きりんの電気屋ブログ -3ページ目

青島神社

会議で10年振りに宮崎へ、羽田空港から飛行機で宮崎ブーゲンビリア空港までやって来ました。


到着から丸一日会議を終えて、翌日の飛行機で帰るまで時間を使ってちょっとの宮崎観光へ


宮崎ブーゲンビリア空港に一旦荷物を置いてから、路線バスに乗って青島神社で下車しました。



青島神社へ渡る弥生橋の手前には『幸せの黄色いポスト』が設置されています。


平成26年7月に設置されてから青島のフォトスポットになっていて、青い空と海に黄色いポストがよく映えます。



弥生橋を渡って参道を歩いていくと遠くに鳥居と木々が覆い茂っている境内が見えてきます。



島の海岸線には「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状岩が一面に見えます。


最近の人は洗濯板を知らないと思いますが、潮が引くと人工的に作った様な波状の岩が巨大な洗濯板に見えてきます。




鳥居をくぐってから島の中央まで歩くと境内の入り口を辿り着きます。



さらに参道を進むと南国っぽさのある朱色の本殿が見えてきます。


青島神社には山幸彦こと彦火火出見命と豊玉姫命の夫婦神が祀られているので、縁結びの神様として知られています。


社務所で御朱印をいただいてから、本殿の右脇に見える道に進みます。




ビロウ樹に囲まれた参道は神秘的で、通りには巨人軍の選手が今年描いた絵馬が飾られています。



参道の先には朱色の本宮があって、裏には平瓮(ひらか)とよばれる素焼きを皿を願い事を呟きながら投げ入れる「天の平瓮(あまのひらか)」が出来ます。



ぐるっと島を一周してから戻ると腹が減ってきたので、近くにある『お食事処 鬼扇』へ



おすすめの海鮮丼を注文


海鮮丼 2,300円


空港への戻りは電車やバスだと本数が少なく時間も合わないので、途中でタクシーを拾って宮崎ブーゲンビリア空港まで戻りました。

終了間際の恩返し弾

J3リーグ第14節 松本山雅FCvsギラヴァンツ北九州


ギラヴァンツ北九州は元松本山雅の喜山選手、永井選手が先発出場、松本山雅は怪我から復帰したキャプテン菊井選手が先発出場



試合は開始早々の8分、左を駆け上がった山本選手のクロスを浅川選手がドンピシャでヘディングシュートを決めて幸先の良い先制点



浅川選手は天皇杯を入れると公式戦5戦連続ゴール、怪我から復帰してからは出場した試合全てでゴールを決めています。



前半に野々村選手が怪我で交代、後半も山本選手が脳震盪の疑いで交代と緊急対応しながら試合を進めます。


両チームともゴールキーパーの好セーブで決定機を防がれて、決め手を欠いたまま試合終盤を迎えます。



終盤はギラヴァンツ北九州が主導権を握ってボールをキープ、松本山雅は自陣でボールを弾き返すだけになってしまいひたすら守るだけの状態、いつゴールを奪われてもおかしくない状況でアディショナルタイムは7分



すると90+2分、ギラヴァンツ北九州のコーナーキックを永井選手がヘディングシュートを決めて松本山雅への恩返し弾を決められてしまいました。



試合はそのままタイムアップ、試合終了の笛を聴くと暑さで体力の消耗が激しく倒れ込む選手がたくさんいました。


【試合結果】

松本山雅FC 1-1 ギラヴァンツ北九州



天皇杯長野県代表決定戦の長野パルセイロ戦と同じで試合終了間際での失点、ホームサンプロアルウィンで2試合連続の失態を見せられたサポーターはがっかりと肩を落として選手の挨拶を待たずに足早に帰ってしまいました。


後半はボールをつなげる意識も少なく相手にペースを握られての失点、暑さでの体力消耗や怪我での選手交代があったとしても目指してきたスタイルが今のサッカーなのか、内容も結果も伴わない試合では入場者数へ減る一方なので危機感を持ってほしいです。

