ホームページやブログのアクセス解析を見ると、色々な所からリンクが貼られている。

多いのが相談掲示板等で参照先としてリンクが張られているのだが、相談内容としては集団ストーカー系はメインサイトに多く、このブログは集団ストーカーから育児、引きこもり、被害妄想系の参照先としてのリンクが目立つ。

そうした掲示板の相談内容を見ていつも思う事がある。

「この人達は育児や教育の根本的な所を分かっているのだろうか?」
いや、その人達だけではなく、世界中の親達の中で本質的な所に気付いている人がどれだけいるのだろう?

大人の価値観や大人のモラルを子供に要求するから、世の中おかしな人が増えて行く。
今日も朝のニュースワイドで、全盲の人が足を蹴られたニュースや、コンビニで店員さん達を土下座させてネットにアップして捕まったニュースなど、人間性を疑うようなニュースが目に付く。

集団ストーカーの研究をして行くと、根本的な原因は乳幼児期にまで遡り出産からの成長過程に端を発している事が分かって来る。
一言で言えば、どこかで親が育て方を間違えているのだが、何が間違いなのか?の良し悪しは分からなかった。
しかし、生物学的な成長を調べると面白い事が見えて来る。

成長の段階と人類の歴史はリンクしているのだ。

生まれたばかりの赤ちゃんは、人類に分化していない猿の状態で、母親との間で三項関係を築くようになって、初めて人類に分岐、その後家庭の中で育っている時は、家族単位で狩猟生活を送っていた時代に相当し、保育園や幼稚園に入る時点は、人類が農耕を始めて集落を形成して行った時期に相当する。
農耕を始めてから人類の戦争の歴史や文明の歴史が始まり現代に至るのだが、学校生活はその時代に相当する。

また、人類が猿の頃から持つ性質を、どの様に進化させ人間としての特徴を獲得していったのかを調べると、今の育児や教育は間違っているように思えてならない。

何が間違いなのかといえば、子供に人類の歴史を踏襲させようとせずに育てようとしてしまう所だと思う。

大人を今現在の日本人だとして、戦前の日本人を青年として考えて見る。
もし現在の日本人がタイムスリップして、過去の日本へ行き、戦争は負けるから戦争はしてはいけないと、どれだけ大声で叫んでも誰も耳を貸さないだろう。
それはまだ負ける経験をしていないからだ。

経験をしていなければ理解出来ない。

人間の脳や精神の発達は、たった一つの事か関連付けしながらバタフライエフェクトさながらに多方面へと広げて行く。

大人の感覚で「これ位の事」と軽んじてしまえば、現代人まで辿り着けないし、「そんな事よりこっちの方が大切」と必要な経験をさせずに育ててしまっても、現代人まで辿り着けない。

人間は母体の中で、魚や両生類の形を経て人間の形になって行くのだが、もし「両生類なんて無駄だ」と言って両生類の形を省こうとすれば、人間の形にはならないだろう。

親が子供の為にと思い、子供に良いという情報に惑わされてしまえば、現代人に至るプロセスを省いてしまう事にもなりかねず、そうなってしまえば「人間モドキ」を作ってしまう事になりかねない。

凡人教育のススメ」は成長と言うバタフライエフェクトの解説書的な意味でも書いている。

表紙絵はそうした風刺の意味を込めて作った。