嵐の子育て奮闘記シリーズ
今日は私が大好きな詩のお話です
私が大好き…と言っても
あまりにも有名なので
ご存知の方も多いと思いますが
金子みすゞさんの
嵐の幼稚園デビュー
娘にとってももちろん私にとっても
初めての集団生活となる幼稚園
そのデビューは一言で言うならば
ハチャメチャ
娘のハチャメチャぶりはこちらです
ルールを守るどころか理解すらできず
毎日大暴れの娘
同い年の他の子ども達との
あまりの違いに愕然としました
担任の先生の言葉に救われる
ちゃんとさせなくては!
みんなと同じ事ができるようにしなくては!
ひたすら思い詰めていたあの頃の私
毎日毎日叱っては泣き
もうボロボロになっていました
ある日のこと
苦しくて抱えきれなくなった思いを
泣きながら担任の先生に打ち明けました
毎日時間も労力も一切惜しむことなく
子どもたち一人一人と
真摯に向き合って下さっていた担任の先生
いつも一体何時に帰っているの
というぐらい多忙な毎日だったはず
それでも…
私が泣きながら吐き出す言葉を
優しく根気強く聴いて下さり
こんなにも温かい言葉をかけて下さいました
子どもは必ず良くなる力を持っています
そのペースはみんな違うけど
ウタちゃんのこと
ゆっくり信じて待ってあげましょう
そしてその翌日のこと
配られたクラスだよりに
載せられていました
当時はこの詩を知らなかった私…
読んだ瞬間
先生、私のために載せてくれたんだ
と勝手に思い込み…
泣きながら何度も何度も読み返しました
私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
できない娘と周りのお友達を比べては
落ち込んでばかりいた私…
でも先生はいつでも
娘のできていないところではなく
ステキなところを見つけては
満面の笑みで伝えて下さいました
そんな先生の言葉と
太陽のような笑顔に
どれだけ救われたことか
小学校に入ると
みんなちがって、みんないいは
どこ行ったーと叫びたくなるような
凸凹さんには厳しい現実を
つきつけられることも多く…
そして母親である私も
みんなちがって、みんないい
娘は娘
と心から思えるようになるまでには
長い時間がかかってしまいました
それでも…
集団生活のスタートだったあの時に
出会えたこの詩は
苦しくて心が折れそうになる度に
私の心の支えになってくれました
今でも読むたびに当時を思い出し
胸が熱くなる私の大好きな詩です
お読みいただきありがとうございました
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