King of 信州
長野県サッカー選手権大会 決勝戦 松本山雅FCvsAC長野パルセロ
天皇杯県代表の座をかけた戦い、一昨年は田中想来選手の劇的な勝ち越しゴール、昨年はPK合戦で屈辱の敗戦と『King of 信州』の名を奪還しなくてはいけない相手
小雨がパラつく涼しい気候ですが、風が南から北へ強く吹いていて試合に大きく影響しそうな環境です。
松本山雅はリーグ戦とほぼ変わらないメンバー、長野パルセイロはリーグ戦に出場していないメンバーが先発に名を連ねます。
アウェイゴール裏では長野パルセイロサポーターがビッグフラッグを掲げて信州ダービーの熱が高まります。
試合は風上を選択した松本山雅が再三敵陣深くまで攻め込み、コーナーキックのチャンスを何度も得ます。
長野パルセイロの忽那選手が蹴ったボールは壁を越えてゴールに迫り、大内選手がパンチングで弾こうとしたボールは風に乗って伸びた影響で、目測を誤って直接ゴールに吸い込まれてしまいました。
試合は1-1のまま昨年と同様に延長戦でも決着が付かずにPK戦となり、コイントスの結果ゴールは長野パルセイロ側となってしまいました。
両チームとも2人が外して3-3でサドンデス、まずは長野パルセイロが先に決めます。
松本山雅6人目は常田選手
蹴ったボールはゴールバーを大きく外して3-4で長野パルセイロが勝利、松本山雅は2年連続でPKでの敗戦となり県代表の座を奪われてしまいました。
【試合結果】
松本山雅FC 1-1 AC長野パルセイロ
(3 PK 4)
試合終了後、ホームでの屈辱の敗戦と勝利に喜ぶ長野パルセイロの姿を観るのが辛く、多くのサポーターが選手が挨拶に来る前に帰ってしまいました。
いつもは負けた試合でも選手を待っていたサポーターがブーイングすらせずに帰ってしまう状況を選手はどう感じるのか、信州ダービーの重さを感じる試合でした。