さらに上を向いて
それでもビジターゴール裏、ビジター指定席は緑色の松本山雅サポーターで埋まっていて、大宮アルディージャ以上のチャントで選手を後押し、入場者数は10,928人とほぼチケットは完売の状況でJ3リーグとは思えない熱気が漂っています。
試合序盤、松本山雅は普段のビルドアップの形より縦パスを多様して、相手ディフェンダーの裏を狙う意識を持って相手陣内へ再三侵入します。
コーナーキックや相手のファウルを誘って、フリーキックのチャンスを何度も得ますが、なかなかゴールを奪えません。
試合中盤からは大宮アルディージャも反撃をみせ、杉本健勇選手に預けてタメつくってから厚みのある攻撃を仕掛けてきます。
前半は両チームとも決定機をゴールキーパーのファインセーブに防がれて0-0ままハーフタイム
後半開始も緊迫した状態が続き76分、大宮アルディージャはシュヴィルツォク選手を投入して4バックにシステム変更、攻撃の手を強めます。
配置のバランスが崩れ始めた79分、山本選手からの縦パスを受けた安藤選手がサイドの空いたスペースへパスを流すとフリーになった藤谷選手が丁寧なクロス
相手ディフェンダーとの駆け引きから抜け出た浅川選手がドンピシャヘッドで合わせて均衡を破る先制点、今季は全ての試合で先制点をあげている大宮アルディージャから初めて先制点を奪いました。
ボールは相手キーパーの手が届かない左隅に決まって、立て続けの連続得点を奪いました。
大宮アルディージャサポーターで埋め尽くしたスタジアムが一瞬静まり返り、その中で松本山雅のSEE OFFが一気に響き渡ります。
残り時間、大宮アルディージャは杉本選手、シュヴィルツォク選手を軸とした攻撃、さらには泉澤選手、中野選手を投入して反撃も試みますが松本山雅は前の選手もプレスバックしてシャットアウト