コタさん!ありがとうございまっす!
コチラも誕生日のイタダキモノでございますw
今回のコタさんには、まんまとしてやられましたねw
まさかのまさかでサプライズでしたものw←
きっと皆さんも騙されることと思いますw
では、早速どぞー!
きぼうとよてい
真夜中、玄関の扉がどんどんと音を立てたのでひどく驚いた。
そろそろ眠れる、とウトウトとし始めていたところだったので、余計に驚いた。体中が飛び跳ねる感じ。驚き過ぎて涙が出そうになった。どんどんと、扉はまだ強く叩かれている。近所迷惑になる、というよりもそうする犯人はなんとなく思い当たるので、はやく出なければと思った。
急いで起きて少しだけ髪を指で梳く。玄関の鍵を外して開いたら、思ったとおり、そこには。
「・・・・・・・どうしたんですか、京次郎さん」
いつも真夜中に突然やってくる、京次郎さんが立っていた。
「そんなことより、早ぅ中に入れてくれんか」
「え、あ、すいません」
いつも真夜中に突然、てぶらでやってくる。うちには、気付いたらいつの間にか京次郎さんの着替えとか食器とかいろんなものが揃えられているからだ。けれど、今日に限って、そうじゃなかった。
「・・・・・・・・・・・・・」
「なんじゃ、その目は。ワシの顔になんか変なもんでも付いとるか」
「いや、そんな訳じゃ」
そんな訳ではない。訳ではないのだけれど、いつもてぶらの人が、こんなにも荷物を抱えていたら、嫌でも気になってしまうと思う。だから本当に見ていたのは、京次郎さんの荷物の方だ。たまたま顔をあげた時に、目が合っただけで。
「・・・・・・・分からんでのぅ」
「え?」
布団の上に荷物を置いて、その横に京次郎さんが座り込む。手招きするので近寄ったら、そのまま、胡座を掻いた足の上に引きずり込まれてしまった。少しだけ暑かったけれど、回したままの扇風機のおかげもあって、嫌な暑さではない。
もともと、京次郎さんに抱き締められて、嫌な気分になんてならないのも、あるけれど。
「お前の気に入りそうなもんが思い浮かばんかったけぇ、いろんなもん買ってきた。こん中にお前の気に入りそうなもんがありゃあええんじゃが」
そう言いながら、京次郎さんは一番手前の小さな赤い袋を手に取った。ジャラジャラと音を立てるそれを開くと、きれいな色をしたビー玉がいっぱい入っている。渡されるままに受け取ると、今度はリボンのかかった箱を渡された。それから、京次郎さんは次々と中身を取り出していく。
リボンを外した袋の中には甘い香りのするお菓子、包まれただけの簪とか、ほお紅とか、鏡とか、小さなお人形さん。そうかと思えば急に新しい着物の帯が出てきたり。
「ど、どうしたんですかこんなに」
「どうしたもこうしたもないじゃろ」
「これ、全部、京次郎さんが買ったんですか?」
「ワシが買わんかったら意味がないけぇの」
京次郎さんは少しだけ、照れたように笑って見せた。じっと見上げていたら目が合って、困ったような表情を一瞬だけ浮かべて、それからすぐにいつもの眉間に皺のある顔になる。けれど、それもやっぱり少しだけ恥ずかしそうに、見えた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・見るな、こっちを」
「今、やっと、分かったんです」
最後に渡された箱の中に入っていた、くまのぬいぐるみ。その足の裏には今日の日付が刺繍されていて、それを見てやっと分かったのだ。
「まだ、聞いてないですよ」
「言ってないけぇの、まだワシが」
京次郎さんが私の腰を支えて、体勢を変えた。足の上にいることに変わりはないのだけれど、向き合うような姿勢で、京次郎さんは私をじっと見つめている。視線が外せなくなって、名前を呼ぼうとした瞬間に、塞がれてしまった。思わず身を捩るけれど逃げられるはずもなく、逃げる気もないけれど、中々解放してくれなくて困ってしまった。
「・・・・・・・お前が生まれてきて、お前に出会えて、良かった」
たんじょうびおめでとう、と少しだけ掠れた声が囁く。その度に触れる唇がくすぐったいようで、とても甘いような不思議な気持ちにさせた。
京次郎さんが私の名前を呼ぶ。確かめるような呼び方に、なんですかと言いながら首を傾げて見せた。
「朝、起きたらお前に聞いて欲しいことがある」
「今じゃ、だめなんですか」
「今はそんなことより、はやく、お前を」
言い切る前に再び、京次郎さんが唇を重ねてきた。何を言おうとしていたのかは、私も同じ気持ちだったので、聞かなくても分かる。着物を掴むと深くなり、何度も角度を変えて、その合間に京次郎さんは何度も私の名前を呼んだ。
「それが、ワシからの、最後のぷれぜんとじゃ」
「・・・・・え?」
「明日の朝、楽しみに、しとけ」
京次郎さんは楽しそうに口角を挙げる。明日の朝、と言いながら、朝まで離してくれそうにない。
ちゃんと起きられそうにないな、と思いながら私は、明日の朝の京次郎さんの言葉を想像してみたけれど、すぐに何も考えられなくなって、すぐに頭の中は京次郎さんでいっぱいに、なった。
そうちょうの ぷろぽーず(希望と予定)
・・・ね?ね?騙されたでしょ?
夜中にどんどんと扉を叩く人・・・
扉を開けるまで、その人が辰馬だと信じて疑わなかったんですよ、自分。
そしたらさー、開けてビックリだもの。
京次郎だもの。
・・・くそぅ。
サプライズはすごく嬉しいのに、コタさんだと思うと悔しい!←オイ
でも、ほんと嬉しくてニヤニヤしましたw
京次郎に浮気しといてよかったwww←
だってさだってさ?想像してみてくださいよ。
女の人がいっぱいのお店の中で、浮きまくってる京次郎の姿とか。
居心地が悪そうにしてる姿と、周りが近づけないくらい真剣なオーラを放ちながら物色してる姿を想像したら、一粒で何度もオイシイじゃないですか!(*´Д`)ハァハァ
そんで、そんなところを舎弟さんたちに見つかって、陰からコソコソと覗かれてたらいいじゃまいか!
皆にニヤニヤされてればいいじゃまいか!
・・・あー、もうダメだ。
萌え死にそうだ。
しかも、翌朝のことを考えると、何かもう体中の穴と言う穴からいろんなモノが噴出しそう!←汚
もうコレさ?
完璧に辰馬から自分のこと奪いにきてるよね?←違
奪い取る気満々だよね?←だから違
ものっそ美味しく召し上がりましたw
コタさん、ほんとにありがとうw
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