嵐の子育て奮闘記シリーズ
今日は娘が幼稚園の頃のお話です
生まれてからの数年は
度重なる入院と手術で
お友達と遊ぶことも
ほとんどありませんでした
2歳半になった時
勇気を振り絞って
プレ幼稚園に参加してみたところ
初めてのお友達ができました
ある日の幼稚園からの帰り道
いつもとっても元気な
お友達のNちゃんが
突然走り出し転んでしまいました
大丈夫かなと慌てる私の横で
じっとNちゃんを見つめるNちゃんママ
行ってあげなくて大丈夫なの?
と私が聞くと…
すぐに助けちゃうと
自分で起き上がれない子になっちゃうから
という答えが返ってきました
これはNちゃんのお婆ちゃんが
常々言っていた言葉だそうです
そしてNちゃんママは
自分で立ち上がったNちゃんを
優しく抱きしめました
私は…衝撃を受けていました
何せ私の母ときたら…
恥ずかしながら『超』がつく
過保護、いや過干渉?
転んでも見守るどころか
あらかじめ転ばないように
先の先まで見渡して
あらゆる障害物を
全力で取っ払うような人
まぁそれはそれで
ひとつの愛情のカタチかな?
とも思いますが
そんな母に育てられた私も
当然そんな風に
何でもやってあげるお母さん
になっていました
幼稚園に入ると
信じて待つという言葉を
何度も耳にするようになりました
そして・・・
やってあげることよりも
見守ることの方がはるかに難しい
とようやく気付く新米母
このまま何でもやってあげていたら
娘は一人で何もできない子になってしまう
という危機感も募ってきました
そこからの私は
手を出したくなるのをグッと堪えて…
娘が自分のペースでできるよう
見守ることを心がけました
『待つ』=ひたすら『忍耐』ですね
せっかちな私にとって
軌道修正は簡単ではありませんでした
待てなくてイライラして
結局手を出してしまったことは数知れず
それでも
日々の小さな積み重ねの力は偉大です
高校生になった娘は
朝の身支度、お弁当作り、家事全般…
一通りのことは何とか
自分でできるようになりました
あとできないのは整理整頓かなー
あの時…
大切なことを教えてくれたNちゃんママ
そしてたくさんの学ぶ機会を
与えてくれた幼稚園に
心からありがとうと伝えたいです
子どもに関わるすべての人に
読んで欲しい
子育てのバイブル
『待つ』ことが子育てにおいて
いかに重要かを教えてくれます
お読みいただきありがとうございました
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