れた方がよかったんだという気持ちをずっと持っていた。

でも、そうは出来なかった。

でも、私が引きとめたみたいな形になって、

私なりにその後も負い目を感じていた。



相方と私はそういう、わけのわからんおバカさん同士だった。



この時は浮気といっても、実質はキスもしてないらしい、

今となっては可愛すぎるレベルだ。

真面目に悩んでた相方の姿も今とは大違いだ。



んが、相方の冷たさはよくわかった。

そして、相方の行動と性格もよくわかった。


据え膳は食う。


二股をかけられる(器用ではないが)。


とにかく相手にいい顔がしたい。

そんな場合は何を頼んでもムダ。


相手に悪く思われたくないから別れ話もしない。

その結果、付き合ってるほうに無理を強いる。

で、今回。


基本はあんまり変わってないじゃん(倒)。


たぶん私も変わってない。

相方母が管理する相方名義の口座のお金を使い込んで、

来たる保険料の引き落としに頭が痛い相方。

私に借りようとして6万円を受け取ったものの、

不倫ネタを私に持ち出されてムッとしたのか、お金を置いていってしまった。



そこから2日後、「やっぱり貸して」

それも誕生祝の温泉旅館での夜に。


orz

やっぱり、母親に頭を下げるのはイヤなのね。
私に無理を押し付けるのね。



そしてその翌日、

“東京からの来訪者”はほとんど彼女だったということが判明した。

つまり、使い込んだお金はほとんど不倫のデートにつぎ込んでいた。

つまり、不倫のデート代を私は補填しなければならないのだった。



そこから数日後。

「ねえ、お金貸して」

「だって4月の引き落としなら、今じゃなくってもいいじゃない、4月になってからで」

「3月分も引き落とせないかもしれないし」

「本当に?」

「残高見ないとわからない」

「通帳君が持ってるの?」

「母親が持ってる」


う~ん。

通帳持ってないんじゃ、いくら足りないのか、いついくら引き落とされるのか正確にわからないじゃん。

2ヵ月分足りないとなると最高で12万円、最低でも7,8万円は出さなきゃいけない。

4月から幼稚園に毎月34,000円も払わなきゃいけないのに、

幼稚園代だって私の貯金で払わなきゃいけないのに、

貯金だって限りがあるんだし、

やっぱり不倫で使い込んだお金を補填するのもなぁ・・・、それも彼女とまだ別れてないのに。

いくら不倫された妻にも責任があるったって、こういう責任の取らされ方ってヤダよ。


やっぱり相方母に出してもらうのが1番いいんだけど。

通帳を相方母が持ってるのなら、相方母が記帳して使い込みに気付いたことにして、

相方母と相方で話し合ってもらった方がいいよな。



なので数日後、相方母に話してしまった。

まだ記帳してないから記帳してみると言っていた。

「私もこの間“○×銀行の口座大丈夫なのって”聞いたのよ。“どうかな”って言ってたけどね」

相方母も気にはしてたらしい。

あれだけ“東京から遊びに来た友達”と遊んでて、それが女だとわかったんだから、少しは気になるか。

ただ相方にすぐにでも問いただしそうな雰囲気だったので、

「私が言ったってわかるとまたもめるんで・・・」と付け足しておいた。


すべては相方母が記帳してからだ。



翌日昼、急に相方が家に戻ってきた。

風邪で体調の悪い私の様子を気遣った後、


「お願いがあるんだけど、お金貸して」


そうきたか。


「お金取りに帰ってきたんだ」

「そういうわけじゃないけど」


そういうわけじゃないけどって、じゃあ、どういうわけだよ。


3月の引き落としが迫ってる?

残高照会して足りなかった?


母親が記帳しそうなのを察した?

だからってあわてて入金しても、お金の出所を母親に追及されるだけなんじゃないのかな。


それともまた友達が来る?

でもそれならまとまったお金を借りなくてもよさそうだし。

それともホワイトデーのプレゼントを買うお金がないとか(笑)。

私の誕生日プレゼント何もなしだったから、今度こそは何か買う気らしいのだが。


しばらく家にいたものの、私がすぐにお金を出してこないので、

「お金ないなら戻るよ」と仕事に戻ろうとする。


「やっぱりお金取りに来たんじゃん」

「・・・」


結局「返さなくていいから」と6万円を渡した。

相方母が返してくれるといいんだけど。


相方は口座にすぐに入金しただろうか?

それともホワイトデーの買い物にでも行ったんだろうか?



