全力失踪
昨日の私は出張のため
夜は
もちろん出張なので
アルコールを摂取することはない。
仕事を終えた後は非R-18で
実に健全に
帰路に着くためのバス停を探すべく街を歩いていた。
この時期はいわゆる“えびす講”と呼ばれる祭りがあるため
街中は実ににぎやかな雰囲気をかもし出している。
また
ドリミネーションと呼ばれる
光の芸術が街を彩っているので
普段より華やかな印象を受ける。
どことなく
行きかう人々も幸せいっぱいな表情をしており
ロンリーチョンガーにはより一層
寒さが身にしみる今日この頃でR。
バス停につき
私はホッとため息をひとつ。
うーむ、息が白い。
バス停にて10分ほど待っていると
私の目当てのバスがやってきた。
私はバーゲンに群がる主婦のように
一目散にバスの中へと侵入。
バスの中は実にあたたかく
私をウエルカムしてくれた。
だが
あたたかいと感じるのははじめの数分くらいのもので
人が増えてきたりすると
あたたかいというか暑いという気持ちになってくる。
人間は実に理不尽な生き物だと感じる一瞬でR。
だんだん人が増えてきたので
私は立つことにし、他の民に席を譲る。
ふと窓を見ると結露ができてきている。
それだけバスの中が熱気ムンムン系なんだろう。
私は結露を見ながら
なぜかあらぬ妄想を繰り広げていると
私の前に座っている女性の頭がゆらゆらとゆらめきはじめた。
それはメトロノームのようで
時折早く
時折遅く
リズムを刻んでいた。
“疲れてるんだろうなぁ”
私はその女性をほほえましく見ていると
その瞬間
“ゴツッ!”という鈍い音が響き渡った。
その女性はあろう事か
メトロノームの触れ幅が大きすぎたようで
窓ガラスに側頭部をしこたまぶつけてしまったようだ。
私は思わぬ出来事に
笑いをこらえるので必死だった。
人の不幸を笑うと自分が不幸になるとはよく言ったもので
私が笑いをこらえていると
走行中のバスが急ブレーキをかけた。
私は笑いはこらえていたが
いきなりの急ブレーキには予測もできずに踏みとどまれず
勢いよくバスの中で転がってしまった。
まさにすってんころりん系。
自分の勢いで転がっていないので
ある意味低燃費系。
他に車内で立っていた人がいたので
その人の足にぶつかることでなんとかストップしたのだが
それでも3メートルくらいは転がってしまった。
私はぶつかった人の手を借りてなんとか立ち上がり
ひたすら謝罪を繰り返してその場を取りつくろった。
街中はライトアップされてキレイだが
こんな形でバスの車内でライトアップ、
というかクローズアップされるとは思いもしなかった。
腰が悪くバランスが悪いので
踏みとどまることができなかったのも問題だが
先日に続いて非常に気恥ずかしいことをしたできごとであった。
くそ、車内め!
ドン引きファック!
哀れみの目ファック!
俺じゃなくドリミネーションのほうを見てくれ!
