長崎イベントのことを書こうと思っていたのですが
どんなに素晴しかったかを書いてくださる方はほかにたくさんいらっしゃると思うので
私に起きていたことを先にシェアさせてください。
いつもこのブログに書いている
亡くなった父の再婚相手（義母）が
先週亡くなりました。
昨年から具合が悪くていつお迎えが来てもおかしくないと言われつつ1ヶ月半もちました。
伴侶も亡くなり、
子供もいなくて
兄弟も高齢で
施設にたまに面会にいくのも私くらい。
本当にさみしい老後でしたが
特別養護老人ホームの方が
最後までそれはそれは良くしてくださって
苦しむこともなく眠るように息をひきとったそうです。
延命治療はしない「看取り」をお願いしておりました。
この人のことは最後まで好きにはなれませんでしたし
亡くなってさみしい、
悲しいも正直ありませんが
とても多くのことを学ぶことが出来ました。
好き嫌いを超えて
すべての人は自分の為に必要だから存在してくれている。
そのことを体験を通して腑に落とせました。
すべての予定が収まるところに収まり、
今は存在してくれてありがとう、
という感謝しかありません。
亡くなるだいぶ前からですが
本当にありがたくて涙が出るんです。
戸籍上はこの人とは赤の他人になるので
行政上の手続きは難しいことも多く
もしもの時は、親族に当たる兄弟の方でいろいろやってもらわないと困るな～と思っていました。
入り婿だった父は母と離婚して籍を抜いて
その後すぐ実母は亡くなって
祖母と暮らしていたのですが
父は祖母も嫌いだったので
私とは中途半端な距離の人となりました。
私もさみしいし、頼る人もいなかったので
父が再婚したあとも
いつでもおいで、という父の言葉に甘えていましたが
義母にはずいぶんひどいことを言われていましたし、
理不尽なこともありました。
遺産はあげない、自分たちの老後のことは自分たちでなんとかするから、相続放棄してくれと３０年前からいつも言ってました。
それでも孫の顔を見ると嬉しそうなので時々顔を見せていました。（お年玉もプレゼントもくれないですけれど）
さみしさってすごく人を弱くしますね。
私も長いこと依存してたし、ケチだし、被害者でした。
私がこういう潜在意識や宇宙の法則をしってから
少しずつですが
逆に頼られるようになってきて
父を看取り
残った義母を「情け」だけで世話をしてきました。
その時はそうするしかなかったんですが、
もしかしたら
違う選択もあったのかな・・。
親族は高齢だ、忙しい、遠いなどで実質動けるのは私だけでした。
出来る範囲でやってるつもりが
負担がどんどん大きくなり
ついに昨年11月末
これ以上はできない、ということを一人の兄弟に伝えたところ
「あんたがやるのが当たり前
」
と話も聞いてもらえず
電話を切られるというびっくりな事態に陥りました。
このとき初めて「成年後見制度」を利用しよう、と思ったのです。
今まで、手続きがめんどくさそう
お金がかかりそう、と勝手に決めつけて調べもしてなかったのですが、
施設に相談して法律家の方とお話をすると
とんとん拍子に話が進みました。
私がやる義務は全くないことや
親戚の人が申し立てをすることで
その人も予想外の負担を避けることができるとのこと。
内容証明で手紙を書いて、親族から成年後見人のかたに直接連絡を取ってもらうことにしまいた。
そこで親族の方も初めて
うちの複雑な事情や
自分たちだけが相続人であることを知ったようなのです。
義母の弟からお詫びともとれる電話がありましたが
私からすると
怒ってくれてくれてありがとう
電話をガチャ切りしてくれてありがとう
なんですね。
そこまでされないと、「いい人やって認めてもらおう」とおもっていた私は、余計なことをして
物事を複雑化させていたことにきづかなかったのです。
それでも義母は年内持たないかも・・
申し立てが間に合わないかも・・
という状況でした。
仕事の予定やお味噌作り、長崎イベントもあるので
予定が立たないな～
と不謹慎ながらそれが一番心配でした。
明日にでも・・と言われたときもあったのに
年末には小康状態でした。
長崎イベントは、もうすべて終わっているからいけるかな、なんて思ってたけど、それもどうなるか・・。
そして年明け、私は謎の体調不良で寝たり起きたりで
施設にお見舞いにも行けなくなってしまったので
これは宇宙に任せておけってことだとあきらめて休むことにしました。
体調が悪いときに、ふとお金を払ってお願いしたいと思ったんです。
本業のセッションももちろんよかったし
気にかけてくれて、話をしてくれたことでたくさんの気づきが雪崩のように押し寄せました。
まゆみさんに「お味噌作り、心から楽しんでください」と言われた時に
ああ、私このところ心から楽しめることがなかったなぁ、
仕事も遊びも、体調が悪かったこともあり心のどこかで
義務のようになっていました。
大好きな人なら何をおいても、仕事をキャンセルしても
最期のそのときまでそばにいてあげたい・・
それが自分の幸せなのかもしれない。
感謝や愛の波動です。
私は義母に対してどうしてもそう思えない。