結局、その日、相方母は記帳したようで夕方に相方を怒ったらしく、

「こっぴどくしかられたよ」と相方が帰ってきた。

6万円はもう口座に入れてしまったのでそのうち返してくれるらしい。

そして「これからはひと月に2万円しか使っちゃダメだって」ということで、

相方はめでたく相方母公認のお小遣いを月2万円ゲットしたのであった。

ほら、相方母に相談した方がよかったじゃない。

2万円の小遣い、私も欲しいぞ。


結局、相方はホワイトデーの買い物をしてから入金したようだ。

私へプレゼント買うのに当日私からお金もらって買うのかい・・・。

それもその行動バレバレで。

相方がまた、私の死角でメールしていた。


だからさ、狭い家のDKでちょっとくらい隠れたってバレバレなわけ。

それで隠れてメールしてるつもりなのが理解できない。

本当に隠れてしようと思ったらトイレに行った時にすればいいのだ。

そこまで待てないからメールしてるんだろうけど、

待てないほどに、すぐに返信したい相手なんだろうけどさっ!

その中途半端な隠しっぷりほんと理解できない。


ついつい聞いてしまった。


「隠れてメールしてる時は彼女相手で、私の前でもメールできる時は友達なの?」


「別にどっちてわけでも・・・」


「区別してないの?」


「うん」


「じゃあ、私の前でも平気で彼女にメールしてるってことね・・・」


「もうしてないし」


えっ? メールもうしてないの?

不倫告白後2ヵ月目の夜に聞いた時は前と変化なしだったじゃない。

あれからたった5日しかたってないのに、そんなに進展する?


でも彼女の態度が急に変わったとか?


「それにメールは隠れてすることにした。余計な心配させたくないから」


おい、コラ。

話を勝手に進めるな。

「もうしてないし」発言をスルーしようとしてないか? 自分で。


相方立ち上がってトイレへ。


ますます、怪しい。


相方が戻って来る間、私はあきらめと期待とがうずまく。

あきらめの方が多いけど、でも、もしかしたら。


「ねぇ、“もうしてないし”ってどういうこと?」


「なんのこと?」


「やっぱり、嘘なんだ・・・」


「・・・」


「おかしいと思った。5日前に前と変わらないって言ってたのに急にそんなカタがつくと思えないし。

なんで、そういう嘘つくわけ?」


「でも前とは嘘ついてる理由が違うから」


「なによ」


「君に余計な心配させたくないから。前はただ怒られたくないから言ってた嘘」


「だからって彼女と別れてないのに、別れたみたいな嘘ついて、どうすんの?

余計に傷つくだけでしょ。持ち上げて落としてるだけじゃない。

上に持ち上げておいて床に打ち付けて叩き壊してるようなもんじゃない」


「そうだね」


「それに隠されれば余計に気になるでしょう。それが余計な心配させないためって何? 

なんでそんな浅はかなのよ」


「バカだから」

ちょっとムッとしている様だ。


私が「私の前でも平気で彼女にメールしてるってことね・・」と言ったから、

ついつい口から出たんだろう、「もうしてないし」って。

だからって、まだ別れてなくて、まだ毎日のようにメールしてるのに、

関係が切れたかのようなこと言う?


目の前の人の態度に合わせて、コロコロ言うこと変えないでよ。

君の言うことをとりあえず信じるところから始める性格の私はいつも振り回される。


「ばいきんまんの側の人間だからね、オレは」

子供の見てるアンパンマンのビデオを眺めながら言う。


私だって別にアンパンマンの側の人間じゃないと思うけど。

愛と勇気なんて、あんな偽善がましい主人公。

私は人の悪口ばかり言ってるあさましい奴なんだから。



あれ? 途中で気付いたけど、

「もうしてないし」って、“メールそのものをしてない”と解釈しちゃったけど、

“私の前で彼女へのメールはしてない”という意味だったらどうしましょ。

なんか激しく1人で空回り?