オヤコドン・タニンドン・テレスドン
“天然”という言葉がある。
辞書を開くと
1.人為が加わってないこと。自然のままであること。
また、そのさま。
2.生まれつき。天性。 (当社調べ)
大体は
自然というか
生まれ持った能力などのことを指す言葉でR。
だが
この2の項目が示す
“生まれつき。天性”という解釈。
ここ近年ではその解釈を利用して
天然という言葉に“ボケ”という言葉を付け加えるようになった。
いわゆる“天然ボケ”でR。
その解釈については↓にまとめられている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%84%B6%E3%83%9C%E3%82%B1
要は無意識に出る行動が
はたから見ると非常に滑稽なものに見える現象でR。
このボケは計算してできるものではない。
その個人の能力によって引き起こされる笑いであるので
非常に難しいといえる。
さて。
この“天然ボケ”であるが
私はどちらかというと非天然であり
いうなればメイドインジャパン系の人工ボケでR。
このブログではそこまで練っていないが
たいてい練りに練ったネタを
その場の状況に応じて使う、というタイプでR。
だが。
今日の私はまさに天然、
というか思いがけない行動をしでかしてしまった。
私がスーパーにて
食料品の調達をしていたときのひとコマでR。
なかなか平日はスーパーに行く時間がないので
あれやこれやと一週間分の食料をカゴに投入していた。
ほ。
ふと見ると
精肉コーナーに人だかりができている。
ヤジ馬根性でその人だかりに行ってみると
そこには某サッカー選手が
プライベートで買い物をしているようだった。
その選手の横には
きれいな女性が同じく肉を選んでいる。
きっと
彼女系とか奥さん系なんだろう。
人々は遠巻きながらヒソヒソと
“あれ、○○よ”と耳打ちをしている。
そして
子どもたちが“サインください”といい始め
その選手は気軽にサインをしている。
こいつはE。
おいCチャンスだ。
私もこのビッグウェーブに乗ろうと考え
その人だかりに紛れ込み
肩からさげていたカバンから
適当に書くものとメモ帳をさがす。
私はいいネタが浮かんだらその場でメモ帳に書く、
ということを昔していたので
その名残で私のカバンの中にはメモ帳が常備されている。
私の右手にメモ帳っぽい感触がした。
私はそれを目視せずに
すぐさまそれを取り出し
そして
子どもがサインをもらった直後に
“オトナですがサインください!”と嘆願。
その選手はにこやかなフェイスで
“いいっスよ”と言い私は書くものを渡す。
その刹那。
“あっ、それ…”
某選手と傍らの女性は
私が掲げたメモ帳を見て明らかに動揺している。
そう。
私がメモ帳と思って取り出したもの。
それは避妊具が入っている箱であった。
まさに“時”は止まった。
“薄さ0.02ミリ”と銘打たれた箱を掲げたまま
私は次の動作が思い浮かばなかった。
“ちょ、それは…”
“で、ですねぇ。そ、それじゃまたの機会に…”
我々はオトナの対応をし
鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしている民衆を掻き分け
私はレジに直行。
そして逃げるようにその店をあとにした。
“またコイツ、ネタだろ?”と思われる方もいると思う。
だがネタではない。決してネタではない。
繰り返す、ネタではない。
手帳タイプのメモ帳はビニールのカバーがついているので
私の右手は避妊具の箱と区別がつかなかったのだろう。
その昔
避妊具を買って
それを非常用としてカバンに常備していたのが
今覚えば悲劇の始まりだったのかもしれない。
天然ボケには憧れているが
まさかこんなところでかましてしまうとは
夢にも思わなかった私であった。
くそ、避妊具め!
紛らわしいファック!
されどファック!
薄さ0.02ミリ!
今夜はお赤飯だな
昨日だったか
ファックなオフ、
いや
ブックなオフというお店に行った際のことだった。
ブックなオフは昔でいう古本屋・中古CD屋にあたり
音源フェチ
且つ
知識フェチな私にとっては
若者で言うところのラブホ、
いやショッピングモール並みに魅力的な場所でR。
私はこのブックなオフという店が好きであり
自分の時間が取れるときなど
たいてい1ヶ月に1回くらいは訪れるようにしている。
この日も私は
250~500円のCDコーナーをうろつき
まるで風俗店の店員紹介コーナーを見るかのごとく
じっくりと吟味していた。
“ほう、このアーティストも250円なのか…”
私はあるCDを手に取りながら
この値段に象徴される
近年の過剰なる流行り廃りに対して危惧を覚えていた。
結局そのCDを買うことはせず
再び棚に戻し
ふたたび売り場に目をやると
どこかで見たようなおっさんが入店してきた。
“あれ…こいつ、誰だっけ…?”
