わたしが今度チャレンジドのための職業紹介事業を始めるきっかけになったのはズバリ自分の体験だった。
A型に二年間通った私は小予算で暮らす術を得た。そうなるともう少しと欲が出るのが人だ。8万円ベースで生きる私にとって1万円は大金、あと2万円あれば交通費も使えるし食費にもゆとりが出来る。一般就労を渇望した。障害者就業・生活支援センターのNさんも並行して私の就業先を探してくれているようだ。そんなある日2社ほど面接受け入れの企業があるとの知らせを頂いた。就ポツ(障害者就業・生活支援センターの呼称)へ問い合わせる企業ならかなり前向きだろうと2つの内比較的通勤の楽な一社を選び見学の申し入れをした。そこでの見学も無事終了し、互いの意思も確認した上で研修期間に入った。わたしは当然フルタイムの勤務だと疑わなかった。4日間の研修が終わった
あと再度意思確認、面接という流れだった。ところが研修最終日実施されるふりかえりが店長の都合で行われなかった。不安だ。その後研修を実施した配置先では業務が見当たらず手持ち無沙汰となることが予想されるため別の配置先での再研修をとN氏に連絡があった。店長もなんとか私に仕事を与えようとしてくれていたのだ。ちょうどゴールデンウイークを挟むように2度めの研修が始まった。2度めの研修も卒なくこなしたかに思えた。ところが今回も最終日の振り返りはなく改めて席を設けるとのことで私の通うA型I社でふりかえりが行われた。その際、わたしは「こんな不安定な気持ちは受け入れがたい、採用、不採用をはっきり伝えてほしい」との旨を伝えた。店長は前向きに考え採用前提で行動している」と語ってくれたが私からすれば煮え切らない。そんな中初出勤日が決まり、その日に面接が行われた。そこで初めて事業所がシフト制であること、フルタイム勤務は難しい事を知った。わたしは転職の理由がフルタイムで働きたいからだったことを伝えた。N氏とのやり取りの中にもそのような話はあったと思っていたしそこは疑っていなかった。しかし事業所のスタッフの8割はアルバイト。店長側にフルタイムで契約することがほとんど視野になかった事も頷ける。しかしここで引き下がるわけには行かないので話が違うと食い下がった。そこで店長がある提案をくださった。まず2週間、5時間更に2週後6時間、7時間、8時間と伸ばしていこう。これなら2月かからず8時間勤務である。
お願いしますと受け入れた。しかしこのはなしは私と店長との口約束。シフトを決める方には伝わっていなかったようで2週間後に与えられたシフトは5時間のままだった。まーいろいろあったが、一番受け入れ難いのは私の身体に適した配置先ではなかったことだろう。わたしはいつの間にか業務が負担となっていた。あれだけ渇望した一般就労、何でも出来ると思っていた強い気持ち。どこに行ったのだろう。弱気な気持ちが私を支配し始めた。
1月くらい経った
そんな時、昔良く読んでいた本を読み返す機会があった。そこから少し前向きな気持を取り戻しつつあったわたしは、
この経験は大きい
実際、わたしはチャレンジドの方の就労継続が簡単でないことを聞いていたのでその一端を見た気がした。これを生かし他のチャレンジドの就労に活かせないかと強く感じた。その時わたしが持ち始めた強い気持ちが後推しし、起業を強く意識し始めた。
簡単にまとめるはずがカットすることがむすがしい場面が多く長文になってしまい申し訳ございません。m(_ _)m
実は続きもあるのでまたの機会によろしくデス。
まだあるんかい!