まー、ともかく、私は隠されるとか嘘つかれるとかダメなのだ。

サークルの先輩・同級生・後輩男子がみんな知ってた彼の病気(疑い?)を、

私は知らされてなくて一気に冷めたこともあるし、

違う彼の時も、学年が違う私に彼が気遣って就職活動の話をしなかったのに、

話をしてくれなかったと思った私はこの時も一気に冷めてしまったのだ。

まー、男の気持ちがわからないバカ女、と言われればそれまでだ。

でも、女の気持ちがわからない男だろ、そっちだって。


私は知りたい。


で、余計な心配させたくないから隠すという態度も認めない。

つーか、本当に隠す気があって隠し通せるならやってもいい。

でも、君のは場当たり的過ぎて違うと思う。


はぁ~。彼女と別れてくれたかと少し期待してしまいました。

愚かな女だ。

2月24日の記事で、

「酒と女に10万以上つぎ込む夫と、その現実からの逃避に10万近くつぎ込む妻、

ホント、壊れた夫婦だな。」

と書いたせいか、どうも我が家にはお金がたくさんあると思って、

相方が金づるだから別れないのね、それなら納得、という解釈をしてた人がいるんですが、


違うってば。


相方は自分の退職金等会社から支給された金、失業保険で飲んで泊まって、

それがなくなって(もちろんいくらかは生活費の一部として徴収した)、

自分の個人年金を解約して、それがなくなって、

相方母が管理する相方名義の口座から勝手に下ろして使っていた。

学生時代の仕送り用口座だったのでキャッシュカードを相方がまだ持っており、

残高照会してお金があったので使っていたみたい。

相方母の懇意の占い師の占い結果により、

2004年秋Uターンの予定を2005年2月以降に延期するよう申し渡し、

無職の息子を金銭的援助なしに放置していた手前なのか、

相方母も相方が引き出してるのに気付いたものの、ほぼ黙認状態で、

相方は確認の電話をしてきた相方母に「生活費が足りないから」とウソを言っていた。


私は結婚前は実家で親にパラサイト、結婚後は共働きだったので、

正社員として働いてる間にかなりの貯金をしていた。

また、私のほうが相方より収入が多かったので

子供が出来る前の旅行も旅行代金は全て私が払って、

相方の不倫後の家族旅行も全て私が払い、

引越後の子供とのお出かけも全部自分の貯金で払ってた。

生活費の足りない分も貯金から出していたし、

相方の口座が底をついてからは私がほとんど払ってたわけで。

健康保険も相方の国民年金も。

だから「生活費が足りない」んじゃなくて「飲み&外泊代が足りない」んでしょと怒ったものだ。


相方の実家は商売をやってるので、それなりの資金の備えはあるようだが、

日々の運転資金が回らない日もあるらしいし、

普段の生活費は相方祖母の年金だったり相方母の個人的なお金だったりしたりするらしい。


で、引越後、我が家の生活費は相方母がくれる月10万円(家賃別)。

ボーナスに相当するものがあるわけもなく、年間120万円しかもらえない。

子供が幼稚園に入るったって、とりあえず私の貯金で払うしかない。


金食いの携帯をどうにかしたく、仕事でも使ってるんだから、

相方母と同じドコモにしてファミリー割引で安くして会社付けにしてほしいのだけど、

不倫の彼女&大事な悪友持ちの相方はボーダフォンから変えるのが面倒みたいで変えてくれなかった。

といっても彼女も悪友も勤め先の社長がauに変えた時に、

いっせいにボーダフォンからauに変わったらしいので、

ドコモに変えたっていいじゃん! って状態なんだけど、変えてくれない。

ナンバーポータビリティが始まった時こそ変えてもらおう。


相方ははじめこそ10万円のうち1万円を小遣いにしていたものの、

やましいことをしてるせいか1万円引かずに、まるごと10万円渡すようになった。

そしてまたまた相方母管理口座から引き出して、飲んだり泊まったり。

その口座で下ろせくなると、実家をあちこち探して小銭ゲットしたりな生活。

不倫のデート代がかからなくなった分、最近は楽になったはずなのだが、

使い込んだ金を補填する収入もなく。


相方母管理口座は毎月保険料が6万円引き落とされていて、

そのために口座にいっぱい入金されていたのだが、それを使ってしまったため、

相方は来る引き落としに向け頭が痛いらしい。

その口座の話になった時に、

私が貸してくれたらもうけものくらいの気持ちでつい言ってしまったようだ。


「6万円貸して」


「返すあてがないじゃない」


「ばあちゃんの年金とかあるし」


「やだよ。そんなお金で返してもらったって。お母さんに正直に話して出してもらえばいいでしょう」


「いやだ。借りをつくりたくない」


君が母親に頭を下げたくないばっかりに、

ほとんど悪友と酒飲み&彼女とのデートに使ったお金の補填を私がするわけ?