そのおっさんは
確実にどっかで見たような
話したことがあるようなおっさんだった。
たぶん私はこのおっさんを知っているのだが
思い出しても思い出しても
老化のためなのか健忘症なためなのか
全くおっさん情報を思い出すことができない。
私がうんうんと
まるで便秘に悩んでいる方のように唸っていると
そのどこかで見たようなおっさんは大きな袋を抱えて
そのまま買い取りコーナーへ向かっていた。
たぶん
いらなくなった本とかを処分するのであろう。
あ、そうか。
買い取りコーナーに行けばこのおっさんの名前がわかるはず。
私はさりげなくおっさんの後をストーキングしてみることにする。
我ながらヒマ人だなぁとは思うのだが
名前を思い出せないよりはマシだ。
おっさんは
店員から差し出された紙になにやら書いており
そして免許証らしきものを取り出して店員に見せている。
うむ。
確実にどっかで見たことがあるフェイスだ。
私は棚の陰に隠れて一部始終をチェック。
む。
おっさんがレジから離れていく。
今がチャンスだ。
私はさりげなく
実にさりげなく
先ほどおっさんがいたレジの辺りを通りすぎ
おっさんが書いたであろう紙をチェック。
…あぁっ。
思い出した!
その紙を見て私は記憶を取り戻した。
どっかで見たことがあるおっさん。
それは私の小学校のときのクラスメートだ。
私はあまりの事実に
巨人軍の原監督のごとき顔芸を披露してしまった。
なぜ私がここまで驚いたかというと
まさにその友人が“おっさん”に変貌していたからだ。
おっさんぽいヘアーに
おっさんぽい服装に
おっさんぽい体型。
おっさんテストがあれば
確実に高得点であろう。
それにしても
この元クラスメートはもともと童顔であり
私とは違い
かなり女性にモテそうなフェイスであった。
おっさんと化した今も
その童顔の名残はあったのだが
いかんせんヘアーと服装と体型というフィルターがあるため
どう見てもモテそうにない。
おっさんである私が言うのも
目クソ鼻クソを笑う系になるのかもしれないが
確実に私よりおっさん臭い。
私はこの元クラスメートに突撃取材をしようとしたのだが
売ろうとしていた本が実に痛い本だったので止めた。
きっと私と同じロンリーチョンガーなんだろう。
私はあまりのクラスメートの変貌に
CDを探す気力も失せてしまい
そのまま店を出た。
それにしても
小学校以来だから
約17年ぶりにこのクラスメートを発見したわけだが
人というものはずいぶん印象が変わるものだ。
私はあまりのクラスメートの変貌ぶりに
思わず尿漏れしてしまうほどビビってしまった。
私も逆にがんばろうと思ってしまった次第でR。
がんばれロンリーチョンガー世代。
くそ、同世代め!
トリ年ファック!
アラサーファック!
ハゲても強く生きていくぜ!
夜の奉仕活動に従事
自分で言うのも何だが
私には謎が多い。
「謎」という歌を歌っていた小松未歩氏ばりに
私には謎が多い。
そんな“謎は全て解けない”私であるのだが
今週の日曜日
私はなぜかこの建物に突撃していた。
この建物。
これはマンションではない。
実は
なぜだかわからないが
私にはベトナム人に知り合いがいる。
以前も書いたのだが
このベトナム人に
生春巻きの技術を教わってからというもの
2010のサマーはまさに生春巻きラッシュであった。
1週間に1回は生春巻きを作って食らうという
プチ生春巻きカーニバル状態。
で
このベトナム人から私宛に手紙が届いた。
“今度11月7日に留学生祭りがあります。ぜひ来てください”
という
たどたどしい文字の文章が便箋に書かれていた。
招待された以上
行かないと男がスタルツ(カープ選手)。
というわけで
マツダスタジアム付近にある
私は突撃した。
留学生会館には様々な国の方が住んでいる。
チラシにはその様々の国の方々が
各国の料理を屋台形式で振舞ってくれる、とある。
私はウキウキして
昼メシを食わずに突撃した。
だが
私が到着した14:30にはすでに屋台はもぬけのカラであった。
