厚生労働省が運営する職業能力評価基準ポータルサイトでは様々な職業の能力評価を標準可視化している。どうぞ皆様もご自身の職業または関連のある職業の資料を覗いて見てはどうだろう?わたしは現在の職種からフィットネス関連のページを開きシートをダウンロードしてみた。感想は厚労省あっぱれだった。もし、このシートを研修期間に活用していれば上司との間に意識や認知の乖離も今ほど多くなかっただろうと思った。水道工事業、給排水衛生設備工事業が含まれていないのは残念だが実に多くの職業の評価基準が完成していることに感心した。ところが今日の本題はこれではない。わたしは企業のための戦略的障害者雇用を推し進める計画だがその目線は福祉ではなくキャリアコンサルタント的アプローチになる。そこでわたしはキャリアコンサルタントの第一人者木村周先生の公演を聞きに10月に東京は中野サンプラザに向かった。その際東京の友人に障害者の就労支援事業準備のため東京へ行くと伝えると「近くに障害者施設を運営する事業所がある、そこの副園長と会うか」との提案を貰った。わたしは二つ返事でアテンドして貰った。その際にわたしはいつもの癖で熱く自分の思いを伝えた。わたしはセミナーに向かうため足早に副園長の施設を跡にした。それから2ヶ月後ついこの間12月10日だった。例の友人が副園長がこの記事を是非藤田さんに見てもらってくれとラインで新聞記事の写メを送ってきた。その記事では重度の身障者にPCを使った在宅就業を含め多くの仕事の機会を提供する神戸のプロップステーションの理事長が紹介されていた。わたしは神戸ということもありすぐ会うための行動を取った。 

 よく本気の行動を取ると予期せね幸運やまるで偶然のうような軌跡のような出会いがあるという。その記事は毎日新聞だったがわたしは読む機会はなかった。わたしがこの事業について直接語った方はまだ10数人だ。それも東京の方がその記事を紹介してくださり

実は1月11日にアポイントまで取れたのだ。なんとこの方は衆議院厚生労働委員会に参考人として招かれるほどこの業界ではレジェンドである。そんな方と直接会える機会が東京の一度あっただけの方からだったことに驚いていると先述の職業能力評価基準ポータルサイトを覗いている際、わたしのもってこいのセミナーの案内があった。この事業の根幹をなすキャリアマトリックス制作の鍵となりそうな内容なのだ。また東京か?無理かなあと思っているとなんと大阪でも開催される。しかも日程は1月11日そうレジェンドと会える日だ。わたしは日曜月曜が休みのため本来火曜から土曜までは予定は入れられない。ところが今回は別だレジェンドに会えるのだ仕事は二の次になった。そうしてこのセミナー案内だ。せっかくの休みなのだ。これだけ有意義に使えればバチも当たるまい。とにかくがむしゃらに行動していれば思いもしない偶然やプレゼントがあるのだなあと実感した一日となった。

今日は失業保険についてお話しします。かなりレアなケースなので該当する方は非常に少ないと思いますが悔しさ1000%なので案内しておきます。

その前に簡単に自己紹介。順調に水道工事の会社を経営していた5年前の春、脳出血を発症しその影響で左半身が動かなくなり片手片足の生活が始まった。それでも会社は継続できるだろうと思い仕事を続けていましたが、以前のように自信を持って「僕に任せてください」と言えない自分を嫌気し次第に事業再開の熱意は衰えて行きました。自宅でじっとしているのにも耐えられず一人大阪に拠点を移した。(「しかも西成のドヤだ。)ハローワークを訪ねた私に紹介されたのがA型事業所だ。そこを約2年通い晴れて一般就労にこぎつけてた。ところがここでの契約は週20時間以内のアルバイト契約(ここが重要、週20時間以内の就労且つ求職活動を継続していれば失業保険は適用され給付対象となる。)しかもわたしのような障害者手帳を持ち45歳以上となると給付期間は360日。悪くない。ところが就職の際フルタイムを希望していたため失業保険はノーマークだった。だから離職票ももらわず、勿論失業認定もせず6ヶ月経過。現在わたしは新規事業運営の勉強のため職業訓練校に入校する準備もしている。どういった訓練がどういう職務や企業に直結するのか身をもって学習するためだ。その入校予定は4月10日。わたしの給付制限の解ける日は4月11日、その入校からも雇用保険から訓練給付金が給付されるのだがそれまでの期間失業保険を貰えなかったのは私にとっては非常に大きな問題だったのだ。行きたい場所があっても交通費を考えて諦めるような日があったし数百円の計算をしながら食費を考える毎日だったからだ。もしこの間失業給付を得ていればもう少し余裕を持った生活が出来たと思うと悔しい気持ちで一杯だ。

