11月のお料理教室
11月のお料理教室の料理を紹介します。
写真はクリックしてみてください。拡大します。
まずは冷酒に柚子酒。
柚子の絞り汁を少しと柚子の皮の下ろしたものを加えた香りの高い食前酒です。
食前酒を少し飲むと胃が刺激されて次からのお料理が美味しくなります。
野菜のお煎餅は4種類。
栗煎餅、慈姑煎餅、蓮根煎餅、薩摩芋煎餅です。
ギンナンは揚げた昆布籠に入っています。昆布で作ってある籠ですから勿論、食べられます。
他には銀杏型の薩摩芋、紅葉人参、薩摩芋の甘煮。
鮟鱇の肝のチリ酢かけ、菊菜と黄菊とエノキの柚子酢和え、イクラと山芋のあられです。
次は秋らしい紅葉の柄の器に温かいフォアグラ大根です。
べっ甲餡がかかって天には白髪葱が乗せてあります。
べっ甲餡には刻んだギンナンが混ぜてあります。
向こう付けは天然の紅葉鯛とマグロです。
右側の黄色い物は酢取り黄菊、左側の黒い物は莫大の出汁ゼリー寄せです。手前は下ろし山葵です。
紅玉をくり抜いて中身を薄くスライスしたりんごと水菜と香ばしく炒った胡桃を和えてあります。
帆立貝は網でほんのチョッと炙ってあります。
この季節、ほんの短い期間小さくて可愛い美味しい紅玉が出回ります。
酸味が多く、甘くないのでサラダやアップルパイなどのお菓子に最適です。
蓮根団子、高野豆腐、蕪、粟麩、椎茸、紅葉人参。
これから蓮根が美味しくなります。
蓮根団子は蓮根を下ろして団子にして油で揚げて八方出汁で煮ます。
ご飯は新の山芋のとろろです。
とろろは麦ご飯で頂くとつるつると喉越しがよくって美味しいです。
一緒に揉み海苔とイクラを掛けていただきます。
お漬物は我が家の糠漬けと美味しくなってきたべったら漬けです。
最後の水菓子は今が旬の富有柿です。
デザートに紅玉を使ったりんごのガレットもつくりましたが、写真はありません。
今月のお料理もとても美味しく出来ました。
お疲れの時の朝ごはん
帰国後最初の我が家での朝ごはんです。
イタリアン続きでお腹もお疲れ、時差ぼけで頭もお疲れ。
そんな時はお腹に優しいおかゆを食べます。
ひじきの煮物、昆布の佃煮、明太子、梅干、温泉卵、アサリの佃煮、などです。
脂っこいものは避けてあっさりのおかゆに合う佃煮類を頂きます。
うわーお!美味しそうな温泉卵です。
卵好きにはたまりません。
前にも紹介したと思いますが、温泉卵の失敗しない簡単な作り方をもう一度伝授します。
蓋付きのなべに1000ccの水を入れて沸騰させる。沸騰したらそこへ200ccの水を加えてすぐに卵を入れてすかさず蓋をする。
タイマーをセットして9分待つ。
写真の状態が9分。
好みでもう少し硬い場合は10分。
卵は常温にしなくても大丈夫です。
数は4個以上の場合は1分ほど多めにすればいいでしょう。
絶対に上手く出来ます。
おかゆは美味しい上にお腹に優しくてダイエットにも効果があります。
私はおかゆが好きなのでお疲れじゃない時でも時々食べます。
最近の炊飯器はおかゆのセットが出来るので簡単です。
ミラノ
今回の旅行の最終目的地、ミラノです。
ミラノも友人に会うのが目的です。
2人の日本人の友人は二人ともご主人がイタリア人です。
1人は4,5年ぶり、もう1人は15年ぶりくらいで積もる話で盛り上がりました。
ミラノの宿泊は新しく建った、宝飾店のブルガリが経営するブルガリホテルでした。サッカーの中田のお気に入り常宿ホテルという事(別に中田のファンというわけではないんだけど)と立地がいいので選びましたが、モダンすぎて私の好みではありませんでした。
やっぱりミラノはチョッと古めかしい感じのホテルのほうが落ち着きます。
こちらは部屋から見下ろした中庭。
白いテントはテラスになっている場所です。
こちらがそのテラスを内側のダイニングルームから見たところです。
バターもブルガリです。
パンは色々な種類があって焼きたてのようで美味しかったです。
お部屋にはやっぱりブルガリのシャンプーやリンスのアメニティーが置いてあります。
街中の有名なコーヒーショップ、コーバのショウウインドウです。
ハロウィーンの飾りが可愛く飾り付けてありました。
ナポリから始まってミラノまで約1300キロのドライブでした。
お天気にも恵まれ事故も無く美味しいものを沢山頂いて美しい景色を堪能して、久しぶりのお友達にも沢山会えて楽しい旅行でした。
フィレンツェ
旅の終盤。
いよいよルネッサンスの街、フィレンツェへやってきました。
今回の旅行のメインイベント。
友人達とこの街で落ち合う事です。
イギリスからやってきた2人とニューヨークからやってきた若いカップル。
友人夫妻。そして私達の8人です。
内訳はイギリス人1人、日系アメリカ人、中国系アメリカ人、アメリカ人、そして日本人4人です。oh! インターナショナル!
