Androidアプリも花開く? | ジャパンレボリューションプロジェクト日記

Androidアプリも花開く?

こんにちは!編集局松岡です。

日本で発売されてから2年4カ月にしてここまでの存在感を持つようになったiPhoneと、今年4月のドコモSO-01B発売から徐々に端末が増え、先日のGalaxySの発売で一気に猛追を開始したAndorid。

これから世界中で繰り広げられるだろうiPhone vs Androidというスマートフォンの戦いは、やはり「アプリ」がその勝敗のカギを握ると言われています。

しかし現時点では先行しているiPhoneに決済やストアの作りに一日の長があり、全体的なアプリの数もさることながら、企業がビジネスとして参入できるアプリ市場は、Androidではまだまだ不十分としか言えない状態が続いています。

こういった場合、得てして「ビジネスとしての基盤となる端末普及が先か、端末普及を促すためのアプリのリリースが先か」という“卵が先か鶏が先か”議論になりがちですが、それを覆すようなサービスが出てきました。

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NSW、Androidコンバートサービスの無料お試しサイトを公開
~ モバイルアプリのAndroid化をサポート、チュンソフト様「かまいたちの夜」に採用 ~



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NSW Androidコンバートサービス


Android用のアプリを一から起こすとなると、それなりの予算と人員を割かなければいけませんが、元々日本には、各携帯電話会社が推進した「iアプリ(ドコモ)」「S!アプリ(ソフトバンク)」というJavaアプリが、既に多数制作されています。

そしてAndroidのアプリも基礎となる技術も、「iアプリ」や「S!アプリ」と同じJava。Androidのために一からアプリを制作しなくても、既に完成している日本の携帯電話用アプリを最小限の移植作業でAndroidに持ってくることが出来れば、短期間にAndroidアプリを充実させることも可能になるというサービスです。

今回その第一号となったのが、名作ゲーム「サウンドノベル」として有名なチュンソフトの『かまいたちの夜』で、

「au one Market」にてAndroid(TM)搭載スマートフォン対応アプリ「かまいたちの夜」が新登場!! 11/1(月)より配信開始

au one Marketからの配信が既に始まっています。

iアプリやS!アプリはゲーム向けに高度な処理が出来るように、独自の拡張が施されているため、グラフィックバリバリのゲームなどの移植は、コンバート程度の作業で済まない事が予想されますが、かまいたちの夜のような軽めのゲームであれば、それほど人員・期間・資金を投入しなくてもどんどん移植され、一気にAndroid向けのアプリが充実する可能性が高そうです。

またコンバートサービスは使わずとも、徐々に企業側も「これはビジネスになる」と踏んでいるのか、

ケータイカプコン えどたん

というように大手ゲームメーカーもiPhoneだけでなく、Androidにも本腰を入れてくる気配を見せています。


昨日のディズニー・モバイルやiidaスマートフォンのように、「ハードウェア」側からスマートフォンの裾野を広げるアプローチが注目されていますが、「ソフトウェア」側も裾野を広げるチャレンジが始まったことで、今年のスマートフォン市場は大きく盛り上がりそうです。