 しかし今度入校予定の職業訓練では障害者の援護措置により失業給付より多くの給付がある。勉強し、新たに簿記資格やPC検定も取得できる訓練校にお金をもらいながら通えるなんて、なんて素晴らしいんだ雇用保険。

 私が悔しがったのはA型を退職した際すぐ失業認定を手続きしていれば訓練校入校までのアルバイト期間にここまで苦労する必要もなかった、というところなのです。福祉の勉強や傷病手当、年金等を調べていると行政の制度は本当に良く考えられ良いものが多いことに気づくことが少なくない。しかし個人の状況は人様々なのでその人に何が必要なのかをアテンドすることは簡単ではない。これからわたしは更に多くの制度や法律に触れていくだろう。それらを良く理解し、出会った方に適切なアドバイスができるよう尽力したい

 

 

私の目指す職業紹介事業は求職者が求人企業を選ぶそれではなく

求人企業が自らの組織に必要なスキルを持つ人材をオファーするスタイルを考えている

そのために必要となるのがオリジナルツール”キャリアマトリックス”だ。

 

当初は個人の側の経験値を可視化させることを想定したが、求人側の無数にある職務の情報を集めその職務に必要なスキルやタスクを分類分けしてそのスキル、タスクに照準を合わせその要素に見合う経験値を評価できるツールを制作することにした。企業の求める人材に合う個人を紹介していくスタイルだ。一足飛びには完成しないだろう。しかし企業の職務に真剣且つ丁寧に接しそれを蓄積することで他の多くの職務にも適応するツールを開発する覚悟だ。

 私の考える障害者雇用は戦力となり、企業の生産性を向上させ利益を享受し最終的には障害を持つチャレンジドの方が自分の夢を持ち実現させる環境作りだ。そのための第一歩、職務のミスマッチだけはどうしても避けたいところだ。

障害者雇用とは企業に課せられた社会的責任としての負担となる制度なのだろうか?

 

わたしは今から二年前ハローワークの紹介により障害者就労継続支援A型事業所に通い始めた。そこでは雇用契約を結び1日4時間半最低賃金を保証され働くことができた。それまでクレジットカードをすり減らし不安定な生活を営んでいたが、賃金は少なくても安定収入を得ることで生活設計が出来た。そんな生活を続けているうちにもう少し給料が貰えるよう一般企業の仕事に就きたいとの思いが強くなった。そこでわたしは求人サイトや転職サイトに片っ端から登録し、ハローワークにも再度登録して足蹴に通った。書類選考のある企業は門戸が狭いので面接スタートの企業を選んだ。転職サイトからのオファーで面接したこともあった。ハローワーク経由でも幾度か面接して頂いた。私的にはどれも手応え十分採用通知を待ち望んだ。ところが結果は全て見送り。そんな時、何かアプローチを変えようと障害者就労・生活支援センターに連絡を取った。そこでは心強いアドバイスを沢山頂き、担当者も好意的で効果が期待できた。その数カ月後、私に紹介された就業先はとても相性のいいと言えるものではなく手足の不自由な私に待っていたのはスポーツセンターでの受付の仕事だった。フルタイムの勤務を希望したわたしはシフト制のアルバイトで一日5時間程度の勤務だった。座ってPCの前でならある程度障害をカバーしながら業務に取り掛かれるが受付ではそうは行かない。普段は座っていてもお客様を迎えるときは当然立って対応する。そこでもお客様の要望にクイックに反応するため立ったまま片手での業務には負担が重かった。フルタイムを希望しているわたしは相性の悪い配置先で勤務時間も30分増えただけでは披露が蓄積された。

 

そこからわたしは障害者雇用について勉強を始めた。まずは障害者の志向や持ち合わせるスキルに合わせた相性の良い職場の提供、わたしが障害者当人だからどうしても障害者からの目線で事業計画が始まる。ところが、障害者雇用を実施するのは企業である。その企業に利点がなければ需要はない。コンプライアンスだけでは形だけの制度になり双方の負担となるのは至極当然ではないだろうか。

