女魯山人のブログ -746ページ目

菊の井

アメリカ人のお客さんを連れて赤坂の菊の井に行ってきました。



まずは可愛い椎茸みたいな器に出てきたのは雲子のあんかけ蒸しです。


雲子の蒸し物
熱々に蒸してあってほっこり美味しい先付けです。
前菜
前菜は柚子釜の中はシメジと鮟肝、菊の器の中はカラスミギンナン鴨の松風烏賊の紅葉が柿の葉っぱを敷いた上に乗せてあります。
お造り
お造りは割り山椒の器に伊勢えびです。

より独活、より人参が添えてあります。



真ん中の赤い線は伊勢えびのひげです。


マグロ
もう一つのお造りはマグロ

菊の葉の上に乗せて芥子が添えてあります。


土瓶蒸し
お吸い物は松茸の土瓶蒸しです。


子持ち鮎
子持ち鮎の焼き物です。

こんな小さな子持ち鮎は初めてです。鮎のお腹から卵が飛び出しているのが見えますか?

しいたけの焼いた物が添えてあります。


子持ち鮎
蓼酢
蓼酢で頂きます。


焼き松茸
火鉢で松茸を炙って焼き松茸としていただきます。
炊き合わせ
炊き合わせは穴子京人参柚子の千切りです。


松茸ご飯
最後はお釜で炊いた松茸ご飯

デザートは2種類でました。


デザート
キャラメルのアイスクリームと江戸柿と何のアイスクリームだったか忘れました。

江戸柿はとろとろに熟れた柿です。


デザート
外人さんにはプレゼンテーションが素晴らしいと好評でした。


ご馳走様。






クレソン

クレソンはステーキの横についているだけの飾り物と思っていませんか?

街なかではたっぷりのクレソンは中々売っていませんが、今回、長野のほうへ歩きに行った時に、地元のお野菜を売っていてそこに、沢山のクレソンが束になった物を売っていました。


クレソン
こちらが信州産のクレソンです。

これで一束の半分ほどです。


ハワイでもクレソンは大きな束で売っています。私のお気に入りのチャイニーズのお店はおいしいクレソンのニンニク炒めがあります。


シメジ
今回はシメジとソーセージとベーコンを入れて一緒にいためました。



クレソンの炒め物


クレソンはミズカラシと呼ばれるようにピリッとした辛味が腐敗を防いだり、血液の酸化を防止するそうです。

黄緑野菜の中でもカルシュウムやベータカロチンもトップクラスに含まれているようです。


クレソンの炒め物の出来上がり。



もっとスーパーなどに大きい束で出回るといいですね。




信濃の秋其ニ

信濃の秋の続きです。

写真はクリックしてみてください。拡大します。
楓の落ち葉が綺麗です。

桜の落ち葉も東京とはやっぱりぜんぜん違って綺麗な色をしています。
もみじの落ち葉



桜の落ち葉













園内の道
園内は本当に秋色に染まっていました。








いろは楓













いろは楓




いたや楓
イタヤ楓は黄葉で赤くはなりません。

東屋の屋根に敷き詰められた落ち葉とイタヤ楓が綺麗です。











いたや楓















いろは楓
こんなに真っ赤に染まったイロハ楓もあちこちにありました。








千曲川
園内の高台に登ると眼下には千曲川がよく見渡せました。




銀杏
銀杏も綺麗に黄葉していました。









いろは楓

大楓
大楓です。

こんな風に色が付いていくんですね。








うり楓
あまり楓っぽくない葉っぱですが、楓です。

瓜楓と言って色が瓜に似ているから付いた名前だそうです。


オトコヨウゾメの実です。

本当は男に要があるズミと言う事でオトコヨウズミと呼ばれていたようですが、用済みとはいかにもかわいそうという事で名前が変わったようです。

男に要があると言う事は強精剤として用いられていたようです。



オトコヨウゾメ


オトコヨウゾメ













ヤマシロ菊
こちらはヤマシロギクです。








コウゾリナ
コウゾリナです。

花が少ない秋に綺麗な黄色い花を咲かせます。







メグスリノ木
こちらは山の中にひときわ美しいサーモンピンクに紅葉したメグスリノ木です。

こうようには黄葉と黄葉としろ紅葉があります。

これは白紅葉のツリバナです。



ツリバナ 白く紅葉する葉っぱがあるなんて知りませんでした。
ツリバナ 林の中に突然白く目立つ葉っぱがあるのでびっくりします。










オオ待つ宵草
大待ち宵草です。










マムシソウの実
チョッとグロテスクですが、マムシ草の実です。











秋のエノコログサ
そして、秋のエノコログサ。

普通のエノコログサはぴんと上を向いていますが、秋のエノコログサはたわんで下を向いています。

別名は猫じゃらしです。






秋を満喫した信濃の散策でした。









信濃の秋

毎月行っている植物学者の先生と歩く会は今月は信濃でした。

写真はクリックしてみてください。拡大します。
楓の庭











蔓梅もどき
長野はもうすっかり秋でした。


蔓梅もどき
蔓梅もどきが可愛い実を付けていました。


蕎麦屋
信州信濃の蕎麦よりもわたしゃ貴方の傍がいいといいますが、私は食べる蕎麦のほうがいいです。


蕎麦屋丁子庵

ざる蕎麦辛味大根
小諸のお蕎麦屋さん丁子庵で辛味大根のお蕎麦を食べました。


懐古園
懐古園は今が秋真っ盛りで紅葉が最盛期で本当に綺麗でした。




懐古園の中は園内全てが赤く染まるほどの美しい紅葉でした。





ちりめん楓

ちりめん楓
ちりめん楓は未だ全部が真っ赤にはなっていなくてグラデーションが綺麗でした。


いろは楓




庭中に紅葉したもみじがありました。いろは楓

















いろは楓 京都などの紅葉も綺麗ですが、やっぱり温度が低くなる長野県の紅葉は格別です。

今年の紅葉は台風が来なかったので、塩の風が吹かなかったので、とても綺麗だって事です。
楓の庭


いろは楓



大楓
大楓はいろは楓に比べて大きさも大きく、切れ込みが浅くなっています。



いろは楓

いろは楓も全て真っ赤になっていなくて緑や黄色いところもあってそれがまた美しく映えていました。







大楓
まだまだ美しい紅葉や秋の草花がありました。

続きをまた、書きます。













大琳派展

大琳派展に上野の博物館へ行ってきました。


大琳派展
今回の展覧会は本当に沢山の琳派の作品が展示してあって見応え十分でした。

女魯山人は日本画や蒔絵や陶芸をしますので、とても刺激になりました。


風神雷神図が目玉の展示品です。

宗達から光琳、光琳から酒井抱一、抱一から鈴木其一と模写をしたものが並べて展示してあって興味深かったです。

雷神

風神
光琳の大胆な意匠の蒔絵のすずり箱や乾山の陶器など興味が尽きませんでした。

時代を考えると本当にモダンで斬新な意匠が一杯で感心します。


百合の木
上野も木木が少し色づいて秋が来ていました。

百合の木の大木です。