シエナ
こちらがホテルの玄関です。
コルトナからはほんの2時間くらいの距離にあるシエナの町にもう一泊する事にしました。
シエナのホテルは13世紀に建てられた修道院をホテルに改装したものです。
もう、本当に教会の中にいるような気分です。
中庭には古そうな井戸と鐘楼があり、時間になると大きな音で鐘が鳴ります。
中庭のファサードはこんな感じのテラスになっています。
こちらは部屋からのトスカーナの丘の眺めです。
部屋から鐘楼を眺めたところ。
空が綺麗です。
古い建物なのでエレベーターも無く、石の階段を部屋に上がるのが大変でした。
随所に修道院だった面影があります。リビングも趣味のいいインテリアでした。
お庭も広くぶどう棚やオリーブやレモンの木など果物も沢山なっていました。
木蓮科の植物です。
コルトナ
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コルトナという街に行きました。
シエナから70キロほど、フィレンッツェから110キロほどのトスカーナ地方にあります。教会を中心とした城壁に囲まれた中世の町がそのまま残っています。
なんだかタイムとリップしたような気分になりました。
中世の町はドゥオーモを中心として沢山のレストランやショップが立ち並び、観光用ではなく人々がそこで生活を営んでいました。
皮職人が沢山いるようで革製品のお店が沢山ありました。
この街はフィレンツェへ行く途中に立ち寄ったのですが、ミシュランのガイドブックで星が2つも付いたレストランを併設するホテルがあるということで行ってみる事にしました。
バラッチというワイナリーが経営するホテルとレストランでした。
ホテルはトスカーナらしい景観の中に建っていて田舎らしい佇まいで素敵でしたが、期待していたレストランのお味が期待はずれでがっかりでした。
ワイナリーが経営しているので勿論、ワインは素晴らしいコレクションでしたが、お料理がおいしくありませんでした。
ミシュランも時々当てになりません。
ミシュランはワインの品揃えが充実しているといい評価になるようです。
そのバーで始めてお目にかかった食べ物がありました。
真ん中はナッツで、右側はニンニクのピクルスです。一番左側のものが初体験でした。
こちらがその正体。
大きさはオリーブくらい。
なんと!!ケッパーということです。
こんな大きなケッパーは見たことありませんでした。
グースケッパーと言うそうです。
お味は、大変美味しいものでした。
ニンニクのピクルスも全くニンニクの匂いがなく、普通のお漬物のように食べられました。
レストランはこんな感じでムードはありましたが、お味ががっかりでしたし、暗くていい写真が取れませんでしたので、お食事の写真はありません。
ホテルの周りには沢山のオリーブの木がありました。
こちらはホテルの近所にあった柿の木です。
トスカーナも秋です。
狩猟用なんでしょうか。
ナポリの夕ご飯
ナポリではサンタルチアの港とカステルデッローボが望めるホテルヴェスービオに泊まりました。
とても古いホテルでロビーのシャンデリアが素敵でした。
ホテルの食堂の窓からはサンタルーチアの港とカステルデッローボが望めます。
このホテルのならびに目の前の港に上がった魚介を食べさせるタベルナが並んでいます。
その一つのお店に行ってみました。
ほとんどのお客さんは外に設けられたテラス席で食事をしています。
やっぱりなんといっても魚介が中心です。
こちらはムールやアサリ、蛸、えびなどがたんまり入ったスープです。
スープと言ってもスープはほんの少しでほとんど魚介でスープが見えないほどです。
から揚げにしたものの下にルッコラが敷いてあります。
レモンを振りかけるだけのシンプルなもの。
お魚の名前は分かりませんでしたが、メゴチとかキスなどのあっさりした魚と味が似ていました。
このほかにパスタも頂きました。
ナポリ市街
旅行中余り市内観光はしないほうですが、ナポリでは半日コースのツアーに参加しました。ラッキーな事にお客さんは私たち夫婦だけでした。
通訳(英語)兼案内の女性もバスも運転手さんも専属でした。