King of 信州

長野県サッカー選手権大会 決勝戦 松本山雅FCvsAC長野パルセロ

天皇杯県代表の座をかけた戦い、一昨年は田中想来選手の劇的な勝ち越しゴール、昨年はPK合戦で屈辱の敗戦と『King of 信州』の名を奪還しなくてはいけない相手



小雨がパラつく涼しい気候ですが、風が南から北へ強く吹いていて試合に大きく影響しそうな環境です。


松本山雅はリーグ戦とほぼ変わらないメンバー、長野パルセイロはリーグ戦に出場していないメンバーが先発に名を連ねます。


アウェイゴール裏では長野パルセイロサポーターがビッグフラッグを掲げて信州ダービーの熱が高まります。



試合は風上を選択した松本山雅が再三敵陣深くまで攻め込み、コーナーキックのチャンスを何度も得ます。



すると15分、4度目のコーナーキックのチャンスから浅川選手がヘディングでゴールに叩き込んで幸先の良い先制点を奪います。



前半は決定機をポストに跳ね返されたりと惜しいチャンスを決めきれずに1点リードのまま後半戦へ


後半は逆に風上となった長野パルセイロが攻勢を強め、松本山雅は競り合ったセカンドボールを拾えずに苦しい展開が続きますが無失点のまま試合は進みます。


終盤は5バックとして守備を固めて逃げ切りをはかりますが、アディショナルタイムに不用意なファウルでペナルティーエリア付近からのフリーキックを与えます。



長野パルセイロの忽那選手が蹴ったボールは壁を越えてゴールに迫り、大内選手がパンチングで弾こうとしたボールは風に乗って伸びた影響で、目測を誤って直接ゴールに吸い込まれてしまいました。



試合は1-1のまま昨年と同様に延長戦でも決着が付かずにPK戦となり、コイントスの結果ゴールは長野パルセイロ側となってしまいました。


両チームとも2人が外して3-3でサドンデス、まずは長野パルセイロが先に決めます。


松本山雅6人目は常田選手



蹴ったボールはゴールバーを大きく外して3-4で長野パルセイロが勝利、松本山雅は2年連続でPKでの敗戦となり県代表の座を奪われてしまいました。



【試合結果】
松本山雅FC 1-1 AC長野パルセイロ
(3 PK 4)

試合終了後、ホームでの屈辱の敗戦と勝利に喜ぶ長野パルセイロの姿を観るのが辛く、多くのサポーターが選手が挨拶に来る前に帰ってしまいました。

いつもは負けた試合でも選手を待っていたサポーターがブーイングすらせずに帰ってしまう状況を選手はどう感じるのか、信州ダービーの重さを感じる試合でした。

さらに上を向いて

J3リーグ第13節 松本山雅FCvs大宮アルディージャ

GW最終日で中央道上りは20kmの渋滞予想がされていたので、朝イチに出発して渋滞を避けながらNACK5スタジアム大宮までやって来ました。

試合前には『武蔵国一ノ宮 氷川神社』で必勝祈願、スタジアムの横なので松本山雅サポーターもたくさん訪れていました。



入場者6,500名にオレンジ色のアロハシャツを無料配布という企画があったため、8割以上はオレンジ色に染まったスタジアム

早速、メルカリには無料配布のアロハシャツがたくさん出品されていました。



それでもビジターゴール裏、ビジター指定席は緑色の松本山雅サポーターで埋まっていて、大宮アルディージャ以上のチャントで選手を後押し、入場者数は10,928人とほぼチケットは完売の状況でJ3リーグとは思えない熱気が漂っています。



試合序盤、松本山雅は普段のビルドアップの形より縦パスを多様して、相手ディフェンダーの裏を狙う意識を持って相手陣内へ再三侵入します。


コーナーキックや相手のファウルを誘って、フリーキックのチャンスを何度も得ますが、なかなかゴールを奪えません。


試合中盤からは大宮アルディージャも反撃をみせ、杉本健勇選手に預けてタメつくってから厚みのある攻撃を仕掛けてきます。



前半は両チームとも決定機をゴールキーパーのファインセーブに防がれて0-0ままハーフタイム


後半開始も緊迫した状態が続き76分、大宮アルディージャはシュヴィルツォク選手を投入して4バックにシステム変更、攻撃の手を強めます。


配置のバランスが崩れ始めた79分、山本選手からの縦パスを受けた安藤選手がサイドの空いたスペースへパスを流すとフリーになった藤谷選手が丁寧なクロス


相手ディフェンダーとの駆け引きから抜け出た浅川選手がドンピシャヘッドで合わせて均衡を破る先制点、今季は全ての試合で先制点をあげている大宮アルディージャから初めて先制点を奪いました。