推測するに
大好評の末あっという間に売り切れと相成ったのだろう。
こいつはしまった。
私の楽しみが半分ほど消え去った。
私は意気消沈しかけたのだが
入り口にあったプログラムによると
15時から留学生によるミニイベントが開催されるとのこと。
そういえば
以前このベトナム人から
“留学生会館、きれいな人だらけよ”と聞いたような。
私は興味半分
スケベ心半分で
このミニイベントに参加した。
ミニイベントでは
普段日本で勉強している留学生たちが
日本の文化について発表したり
自身のスキルについて披露したりしていた。
たとえば
中国人のある留学生は日本の琴を演奏したり
またある人は雑技を披露した。
私は留学生というと学生、
つまりヤングマンだらけだと思っていたのだが
案外そうでもない。
家族で来日した留学生の方もいらっしゃり
現に私の隣の席の方は
インド系の家族が占めており
実に鼻息が荒かったのが印象的だった。
イベントの最後は
留学生全員による“幸せなら手をたたこう”という曲を
それぞれのお国言葉で歌う、という趣向で
大団円のままフィナーレを迎えた。
遠い国からわざわざ日本にやってきて
今の日本では希少となった文化を発表しているのを見て
私はなぜか涙を流していた。
失われた日本がそこにあった。
たしかに
きれいな人はたくさんいたが
私はそれよりも
日本について勉強している彼らの姿勢に深く感動した。
やはり
実際に現場に行ってみないと物事はわからない。
メシにありつけず腹は減っていたが
実に有意義な時間を過ごすことができた。
この留学生会館では週末に何かしらのイベントを開いているので
時間があればまた行ってみようと思った
日曜の午後であった。
くそ、留学生会館め!
結局ファック!
ベトナム人の知り合いに会えなかったファック!
人を誘っておいてバイトに行くな!(後日談)
わからんちんのとっちめちん
こないだ
ひろしま国際平和マラソンでの出来事を
かいつまんで報告したわけであるが
この話には後日談がある。
実は猿、
いや
去る11月8日の某ローカル新聞朝刊に
このひろしま国際平和マラソン特集が掲載されている。
そこでは
第30回もの開催を記念して
見開き2ページにもわたって紹介されている。
私がマラソン後に受けたハリ治療ブースまで
写真つきで掲載されている。
その特集の中で
実は私も新聞に掲載されていた。
↑が実際に掲載されていた写真でR。
写真の奥の辺りにピンクの服を着込んだ
やけにガタイのいい野朗が走るフリをしている。
画像を少し拡大して
私が写っている場所に赤○をつけてみた。
…おわかりだろうか。
自分が写っている写真ながら
こうやって赤○でチェックすると実にホラーティック。
実に不気味でR。
こういう新聞というかメディアに露出すると
ムダに反響が大きい。
上記にもあるとおり
11/8の朝刊にこの記事が掲載されたのだが
多方面からいろいろツッコまれた。
“ジョリちゃん新聞に出てたねぇ。ピンク姿がバッチリと”
“どうせ新聞に出るならコスプレしてったらいいのに”
“この恥さらし!”
など
電話だったり
会う人会う人に思い思いの新聞を見た感想を述べられた。
それにしても
こんな小さい記事でも
見てる人は見てるのだなぁと今更ながらに思う。
今年の3月にTVのニュース番組に出演した際の反響もそうだが
不特定多数の方が見ているわけで
その中でも私を知っている方もゴマンといるわけで
悪いことはできないなぁと切に思う。
TVの話の場合
いまだに会う人会う人に出演した際の話を聞かれる始末。
実にメンドイ。
今後も新聞にいろいろと載ることがあるかもしれないが
“自称権乃助と名乗る男性、○イセツ物陳列罪で逮捕!”とか
“女性店員への業務妨害で男性(29)逮捕。
「とにかく愛に飢えていた」と供述”とか
そういう類の三面記事には載らないように
シコシコがんばっていきたい所存でR。
くそ、新聞め!
今年になって3回も新聞に掲載されたファック!