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大きな広場には17世紀初めにできた元の王宮があり反対側にはフランチェスコディパオラ聖堂があって壮大な柱廊が左右に半円形に伸びています。
元王宮は現在は博物館になっています。
聖堂の両脇に建っている騎馬の銅像はカルロ3世とこの広場を建造したフェルナンド1世です。
ミラノのヴィットリオエマヌエーレのガレリアとなら並び証されるガレリアです。
ガラスの屋根を持つ十字形の壮麗なアーケードで、このあたりがファッショナブルな商店街の中心です。
ガレリアの内部の床は美しいモザイクが施されています。12の星座をあらわすモザイクがありました。
左側のモザイクは私の星座のしし座です。
新しい城と言う意味ですが、とても古いお城です。13世紀にシャルル1世が築いた城です。
後世に余り改造される事なく、中世城塞の姿をそのままに残しています。
内部は市立博物館になっています。
このお城の近辺はあちこち工事をしていましたが、聞けば地下鉄を作っているそうですが、掘っていくと次から次へと遺跡が出てくるので今のところ工事を中断しているそうです。
多分、町中どこを掘っても何か出てきてしまうんでしょうね。
バスで高台へ上ると眼下にナポリ湾が美しく見えました。
この高台に住むのがナポリっ子の憧れだそうです。
有名人やお金持ちの住宅があります。
右の写真の中央の白い邸宅はナポリ出身の大女優ソフィアローレンのヴィラだそうです。
ナポリを見たら死んでもいいというほどのものではありませんが、ナポリ湾は美しい港ですし、その昔、ベスービオ火山が噴火していた頃は赤い噴煙を上げてきっと美しかった事でしょう。
ゲーテやアンデルセンがナポリに滞在した時には丁度、噴火にめぐり合ったそうですから彼らが残した言葉などからナポリを見て死ねといわれるようになったのかもしれません。
ナポリへ
ナポリ空港へ着いて
ナポリを見ないでそのままソレントヘ向かってしまったのでやっぱりナポリへ戻る事にしました。
ナポリを見て死ねということわざもあるくらいですから。
ラベッロの街を後にしてアマルフィーを経由してソレルノを通ってナポリへ向かいました。
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途中の道路の両側がすごい栗林になっていました。
農家のおばさんが、バケツを持って繰り拾いをしていました。
温かい南イタリアですが、昼と夜の寒暖の差が激しいので夜にはかなり寒くなるので秋は確実に来ているんですね。
街のお菓子屋さんにも沢山、栗のお菓子が出ていました。
ナポリに到着してまずはナポリ名物のピッツァを食べにホテルの向かえにある港のレストランのひとつに出かけました。
ラ・シアルッパというピッッツェリアです。
注文は勿論、一番シンプルなマルガリータです。生地がもっちりしてしかも香ばしく焼きあがっていてモッザレラが新鮮で、噂にたがわず素晴らしい味のピッツァでした。
新市街で古くて有名な古いカフェのガンブリヌスでジェラートを買って食べました。
イタリアに来てほとんど毎日ジェラートを食べています。
甘いものが余り好きではない私でもここ、イタリアのジェラートは別です。
日本ではジェラートと謳っていてもやっぱりぜんぜん違います。
こちらのジェラートはたいてい2つの味を盛り付けてくれます。
美味しく食べるコツはくどい味のものとあっさり味のものをあわせることです。
私はノッチオーレというヘーゼルナッツのフレーバーが殊に気に入りました。
ヨーグルトとノッチオーレの組み合わせかリモーネとノッチオーレの組み合わせをいつも食べていました。かなりの量ですが、結構ペロッと食べられてしまいます。
こちらがババというナポリ名物のカステラのような生地にリキュールがたっぷり含ませてあります。
こちらは何層にもなったパイ生地の中にリコッタチーズが入っているスフォレアテッラというお菓子です。
両方ともナポリの名物です。





