なんなの、それ。


「ほら、子供のおもちゃもいっぱい買ったし」


「6万円も買ってないよ、なんなら計算しようか。

そりゃうちらのために使ったのも知ってるけど、ほとんどは飲み会と外泊代でしょう。

彼女が交通費かけて来てるから、どうせ君は宿泊費払ったりしてたんでしょ」


「・・・」




「返すからさ」


結局、相方からもらったばかりの3月の生活費から6万円渡す。


「返さなくていいから」


「なんで? 返すって言ってるのに」


「年金から抜いてきたお金で返してくれなくていいから。

このお金は君の給料なんだから、君のお金なんだから返さなくていいから」


「いいよ。なんとかするから」


「そのなんとかされるのがコワイから、いいの」



しばらくして、


「私が割に合わないじゃない」


「なに? 割に合わないって」


「母親に頭下げたくないからって、飲み会と不倫に使ったお金を私が払うんだよ。

頭を下げたくないのは君の事情でしょう。私は割に合わないでしょ。

彼女の事だってそうでしょ。彼女ともめて別れたくないからって、いつまでも続けて、

それは君の事情でしょう。私は割に合わないじゃない」


「もういいよ。もともと君に借りようなんて思ってなかったし」



コレ、私の誕生日前夜のこと。

もちろん、翌日の誕生日、目覚めて楽しい気分なわけがない。

気が付くと相方は渡した6万円を置いて行っていた。

借りないらしい。どうする気だ?

木曜10時『小早川伸木の恋』。

相方がまたチャンネルを合わせていた。


私の不満げな面に気付いて「だって唐沢が見たいだけだから、ちゃんと見てないし」


「不倫した方は気にならなくっていいわよね」

「また始まっちゃった」


私が機嫌悪くなるのがイヤなら見なきゃいいじゃない。

毎週ちゃんと見てるわけじゃないんだからさ。



伸木が寝ている子供に「もう少しみーちゃんのお父さんでいさせてくれ」と言う先週のシーンがうつる。

そう言いながらも妻の妙子との離婚を選ぶ。

「みーちゃんだって大きくなったらきっとわかってくれる」って、

幼稚園児に父親のいない日々を強いて、都合のいい事言うなって感じだ。

20数年後にわかってもらうことにそんなに意味があるのか?

幼稚園児には今父親が必要なんだぞ。


見ててイライラしてきた。


相方にもイライラしてきた。

伸木は苦しんでるのよっ、君は苦しんでるように全然見えないんだけどっ。

自分のしたことの大きさや、自分がしたことで受ける他人の痛みをもっとわかってよ。


ドラマが終わってつい言ってしまう。


「君も離婚したり別居したりして少しはつらい思いをすればよかったのに」


「じゃあ、これからすれば」


相方のセリフにさらにイラ立つ。


「少しはつらい思いをして人の痛みがわかるようになればよかったんだよ。

“人の気持ちがわかんないの?”って聞いたら、

すぐに“その立場にはなれないからわからない”って前に答えたでしょう。

即答で“わからない”って言われてしまう方の気持ち考えないの?」


「わからない」


「ほら。わからない」


「そういう意味じゃなくてわからない」


「だからわからないんでしょ」


「わからないことがわからない」


こっちが、わけわからんわっ!


どうやら、相手の痛みそのものがわからないだけじゃなく、

相手が痛みを感じてるという状況すらよくわからないような??


まったく、もう。


とりあえず君が不倫が出てくるドラマを見てるから、

私の機嫌が悪くなって私に絡まれてるってことくらいわかれよ!


今、うちの子供は猛烈に“おとーさんだーいすき”状態で、

家に父親が戻ってくると「いっしょにあそぼ」と大騒ぎで夜は寝ないし、

朝も「おとーさんといっしょにあそびたかったのにぃ」と出勤した父親を思って泣き、

昼間相方が用事で戻って来ようものなら「いっちゃダメ」と引き止めて大騒ぎ。

そんな様子を見てると別居なんてできないよ。


別居して、相方に痛みを感じてほしいと思う時はあったけれど。

不倫は家族を崩壊させる程のものなんだってわかってほしかった。

軽い気持ちで始めて、何も考えずに続けて、簡単に終われるものじゃないって。

つーか、別居したくらいじゃダメか、やっぱ。

ある日、私の髪を切りに美容院に行った。

店員が3人いて客は1人だったのですぐ切れると思って入り、

鏡の前にスタンバイさせられたのに、

今客に付いてる店長しか切らないらしくかなり待つ羽目に。


元々子供の遊ぶスペースがあっておもちゃがあるので子供は退屈せずにいて、

まぁいっかと気長に待っていたのだけど。


で、終了後、店を出て携帯見ると、相方からの不在着信14件。

あちゃー、こういう時は怒ってムキになってかけてるからヤバイ。


案の定、怒ってたけど、まー、浮気後告白前に比べればたいしてことはなかった。


でも、心配したっていうけどさ、おかしくない?

