GREEのゲームがスマートフォンへ | ジャパンレボリューションプロジェクト日記

GREEのゲームがスマートフォンへ

こんにちは!編集局松岡です。

近年Facebook・GREE・mixiなどのSNS上で交流しながら遊ぶ、いわゆる「ソーシャルゲーム」が流行ですが、日本ではDeNAのモバゲーのような「携帯電話で遊ぶソーシャルゲーム」が主流で、それが遊べなくなるという理由で、スマートフォンに移行出来ない人も販売現場ではちらほら見かけるようになっています。

しかしiPhoneやAndroidなどのスマートフォンが販売台数を伸ばす中で、ソーシャルゲーム各社もスマートフォンが無視できない状態になってきたのか、自社で人気のゲームをスマートフォンで遊べるように移植する作業が着々と進んでいます。

そんな中で今日GREEがその第一弾を正式発表。

まずはスマートフォンの機種を問わずWebブラウザ上で遊べる、「Webアプリ」型のゲームから順次開始ということとなりました。

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GREE、開発パートナーによるスマートフォン向けWebアプリをリリース ~ フィーチャーフォンで人気のゲームがスマートフォンでも利用可能に ~


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上の資料画像にあるとおり、近日中にiOS(iPhone)/Androidのネイティブアプリ型も公開となる予定で、各キャリアが投入したおサイフ・赤外線・ワンセグ機能搭載スマートフォンに続いて、フィーチャーフォンにとどまっていた顧客がスマートフォンへ移動する大きな力となりそうです。

この動きには当然ライバル社も続いていて、DeNAはiOS/Androidでアプリケーションを作り分けなくてもいいアプリ基盤を持っている企業を買収して、提携しているゲーム制作会社のスマートフォンアプリ参入をアシストしていますし、大手ゲーム各社もスマートフォン用ゲームの公開が相次いでいます。

こうしてゲームが広がっていった時、以前のフィーチャーフォンでは、ドコモ・au・SoftBankといった携帯電話会社がそれぞれ「iアプリ」「EZアプリ」「S!アプリ」という、異なるアプリ仕様を持っていたため、

「電話会社を乗り換えるとゲームも買い直しになる」

という事態が往々にして発生していたのですが、スマートフォン(特にAndroid)を基盤にしたゲームの場合、あくまでも変わるのは通信データの通り道だけ、機種を買い換えてもGoogleアカウントに紐付けして購入したゲームは、再ダウンロードが出来るため、

「電話会社を乗り換えてもゲームはそのまま遊べる」

という状態にすることが可能となります。

こうなると、今まで「コンテンツの買い直しが面倒」「○○には遊んでいたゲームが提供されていない」といった、電話会社乗り換えの障壁となっていたものがなくなるので、MNPの利用が活性化するかもしれませんし、それは同時に携帯電話会社の影響力の低下と、ゲームプラットフォームを提供するGREE/DeNAといった会社の相対的な影響力の上昇にも繋がっていくので、今の日本の携帯電話業界のあり方が将来大きく変わるかもしれません。

ユーザーにとっては選択肢が広がって便利になっていく今の流れは、今後どんな結果をもたらすのでしょうか。