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ジャズギター「バーニー・ケッセル」のレコード紹介です。
パワフル・ドラム、エルヴィンの登場!
ドラムのアクセントに翻弄するケッセル!
両者、スリッパ&下駄を履くチグハグ演奏!
一句
“ ちぐはぐと リズムに翻弄 ケッセルや ”
⑰『フィーリング・フリー』(69)
《Feeling Free/Barney Kessel》
バーニー・ケッセル(g)、ボビー・ハッチャーソン(vib)、チャック・ドマニコ(b)、
エルヴィン・ジョーンズ(ds)。
《YouTubeリンク:Feeling Free/Barney Kessel》
《Barney Kessel Blog紹介》
⑬『Workin' Out !』(61) ⑭『Contemporary Latin Rhythms!』(63)
№13「ヨレヨレ!一発本番勝負か?」 №14「アドリヴやってりゃ「ジャズ」?」
⑮『On Fire』(65) ⑯『Swinging Easy!』(68)
№15「ライヴで、On Fire!!」 №16「跳ねる鰤・鮪!に弦も跳び」
従来のケッセルと叉、変った。
タイトルは「~フリー」だがフリージャズ・前衛でもない。
モードに近くなったからか、ノレるメロディーではない。
エルヴィンの加入が原因か、ケッセルの変貌に大注目。
いつもどおり、パワフルなエルヴィン。
「タコ足8本乱れ打ち」を止め、シンバルレガートが基本。
スネアドラムのアクセントが素直で無いから刺激がある。
ケッセルがこのアクセントを活かせない・相性が合わない。
A#2 昔懐かしい「サウンド・オブ・サイレンス」。
ボサノヴァリズムだが、単純なノリではない。
ケッセルとエルヴィンのリズムがスリッパと下駄を履いたような・・・。
この「引っ掛かった」リズムがチグハグ雰囲気を出す。
ドラムのリズムに追いまくられ必死で弾きまくるケッセル。
一句
“ ちぐはぐと リズムに翻弄 ケッセルや ”
このパワードラムは、ギターとの力関係がアンバランス。
とても整った感はないが、次への展開に期待はできる。
(次の展開もなく・エルヴィンとの共演もないが・・・・)