妻子の行方がほんの夕方1時間半くらいわからないからって大騒ぎかい。

飲みに行って外泊してた自分なんて、

「明日帰る」とかメール一方的に送りつけて以後は音信不通で自ら行方不明にしてたじゃん!

その時の私の気持ち、ずっと無視してたでしょ。

私だってすごく心配してたのに、私が話しても、まともに取り合わなかったでしょ。

そんな男が1時間半くらいで大騒ぎしないでよ。

まー、仕事しながらリダイヤルしてただけみたいだけど、固定電話と交互でかけてたらしい。

おかしいぞ、それ。


あ、いえ、心配してもらえて、嬉しいんですけどね、一応。

相方が音信不通だったのも告白前の事で、今はメールすればそこそこ返信してくるし。



ある日、相方にメールした。“今度の日曜日の予定は?”

子供関係のイベントがあるので聞いてみただけで、別に急ぎじゃない。

なのに相方、電話してきた。


「日曜日何があるの?」

「別に急がないし」

「何? 教えて」

「家に帰ってくればわかるよ」

「今、教えて。気になって車に乗れないよ」


なんだそれ。

気になって車の運転に集中できないってことですか?


「別に急ぐ用でもないし」

「お願いだから今教えて」


面倒なので説明した。



夜になって次の週の日曜も子供のイベントがあったのを思い出した。

また相方に予定を確認する。家にいたので今回は直接聞いた。


「今度は何?」


今度はなんかすぐに言いたくない。


「まだ言わない」


「何? 気になる」


「別にたいした用でもないし」


「気になって車乗れないから、お願い、教えて」


だんだんイライラしてくる、私。


「ずいぶんじゃない? 君は私が気になるようなこと1年中してても説明なんかしないでしょ」


相方沈黙。

会話終了。



そうよ、いまだに気になることしてて、それを説明しない。黙ってる。隠してる。

おかげで私は生活壊れてる。ブログ書きすぎてる(汗)。

精神的にだって、参ってる。


なのに君は子供のイベントくらいで「気になって車に乗れない」なんて軽々しく言う。

そんなことで車に乗れないんじゃ、私はどうすればいいんだよ。

気になって何もかもができないよ。

ふざけないでよ。



カチッと何かのスイッチが入ってしまった。

そしてそれは、不倫告白後2ヵ月目の夜の事だったので、

その後の騒動へと続いたのであった、ちゃんちゃん。

不倫告白後2ヵ月、そして私とやり直してからもけっこうたつのに、

相方が彼女とまだ毎日の用に普通に近い形でメールのやり取りをしてるとわかって、

相方がメールしてる姿がまた気になって仕方ない。


月曜の午前中からメールしてたのは彼女だったのか?

それとも遊びに来た悪友の方か?


受信メールボックスが


  私

  ○おり

  ○おり

  ○おり

  私


とか並んでるんじゃんないだろうか?

