ナツメさん!ありがとうございまっす!
コチラも誕生日のイタダキモノですw
今回は、ナツメさんからは初の小説を頂いてしまいましたっ!
ナツメさんの描かれるイラストも然ることながら、小説もすごく好きなんでめがっさ嬉しかったです(´∀`)
しかも、まさかの人選・・・っと。
ココから先は見てのお楽しみでw←ウザ
久々にnoahが乃亜になって登場しますw
ではでは、早速どぞー!
「全蔵~、配達の分焼けたよ~」
トイレに声をかけながら、焼き上がったピザを配達用ボックスに入れる。
ほんの少しの間のあとイテテテテと声が聞こえ、お尻をおさえながら全蔵が出てきた。
「これがモッツァでこっちがタラモ。あとコーラもね。それから・・・」
ピザが入った袋数個を目の前に積み上げると、苦虫を噛み潰したような顔になる。
「・・・お前さぁ、仮にも目も前に痛がってる人間がいるんだからよ、少しは優しい言葉のひとつでもかけるとかないわけ。」
「だって痔でしょ?いつもじゃん。てかなんかそろそろ聞き飽きたし。」
「ちょ・・・聞き飽きたとか言うなお前。こっちは毎日毎日痛かろうが痛み飽きることなんざないんだからな、むしろ痛みは増すばかりなんだよ。とんでもねー爆弾抱えながら日々生きてんだよこっちは。いつでも危険と隣り合わせなんだよ。」
ハイハイ、と配達先を書いた紙を差し出すと、はー、とため息をつき「行ってくる」と背を向けた。
「いってらっしゃ~い」
全蔵は後ろ手でヒラヒラさせると、風のように駆け出して行った。
全蔵が配達に出たあと、持ち帰りのお客さんが続いて私1人の店内は大忙しになった。
やっとお客さんが途切れ、時計を見上げればもうすぐ閉店時間の11時。
もう少しだ、と気合を入れ直す。
そもそも、今日は休みのはずだった。
今日は私の誕生日。
この間の電話で辰馬が予定を開けておいてくれと言っていた。
でも他のバイトの子が体調を崩してしまい、どうしても断り切れずに自分が代わりに出ることに。
それを伝えようと辰馬に電話をかけたが繋がらず、仕事中に何度も携帯電話を確かめたけど辰馬からの連絡は未だないままだ。
不安な気持ちが思わず、はあ、とため息になって出た。
と、ポケットに入れていた携帯がブーンブーンと震えだす。
もしかして、と濡れた手もロクに拭かず携帯を開くとそこには『辰馬』の文字。
「おー!乃亜!ワシじゃ~!なかなか電話できんですまんのぅ!」
通話ボタンを押すと、こっちがもしもしと言う前に辰馬の声が響いてきた。
辰馬の声に、否応なしに胸が高なる。
何時になりそう?と聞きかけた私を遮るように、辰馬が口を開いた。
「実はのう、今日のことなんじゃが・・・」
電話を切った後、しばらく携帯電話を見つめる。
"どうしても抜けられん仕事が入ってしまってのう"
すまない、と何度も謝る辰馬に、わかってるから気にしないで、と笑顔で答えて切った。
いつも忙しい辰馬。
約束をしていてもキャンセルになることは多い。
仕方ないことだとわかってるし、それを責めるつもりもない。
・・・・だけど。
今日ぐらい、とつい思ってしまう自分は我儘だろうか。
ため息をつきそうになったところに、全蔵が帰って来た。
「遅くなっちまって悪いな。この後用事あるんだろ、速攻で終わらすぞ。」
その言葉にズキリと胸が痛んだ。
全蔵には辰馬に会うことを話してたことを思い出す。
「・・・急がなくてもいいよ。会わないことになったから。」
「あ?・・・今日誕生日じゃねーのか。」
「・・・うん。そうなんだけど・・・どうしても仕事が抜けられなかったみたいなんだよね。まぁ忙しい人だから仕方ないっていうか」
なんでもない風に振る舞うと、全蔵は「そうか」とだけ言った。
―――・・・・・ぃ
―・・・ぉぃ
「おい、家着いたぞ。どこまで歩いて行く気だ。」
ハッと顔を上げるとそこには私の家・・・を通り過ぎようとしているところだった。
あれから仕事を終えた私たちは店を後にした。
家はすぐ近くだけど、遅番の時はいつも全蔵が家まで送ってくれる。
が、店から家までの道のりを歩いた記憶がなく、それだけ辰馬のことばかり考えていたことに気付く。
「あれ?もう着いたんだ?なんかボーッとしてたみたい、ごめんごめん。」
あはは、とごまかし笑いをすると、全蔵が顔をしかめた。
「・・・ったく、我慢ばっかしてんじゃねーよ。」
「!」
突如体がふわりと浮いて視界が変わった。
なんと全蔵に抱えられて、俗に言うお姫様だっこをされている。
「ちょ、ええ!?」
行くぞ。と聞こえた途端、全蔵は私を抱えたまま夜空に向かって跳ねた。
塀を蹴り屋根を駆け、飛ぶように建物を渡って行く。
「ちょっと!?全蔵どこに行ってんの!?ひゃ!た、高・・・!怖っ!」
「舌噛むぞ。黙ってつかまってろ」