興奮が冷めやまない80分、シュートのこぼれ球を拾った山本選手から再びサイドを深く駆け上がった藤谷選手にパスがつながると、カットインから左足のシュート一閃



ボールは相手キーパーの手が届かない左隅に決まって、立て続けの連続得点を奪いました。


大宮アルディージャサポーターで埋め尽くしたスタジアムが一瞬静まり返り、その中で松本山雅のSEE OFFが一気に響き渡ります。



残り時間、大宮アルディージャは杉本選手、シュヴィルツォク選手を軸とした攻撃、さらには泉澤選手、中野選手を投入して反撃も試みますが松本山雅は前の選手もプレスバックしてシャットアウト



【試合結果】
大宮アルディージャ 0-2 松本山雅FC



今季無敗を続けていた首位大宮アルディージャに初黒星を付けるだけでなく、先制点を奪われるのも初、複数失点も初、無得点も初と大宮サポーターも予想していなかった結末に静かに静まり返っていました。



首位を独走する大宮アルディージャだけでなく、上位陣が全て負けた事で2位から11位までが勝ち点差3というまさに混戦状態



1-6と大敗したツェーゲン金沢戦でのショックから、2-0で勝利した大宮アルディージャ戦で立ち直れたとは言えませんが、上を向いて戦っていこうという気持ちを選手、スタッフ、サポーターが持てた試合となりました。

改善出来ない仕組み

J3リーグ第12節 松本山雅FCvsヴァンラーレ八戸


ホーム三連戦目、今季初の連勝でついた勢いをさらに加速させるためにも、今季まだ1勝と勝ち切れないヴァンラーレ八戸を相手に落とせない試合


エクセラン高校の生徒さんが描いた黒板アートのガンズくんが展示されていました。



GW後半でも熱心な八戸サポーターが遠路はるばるアルウィンまで『八戸の歌』で選手を応援しています。



試合開始前にはJリーグ通算200試合出場を達成した馬渡選手の表彰式が行われました。



ヴァンラーレ八戸はハイプレスからボールを奪うとオリオラサンデー選手にボールを預けてタメをつくり、2列目があがって攻撃に厚みを持たせます。


前半はその攻撃の起点となるオリオラサンデー選手をセンターバック二人で抑えて、攻撃の芽を摘んでいきますが、何度かヒヤリとしたシーンもあったもののヴァンラーレ八戸のミスに助けられました。



攻撃ではゴール前であと一歩というシーンが何度も訪れますが、シュートがブロックされてゴールラインを割ることが出来ません。



試合が動いたのは後半54分、パスミスを拾われてショートカウンターを浴びるとオリオラサンデー選手タメから遅れて入ってきた永田選手にコースを狙ったミドルシュートを決められて先制点を奪われてしまいます。


それでも62分、大内選手をロングキックを相手ディフェンダーが処理に手こずると浅川選手がボールを掻っ攫って、キーパーをかわしてゴールに流し込みます。


浅川選手は怪我から復帰後、2試合で3ゴール目とチームを勝たせる仕事をしています。



しかし68分、スローインから簡単にクロスをあげられるとゴール前に走り込んだ永田選手の伸ばした足に合わせられて再び失点をしてしまいます。


その後は野々村選手がヘディングでゴールを奪うもののファールで取り消される場面がありましたが、ヴァンラーレ八戸のハイプレスを掻い潜れずに攻撃の形が出来ないまま試合終了



【試合結果】

松本山雅FC 1-2 ヴァンラーレ八戸


昨年から松本山雅は攻撃の形としてGKビルドアップに取り組んでいますが、サイドバックにボールがつながっても相手のハイプレスからパスコースを切られてセンターバックにボールを戻す、その繰り返しからパスミスでショートカウンターを浴びて失点というパターンをツェーゲン金沢戦で痛いほどくらっているのにいまだに改善出来ていない現状です。


何度やられてもGKからつなぐスタイルには進化が見られず、ボールを奪われるリスクの高い攻撃の形にサポーターからも野次や怒号が飛んで切ない気持ちになりました。


相手の攻撃に対しても守備の強度が甘く、相手に余裕を持ってあげられるクロスや後ろから上がってくる相手へのマークのズレなど守備の形も改善出来ていないです。


次節は中二日でここまで無敗のアルディージャ大宮との試合、反省の言葉だけではなく改善された形をサポーターに見せて欲しいです。