仕事中にいちいち削除しないで、後でまとめて削除してるかもしれないし。


そう思うと相方にメールする気が失せてきた。

私は相方の何分の1にしか過ぎないのだ。

彼女と悪友達と、私と。

ここ何年か彼女と悪友達が中心だった世界に後から私が割り込んだようなもんだし。


「飲みに行きます」とか連絡以外のメールで明るい内容なんて子供の話以外はなかった。

一方的なメールを送りつけてくる以外に何も言わない相方に、私はメールでも怒ってた。

相方からのメールも電話も、私にとって楽しくないことしか告げてはくれなかった。

相方からのメールも電話も嫌なお知らせだった。

着信音が鳴ると楽しくなかった。

だから着メロも設定してるとその音楽が嫌いになってしまうのでやめた。


私の妹が私の携帯をいじってて、着メロが設定されてないことを不思議がっていた。

「だって、にーさん(相方)からの連絡は楽しくない内容ばかりで、着メロしてるとその音楽が嫌いになるからやめた」

「でも人ごとに設定変えられるじゃん」

「そうだけどさ、にーさんしか着信ないもん」

そう、相方以外はめったにない。

あとはポイントためるサイトからの宣伝メールだけだもの。


だからいつもマナーモードになった。

だからメールの返事も遅いし、電話にもなかなか出ない。

相方はますます私にイライラするようになっていったのだ。


だから今さら、私の占める割合が低いからって怒ったって仕方ないんだけど。

仕方ないんだけど・・・。


彼女や悪友とのメールで多用するようになったと絵文字、顔文字を、

いまだに私にもじゃんじゃん使ってくる。

彼女にもバカな冗談を書いてるに違いない。



相方にメールしてすぐに返信がないことはよくある。

たいがいは会社に客が来たという理由だ。

するとその間に私からのメールが複数たまったりする。

相方からは1通しか返信されない時もあるが、いちいちメールごとに返信してくる時もある。

いちいち返信しないで、まとめてでいいじゃん、と私は思っていた。


で、気付いた。


相方の受信メールボックスにメールがたまって、


  私

  ○おり

  悪友A

  ○おり

  悪友B

  私


なんていう状態になっていたら、

古いほうから1通1通返信していくに違いない。

だから、よく1通1通に返信してくるのだ。


  私

  私


と、私しかメールがなかったら、まとめて返信してるんだ、きっと。


ある日は私の1通目と2通目への返信が12分あいていた。

その12分で誰に何を書いたの?



相方にメール書くのがイヤになってきた。

なので半日ほど返信もしないでいた。


でもそれじゃ受信メールが、


  ○おり

  ○おり

  ○おり


になってしまう、と思うとまた落ち着かない。

かえって気になって苦しい。


私がメールしないので悪友と飲みに行った相方からもメールが来ない。

彼女はメールしてるだろうか?

相方は今だれだれと飲んでるんだよ~と彼女に報告してるだろうか?

わざわざ報告しなくても会社で彼女はとっくに知ってるのかもしれない。

同僚が相方に会いに行くのを複雑な思いで見てるのかもしれない。


相方からやっとメールがきた。

飛びつくように返信してしまった、は~。

ホント、ダメだな私って。



そうそう、私のパソコンへの迷惑メール。

“今回あなたに紹介するのは[女性の名前]さんです”みたいなやつで、

最近、名前がかお○とかさ○りとか○織とかがよくある。

彼女とは違う名前なんだけどさ、やめてほしいわ。


そうそう、相方の携帯への迷惑メール。

「そんなのアドレス長いのに変えれば全然来なくなるよ」

「別に来ててもいいし」

あぁ、彼女や悪友たちが社長に合わせてauに変えたってことは、

メルアドでメールしてるんだろう、そりゃ変えないよなぁ。

彼女との関係だって、もし切れたとしても携帯があればまたすぐに連絡できる。

番号が変わろうがメルアド変わろうが悪友とは続くんだから、

彼女だってすぐに知ることができるだろう。

本人達が連絡しなくても、同僚である悪友達が頻繁に遊びに来てれば、

彼女は相方の様子を知る事が出来るし、相方も彼女の様子をを知る事が出来る。

相方が東京に行ったら飲み会で彼女が同席しないとも限らない。


線路は続くよ、どこまでも。

また東京から元同僚の友達が来るのに、

相方は相変わらず私には“来る”以外話さない。


騒動の後、やっと「これからは友達の話もするから」と言ってくれた。


でも、そこからすぐに明日来るという友達の話にはならなかった。


まだ、言いたくないか・・・。

彼女との事で嘘つかれてたのがわかったばかりで、私も友達の事をそれ以上突っ込む気力がなかった。


その後、彼女の話をした。


その後、相方の方から話し始めた。

「明日くるのはKくんとNくん。Iさんもくるかも」








そ、それだけ?


Iさんは昔聞いたけど、KくんもNくんもどういう人か知らないんだけど。


「名前だけでおしまい?」


「・・・」


orz

本当に名前だけしか話さない気らしい。

私に話すのはまだ抵抗があるんだ・・・。

彼女なら彼らの同僚だから何の抵抗もなく話せる人たちなのに。


はあ~。


「どこで飲んでるの?」


「駅前。店はいろいろかな。オレも引っ越してきて店詳しくないし」


彼女とは飲みに行った?

彼女とはどこで会った?

彼女とはどこのホテルに泊まった?

聞きたいけど、聞きたくないこと。知りたいけど、知りたくないこと。


「Sくんが来た時なんか、ボウリングして、ボウリングの下手なオレが勝っちゃってSくんが悔しがってた」


友達とのそういう普通の話、君から聞くのいつ以来だろうね。

ずっと何も話してくれなかったよね。

3歩進んで2歩下がるみたいな事の繰り返しで、少しずつしか進まないけれど、

それでも何かは変わってきている。


でもいつもSくんしか口にしない。

友達が遊びに来たのはSくんの時だけで、あとは全部彼女だったのかな。

あぁ、苦しい。


悪い仲間のうち特に親しい4人がいて、

彼らが別々に来たりするから、4週に3回も悪友が遊びに来るという事態になってるらしい。

去年来なかったのに、今年になってこんな頻繁に悪友が来るなんて、

相方と彼女の不倫関係に気付いてたから、去年は来るの遠慮してたんだろうか?