去年が2回ファック!
年々メディアへの露出が多くなってきたようだ…。
は汁Ⅲ
~前回までのあらすじ~
というわけで
今年も平和マラソンに参加している権乃助。
なんというか車が全く通っていない道路を走るのは
どこか爽快感がある。
いうなれば
夜のドライブのような
そんな感じもする。
だがマラソンというものは
行きはよいよい
帰りは地獄。
その爽快感がジワリジワリと苦痛に変わりつつあった
権乃助であった。
1キロくらいを走るのはそこまで苦痛ではないのだが
2キロを超えるとだんだんとしんどくなってくる。
よく運動不足の方は脇腹にダメージが来るとかいうのだが
私といえばそういう場所にはダメージは来ず
やはり腰であったり心臓であったりに負担がかかるようだ。
腰にコルセットを巻いて
極力腰に負担が来ないように走ってはいるのだが
どうしても意識がそちらに向いてしまうので
いい感じでブレーキがかかっている状態。
だが
走ったからには止まれない。
プロは走りながら他のビジョガーを口説くのだろうが
とても私にはそういう余裕など微塵もなく
私は10キロランナーや同じ5キロランナーに
スイスイと抜かれながらも
自分のペースを貫く私。
私はタイムなど気にしない。
気にするとしたら自分自身だ。
”もう歩こうぜ”
”もう棄権しようぜ”と心の隅で囁く私と戦いながら
且つ
時折歩道の観客に愛想を振りまきながら
なんとか完走に成功。
ゴールする瞬間
私はグリコのおっさんのごとく
両手を天に突き上げて喜びを全身で表現した。
そして
芝生の上でしばしクールダウン。
心臓はまるでメトロノームのように
正確なビートを刻みながら動いている。
“青雲 それは君が見た光 僕が見た希望
青雲 それはふれあいの心 幸せの青い雲“
私は走り終えたことによる充実感と
芝生の上で寝転んで青空を見つめていると
なぜか青雲のBGMが脳内で流れる私であった。
5分ほどクールダウンし
よっこらしょと立ち上がると
そこは別世界。
さっそく筋肉痛が私の体を蝕み始めていた。
このままではひとりロボットウォーク。
こいつは困ったと頭を抱えていると
私の目に↓の看板が目に飛び込んできた。
ほう。ハリ。
私はハリ治療童貞
且つ
どMなので
非常にハリに興味が出てきた。
そして無料というところが熱い。
私はぎこちない歩きをしながらハリ治療を受けることにした。
ベッドにうつぶせになり
ケツを丸出しにされる私。
ドクターは私の腰にハリを注入。
…おふっ。
ハリを打たれる前からビビっていた私は
ドクターに背中を触られるだけでピクッとしていたのだが
いざ刺されてみると痛みなどはそれほどなかった。
“なんか刺さってるかも?”という具合で
間違えて掘られてしまった感覚とは一味違う。
私は腰に3本
左足に1本ハリを打たれ
その上にお灸をされるというプレイをされる。
お灸を載せると熱いのかと勘ぐってしまったのだが
逆にそれがポカポカとあたたかく
実に感じがよかった。
5分後
ハリを抜かれ
地面を歩いた私はまるで月世界。
軽い。
カラダが驚くほど軽い。
50キロの亀の甲羅を修行後はずしたかのように
カラダが軽い。軽すぎる。
私はドクターに土下座をして感謝の意を表し
ホームランを打った長嶋茂雄が
スキップをしてホームインするかのように
ランランランと歩く喜びをかみしめた。
その後私は
権乃助後援会の方々から食べ物をわけてもらい
それを食べながらエネルギー補給をする。
走るということは
はっきり言ってメンドイ。
“マラソン”と聞いて一番に思い浮かぶワードは
“しんどい”とか“辛い”とかだと思う。
だが
そのしんどさや辛さを耐え抜くと
非常に心地よい気分になる。
月並みかもしれないが
人生もそうなのかもしれない。
しんどさや辛さの先にあるもの。
それが幸せというものなのかもしれない。
マラソン大会を走り終えるたびに
またひとつ勉強する私であった。
くそ、マラソン大会め!