同じようなことをしても被害者の波動になってしまうんです。
タロットでも罪悪感はいらないと言うカードが出ていましたので
もう十分やったと自分に楽しむことを許可することにしました。
そう思った翌日未明に亡くなったのです。
お味噌作りの朝に連絡があり、
成年後見人の方が葬儀場も手配してくださり
施設にお迎えがくるのでいらっしゃいますか？
と聞かれました。
前々日に施設で義母と会って
たくさんの感謝を伝えることが出来たので
私はお味噌作りの会を楽しむことにしました。
葬儀場に行けば会えますし
施設には後日お礼にいけますから。
それもこれも私が体調を崩していて
松尾えいこさんに講座を代わってもらったから
生きてるうちに逢いにいくことが出来たからなんです。
その経緯はこちらの記事に書いてあります。
もちろんえいこさんには講座代をお支払いしたのですが
これももしかしたら義母からえいこさんへの
間接的なお礼ではないかと思うんです。
えいこさんは、私が義母の認知症のことをこのブログに書いたときに、（この記事）
「この考え方すごいね！たくさんの人に伝えたいから引き寄せ講座しましょうよ」と提案してくれて
2015年～2016年にかけて何回か講座をしました。
そのとき参加してくれた方がお味噌作りに来てくれたり
前述のまゆみさんもそうなんです。
その方々に、2年経ってお会いするとみなさん前よりもずっと幸せそうなのです。
もちろん、私の講座だけじゃなくていろいろな方の影響とご自身のもっている力ですが
少なからず義母の存在と
ブログに書いた私と
世に送り出してくれたえいこさんも役に立っているのではと思います。
義母は
18歳で結婚してすぐ夫に先立たれ
自分の子供も早くに亡くなり
再婚した夫にも先立たれ
大切にしてきたはずの兄弟にも疎遠にされ
最後に親切に世話してくれたのは
赤の他人の施設のスタッフさんだけ・・・。
考えただけでもさみしい人生だな～と思うのですが
この人がケチで意地悪な人として
私の前に登場してくれてたことで
結構たくさんの人の人生に役立っています。
父も義母も私なんかより
自分の兄弟や甥姪をとっても大事にしてたんですね。
なのに葬儀には誰も来ないのです。
義母の弟一人だけ。
いつも元気な父の妹も
「あの人の葬式にはどうしても行く気になれないの・・。」と言うんです。
嫌われてたのかな～、哀れだと言う見方もできますが
みんな自由でいいな、とも思えました。
父は「俺の葬式には花輪が並ぶ、たくさんの参列者が来る」と生前豪語していたけど、実際は親族とご近所だけ。
（昔みたいに家で葬儀しなから花輪もあまり見かけないです）
それでもずいぶんたくさん来てくれたけど、残された義母の為に来てくれた親族もたくさんいました。
義母には残された人がいないんだからそりゃ来ないですよ。
私だってめんどくさくて放棄したんだから。
でもまんざらさみしくもないんですよ。
施設のスタッフさんがとても素晴しくて
いつも見守って
手当してくれて
きれいにしてもらえて
わがままも聞いてもらえて
優しい言葉をかけてもらえる。
家族や親戚だからってここまで出来るかな？
成年後見人のかたも何でもテキパキと動いてくださいます。
こういう仕事はロボットにはとって変われません。
時代が求めているんだと思いました。
子供がいるから面倒見てもらえて幸せな老後とは限りません。
少子高齢社会では昔の家族制度だけではもう行き詰まります。
お味噌作りの会をやってみて
家族を超えたコミュニティが求めてられているんだな～と実感しています。
義母は家族は残せませんでしたが
自分の命を最期の最期まで使いきってくれました。
1０月末 実家が売却できて、そのときはまだ元気でしっかりしてて、この先10年以上施設で暮らせるお金も手にはいったのに
こんなに早く亡くなってケチ返上ですね。
そのあと急に具合が悪くなって
私が親族に世話を押しつけられて
私が「やりたくない」ことはやらないことに決めたら
やらなくて済む方法（成年後見制度）が見つかって
実際に後見人が決まってから1週間後に
誰にも迷惑をかけずに穏やかに亡くなりました。
私も予定は何一つ変更することなく
急速に体調が回復しました。
これは義母の世界で起きてるのはなくて
私の世界で起きてることなのです。
私が少しずつ自分を信頼して
宇宙を信頼して
どんな人もいてくれるだけて素晴しい、
と言うことに気づいていったから
今こういう現実になっています。
引き寄せの法則、宇宙の法則も
遠隔身体調整もタロットも
本当にここにたどり着くために私には必要でした。
わかりやすく書くことが出来なくてもどかしいのですが、
どんな人も自分の為に必要だからいる。
どんな自分も誰かの役に立っている。
これを本当に生きていったら自分の周りは大好きな人でいっぱいになると思うんですね。
長崎イベントはシンクロもたくさんあって
海外に進出するきっかけもいただいてます。
また次回かきます。
読んでいただきありがとうございました。
少しでも伝わったら義母の魂も喜びます。
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