友人夫妻がアパートを借りていたのでそこにお世話になりました。
サンタクローチエ広場の真ん中に建っている古い建物の2階です。
ベットルームが3つあって立派なアパートです。
なんといってもフィレンツェの町の中心部に位置しているのでとても便利で、どこへも歩いて行かれる絶好のロケーションでした。写真はクリックして拡大して見て下さい。
夜遅くまで人が出ていてとても賑やかです。
友人達のベットルームは広場に面していたので夜、眠れないほどだとぼやいていました。
友人が借りていたアパートのリビングとダイニング。
そして私達が泊まった寝室です。
このリビングの真下はこんな感じで広場には色々な露天が店を出しています。
ご近所なので敬意を表してさっそくサンタクローチェ教会へ出かけてみました。
この教会はフィレンツェが生んだ偉人達の墓や記念碑が沢山あることで有名です。
美しいステンドグラスもありました。
今回は待ちの真ん中にいるので街中をぶらぶら歩くだけで美術館に入るのは止めました。
ものすごく混雑しているし、チョッとお疲れ気味でもあったので。
ぶらぶら歩いているだけでも、町中、おてんこ盛りの美術品で溢れています。
お天気が良かったのでお庭でも歩こうと向かったのが、ピッティ宮とその裏にあるボーボリ庭園です。
これが又広い!!
丘の上まで続く庭はどれほどの広さがあるのか分からないほど広大でとても全部を見ることは出来ません。
ほんの入り口の丘の上まで行って帰ってきましたが、丘の上からの街の眺めは最高でした。
ボーボリ公園の丘の上から眺めたドゥオーモとジョットの鐘楼です。
1300年代に着工され1430年代に完成した巨大な円蓋を持つドゥオーモと82メートルの高さの鐘楼です。
この時代にクレーンも無しでこんな巨大な建築物を作ったとは本当に驚きの一言です。
ブルネレスキのルネッサンス建築の偉業です。
このドゥオーモの完成から85年後にミケランジェロがブルネレスキの手法を学んでローマのサン・ピエトロ大聖堂の巨大な円蓋を建築する事になります。
貴金属店が立ち並ぶ有名な橋です。
その昔は肉屋が多かったようですが、ナポリ王家から輿入れしたエレオノーラ王妃が肉屋の匂いを嫌って貴金属店だけに入居を許したのが、今のような貴金属店街の始まりだそうです。
フィレンツェには3日間いました。
泊めてもらった一宿一飯の恩義で何回か食事を作りました。
鍋釜はそれなりに揃っていましたが、食器が皿しかなくて困りました。
だって、味噌汁を皿で飲んでも美味しくないものですよ。
仕方が無いのでコーヒーカップで飲みました。
立派です。これをジャガイモと一緒にいためたり、ご飯に混ぜていためたりしました。
カレーも作ってポルチーニ茸ご飯と一緒に食べました。贅沢!!
すーごく美味しかったですよ。
長らくイタリアンばっかりだったので感激でした。
友人の話によるとチョッと前までは、イチジクがマーケットに山と積んであって青い熟れていないものから熟れて甘いものまで種類も一杯あって、青いものはサラダにして食べたそうです。
でも、一週間もするとマーケットからすっかり姿を消すそうです。
ポルチーニ茸も出回る期間は短くてそろそろ終わりだという事でした。
イタリアは野菜が力強く本来の味がしっかりしていて本当に美味しいと感じました。
季節のものはその旬の時だけ食べてハウス栽培などはしていないようです。
それで、季節の食べ物を大切にしている事が分かります。
日本のようにハウス栽培などで何時でも食べられる便利さはありますが、便利にならされて大事な季節感やそのものの本来の味が忘れられていると強く感じました。
さすが、都会なのでフィレンツェには日本料理店がありましたが、これほどの日本料理ばやりなのに、やっぱりイタリアは自国の食に誇りを持っているので田舎町では日本料理店はほとんど見かけません。
今回は8人中半分が日本人だったので一度、和食やさんに行ってみました。
今度来る時は美味しい素材を使って色々料理を作ってみたいと思いました。
シエナのドゥオーモとランチ
シエナの町の中心はドゥオーモです。写真はクリックして見てください。
パラッツィオプッブリコです。中心の高い鐘楼が目を引きます。
高さが102メートルもあります。
カンポ広場の礼拝堂は14世紀に蔓延したペストの終焉に感謝して建てられたものだそうです。
ランチはカンポ広場から少し離れた街中で見つけた地元の料理を出すレストランへ入りました。
まずは季節のポルチーニ茸のタリアテッレです。ポルチーニ茸の香りが高くルッコラも入って美味しいパスタでした。
もう一つの前菜は野菜を煮込んだリゾットです。やさしいお味のリゾットでした。
トスカーナはお肉が有名なので牛と鳥をメインに注文しました。
お肉はオーソーブッコ。牛のすねを煮込んだものです。
真ん中の髄のところが美味しいんですよね。
勿論食後のデザートはジェラートです。


