筋肉痛ファック!
汗臭いファック!
でも俺は来年も参加するぜ!
は汁Ⅱ
~前回までのあらすじ~
第30回ひろしま国際平和マラソンに出場するため
コカコーラウェスト広島スタジアムへ向かった私。
本文中ではアメブロの容量の関係で
触れられていないのだが
権乃助氏はなんと
広島スタジアムへの道のりを完全に間違え
なぜか広島港へと移動してしまったらしい。
なんとか公共交通機関を駆使して
エントリーの締め切りギリギリに現地到着。
寸前のところで棄権してしまうところだった
すっとこどっこいな権乃助氏であった。
いうわけで
私は開会式に出席する。
といってもおエラ方による
“本日は実に天候に恵まれ~”という
聞きたくもない挨拶など誰も聞き耳を持たず
皆もくもくとストレッチや調整にハゲんでいた。
かくいう私も
足の筋を伸ばしたり
腰の筋を伸ばしたり
鼻の筋をのばしたりしていたので
厳密に言うと出席したとはとても言えない。
開会式が終わり
人々は番号順にスタート地点へと移動する。
私はというと
14029番という実にキリの悪い番号であり
且つ最後の方であるので
当分呼ばれることはない。
なので私は
ここぞとばかりと天然芝の上に寝転がり
ストレッチに見せかけて睡眠をとる。
日常生活においてなかなか天然芝と触れ合うことは
はっきり言ってあまりないので
ある意味では貴重でR。
天然芝は実にフカフカしており
いうなれば
ボーズ頭の毛が少し伸びたくらいのヘアーに近い手触り感。
私は青い空(人名ではない)を見つめながら
迫り来る決戦の時間まで惰眠をむさぼる。
…む。
遠くで私の番号を呼ばれた気がする。
私はムクムクと起き上がり
実にリラックスした気持ちでスタート地点へ移動。
ほ。
目の前に今大会のカープ選手がいる。
マニアの私は知っている選手なのであるが
周りの方々にとっては“あれ誰?コスプレ?”という感じ。
彼に群がる方はマネージャーくらいなもので
“カープの選手だから”という理由で近づく家族連れのほかには
彼に近づく人はいなかった。
ぜひ大成してもらい
この周りのギャラリーを見返すくらいの
大選手になってもらいたいものでR。
スタート地点についた。
当たり前だが
道路上がコースとなっているので
どこか不思議な気持ちに浸る私。
時間にして11:30。
普段なら
歩行者信号が青信号になっていないと歩けない道路であり
確実にひき殺されてもおかしくないシチュエーションでR。
そんな交通量の多い道路が
ある意味では貸切となっており
且つ
人の波で道路を封鎖しているようにも見えるので
一瞬“これはデモ行進なのか?”と勘ぐってしまう。
このコースを走るのは3回目であるが
毎年毎年この光景には驚かされるので
キョロキョロと辺りを見回していると
いつのまにかスターターがピストルを構えていた。
ち、ちょ、ちょっと、とと、
パーン。
ピストルの大きな音がこだまする。
私は体制を崩しながらも
よいしょよいしょと走り始めた。
続きはwebで。
くそ、ランナーめ!
息が荒いファック!
とにかく息が荒いファック!
なぜかときめくぜ!