慌てて口を閉じ全蔵の首に回した腕に力を入れると、「良い子だ」と全蔵の口角が上がった。
宙を舞い風を切り裂くように走り続ける事十数分。
とあるビルに忍び込み、階段を掛け上がる。
着いたぞ、と降ろされたのはかぶき町で一番高いビルの屋上。
「・・・ね、なんでここに?」
「上、見てみろ。」
言われるがまま上を見上がると、そこには満天の星空。
高いビルの上から見ているせいか、いつもよりも夜空が近く感じる。
「わ・・・すごい・・・!」
「お前の彼氏とやらはこの空のどっかにいるんだろ。」
あ・・・そういうことか。
私を元気づけるために、辰馬に少しでも近いこの場所へ連れて来てくれたんだ・・・
全蔵の優しさに熱くなる胸。
「ありがとう、全蔵・・・」
「・・・別に、例を言われるようなこたァしてねーよ。」
全蔵の口元がニヤリと上がる。
「俺はただ・・・そいつに宣戦布告しに来ただけだ。」
「え・・・」
その言葉の意味を理解するより早く、全蔵に引き寄せられその腕に抱き締められる。
「今まではお前が幸せならと身を引いてたが・・・
よりによっててめぇの女の誕生日にあんな辛ェ顔させる奴なんざにお前はやれねェ。」
いつもとは違う全蔵の低く"男"を帯びた声に、思わずゾクリとする。
「俺ならちゃん側で祝ってやれる。あんな、見てる方が辛ェやせ我慢なんざさせねェ。」
呼吸が苦しいのはさらに強く抱きしめられたからなのか、自分の胸の鼓動のせいなのか解らない。
「・・ぜ、ぜんぞ・・・」
「乃亜、誕生日おめでとう」
好きだ、と耳元で囁かれた後、全蔵の唇が近いてきた。
ぜぜぜ・・・全蔵だとー!!!!!ヽ((◎д◎ ))ゝ
ちょ、ナツメさんほんっと勘弁してくださいよー。
ジャンプでしばらく全蔵のターンが続いて、自分の中の全蔵愛に火が付き始めていた時に、油を注ぐとか・・・もう自分燃え尽きそうなんですが!←勝手にどうぞ
しかも、バイト仲間ってシチュが新鮮すぎてwww
こういうのもアリだなって思っちゃいましたw
「ちょ・・・聞き飽きたとか~」って台詞が、めがっさ全蔵らしいですよねwww
そして、聞き飽きたと言ってしまってる乃亜が自分らしくて噴きましたwww
意外にも、全蔵といい雰囲気・・・と言う訳ではなく。
まさかの辰馬と付き合ってるってところに非常に興奮した訳なのですが。
会えなくなってしまった状況に本気で落ち込んでいたら(←)、全蔵が家まで送ってくれているってところに本気でニヤニヤしちゃいましたwww
「・・・ったく、我慢ばっかしてんじゃねーよ。」に、すっかり尻子玉を抜かれてしまった自分は、もうただの屍と化しています。←
つーか、宣戦布告とかやめてwww
これ以上、自分の脳内を支配しないでwww
辰馬と京次郎を占めていた割合が、ちょっとずつ全蔵の方に流れていくよwww
ナツメさんの優しいお心遣いで、
>ちなみにラストでチューしたかどうかはnoahさん自身に想像してもらえたらなと思ったので、あえてはっきり書きませんでした。
>あのまま甘い一夜を過ごすのもよし、はったおして尻を蹴りあげるもよしw
とのことだったんですが・・・すいません。
普通に、この全蔵を拒むことは出来ませんでした☆←
ナツメさんは、いつも自分の一手先を攻めてくださってるような気がしますwww
自分の脳内を見透かされてる気分ですよ、ほんとwww
忙しい中、時間を割いてくださってほんとにありがとうございましたっ!
しばらく全蔵に対しての穴がゆるっゆるになりそうですwww←穴とか言うな
そんなナツメさんのブログはコチラ
【銀魂の××はじめました。 】↑この素敵小説の記事に飛びます
過去のイタダキモノ
第1弾 | ||
第2弾 | ||
第3弾 | ||
第4弾 | ||
第5弾 | ||
第6弾 | ||
第7弾 | ||
第8弾 | ||
第9弾 | ||
第10弾 | ||
第11弾 | ||
第12弾 | ||
第13弾 | ||
第14弾 | ||
第15弾 | ||
第16弾 | ||
第17弾 | ||
第18弾 | ||
第19弾 | ||
第20弾 | ||
第21弾 | ||
第22弾 | ||
第23弾 | ||
第24弾 | ||
第25弾 | ||
第26弾 | ||
第27弾 | ||
第28弾 | ||
第29弾 | ||
第30弾 | ||
第31弾 | ||
第32弾 | ||
第33弾 | ||
第34弾 | ||
第35弾 | ||
第36弾 | ||
第37弾 | ||
第38弾 | ||
第39弾 | ||
第40弾 | ||
第41弾 | ||
第42弾 | ||
第43弾 | ||
第44弾 | ||
第45弾 | ||
第46弾 | ||
第47弾 |