【相性】どういう理由での縁か

相性を見る時に大事にしていることの一つに、「どういう理由で縁が生まれたのか」ということがあります。

親子にしても恋人にしても結婚相手にしても、その縁には多分理由があって、人為的に結べる縁なら尚のこと。

私は生きること自体にはあまり意味はないと思っているのですが、ただ縁に関してはそうではないのでは？と思っています。

特に結婚するほどの相手の場合は、相手の何が欲しくて、もしくは自分のどこを刺激してほしくて一緒になったのかとか、どういうところに惹かれて縁をつないだのかというのは星には如実に出るんですよね。

縁起が悪いと思われるかもしれませんが、離婚をするカップルのほとんどは、この欲しかった部分を取り終えたので離れる決断をすることが多い気がしています。例えば目指すものが同じ、とかだと、それは一生涯を通じて目指していくことなので離婚にはならないのですが、自立の星が刺激されていたりすると、自立するためのとっかかりを相手に求めていたり、もしくはそういう環境に追いやってくれる人を求めていたりすることが多いんですよね。あとは子供が欲しいとか、結婚した履歴が欲しいだけとか、まぁ理由はいろいろあるのですが。

そういうわけで、どういう理由で縁しているのかを見ると、ほかでいくら「離婚の星」と呼ばれるものがあったとしても離婚することはないだろうなと思うし(もちろん全カップル追跡調査をしているわけではないので分かりませんが)、逆にどんなに結婚当初はラブラブ(古)だったとしてもその後どうなるかは星を見るとある程度辿る軌跡が見えたりします。ので、「うーん…」と思うこともしばしば。でももちろん「あんた達そのうち別れまっせ」とは言わないですが。「こういう気持ちを保ってね」と言います。

それは、本人たちの努力次第でどうにでもなればこそ、占いは力を発揮するからです。せっかく希望を持って結婚しているのなら、その希望を打ち砕くのではなく、どこまでもその希望が実現できるようにアシストすべきでしょう。

なので、ネガティブな要素がある場合にはそれをどう対策すれば回避できるのかを星から導くのが占いです。

決して、占い師の持つ「一般論」で語って良いものではありません。「一般」ではなく「その人個人」が来ているのですから、その人に合わない一般論を言っても仕方ないのです。

逆に、離婚したくて仕方ない、子供なのに愛せない、という場合にも同じように「どういう理由でそれでも一緒にいるのか」を見出します。そうすることによって、相手に対する気持ちが少し落ち着く場合があるからです。それでもどうにもならなかったり、その「理由」はもう解消した、もしくは達成したという場合は、次のステップに進むための時期を探っていきます。

こうしたことは第三者の目線からの話を聞くことによって新しい視点が得られる場合があります。

星は「誰か」ではなく自分と、自分が縁している相手の代弁者ですので、その翻訳をしてくれる人に話を聞いてみてください。

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