 わたしはそれから障害者雇用の利点を探った。行政の担当部署、各支援機関、民間で取り組む支援企業様々なところに直接出向く或いは質問状を送り多くのヒントを頂いた。

 

障害者雇用の利点

 

1.  補助金を利用した高コストパフォーマンス

3年間最大240万円の特別求職者雇用開発助成金法定雇用超過人数分月額27.000円の法定雇用調整金の支給 

就労してから不安定な3年間においてこの金額は大きな魅力と言えないだろうか?ちなみに私は特別身体障害者に当てはまるため私を雇用した企業は年収180万円で契約したとしても実際のコストは半分以下である。配置先さえ間違わずある程度業務可能なら決して悪い話ではない。

 

 

2.  積極的合理的配慮による生産性向上

現場の細かな配慮(こうしたらいい、このほうが楽、早い)が手間を省き生産性向上

障害者雇用を実施する企業は障害者が障害を意識せず業務が行えるよう合理的配慮が義務付けられる

 

 

3.  合理的配慮の浸透によるチーム力強化

皆様は電車の中で困っていそうな方になかなか声をかけられずとうとう席を譲れなかったというご経験はございませんか?でも毎日のように「こうしてあげれば、もっとやりやすいんじゃない」「このほうが楽にできるかも」と相手の立場になり配慮していると電車の中だけではなく、お客様や取引先、上司や同僚、後輩まで自然と配慮できる自分が想像できないでしょうか?障害を持つ方の場合、何を不自由に感じ何を改善してあげればいいかをイメージしやすいのではないでしょうか?〈例〉車椅子の場合ドア型の扉は不便だろうとか机の周りは広いほうが良いだろうとか?そんな場合、チームで影響が出ない範囲でドアは開放しておこうとか〇〇さんのデスクは端っこにしてあげよう等、議論も活性化し、企画や会議においても自発的にアイデアが出やすいそんなチームが想像できませんか?そんな活力があり、気配りの行き届いたチームの企画サービスにとても魅力を感じるのは私だけでしょうか?

 

こうした隠された障害者雇用の大きな利点を皆様もどうぞ充分ご享受ください。

この他にも紹介しきれない多くの障害者所用の好事例がたくさんの企業や支援機関から寄せられています。ぜひあなたの組織にも積極的、戦略的障害者雇用を実践しましょう。

 

よく障害者を表す際パラ〇〇とか、チャレンジとかいう言葉を目にする。あまり心地良い響きではなかったが、ある記事をきっかけに”チャレンジド”という言葉の意味を知った。

 Challenged(チャレンジド)というのは「障がいを持つ人」を表す新しい米語「the challenged (挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」を語源とし、障がいをマイナスとのみ捉えるのでなく、障がいを持つゆえに体験する様々な事象を自分自身のため、あるいは社会のためポジティブに生かして行こう、という想い

 から使われているらしい。なんて良い言葉だろう。怠け者で先送り主義の私には大変ありがたく勇気を与えてくれる言葉である。

 わたしは一様に前向きに捉える主義だ。例えば”本人にとって超えられないハードルは目の前に現れない”と聞くと俺の目の前に立ちふさがる困難は「神様が俺を英雄かどうかを試しているんだ」と捉える。ある意味気の毒な男だ。チャレンジドの記事を目にした時、「そうかやはり俺は選ばれた人間だったんだ」と自身の状況を肯定した。

 

やりたがりで飽き性のわたしがブログを始めるのは実にこれで5回めだ。最初は水道工事の会社を経営し始めた頃、自社サイト内で始めた。

 

次は225先物取引を始めた頃トレードについて書いていた。そして次は比較的長く続いた西宮水道工事時代でのアメブロだ。そして脳出血発症前に数ヶ月だけしか続かなかった本音で書く日記のようなもの、これに関しては発信の意図は全くなかったので思いつくことを赤裸々に綴った。頭を整理するにはいいが、全世界につながるインターネットを使う意味はなかっただろう。そして今回のブログの目的だが、事業の発信と私個人の思いや感じたことをインターネット上で整理することにより藤田 勉という人間を発信していこうという試みである。従って、内容は事業に関することに限らず、日々の経験や感じたことを発信していきたいと思う。