ご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「ベニー・ウォレス」のレコード紹介です。
セロニアス・モンクがテナーを吹く??
それも2倍、3倍のテンポで吹きまくる!
大蛇の如く凄まじい音がノタウチ・動き回る!
④『プレイズ・モンク』(81)
《Plays Monk/Bennie Wallace(ts)》
ベニー・ウオレス(ts)、ジミー・ネッパー(tb)、エディー・ゴメス(b)、ダニー・リッチモンド(ds)。
《Bennie Wallace Blog紹介》
①『The Free Will』(80)
②『~ & Chick Corea』(82)
№1 「巧い・綺麗」に飽きたら №2 チック・コリア(p)が前衛へ誘う
③『Big Jim's Tango』(82)
№3 吹奏楽部新入部員の演奏??
タイトルどおり全曲セロニアス・モンク(p)のテーマ。
ウオレスのフレーズは以前の紹介モノと変わらない。
フレーズはメロディーでは無い。
1音毎に音が上ったり、下ったり。
大蛇が激しくノタウチ回るように音が上下に動き回る。
まるで、モンクのピアノをテナーで表現したように。
ただ、モンクのように音数は少なく無い。
テンポを倍テン以上に速め、凄まじく動き回る。
一見、前衛ジャズにも聴こえるが、
リッチモンドのドラムがテナーに絡み付き躍動感を与える。
このアルバムでもピアノレス。
コード楽器の無いグループは不安定な音場。
ウオレスの全ての音が飛び跳ね、
一層不安定で緊張感のある音楽を創っている。
面白いのはネッパーのボントロ。
ウオレスのブチ切れフレーズの中で、安心感を与える。
ただ、スローな曲は間抜けで聴いてられない。
別な演奏ですが、吹き方は殆ど変わらない。映像でお楽しみ下さい。