調べても、そんなに良い解析モデルは出てこない現実

１）適合格子（直交性良好な格子）
２）領域分割格子（材料や属性が部位別に区分けされた格子）
３）アセンブリ

著名なソフト絡みで上記を満たす、良質解析モデルは、調査しても殆ど出てこない現実があります
高額＆著名ソフトは特に　全て満たすメッシュが出来て欲しい気がしますが
同じ物性の単一域だったり、雑なテトラだったり、アセンブリでやっと見つけても
境界乱雑化して設計にて利用するにはリスク大！問題あり！　そんなのばかりいう実態

１）の適合格子＝　不要＆邪道思う解析技術者が大多数思いますが
アセンブリ解析で、応力集中起こる境界部のメッシュ品質維持で　必須いうケースは多いです



雑なモデルは沢山出てきます　磁性体や空気などの複合域を雑にメッシュ化＝磁場解析で定番ですが…
磁場　伝熱　陽解法計算　一部の構造解析など
雑なモデルで、十分ＯＫな分野もあります　
「そんな分野だけやっておけいい」　恵まれた人はそれで良いかも知れません


雑なモデルで失敗は大変多い現実があります
ＣＡＥに関わると、ソフトウェアの機能上、
アセンブリや領域分割格子を作れない駄目技術者になりがちな罠があります
（本人は一流技術者気分だったりしますが）

そもそも　区分けや境界設定できないメッシュ氾濫で、よく見ると条件設定が簡単事例に偏在…　
色々誤魔化しある点を、無視か気付いてないか…　『益々素晴らしいＣＡＥ』
なんて煽る馬鹿に騙されませぬように

勉強コツコツ 故に失敗道を行きがちな現実 （前職での教訓）

社風次第ですが設計部門は、まぁ勉強なんて　せんケースが多いです
　だから効率が良い！！！　効率はOutput/Input　勉強はインプット
理論駆使するより、手先使ってガリガリやる方が成果が出る　
試作できる分野はそんなもの　エース設計者は、数学物理苦手だったりします
いくら説明しても解析結果に納得しない　エース設計者にありがちです　

勉強は大事だが　もっと大事な事を見落とすと大変、実はそうなりがちな罠があります
勉強が役立つには条件揃う必要があり、それが揃ってない（気合的）現場は沢山あります
特にＣＡＥは、ある条件で、現実と合致性高い理論・手法が、
少し条件違うと合わない使えない　色々厄介点あり




世間見ますと、多くの超一流技術者や秀才が関わっていながら…
非常用発電機は、（津波で使えなくなる）地下にあった
東海地震が警告され、阪神・東北はノーマークだった
財務省も政治家も秀才多い、が、国家予算は真っ赤ボロボロ
変な事は沢山あります　もっと勉強していれば良かったのか？


私の前職は　勉学派は　成果出せず終了＆研究所も廃止　散々でありました
ここらは、会社次第・分野次第・背景情勢次第でもありますが　
技術者粛清が大手で行なわれたり、罠に十分注意

コツコツ業務 それをどう消滅させるか！ ＣＡＥで道開けるいう甘い妄想に注意！

仕事を徹底的に削減させ効率化　しかしアウトプット水準は引上げる それが可能なのが、ＩＴ術
高収益企業の方が、そんな仕掛けに熱心な気がします



ＣＡＥは　厄介な点があります

１）パッケージに頼る　＝オペレーション
２）（定量）評価技術　＝クリエイティブな仕事でない (設計業務でない場合)

諸設定の大半は　人（専任社員）がやるべき事なの？　対価払う価値あるの？　疑義が生じます
計算を行う　派遣業もあります
「正社員が実施するよりも安く」　なんてビジネスになりがち＆景気にも左右され易い。


自動計算などの仕掛け仕組み作りの方が、価値も満足度も高い思いますが…
そこまでせず　オペレータに終始してまう技術者が多い　悲しき現実。
相談受けた場合、ＣＡＥは厳しいのでなるべく設計業務行うよう、私は勧めています