改善出来ない仕組み | きりんの電気屋ブログ

改善出来ない仕組み

J3リーグ第12節 松本山雅FCvsヴァンラーレ八戸


ホーム三連戦目、今季初の連勝でついた勢いをさらに加速させるためにも、今季まだ1勝と勝ち切れないヴァンラーレ八戸を相手に落とせない試合


エクセラン高校の生徒さんが描いた黒板アートのガンズくんが展示されていました。



GW後半でも熱心な八戸サポーターが遠路はるばるアルウィンまで『八戸の歌』で選手を応援しています。



試合開始前にはJリーグ通算200試合出場を達成した馬渡選手の表彰式が行われました。



ヴァンラーレ八戸はハイプレスからボールを奪うとオリオラサンデー選手にボールを預けてタメをつくり、2列目があがって攻撃に厚みを持たせます。


前半はその攻撃の起点となるオリオラサンデー選手をセンターバック二人で抑えて、攻撃の芽を摘んでいきますが、何度かヒヤリとしたシーンもあったもののヴァンラーレ八戸のミスに助けられました。



攻撃ではゴール前であと一歩というシーンが何度も訪れますが、シュートがブロックされてゴールラインを割ることが出来ません。



試合が動いたのは後半54分、パスミスを拾われてショートカウンターを浴びるとオリオラサンデー選手タメから遅れて入ってきた永田選手にコースを狙ったミドルシュートを決められて先制点を奪われてしまいます。


それでも62分、大内選手をロングキックを相手ディフェンダーが処理に手こずると浅川選手がボールを掻っ攫って、キーパーをかわしてゴールに流し込みます。


浅川選手は怪我から復帰後、2試合で3ゴール目とチームを勝たせる仕事をしています。



しかし68分、スローインから簡単にクロスをあげられるとゴール前に走り込んだ永田選手の伸ばした足に合わせられて再び失点をしてしまいます。


その後は野々村選手がヘディングでゴールを奪うもののファールで取り消される場面がありましたが、ヴァンラーレ八戸のハイプレスを掻い潜れずに攻撃の形が出来ないまま試合終了



【試合結果】

松本山雅FC 1-2 ヴァンラーレ八戸


昨年から松本山雅は攻撃の形としてGKビルドアップに取り組んでいますが、サイドバックにボールがつながっても相手のハイプレスからパスコースを切られてセンターバックにボールを戻す、その繰り返しからパスミスでショートカウンターを浴びて失点というパターンをツェーゲン金沢戦で痛いほどくらっているのにいまだに改善出来ていない現状です。


何度やられてもGKからつなぐスタイルには進化が見られず、ボールを奪われるリスクの高い攻撃の形にサポーターからも野次や怒号が飛んで切ない気持ちになりました。


相手の攻撃に対しても守備の強度が甘く、相手に余裕を持ってあげられるクロスや後ろから上がってくる相手へのマークのズレなど守備の形も改善出来ていないです。


次節は中二日でここまで無敗のアルディージャ大宮との試合、反省の言葉だけではなく改善された形をサポーターに見せて欲しいです。