は汁
11/3(祝) AM7:05。
私は駅にいた。
決戦の地である
コカコーラウェスト広島スタジアムに行くために。
そう。
この日は前々からも述べていた通り
上記の地にて
“第30回ひろしま国際平和マラソン”なる大会が
盛大に行われるからだ。
はっきり言って
私はマラソンフェチでもないし
ジョガーでもないし
ましてやビジョガーでもない。
だが
私がひょんなことからこのマラソン大会に参加して
今年で早や3年目。
もはや自分の中で恒例行事となっている。
私は
・純白のトレーニングウェア
・頭に手ぬぐい
・ナイキのシューズ という
自分の中ではランニング用のコスチュームのつもりなのだが
どっから見てもガテン系とか
その筋のおっさんにしか見えないという衣装で
電車へと乗り込んだ。
電車でゆらゆら帝国のごとく揺れながら
私はいろいろと考える。
私は基本的に慎重派なので
脳の中で今日の対応マニュアルを練っていた。
例を挙げるとするならば
・腰痛が再発して動けなくなったらどうするのか
→大会スタッフに報告し、棄権。
その後、大会スタッフとデキる。
・途中電車が脱線して遅刻したらどうするのか
→何とかして車内から脱出し、タクシーで現地まで移動。
その後、タクシーの運ちゃんとデキる。
・マラソン後はどうするのか
→会場内をうろつき、ビジョガーを探しあてる。
夜はしっぽりビジョガーとデキる。
…という
実用性があるのかないのかよくわからないマニュアルを
自分の中で練り上げる。
電車→市電→バスと乗り継ぎ
私は現地に到着。
現地はまさに人でいっぱい。
H2Oは想い出がいっぱい。
それもそのはず。
この日は私も含め
約12,000人もの人が参加していた。
12,000人プラス
その家族や友人たちがその場所に集っているわけなので
スタジアムには約2万人はいたと思われる。
やはりマラソン大会とはいえ一種のフェスティバルなので
着ぐるみを着た方や
顔面ペイントを施した方、
野朗なのにメイド服、というコスプレイヤーたちも目立つ。
昨年は私もトモダチマスクをかぶって走ったのであるが
今年はさすがに私自身に余裕がなく
素顔で勝負することに相成った。
AM9:50。
開会式が始まった。
続きはwebで。
くそ、スタジアムめ!
人多いファック!
まさに人だらけファック!
見ろ、人がゴミのようだ!
よう、ポカハマズさんじゃないか
明日はとうとう決戦の日。
第30回ひろしま国際平和マラソンの日だ。
30回という節目を迎えるこの大会。
私はというと最悪なコンディションでR。
こう綴ると体調面かと勘ぐってしまいそうだが
実は体調面ではない。
確かに体調面も
最近朝晩が冷え込むのでイマイチではあるが
問題はそちらではない。
私の脳でR。
今日は病院の受信日なので
いつものごとくホイホイと病院に出かけた私。
病院内にて診察券を取り出そうと
カバンの中をまさぐると…あれ?
サイフがない!
あれ、俺落としたっけ?
いや、違う!
昨日は休日だったから
サイフを違うカバンに入れてたんだ!
私はそのまま帰って財布を取りに行こうと思ったのだが
この病院は予約制なので
サイフを取りに家に帰る間に予約時間が過ぎてしまい
トレーナーに迷惑をかけてしまう。
なので
私は受付のチャンネーに
“後で必ず帰ってきますから、治療受けさせてください!”と
土下座外交を敢行。
“しょうがない、今回だけですよ!”
ややタカビーなものいいではあるが
そのときの私にとっては神の啓示ばりにありがたかった。
“謝謝(シェイシェイ)!”
私は全力少年のごとく頭を下げ、治療を受けることに成功した。
そして治療を受けたあと
私は脱兎のごとき早さで家に帰り
サイフをもって病院に戻り
これまた得意の平謝りで事なきを得た。
物語はそれで終わらなかった。
仕事を終えた私は
いつものように鼻歌交じりで原付ちゃんにまたがり
家路に着いた。
原付ちゃんを駐輪場に停めて
さて帰るべとカバンを探すのだが…
あれ?
カバンがない!
…あぁっ!職場にカバン忘れた!
