不妊症の整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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不妊症の整体治療
① Mさんの病歴・・・
結婚4年目の患者Mさんは、この4年間ずっと不妊治療をされていましたが、結果は出ませんでした。鍼灸、整体、漢方なども含めて色々な不妊治療を試されてきて、人工授精を六度もされていました。このままでは「いよいよ顕微授精なのかな」とまで考えているそうです。
 
 
 
② Mさんの診察
・子宮筋腫が一つだけあるそうです(位置と大きさは不明)。
・MRIによる検査にて、右下腹部と鼠径部、そして左右卵巣に子宮内膜症がある事が確認されています。特に左右の卵巣の周囲がぶ厚く肥厚して白く濃く写っていたそうです。
・月経周期は24-27日で、月経期間は5日だそうです。
・排卵痛が右下腹部を中心に広く生じる事が多く、また排卵日には下痢が生じるそうです。
・排卵後から次の月経開始まで、立ちくらみが生じやすいそうです。不正出血はないそうです。
・月経痛も右下腹部を中心に強く生じるそうです。月経血は1-2日目がやや多いそうです。また、月経の少し前から上腹部痛が生じるそうです。
・基礎体温は低温相と高温相がハッキリとしているそうですが、高温相が8日と、やや短めだそうです。
・血液検査ではやや貧血気味以外の異常所見は特にないそうです。
・排便は1-2日に一度あるそうです。
・腹部聴診上、血管雑音やハム音は確認できませんでした。グル音は正常範囲で聴取出来ました。
・腹部触診上、平坦軟で皮下脂肪は少なめでした。左右の肋骨弓下から恥骨両端までの縦のライン(臍の左右6-7cm)に著明な緊張と圧痛がありました。左右、特に左側の下腹部にアーモンド大の腫瘤(硬-平滑)がありました。肝脾腫は確認できませんでした。
・頚部、および左右鼠径リンパ節の腫脹はありませんでした。
 
 
 
③ 治療目標と整体治療
 
  ⑴ 子宮-卵巣-卵管動脈の血流を改善し、子宮-卵巣-卵管の予備力を回復-向上する(☚特に卵管上皮の線毛運動を促進させ卵子移動を助ける)
   ⑵ 卵巣周囲にまとわりついている子宮内膜組織を除去し、排卵しやすい様にする

・消化管平滑筋テクニック
・子宮-卵巣-卵管動静脈解放テクニック
・子宮底解放テクニック
・卵巣解放テクニック
・卵管解放テクニック
 
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・3回目来院時、下腹部(特に右側)のアーモンド大の腫瘤が軟らかくなっていました。

・4回目来院時、「二日前に排卵がありましたが、全然痛みがありませんでした。下痢もありませんでした。」とMさんは仰っていました。

・6回目来院時、「生理が始まって4日目ですが、1日目に少し痛みがあるくらいで、その後はほとんど痛みがありません」と仰っていました。

・7回目来院時、アーモンド大の腫瘤の再発も無く、卵巣-子宮動静脈の血流も回復していましたので、一応の初期治療を終了しました。以後は、子宮-卵巣-卵管の状況確認と予防的治療のために、月に一度排卵日数日前に来院する事をお願いしておきました。

・前回より一か月後の8回目来院時、「今回の排卵は、全く痛みも違和感もそして下痢もありませんでした。基礎体温も低温期と高温期が0.3度くらいでキッチリとありました。けど、生理が予定日に来なかったので妊娠検査薬で確認したら陰性でした。結局生理は1週間後に遅れてきました。今回は下腹部痛が少しきつかったです。ですから今回は久しぶりに鎮痛薬を服用しました。そのせいか生理は(いつもは5日ですが)1日で終わり、出血も少なかったです。左鼠径部の生理痛は軽減していました。この1か月で、生理時以外に不正出血はありませんでした。」と仰っていましたので、月経血が逆流しにくくなるように、卵管の線毛運動を促進する整体テクニックを中心に施術しました。

・その後Mさんより「運よく妊娠しました、ありがとうございました」との連絡があり、当院での治療を終了する事にしました。
 
 
 
 
⑤  今回の症例の概説、、、
・不妊の原因も多種多様有りますが、今回のMさんの症例で一番有力な不妊原因として「卵子の通過障害」が考えられます。その通過障害部位として考えられるのが以下の二つです。
❶卵巣…子宮内膜組織が卵巣周囲にまとわりついているので(☚MRI)、卵胞が破裂した際に卵子が飛び出しにくく腹腔に落ちてしまい(☚排卵痛の原因 & 排卵日の下痢の原因)、卵管まで到達しにくい
❷卵管…これはMRIでは確認が取れていませんが、しかしMさんは左右卵巣や複数の腹腔部位に異所性子宮内膜組織が確認されているので「卵管内にも子宮内膜組織があり通過障害が生じているのでは?!」
そこで、今回はその想定のもとに上記③「治療目標と整体治療」を考えました。
 
 

・上記❶については、4回目来院時にそれまで強い排卵痛があったものが、治療後はその排卵痛がゼロで下痢もなかったことから、この仮説の信憑性は高いと思われます。❷については、婦人科での内診または造影検査でないと確認は取りにくいと思いますが、もし運よく自然妊娠すれば、「治療により通りやすくなっていたのでは」と考えたくなります。

・ところで8回目来院時、「今までは月経周期が24日から27日と比較的短めでしたが、今回は高温期が1週間伸びて31日目に月経が来ましました」、とMさんは仰っていました。
Mさんは元々「基礎体温は正常で高温期が短い…」タイプでした。これは「黄体機能不全型」の頻発月経かもしれません。それが、今回は高温期が7日伸びて月経発来がいつもより1週間遅れた訳ですから、これは黄体機能が回復基調にある所見かも知れません。
 

・結果的に8診目の治療後に妊娠が確認されたわけですから、とりあえずは上記仮説と治療目標は概ね妥当であったのでは、と思います。
 
 
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