№16 跳ねる鰤・鮪!に弦も跳び《バーニー・ケッセル(g)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

♪~♪ ご訪問ありがとうございます。

        ジャズギター「バーニー・ケッセル」のレコード紹介です。 ♪~♪

 

「鰤・鮪」(ぶり・まぐろ)がバチッ・バチッね回る
強靭なシングルノート&かき鳴らすコードの

エッジの効き&歯切れ・・より
キセントリックに!!

一句

   “ 鰤・鮪 ねる勢い 弦が跳び ”
⑯『スゥインギン・イージー!』(68)
《Swinging Easy!/Barney Kessel》
バーニー・ケッセル(g)、ケニー・ナッパー(b)、ジョン・マーシャル(ds)。
《YouTubeリンク:Swinging Easy ! /Barney Kessel》

《Barney Kessel Blog紹介》

⑫『Swingin' Party』(60)                    ⑬『Workin' Out !』(61)
№12「
パーティー!酒と肴で乗りに乗り」             №13「ヨレヨレ!一発本番勝負か?

⑭『Contemporary Latin Rhythms ! 』(63)  ⑮『On Fire』(65)
№14「
アドリヴやってりゃ「ジャズ」?」           №15「ライヴで、On Fire!!」 

 

このレコードのケッセルは随分とコードをかき鳴らす。
⑮『On Fire』(65)からこのギター・スタイルにはまったようだ。
一発「
~~ン」と音を引き上げ、小刻みなフレーズに、

そしてコードをき鳴らす。

ポール・ウィナーズより弾き方がより
キセントリックになった。
音にエッジを効かせ、歯切れ良く刻むシングルノート&コード。
アップテンポの曲では「鮪・鰤」が
チッ・バチッ跳ね回るように。

一句

     “ 鰤・鮪 跳ねるい 弦が跳び ”

 

録音された68年はウェス・モンゴメリー(g)が他界した年。と、思うからか、

クターヴ奏法を意識したフレーズが顔を覗かせる。  

 

相棒のドラムがい。

ケッセルをサポート出来るドラムではない。
珍しく4バースのドラムソロがあるが決め所になってない。
ここ
一発と思うが、ドラムが弱くて緊迫感が無い。

68年頃、強靭なドラマーは何ぼでも居るんだが。
大概のギタリストはドラムの効果に
着しないようで。