そう思いついた私はすぐに職場へと戻り
ぽつねんと置いてあったカバンを手に取る。
シチュエーションとしては
学校にランドセルを忘れてしまった小学生みたいなものだ。
まるで生き別れた兄弟のように
私はカバンを小脇に抱えて
今度こそ本当に家路についた。
そのほかにも
入浴して下着をはこうとしたのだが
用意するのを忘れていてノーパンで過ごすハメになったり
メシを食おうとしてハシを忘れたり
今日一日どうも物忘れが
とみにとみにヒドかった。
ひそかに私が心配しているのは
明日のマラソンで
私が貴重品を忘れたりしないかでR。
広島駅でサイフを忘れたりとか
広島スタジアムで過去を忘れたりとかしそうで
非常に怖い。
しかし
今日一日だけでかなりアルツハイマー度が進行している。
基本的に
私はムダに記憶力がいいことだけが取り柄であったのだが
はっきり言って自信がなくなってしまった。
ミョウガをたべたわけでもないのに
ここまで無意識のうちに忘れっぽくなっているのは
老化のせいなのか
それとも過労のせいなのかはよくわからない。
とにかく
私は忘れ物を極力しないように
明日は常に持ち物を肌身離さず持っておこうと思う。
くそ、脳め!
無意識ファック!
天然ボケファック!
自分でも超恥ずかしい!
お前、中はしっとり外はサクサクだな
久々に
この土日はお仕事だった。
やはり普段休んでいるときにお仕事をするのは
なんとなく疲れが倍満クラス。
思考回路がショート寸前、
今すぐ会いたいよ系になる。
そんな
精神がアハ状態兼破綻状態になっている中
日曜日の夜
私は夜の街へと出かけた。
そう。
今すぐ会いたいと思う人はいないが
人に会いに行ったのだ。
その人とは
残念ながら異性ではなく同性であり
3ヶ月ぶりに会う高校時代の友人たちであった。
その数7人。
私を入れて8人。
8人が勢ぞろいすると
まさに“おっさん勢ぞろい”という感じであり
間違ってもホスト的な香りなど一切なく
香りがするとしたら加齢臭くらいなものでR。
そして
私を除く7人が7人
食事中のため帽子を脱いだ私の頭髪に視線が殺到し
“お前、もう末期だな”という
実にステキなコメントをいただいた。
20:30から始まった飲み会、というか同窓会は
主にY談、
というかすべてY談という実に異様な雰囲気の中
我々はエロ話に花を咲かせる。
そのトークの一例を出すとすると
“俺、こないだ性病になってさぁ。クラミジアったよ”
“つうか自慰行為は義務だろ”
“トト神・クフ神・オナ神。エジプトにいそうだぜ”
という
どうにもフォローしようのない会話がエンドレス状態。
私よりもドギツイ会話、というか
エロ専門用語がバンバン飛び交う始末。
挙句の果てには
女性店員に“女体盛り”やら
“ラブジュース”などを注文する輩が続出。
まさに厨二病の塊みたいな会話だらけであった。
私はというと
どうしても女性店員の目などを気にしてしまい
エロ話のしすぎで
途中で店から締め出されてしまうのではないかと思い
友人たちに自己規制するように訴えるのだが
アルコールが入った彼らには焼け石に水であった。
ただ
みんなエロトークをしているときだけは
あの頃と同じく瞳が輝いていた。
そういえば8人中
家庭を持っている輩+来年以降ゴールインする輩が
なんと5人もいた。
30半ばにして
チョンガーは私を含め3人。
その中の2人はほぼ毎週のように合コン三昧。
それにくらべて私ときたら
婚活もするわけでもなくテキトーに生きている。
まぁ
“人は人、私は私”というスタンスで生きているし
今年の場合は腰の負傷もあいまって
そこまで積極的ではない。
言い訳といえば言い訳であり
負け惜しみといえば負け惜しみであるが
焦ったところで雲行きが晴れていくわけでもない。
ただ
私にはない既婚者からあふれ出るオーラが
少しうらやましくも思えた夜のひとコマであった。
くそ、友人どもめ!
とにかくエロ話多すぎファック!
トシ考えろファック!
…って、俺もだ!