1月に相方が彼女の事を友達に相談するかもと言ってたけど、本当に相談したんだろうか?

それで彼女と関係を続けないらしいとわかって、遊びに来るようになったんだろうか?

それとも普段の彼女の様子でわかったんだろうか?


「Sくんに君を会わせたりして、悪いこととか君にばれると困るから会わせたくなかったし」


はあ~。

そんなに何を悪さしたんだろう。


「彼女の事と友達の事と、両方隠して両方で傷つけるんだもんな」


「両方悪いことだから」


不倫関係と友達関係、同列なわけ?

不倫に匹敵するほど、隠さなきゃいけない悪い事って何したの?


きっと、相方の悪友には相方の葬式でもない限り会うことはないんだろうな。

つまり一生会わないかもしれないってことだ。

悪友に限らず、あの会社の元同僚にも会うことないだろうけど。

相方が彼女の事を聞かれたらまずいからイヤだろうし、

私もあの会社の人だというだけで平静ではいられないだろうし。


本当にもう、どうにも埋まらない。


なんで友達の事まで、こんなに悩まされないといけないんだろう?

で、友達と彼女は同僚だ。

もし相方と彼女が切れても、彼女の事からずっと逃れられない気がする。

友達の職場は彼女の職場だ。

友達が遊びに来る限り、友達の向こうに彼女がいる気がする。

相方の妻は彼女の方がよかったのだとずっと思い続ける。

東京から遊びに来た元同僚達を彼女なら相方と共に歓迎できるのだから。

彼女なら実家の仕事と同業界の人だから、仕事だってデキる。


私なんかいらない、その思いから離れられなくなる。


子供がいなかったら離婚してただろうか?

子供がいなくてセックスレスじゃなかったとしても相方は誘われれば彼女と寝たと思う。

私の妊娠前から不満はあったらしいから。

まー、2年も長引きはしなかったと思うけど。

私だって乳幼児抱えてなければ、2年も長引かせはしなかった。


たら、れば、

そんなことばかり考えても仕方ない。

でも思う。


彼女が相方の奥さんだったら?

