(続)№5 ぐねる音!大蛇ズ《ベニー・ウォレス(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ベニー・ウォレス」のレコード紹介です。音符

 

太郎飴 どこを切っても同じ演奏

「ぐね・ぐね」大がうねる・のたうつ

太く・ごつい音、繰返の下運動が

一句

“ ぐねる音 のたうつ大ズ 絞め殺し ”

①『コペンハーゲン・スーツ』(78)
《Copenhagen Suite/Chuck Marohnic/Bennie Wallace》
チャック・マローニク(p)、ベニー・ウォレス(ts)、

スティーヴ・ギルモア(b)、ビル・グッドウィン(ds)。

《Bennie Wallace Blog紹介》
①『The Free Will』(80)     ②『~ & Chick Corea』(82)

№1 「巧い・綺麗」に飽きたら           №2 チック・コリア(p)が前衛へ誘う

③『Big Jim's Tango』(82)   ④『Plays Monk』(81)
№3 吹奏楽部新入部員の演奏??       №4 T.モンクがテナーを吹いた?!


まるで太郎飴。
ウォレスはいつの時代も演奏が変わらない。
どこを切っても同じ顔の金太郎、まるで金太郎飴のような。

①~④より早い時期、初リーダ作(78年)の頃の演奏。
リーダはピアノのマローニクだが、ウォレス狙いで買った。
衛っぽさが買われて、ウォレスの起用に至ったか

 

「ぐね・ぐね」大がうねる、のたうつ。

太く・ごつい音が上下運動を繰り返す。
1音毎に音を失ったような歯けなフレーズ。

 一句

  “ ぐねる音 のたうつ大ズ 絞め殺し ”

 

階段を1つばしで昇り降り、駆け足で。
そんな音の羅列、力強さが堪らない。

 

音譜 「ぐね・ぐね」大がうねる、そんなウォレスのテナーをお楽しみください。