「明日また友達が来ることになったから」と相方。


で、またこれだけ。言う時間的には寝る前より早くなってはいたんだけど。


この4週で3回も“東京からの来訪者”があって、それを告げる態度はちっとも変わらない。

前々回の時に騒動になったことが全然その後に活かされてない。


その後も何か話してくれるかと待っていたけど何もなし。

それどころか体調が悪いせいか思うところがあるのかいつもより静か。



寝る前に相方が温泉旅行の話を楽しそうにしていたので、

聞くのを迷ったけれど、それだけ元気そうに話してれば眠いからと言って逃げないかと思い、

最後に、飲みに行くことについて他に何も言ってくれないのか聞いてみた。


「もう眠いからおやすみ」


今の今まで温泉の話してたのに、急に寝ようとする。


「飲みに行く以外に説明ないの?」


「眠いから」


もう眠くて話が出来ませんっておかしいよ、今まで話してたでしょ。


「なんで何も言ってくれないの?」


「いつも疲れてる時に限ってそういう話かよ」


「自分に都合が悪くなったから眠いとか疲れたとか言ってるだけじゃない。

今の今まで自分の方から温泉旅行の話してたでしょ。

本当に疲れててツライなら寝ればいいでしょ、話なんかしないで」


「じゃあ、もうしねえよ」


私は先週何も聞かなかったし、たまってたことをぶちまけた。ひとりで話し続けた。

相方沈黙、沈黙、沈黙。


「何で毎週友達の事で泣かなきゃなんないの」


「毎週じゃねえだろ!」


そういうとこだけ、口出さないでよ。

4週のうち3週も東京から飲みに来れば、毎週って表現したっておかしくないわよ。


その後も泣きながらしゃべる私と、沈黙し続ける相方と。

そこからさらに時間を要して、やっと相方は起き上がった。

ティッシュの箱を私に渡して、そのまま長い間隣りにいた。


「愛してるから」


その言葉、ありがたく頂戴しないといけないのはわかってる。

君は「愛してるは嘘じゃ言えないから」と言っていたし、「君にしか言ってないし」とも言っていた。

でも今、聞きたいのはそういうことじゃないんだよ。


「またその作戦なんだ」


「何、作戦て」


「そう言って私を黙らせる作戦」


またいくらかの時間が流れる。


「(友達を)来させなきゃいいんでしょ」


それって彼女の時も聞いたセリフだね。


「そういう問題じゃないって何度も言ってるじゃない。

友達が来るのがいけないなんて言ってない。

友達をなんで隠すのかって聞いてるの。なんで私には話せないのって聞いてるの」


またいくらかの時間が流れる。待ってる方にはかなり長い。



少しずつ相方は話し始めた。


一緒に悪い事した友達だからやっぱり話しづらいこと。

「やっぱり悪い事したんだ」

「ちょっとだけ。君は勘がいいし、頭もいいからすぐわかっちゃうよね」


去年来なかった友達が今年になって来てること。

「あぁ、去年は彼女が優先だったから?」


「優先っていうか・・・」


「っていうか、何?」


「うーん、友達はほとんど来てないんだ。Sくんたちが来た時もあったけど」



!!!


不倫を告白した後も嘘をついていたのだ!


“東京からの来訪者”はほとんど彼女だった!


私は相方からの飲みに行きますメールで、

“東京から友達が遊びに来た”と“東京から遊びに来た”のケースは別々だと解釈していた。

“誰が”がない時の方が多かったのでそれは彼女で、“誰が”がある時は友達なんだと思っていた。

告白後の話でもそれを裏付けるような感じだったし。

私だって2005年10月以降の連泊は全て彼女だと思っていた。

でもその前は連泊じゃなかったので判断がつかなかったし、本当に友達も来てたと思っていた。

じゃあ、9月に私と同じ日に別の新幹線に乗ったのも彼女だった?


「じゃあ、ほとんど彼女だったんだ」


「また君はすぐにわかっちゃうね」


ほとんど友達は来てないって聞けば、誰だって彼女だってわかるよ(>_<)


「ごめん」


告白後も嘘をついていた。

今度は私が長い沈黙。


「じゃあ、友達が来るのが減るっていうのも違うのね」


「うん、去年友達がいっぱい来たことにしたから、そう言った。これからは増えると思う」


告白後も嘘をついて、つい先週も嘘に合わせて取り繕っていたわけだ。


「これからは友達の話もするから」



「去年、遊びに来てたのが彼女ばっかりなのを嘘ついてたってことは、

東京にいた時、飲み会の後だけ彼女に会ってたって言うのも嘘でしょ。

彼女に会うために出かけた日もいっぱいあるんでしょ」


「そりゃ、多少は」



告白後も嘘をつかれてた。

私の中でまた何かが欠け落ちた気がした。

もうどうせ元には戻らないのだ。いくら欠けても一緒かもしれないけど。



「彼女とはどうなったの? 2ヵ月経ったから一応聞くけど」


「・・・」


「変わらないってことか」


「向こうも気付いてきたみたいだし」


「それ、こないだ聞いたけど。3週間前から何も変わってないってことね」


「・・・」


「向こうも気付いてきたって、何を気付いてきたの?」


前回“向こうも気付いてきた”と聞いた時も思っていた。

何に気付いてきたの?

彼女をもう好きじゃない? 遊びだった?

なんとなくそんな答えを期待してしまっていた。


「こっちに続ける気がないって」


そうか、うまい答えだな。

私的には“彼女の事が好きじゃなかった”とか言ってほしいところけど、

そんなわけないものな・・・。


「それとなく言ってるし」


“それとなく”か・・・。

君は彼女に「別れたい」なんてひと言も言ってないんだね。

まるで別れたくないみたいだよ。


「でも普通にメールしてて、付き合ってるのとあんまり変わらないんじゃん」

「・・・」

携帯私に見せられないよね、そりゃ。

別れようとしてもめてるメールならともかく、「別れよう」も「別れたい」も言ってないんだから。


「もう会ってないんだよね?」


「会ってない」


2ヵ月会わなくても、まだもめずに付き合っていられるなんて、ずいぶん深い絆だな。

私が彼女ならとっくに逆上してる。

相方は何を言ってるんだろう?

甘い事を言わなきゃ、そんな関係続かないんじゃないの?

甘い言葉なしでも続けられるほど深い関係が築けてた?

信頼されてる?


いまだに逆上しない彼女にちょっと興味を覚えてしまうよな。



不倫告白後も嘘をつかれていたこと。

その嘘に合わせる為の嘘をさらに何度もついていたこと。

そして、2ヵ月経っても1ヵ月前と彼女とほとんど変化がないこと。


やっぱり傷つく。